【提案/ハラスメント57】外部専門家の特別チームがジャニー喜多川氏の性加害を認定【映画界のmetoo運動(21)】

 【ハラスメント】カテゴリーの57番目です(⇒前回の投稿)。2022年末のまとめ投稿の下の方に、【ハラスメント】投稿の過去リンクを羅列してあります。

 映画業界の性暴力報道に関する情報の21個目(⇒1234567891011121314151617181920)で、ジャニー喜多川氏に関するまとめの続きです(⇒1234567)。

【会見】再発防止特別チーム 「性加害の事実認められた」ジャニーズ事務所社長の辞任求める

 恥ずかしながらパラフィリア症という疾患を初めて知りました。

・極めて卑劣「生殺与奪の権」を握る者からの性被害…実は社会にあふれている ジャニー氏の性加害で豊田真由子「広く目を向ける契機に」
https://maidonanews.jp/article/14997489
・「やや長い記事となりますが、全方位に触れていて、それも納得のいくご発言ばかりでした。パラフィリアは治療できます」
https://twitter.com/orcsi62723/status/1699452743109472597

■「再発防止特別チーム」記者会見(2023/08/29)

  
・【ライブ】ジャニーズ事務所 再発防止特別チームが会見 ジュリー社長の辞任を提言(2023年8月29日)
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/687585?display=1

・【2023年8月29日公表】ジャニーズ事務所:外部専門家による再発防止特別チームに関する調査結果について
https://www.johnny-associates.co.jp/news/info-711/
 外部専門家による再発防止特別チーム(林眞琴、飛鳥井望、齋藤梓)
・ジャニーズ事務所が設置した外部専門家による再発防止特別チームの調査報告書「概要版」全文
https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202308290000521.html
・ジャニーズ事務所「調査報告書」概要版全文 ジュリー社長に「辞任」求める
https://www.tokyo-np.co.jp/article/273412

■性被害問題当事者の会

 
・【2023年7月24日 】「ジャニー氏批判ふざけるな」と怒った元Jrが性被害告白に踏み切った理由 「もはや事務所だけの問題ではない」
https://www.tokyo-np.co.jp/article/265063/3
 石丸志門しもんさん(55)「離婚し自殺決意も 30歳年下の告発会見で全てが変わった」
 「生きていても仕方ない。周りに迷惑をかけるだけ」。7年半前と4年前、自ら命を絶とうとした。14年連れ添った妻とも離婚。なぜ鬱が回復しないのか、分からなかったが、元Jr.のカウアン・オカモトさん(27)の告発会見を見て全てが変わった」

・届かなかった声がようやく かつてジャニーズ事務所に被害訴えた男性
https://digital.asahi.com/articles/ASR8T7RL8R88UTIL019.html
 「過去に2回、事務所などに被害を訴えたが、門前払いにされたというイズミさん(56)」
 「過去2回被害を訴えたあのときに、きちんと対応してもらえていたら、こんな活動はしていない」

“性被害を認めて謝罪を” ジャニーズ問題 当事者の訴え
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230829/k10014177461000.html
 当事者の会:2人が今月から新たにメンバーに加わりました
 大島幸広さん(38)、長渡康二さん(40)
・石丸志門氏:再発防止特別チームは性加害を認定しました
http://nomihs1.livedoor.blog/archives/52108073.html
 「藤島ジュリー景子社長が「人前に出られる状態でない」という理由で出席を拒むならそれを許すわけにはいきません」

・200回以上、ジャニー氏から性被害…「受け入れれば仕事がもらえる」 元Jr.大島幸広さんの告白
https://www.tokyo-np.co.jp/article/274303
・喜多川氏は会った当日に即、合宿所に連れ込み性加害。その後200回以上。港区のホテルでもハワイでも。大島幸広氏の話を聞くと、タレント発掘より児童への性加害が目的だったとしか思えない。数百人はいる児童の被害者。こんな経営者が築いた事務所はどう考えてもおかしい
https://twitter.com/yuko_shibata_/status/1698463085390889091

