【記録】自分の加害に気づいた2021年/差別とハラスメントをしていたのは自分

 2019年秋頃に目にした劇団地点と元劇団員A氏との係争をきっかけに、差別とハラスメントについて細々と情報収集をしてきました。その過程でまず、女性であるがゆえの自分の被害に気づき、2021年に入ってようやく自分の加害に目が向きました。被害を知った時よりもショックは大きく、2021年の年末ごろに床に突っ伏して、文字通り嗚咽するはめになりました(恥ずかし)。

 2021年8月頃から大事だと思ったツイート等を記録してきて、公開しないまま放置していたのですが、2023年12月にまとめ直して公開しました。2022年、2023年の私の発言も少しだけ転載していますが、公開の日付は2021年12月31日にしています。⇒2021年のまとめ

【2021年しのぶの観劇ベストテン(選出なし)】

 今も2020年2月末ごろから続くコロナ禍にあり、私の2021年の年間観劇本数は10本でした(昨年は46本)。舞台作品のライブ配信、アーカイブ配信は47本拝見しました。「観劇ベストテン」を選ぶのはやめます。メルマガは今も休止中です。
 ⇒【ご報告】「演劇と政治やコロナの記事は分けてほしい」へのお返事

 「CoRich舞台芸術アワード!」の第1位賞金は20万円!投票は1月7日(金)13時まで。下記連投ツイートに投稿方法などの説明あり。今からクチコミしてご参加を!

 MCがオーディションで選ばれた「CoRich舞台芸術!チャンネル(Youtube)」が毎週月曜日夜8時に配信されています。毎週拝見し、演劇が好きな人の素直な気持ち、言葉に(映像で)触れられて、元気をもらっています。

【意見/地点12】「表現者の権利と危機管理を考える会」発足/地点の元劇団員A氏の支援のため

 合同会社地点(以下、地点という)の元劇団員A氏を支援する「表現者の権利と危機管理を考える会」が発足しました(⇒前回投稿)。公式サイトには2017年からの経緯、A氏の思い等が掲載されており、裁判費用等の寄付や賛同人の募集も行っています(2021年6月付で地点がAさんを提訴)。

【提案/ハラスメント16】表現の現場調査団「表現の現場ジェンダーバランス調査中間報告会」/クラウドファンディング実施中

 【ハラスメント】カテゴリーの16番目です(⇒前回の投稿)。
 2021年3月24日に表現の現場調査団による「表現の現場ハラスメント白書2021」が公開されました(関連投稿⇒12)。同調査団は12月9日に「表現の現場ジェンダーバランス調査中間報告会」を行い、今後の調査とリーフレット作成のためのクラウドファンディングを実施中です。活動継続に感謝しています。

【提案/ハラスメント15】ハラスメント(=人権侵害)関連の法律、制度、対応策など

 【ハラスメント】カテゴリーの15番目です(⇒前回の投稿)。2021年夏ごろから集めてきた、ハラスメント(=人権侵害)への対応策などを転載します。

 国際労働機関(ILO)の「暴力およびハラスメント撤廃条約」が2021年6月25日に発効しましたが、日本政府は批准に消極的とのこと(2019年6月に採択、経団連は棄権)。ILOのガイ・ライダー事務局長は「批准国が増え、『ハラスメントは人権侵害』という認識が広がることが望ましい」と発言しています。

■カール・ポパー「寛容のパラドックス」「不寛容に不寛容であるということが必要」

 以下に主な事例の見出しを箇条書きで並べて、その下に関連ツイートを転載します。

・中小企業も2022年4月からパワハラ防止措置が義務化
・厚生労働省「ハラスメント対策の導入マニュアル(第4版)」
・東京都発行「使用者のための労働法」 
・文化庁が、フリーランスとの適切な契約書締結を公演主催者などに求めるガイドラインを年度内策定
・森崎めぐみ氏/労働者を保護する労災保険の「特別加入」に「芸能関係作業従事者」が加わった
・マイクロアグレッション/無意識の思い込み(アンコンシャス・バイアス)
・ハラスメントなど危険な現場を目撃した際の行動指針は4つのD
・DV加害夫の告白/DV加害者プログラム
・寝屋川市「いじめゼロ」新アプローチに大注目
・体罰・暴言の教諭、懲戒免職に
・「ストップいじめ!ナビ」
・ハラスメント禁止条約発効も、日本は批准への動き鈍く…経済界への配慮か/「ハラスメントは人権侵害」と認識を
・麻生太郎議員の暴言を「麻生節」などと言って看過してはいけない
・自衛隊をチェックする第三者的組織(軍事オンブズマン)がない
・書籍「スポーツの世界から暴力をなくす30の方法」