【提案/ハラスメント40】2023年4月1日から「映適」認定制度開始【映画界のmetoo運動(10)】

 【ハラスメント】カテゴリーの40番目です(⇒前回の投稿)。2022年末のまとめ投稿の下の方に、【ハラスメント】投稿の過去リンクを羅列してあります。

 映画業界の性暴力報道に関する情報の10個目です(⇒123456789)。

 2023年4月1日から「映像制作の持続的な発展に向けた取引ガイドライン」に則って、適正な制作が行われた映画に「映適」マークを付与する制度が開始されます。詳細は「一般社団法人日本映画制作適正化機構」のホームページで確認できます。

 2019年の映画制作現場の実態調査をもとに、映画産業関係者が検討、準備されてきたんですね。舞台芸術業界も続きましょう!

詳報】適正な制作が行われた映画に「映適」マークを付与 立場の異なる三者が調印
詳報】適正な映画制作環境を、撮影時間の上限など定めた「映適」認定制度が4月に開始

 以下は関連リンクなどです。

・映画界で就業ルール認定制度 4月から、映連などが協約調印
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023032901177&g=soc

・適正な制作の映画を「認定」 映画業界が取り組み
https://news.tv-asahi.co.jp/news_economy/articles/000293383.html

・映画制作の適正な働き方に「認証マーク」 自主的な新制度、4月から
https://digital.asahi.com/articles/ASR3Y5W4RR3YUCVL00D.html

・映画制作「適正」を認定 就業環境改善へ審査機構
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD271SH0X20C23A3000000/

・映適「映画界にとって新しい一歩」日本映画制作適正化認定制度の協約に合意
https://www.chunichi.co.jp/article/662699

・適正な制作の映画を「認定」 映画業界が取り組み
https://www.khb-tv.co.jp/news/14873154

・映画制作を志す人が安心して働けるための取り組み、映連&日映協&映職連が合意「日本映画界の新しい一歩」
https://moviewalker.jp/news/article/1131075/

 私の個人的な想像にすぎませんが、映画「ある男」が高評価を受けたことも、「映適」を推進する方々の自信につながったのかもしれませんね。

映画「ある男」の台本冒頭に〈撮影体制における指針〉
・発起人は石川慶監督と照明技師の宗賢次郎さん
・おかげで労働環境としてはとても良い現場
・「ある男」は日本アカデミー賞で8部門を受賞

 ↓2023/03/31加筆

・action4cinema「日本映画制作適正化機構の設立と「認定制度に関する協約」の発表を受けて」
https://www.action4cinema.org/post/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E6%98%A0%E7%94%BB%E5%88%B6%E4%BD%9C%E9%81%A9%E6%AD%A3%E5%8C%96%E6%A9%9F%E6%A7%8B%E3%81%AE%E8%A8%AD%E7%AB%8B%E3%81%A8%E3%80%8C%E8%AA%8D%E5%AE%9A%E5%88%B6%E5%BA%A6%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E5%8D%94%E7%B4%84%E3%80%8D%E3%81%AE%E7%99%BA%E8%A1%A8%E3%82%92%E5%8F%97%E3%81%91%E3%81%A6
 「重要な第1歩として歓迎したいと思いますが、この度公表された制度の概要にはさまざまな課題、問題があると思われます」