■再発防止チーム会見直後の反応

 

・小保方智也氏:外部チームによるジャニーズ事務所内で起きた性加害の認定を歓迎します。次に大切なのは被害者救済措置を迅速に進める事。再発防止を含めた今後の同事務所の対応に期待します。問題をスルーしてきたとされるメディアや芸能界の今後の行動も注視しています。
https://twitter.com/TomObokata/status/1696480897397039344

・「24時間テレビ」募金額を激減させたのは超無神経な「ジャニーズ祭り」と「スキャンダル隠し」演出
https://www.asagei.com/277447
 「日本テレビの毎夏恒例チャリティー特番「24時間テレビ」終了後の募金額は、昨年を1億円も下回る2億2223万8290円だった。2019年の6億円と比較すると、およそ3分の1にまで大きく落ち込んだ」
 テレビ関係者「日本テレビと同グループの読売新聞社は、1960年代から『ジャニー喜多川の性加害を知りながら、今までジャニーズ事務所の帯番組を作ってきたのか』という疑念とともに、吐き気がする思いでしたね」
 「ジャニーズ事務所の性加害問題と所属タレントの性被害訴えを60年近く封じてきた自社の報道姿勢に向き合うべき」

・テレビ各局はジャニーズを出禁にしないと今度は自社が他社から出禁にされる。特に海外の取引先。
https://twitter.com/valuefp/status/1696472478758195680
・辞任したとしても…株式は100%ジュリー氏が保有
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2023/08/30/kiji/20230830s00041000118000c.html
・【詳報】ジャニー氏性加害 特別調査委の報告書ポイント「少年に対する性加害は紛れもない事実」
https://www.fnn.jp/articles/-/578257

・原田隆之筑波大学教授:ジャニー喜多川氏「性嗜好異常」の特徴と犯罪性/「パラフィリア症」と呼ばれる疾患で治療が必要だった
https://toyokeizai.net/articles/-/698162
 「もし早期に犯罪行為が認定され、パラフィリアの診断がなされていたならば、処罰に加えて適切な治療を行うことで、さらなる被害は防げたのではないだろうか。この意味においても、ジャニーズ事務所や社会の無関心、放置の責任はきわめて大きいと言わざるをえない」

・ジャニーズ性加害問題でテレビ各局コメント 特別チームの提言受けて
https://digital.asahi.com/articles/ASR8Z5DVCR8ZUCVL00H.html
 NHK、日本テレビ、テレビ朝日、TBS、テレビ東京、フジテレビ

・ジャニーズ起用に大企業が懸念 今後の契約方針は回答ゼロ
https://nordot.app/1070596944317006797?c=39550187727945729
 「7、8月に実施した各業界を代表する主要114社景気アンケートで、ジャニーズ問題に関連した質問を設けた」
 「今後のCM契約の是非は「方針は未定」が24社。契約を「行う」と「行わない」の選択肢を用意したが、いずれも選んだ企業はゼロで、様子見姿勢が際立つ。三井不動産は「現時点では起用する予定はない」とした。」

・【2023年9月4日 12:33 】フジテレビ ジャニーズ巡るキャスティングに「出演に関してはこれまで通り」タレントには問題ないとの見解
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2023/09/04/kiji/20230904s00041000339000c.html
 編成制作局長の立松嗣章氏「真摯に受け止めなければならない。性加害は許されない。弊社としても対応したい」「タイムテーブルに関しては、所属しているタレントに問題があったわけではないので、出演に関してはこれまで通りキャスティングしている」
・「ジャニー氏が20歳頃~80歳半ばまでの間、少年に対し性加害」と認定 外部専門家チームの踏み込んだ内容にジャーナリストも被害者も驚き

・【ポリタスTV 8/31】ジャーナリストの浜田敬子さん松谷創一郎さんと検証

・「ジャニー氏が20歳頃~80歳半ばまでの間、少年に対し性加害」と認定 外部専門家チームの踏み込んだ内容にジャーナリストも被害者も驚き
https://www.fnn.jp/articles/-/578801

■提言

 
・最所義一弁護士:ジャニーズ所属タレントを出演させることの問題点
https://minatokokusai.jp/blog/15403/
 「当然のことですが、所属タレントには、何らの責任はありません。では、責任がないから、そのまま出演させ続けてよいのか、これは、全く別の問題です。」
 「今、テレビ局が表明すべきは、再発防止特別チームの提言を受け、提言が誠実に実行されるまでの間、ジャニーズ事務所の所属タレントは、一切、出演させない(その意味では、取引を行わない)、所属タレントの方々は、速やかに他事務所へ移籍していただきたい、移籍していただければ、これまでどおり、出演をお願いする、と明言すべきです。」

・ジャニーズ事務所、「消滅」のシナリオ コンプラの専門家が描く「敗戦処理」案
https://www.bengo4.com/c_18/n_16447/
 企業会計やコンプライアンスが専門の八田進二・青山学院大学名誉教授
 「提言では、被害回復のための適正な補償をする「被害者救済委員会」を直ちに構築すべきだとしました。私はこの機能を今の「ジャニーズ事務所」が担えば良いと考えています。タレント事業はやらずに、被害者を救済するためだけに残す。社長は100%の株主である藤島ジュリー景子社長がそのまま務めればよいでしょう。それが、同族経営の責任者しかできない役目であり、そのことで、ジュリー社長の名誉も守られるものと思います」
 「そもそも5月の段階で、テレビ局幹部は「タレントに罪や問題などがあるわけではない」(テレビ東京の石川一郎社長)、「所属タレントの方々に問題があったわけでございませんので、番組について変えたり、それによって何か変更する予定はない」(フジテレビの大多亮専務)などと発言していました。こうした認識は明らかに間違っていると思います。確かにタレントに罪はない。これは大前提です。そうではなく、最近は「ビジネスと人権」という考えが浸透し、サプライチェーンにおける人権尊重が国際的にも重視されています。「商品」の良し悪しだけを注目するのではなく、その商品の原材料の調達から販売に至るまでの一連の流れの中で、組織全体において人権侵害となる行為がないようにしようという考え方です。」

・伊藤和子弁護士:ジャニーズ再発防止特別チームの調査結果が、性加害が横行する日本社会に与えた示唆は何か。
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/2e23fcbbb93bc41ee9ba69b0f50660ffde835e5d
 「枕営業の強要やハラスメントは芸能界に横行しており、業界全体の変革が求められます」
 「関連企業・とりわけメディアの対応は、横並びで通り一遍の声明を出すという、極めて表面的な対応に終始しています。」
・柴田優呼氏:伊藤和子弁護士の提言に賛成。
https://twitter.com/yuko_shibata_/status/1697075550689652816
【国】
1、「タレントを守るエンターテイメント業界への法整備」
2、「人権デューディリジェンスを企業に義務付ける法制化」
【メディア】
1、「自らも第三者委員会を設けて検証」
2、「ビジネスと人権指導原則に基づき、再発防止策を策定」

・ジュリー社長が辞任するだけでは”喜多川一族の呪縛”は消えない…経営学者が指摘する本当の責任の取り方
https://president.jp/articles/-/73480?page=1
 「「人権侵害の極み」を60年間続けたジャニー喜多川」
 「前社長は会社を私物化して性加害、姉が隠蔽してきた」
 「ジャニー社長の死後も、姪の現社長は適切な対応をせず…」
 経営学者の中川功一氏:同族経営のメリット・デメリットは表裏一体で、「会社を所有する人と経営する人が一致」するため、会社の長期存続を真剣に考えるという利点がある一方、社長やその親族によって「会社をまるで自分のオモチャのように私物化する」ことが起こりがち
 中川功一氏:例えばアイドルは他の事務所に移籍してもいいし、グループごと独立して自分たちで会社を作ったっていいはず

■メディアへの批判・反省

 
・【ジャニー喜多川氏の性加害認定】「マスメディアの沈黙」指摘されたテレビ局が手のひら返しで“後追い”報道、ジャニーズ離れに拍車で嵐・櫻井翔は『news zero』キャスター降板か
https://www.jprime.jp/articles/-/29147
 5月14日にジュリー社長が顔出し謝罪した後、世間の関心が集まる中で『news zero』(日本テレビ系)に出演するも、2週にわたって言及を避けた嵐・櫻井翔キャスター。
 同じく『週刊ニュースリーダー』(テレビ朝日系)に出演するTOKIO・城島茂、『シューイチ』(日本テレビ系)のKAT-TUN・中丸雄一も番組内で口を閉ざした。
 ようやく口火を切ったのが、『サンデーLIVE!!』(テレビ朝日系)メインキャスターを務める東山紀之。5月21日の放送で謝罪の言葉を述べると、「最年長の私が口を開くべき」と経緯を明かし、ダンマリを決め込んでいた後輩たちを庇ってみせた。

・【おすすめ記事】レジス・アルノー氏:海外記者が見た「日本のジャニーズ報道の異常さ」「弱きを挫き、強きを助ける」歪みまくった構造」
https://toyokeizai.net/articles/-/698588
 「バックのない弱いものばかり過剰に報道する」
 「報告書では”喜多川システム”が完全に解明されることはなかった。つまり、誰が彼に少年たちを提供したのか? 誰が被害者を黙らせたのか? 誰が? 誰が? メディア業界でこのことを知っていて、しかも、報じずに無視したのは誰なのか? 子どもたちの魂が殺され、夢が打ち砕かれたにもかかわらず、国民全体が見て見ぬふりをできたのはなぜか? こうした疑問は未解決のままである」
 アメリカのニューヨーク・タイムズ紙の2000年1月30日付の記事「ニューヨーク・タイムズ紙の記者が、文春の記者帯同のもと、被害を訴える1人のほか、喜多川の弁護士、矢田次男にも取材(喜多川にも取材依頼をしたが断られている)。この時矢田は、依頼人に対する性的虐待疑惑は「完全なでっち上げ」であり、「ジャニー喜多川氏は素晴らしい評判を持つ善良な人物であり、誰も掲載された嘘を信じていない」と語っている」
 「今回再発防止特別チームの報告書がヒアリングをしたのは23人だけだった。そもそも、ジャニーズ事務所が調査員を人選しているような組織をどれだけ信用できるのだろうか。同組織は藤島ジュリー社長にジャニーズの代表を辞任するよう勧告したが、100%株主である同氏がこのまま辞任したとて、同じような権力構造は残るだろう」

・鎮目博道氏:ジャニーズ問題 メディアに問われるのは「沈黙」ではなく「取引」ではないか
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/a5a05a9489597b09cf1a3a93e4adc9d034c93c90
 「テレビ局は出演者を「人間」として見ていない面があるのではないか。「視聴率をとってくれればいい」「面白ければいい」「人気があればいい」ということで、利用価値がある間だけ都合よく利用しているだけだ。」
・24時間テレビにジャニーズタレントが出演したが…直後の「性加害問題」報道でキャスターが見せた“姿勢”
https://bunshun.jp/articles/-/65473
・三輪記子氏 ジャニーズ性加害で「メディアも第三者委員会設置すべき」
https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/274870
 「弁護士の三輪記子氏が1日、ABCテレビ「news おかえり」に出演」
・こういった声が増えて、第三者委員会を設置せざるを得ない流れになって欲しいです。
https://twitter.com/orcsi62723/status/1697587241504370951

・ジャニーズ問題 「児童」虐待であるという認識が薄い日本の報道
https://digital.asahi.com/articles/ASR803HVVR8MULZU007.html
 投稿「私の視点」 鈴木弘貴・聖心女子大学教授(グロ-バルジャーナリズム)
 「米ボストン・グローブ紙は、カトリック司祭による児童への性的虐待事件を報じた2002年の調査報道でピュリツァー賞を獲得した。事件は全世界のキリスト教社会を震撼(しんかん)させ、欧州でも相次いで類似の事件が大々的に報道された。海外の報道事情に詳しいデイビッド・マクニール聖心女子大学教授によると、これ以降、欧米では特に、未成熟で合理的な判断能力に乏しい児童(18歳未満)への性的行為は「児童虐待」という「極めて重い人権侵害」として認識されるようになった」
 「日本のジャーナリズムには、これが「子どもの人権」というユニバーサルな大問題であるという認識がいまだに薄いのである。足りないのは、子どもの人権は「社会で」守るべきものだという意識だろう」
 「エリート日本人男性がマジョリティーである現状の記者・編集者の集団では、少数派の人権に敏感たりえない。グローバル化時代にふさわしい、「人類」としての、普遍的な価値観による報道をするためには、人種・国籍だけでなく、女性、障碍(しょうがい)者、性的マイノリティーなど、少数派の人権に敏感な属性を持つ記者・編集者による、問題意識の多様性が必要なのではないだろうか」

・ジュリー社長の「知らなかった」と同罪…ジャニーズ事務所の“圧力”に加担してきたスポーツ各紙の苦しい弁明
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/328405
 「メリー氏が乗り込んできたのに「圧力を認識したことはない」と書いた日刊スポーツ」
 「サンスポ、報知、トーチュウ、デイリーは「メディアの沈黙」ついて見解すら示さず」
 「報告書にあったメリー氏の「ドラマの共演者が気に入らないと、その放送局の社長に直接電話をかけ、外すよう要求することもあった」「森がオートレーサーの試験に合格した事実を前向きに報じようとした民放のプロデューサーに、『SMAPには森なんていなかったでしょ?』『最初からいないの。森はSMAPのメンバーじゃない。』などと大声を出した」という文言を、翌日の紙面に掲載したスポーツ紙はなかった。」
 
・浜田敬子氏 「性加害問題」の調査報告書で指摘された「メディアの沈黙」に見解…「自分自身の反省としても非常に突きつけられる」
https://hochi.news/articles/20230830-OHT1T51034.html?page=1

・ジャニーズ性加害問題で報道側の沈黙理由は「警察が動いてなかったことが大きい」
https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/274944
 読売テレビ特別解説委員の高岡達之氏:報告書について「ほとんど起訴状です。犯罪を立証するんだったらテレビや新聞で書けないようなことも書かないといけないんですが、全部書いてあります」と評価
 高岡達之氏「報道の側はなぜかと言うと警察が動いてなかったことが大きいです。今の時代だったら間違いなく警察が動いています」
・『ミヤネ屋』宮根誠司〝ジャニーズ忖度〟懺悔が大反響に対し、〝沈黙〟守るスポーツ新聞の「弱腰ぶり」
https://friday.kodansha.co.jp/article/329869
 「スポーツニッポン、日刊スポーツ、スポーツ報知、サンケイスポーツ、デイリースポーツ、東京中日スポーツの朝刊6紙は嵐が過ぎ去るのを待つがごとく、息をひそめている」
・フジもTBSも「これまで通り」…ジャニーズ性加害問題“玉虫色”対応に終始するTV局の暗愚
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/328618
・まだまだ闇は深いジャニーズ性加害と〝ズブズブ〟なTV局の関係 日テレ以上、気をつかっているテレ朝とNHK
https://www.zakzak.co.jp/article/20230905-5IWVB5JQZVN6ZO5IDETJLNXAKQ/
・TV局リハ室はジャニー喜多川氏の“狩り場”…性加害への沈黙わびたメディアに“加担”という重大責任
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/328682

■ジャニーズ事務所所属のキャスター

 
・「KAT―TUN」中丸雄一 ジャニーズ事務所特別チーム会見について言及「認めるのであれば…」
https://mainichi.jp/articles/20230903/spp/000/006/011000c
 「KAT―TUN」の中丸雄一(39)が3日、レギュラー出演中の日本テレビ「シューイチ」(日曜前7・30)で、故ジャニー喜多川前社長による性加害問題の調査をしていた外部専門家による「再発防止特別チーム」の会見について言及した。
 「3日午前5時50分からのテレビ朝日「サンデーLIVE!!」では、メインキャスターを務める「少年隊」の東山紀之(56)が3日、「再発防止特別チーム」の会見について言及」→重く受け止め…コメントは控えさせていただきます
・城島茂MC番組、ジャニー氏性加害認定ニュースをスルー ネット「あれだけメディア批判されたのに」の声
https://encount.press/archives/507842/
 「TOKIOの城島茂がMCを務めるテレビ朝日系情報番組『週刊ニュースリーダー』(土曜午前6時)は2日の放送で、ジャニーズ事務所の故ジャニー喜多川前社長による性加害問題を「外部専門家による特別チーム」が事実認定した情報を扱わなかった」

■安倍元首相はジャニーズ人気を政治利用

 
・安倍元首相もジャニーズ性加害を“見て見ぬふり”…「蜜月」をとことん政治利用した罪
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/328461

 「史上最長の通算8年8カ月に及んだ首相在職中、安倍氏はとことん、ジャニーズ人気を政治利用してきた」「18年末には福島復興を支援してきたTOKIOのメンバーと首相官邸で懇談し、19年5月には行きつけのピザ店で会食。翌月のG20大阪サミットの開幕前日には、首脳会談の合間をぬって関ジャニ∞・村上信五のインタビューを受け、翌20年の元日にはラジオの新春番組でV6・岡田准一と対談した」
 「安倍長期政権の時代はジャニーズの「報道進出」の時期と重なる。 日本テレビ系「news zero」でキャスターを務める桜井翔をはじめ、同じく日テレ系「news every.」のキャスターに小山慶一郎が、TBS系「ビビット」のMCには国分太一が抜擢。今も「サンデーLIVE!!」(テレビ朝日系)に東山紀之、「シューイチ」(日テレ系)に中丸雄一と、所属タレントが政治を扱う報道・情報番組に出演中だ。安倍氏のジャニーズ接近は、民放の政権批判を封じ込めようとする狙いもあったに違いない。」
高千穂大教授・五野井郁夫氏「過去にたびたび浮上した性加害疑惑に見て見ぬふりを決め込んだ安倍元首相の責任は重い。ジャニーズとの蜜月は、性被害の当事者にはどう映ったことか」

■過去の報道

 
・《ジュリー社長退任で新社長へ》「全ての発端はこの記事」ジャニー喜多川氏“性加害問題” ジュニアたちを誘い込んだ“合宿所”の様子「パンツやパジャマが置いてあり…」《全文公開》
https://bunshun.jp/articles/-/65501
(初出:1999年11月11日号「週刊文春」 年齢・肩書き等は掲載当時のまま)
・《ジュリー氏退任で新社長へ》ジャニー喜多川氏“性加害問題「全てはこの記事から…」ジャニーズJr.たちが『悪魔の館』で強いられる“行為”《全文公開》
https://bunshun.jp/articles/-/65506
 (初出:1999年11月11日号「週刊文春」 年齢・肩書き等は掲載当時のまま)

■報道特集「ジャニーズ問題検証第3弾」/過去の証言

 
・報道特集「ジャニーズ問題検証第3弾」「ジャニー氏の性加害を認定」9月10日(日)12:00 終了予定

・ジャニーズ事務所会見を前に東山紀之はコメントを控え…TBS「報道特集」が34年前の“性加害告白ビデオ”を報じた理由
https://bunshun.jp/articles/-/65579
・【ジャニーズ】34年前“怒りの”告白ビデオ入手「騙すのはよくねえっつんだよ!」複数の当時Jr.も証言【報道特集】
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/698493

 秋本勇蔵さん(79)「メリーさんがよく口癖で『大丈夫よ、私がちゃんともみ消すから』とよく言ってました」
 ジャニー氏は、レッスンをしていた生徒らに性加害を行い、そのことが原因で「新芸能学院」の名和社長とトラブルになったという。
 秋本勇蔵さん「社長が怒って(ジャニー氏に)『出て行け』ということになった。同時にメリーお姉さんが来て、『ジャニー、この辺で引き上げどきだよ』と、僕は台所で耳にした」
 ジャニーズ事務所副社長・白波瀬傑氏:ジャニー氏の性加害疑惑などをめぐる約20年前の週刊文春との裁判で、白波瀬氏は記事の内容を事実無根だと主張
 8月、ジャニーズ性加害問題当事者の会に加わった大島幸広さん(38)「呼ばれなくなるというのも怖いし、干されてる人たちも見てますし、『代わりはいくらでもいる』と言う。余計言えなくなるし、抵抗できない」
 北公次氏(ビデオ証言より)「一番ジャニーに考えてもらいたいことは、メリーにも考えてもらいたいことは、20年間まだ同じことを繰り返してるってこと。僕はそれを言いたい」
  北公次氏(ビデオ証言より)「騙すのはよくねえっつんだよ!子供だけじゃなくて親までも騙してさ。俺が告白しなかったらどうなる?やめろよ、もう。繰り返しはやめろよ!」
 北公次氏(ビデオ証言より)「正直言ってね、書いてくれんの、何社しかいないよ!新聞は書いてくれんわな。女性週刊誌が書いてくれん。テレビ、レポーターは何もやってくんない」
 ビデオで証言した 元ジャニーズJr.「人生がボロボロになっちゃうから、俺みたくならないように今辞めろと。熱心にもう(レッスンに)行くなと。僕のことを思って言ってくれていると感じた。北さんがいたから僕は辞めてやってこれたと思います」

■当事者の会の記者会見/刑事告発を検討

 

・ジャニーズ性加害、刑事告発や海外での民事訴訟へ 当事者の会「未来への道筋を正しく作りたい」
https://www.bengo4.com/c_1009/n_16472/
・ジャニー氏性加害、当事者の会が刑事告発の意向 海外での訴訟も検討
https://digital.asahi.com/articles/ASR944T1NR94UTIL001.html

・ジャニーズ性加害、刑事告発や海外での民事訴訟へ 当事者の会「未来への道筋を正しく作りたい」
https://www.bengo4.com/c_1009/n_16472/
 「故ジャニー喜多川氏の性加害問題をめぐり、「ジャニーズ性加害問題当事者の会」(以下「当事者の会」)は9月4日、ジャニーズ事務所に対して、事実究明のための対話や救済などを求め、要請書を送付した。また近日中に、国内での刑事告発、海外での民事訴訟、日弁連への人権救済申し立てなどを行うとの方針を示した」

■二次被害を防ぐ対応を

 
・【会長声明】ジャニーズ事務所元社長による性加害事件について
https://www.jstss.org/docs/2023090200011/
 一般社団法人日本トラウマティック・ストレス学会 会長 重村 淳
 「このような被害は二次被害と呼ばれていますが、匿名のインターネット・メディアでは、一方的な誹謗中傷が助長されやすいことが憂慮されます。二次被害は被害者だけでなく支援者にまで波及する場合もあります。これ以上の二次被害が起きないことを切に望んでおります」
 「一般の皆様、とりわけメディアの皆様におかれましては、被害に遭われた方々の人権・尊厳の擁護に最大限ご留意いただき、さらなる二次被害を防ぐご対応を、何卒よろしくお願い申し上げます」

・ジャニーズ性加害問題 望月衣塑子氏の質問に…被害者の妻ピシャリ「死にたいくらいに苦しいんだって!」
https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/275283
・被害者に戦えと指図するのは 被害者の主体性を奪う行為、典型的な二次加害です。
https://twitter.com/akupiyocco/status/1699384168462102843

■9月7日のジャニーズ事務所による記者会見を前に

 
・何が注目ポイント?ジャニーズ事務所が7日午後に記者会見  トップの進退どうなる ファンの声を聞くと…
https://www.tokyo-np.co.jp/article/275327
 元毎日放送プロデューサーの影山貴彦・同志社女子大教授(メディア論)「スター性のある新社長発表で主客が入れ替わり、お祭り騒ぎになってはならない。性被害の拡大に沈黙で加担したメディア自体が、この会見で問われているということを強く意識し、誠意をもった報道を求める」
・【まとめ】ジャニーズ性加害問題、元Jr.ら8人の勇気ある告白 60年超の被害検証
https://twitter.com/tokyonewsroom/status/1699626992637993374

・スノーデン氏が日本政府と日本メディアを批判

・日本のメディアのクソっぷりをよく理解してらっしゃる。アメリカのメディアも糞成分高いが、それと比較しても日本のメディアの臭さはもうどうしようもない。
https://twitter.com/yoshilog/status/1699254341184696401
・全部文字に起こしてみた
https://twitter.com/yoshilog/status/1699270831548080225
 「日本には独特のメディア文化があり、新聞社などで働くプロの記者は単純に現実をよく理解しているのでしょう。あまりにも政府の行為を厳しく報道すれば、たとえ政府が法律を侵すような行為をしたり、スキャンダルに関与していたとしても、編集長に電話がかかってきて何らかの圧力がかかり、政府当局がそのメディアの問い合わせには答えなくなったり、競合するライバル会社を優遇したりするわけです。」
 「残念なことに、これを変えるためには一つしか方法はありません。日本のメディア全体が協力することです。」

・宮原健太氏:なぜマスコミは「ジャニーズ問題」をスルーしてきたのか…「事務所との癒着」だけではない根本的な問題
https://president.jp/articles/-/73425
 「マスコミが黙殺してきた問題は、ジャニーズ事務所の性加害だけではない」
 「そもそも日本のテレビや新聞の性加害について報道が非常に抑制的であるという実態」「その理由の1つは訴訟リスクを新聞やテレビが過度に警戒しているから」「中途半端な取材で記事を書けば、加害者側から「事実無根だ」と名誉毀損で訴えられる可能性もあるため、知らぬ存ぜぬを決め込んでいる」
 「「議員のスキャンダルについて報じるのは週刊誌の役割で、テレビや新聞は日々の政府与野党の動きを追うのが仕事」と暗黙の線引きをしてしまっていた」「「性加害などのスキャンダルは週刊誌の仕事」という勝手な役割分担を作り出して、報道を抑制的にしてきた」

・鈴木洋仁 神戸学院大学現代社会学部 准教授:なぜ同族経営企業は間違えるのか…ジャニーズ事務所とビッグモーターに共通する「カリスマ経営」の問題点
https://president.jp/articles/-/73627
 「マスメディア自身、「典型的な同族経営企業」ではないとしても、「カリスマ的支配」や「伝統的支配」に甘んじているところもあるのではないか。創業者ではなくても、偉大なカリスマに忖度して、あるいは、威光を傘に着て尊大に振る舞っている人間がいるのではないか。その反省なくしては、ジャニーズ事務所の新しい体制がどうあれ、まずはマスメディアが沈黙から抜け出さないかぎり、いくらでも同族企業をめぐる不祥事は続くだろう」

・イギリス名物司会者の性加害 加害者死亡も…被害者の声で“異例の捜査”「社会正義の観点から考えて」
https://news.ntv.co.jp/category/international/2f23383d32b049b491c75b30cfeddd6d
 「タレント、ジミー・サビル氏は、かつてイギリスBBCなどでテレビ番組の司会を務め、国民的な人気を集めていました。また、芸能界で華々しく活躍する一方、障がい児支援など慈善事業も積極的に行っていました」