【提案/ハラスメント36】馬奈木厳太郎弁護士を被害者俳優が提訴/「エントラップメント型」セクハラか【演劇界のmetoo運動(10)】

 【ハラスメント】カテゴリーの36番目です(⇒前回の投稿)。2022年末のまとめ投稿の下の方に、【ハラスメント】投稿の過去リンクを羅列してあります。

 【演劇界のmetoo運動】(1)(2)(3)(4)(5)(6)(7)(8)(9)の10番目です。

 馬奈木厳太郎弁護士が自身によるセクハラ行為を告白し、謝罪しました。その2日後、被害者が記者会見を行い、馬奈木氏を提訴したと公表しました。以下は関連情報の個人的まとめです。網羅は目指していません。

■馬奈木氏のコメント公開の2日後に、被害者が記者会見

 私はコロナ以前から馬奈木氏のお名前をよく目にしていました(面識はありません)。東京電力福島第一原発事故の被災者の「生業訴訟」の弁護をされていたり、コロナ禍の苦境にある舞台芸術関係者に協力されたりしていたので、馬奈木氏をいわゆる「人権弁護士」だと認識していました。

 記者会見の報道を読み、自身の優位性を利用した馬奈木氏の行いの、あまりの非道さに絶句しました。被害を受けた俳優の心身の傷は非常に深刻なものだろうとお察しいたします。
 演劇・映画界において、馬奈木氏のハラスメント防止講習を受講した方々、氏を講師として紹介した方々も大きなショックを受けていることと思います。 

■報道

・馬奈木弁護士、依頼者にセクハラ 性的関係迫る、ネット公表・謝罪
https://nordot.app/1003655298726494208

・“セクハラ撲滅活動”の弁護士 依頼者へのセクハラ行為を自ら公表し謝罪
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000289777.html

・セクハラ謝罪の弁護士、原発集団訴訟を主導 原告から憤りと失望の声
https://digital.asahi.com/articles/ASR325W11R32UGTB00W.html

・弁護士、依頼者に性的関係迫る ハラスメントなくす活動に従事
https://mainichi.jp/articles/20230301/k00/00m/040/406000c

・セクハラなくす会顧問の弁護士を提訴 俳優「性的関係迫られた」
https://mainichi.jp/articles/20230303/k00/00m/040/255000c

・【性的関係を迫る大量LINE】セクハラ防止を訴えていた馬奈木弁護士が依頼女性にセクハラ 被害女性が会見へ、提訴か
https://www.news-postseven.com/archives/20230302_1846206.html

・演劇界のセクハラ撲滅の旗手・馬奈木弁護士から「セクハラ」受けた依頼人が提訴、何度も呼び出され「性的関係要求された」
https://www.bengo4.com/c_18/n_15708/

・セクハラ撲滅活動する馬奈木弁護士から性被害…舞台俳優の女性が提訴「生涯、弁護士として活動しないで」
https://www.tokyo-np.co.jp/article/234433

・「セクハラ撲滅」弁護士がセクハラ行為で訴えられる 2年間以上、女性に性行為強要も 損害賠償1100万円 
https://www.fnn.jp/articles/-/494401

・裁判の“打ち合わせ“と称して…「ハラスメント撲滅」訴えていた弁護士がセクハラ、女性が提訴
https://www.buzzfeed.com/jp/harukayoshida/harassment-suit

・「演劇界におけるハラスメント撲滅の権威」がセクハラ。依頼人女性が弁護士を提訴
https://bijutsutecho.com/magazine/news/headline/26865

・ハラスメントなくす会代表の女性が顧問の馬奈木厳太郎弁護士に性的関係を迫られたとして提訴
https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202303030001274.html

・馬奈木弁護士が行った不同意性交は、上下関係で逃げ道を遮断する最も典型的な『エントラップメント』型ハラスメントのど真ん中!~3.3 馬奈木厳太郎弁護士によるセクハラ被害者本人と代理人弁護士による記者会見 023.3.3
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/514486

・「セクハラ相談の弁護士から性被害」 俳優の女性が提訴
https://digital.asahi.com/articles/ASR335TX2R33UTIL01Q.html
 原告側弁護団の嶋崎量弁護士「弁護士に被害を相談するのは大きな勇気がいる。弁護士に頼ろうとしている人を裏切る行為で許しがたい」

・認定NPO法人 Dialogue for People(D4P)「弁護士の立場を利用した極めて悪質な行為」
https://twitter.com/dialogue4ppl/status/1631663050158919681
 「馬奈木氏から知乃さんへ宛てたメッセージでは、馬奈木氏が受任弁護士としての立場をもって威圧し、心理的コントロールを行おうとする文面が目立ちます」
https://d4p.world/news/20152/

・「60万円くらい払うよ。月にいくらほしいの」セクハラで提訴された馬奈木弁護士(47)が大学院、講師時代に起こしていた複数の“女性問題”とは
https://bunshun.jp/articles/-/61130
 「馬奈木氏は早稲田大学院時代に複数の女性に加害行為をして問題になり、研究室を破門になっているんです。謝罪をして大事にはならなかったのですが、その後に講師として就職した札幌学院大学でも再び女性との間で問題を起こしました。関係者から事情を聞いた父親の昭雄氏に説得され、馬奈木氏は札幌学院大学を半年程度で自主退職するという形になったんです」(馬奈木弁護士を大学院時代から知る関係者)

■演劇・映画・芸能界のセクハラ・パワハラをなくす会「馬奈木厳太郎氏を提訴した件について」
http://nosekuhara.com/info/666/

■一般社団法人日本劇作家協会 理事会「演劇・映画・芸能界のセクハラ・パワハラをなくす会の声明について」
http://www.jpwa.org/main/statement/20230305
・馬奈木氏を劇作家協会から紹介した事実はありません。協会員からの個人的な紹介の有無については現時点で確認できていませんが、公式な紹介はおこなっていません。
・馬奈木氏が劇作家協会の中心にいて、様々な事案を解決してきた事実はありません。

■おしどりマコ氏「馬奈木氏の性加害について」※記事は削除

■fringeの荻野達也氏:馬奈木厳太郎弁護士にかんする記述を削除

■石原燃氏:気軽に相談できる弁護士を他に知らなかったからですが、紹介した方々には本当に申し訳ないことをしました
https://twitter.com/nenishihara/status/1631086133269630976

■東京演劇アンサンブル「馬奈木厳太郎弁護士の件について、現在会議を重ねております」
https://twitter.com/tokyoengekiesb/status/1632422676492083200

■牧内麻衣氏「ウネリウネラ読者の皆様、映画「After Me Too」上映会に来てくださった皆様へ」2023.03.02
https://uneriunera.com/2023/03/02/apology/

■馬奈木氏はSave the Cinemaの呼びかけ人

■その他

・8人の女性が被害告発 広河隆一氏「性暴力検証」は崩壊状態
https://bunshun.jp/articles/-/10742
 「デイズジャパンは検証の「責任者」に任命した馬奈木厳太郎弁護士をわずか2週間足らずで解任」

・広河隆一氏のセクハラ問題の内部調査を担当した馬奈木弁護士/あまりにもやり方が横柄でひっ掻き回していた
https://twitter.com/MisaoRedwolf/status/1631172710159220736

・織田朝日氏「私にスラップ裁判かけようとした馬奈木厳太郎先生、ようやく公になりましたね。私は全部知っていましたよ」
https://twitter.com/freeasahi/status/1631059773511675906

・日本芸能従事者協会「ハラスメント及び現況の諸問題に関するステートメント(2023/3/6)」
https://artsworkers.jp/news/harassment-2023-03/
 「残念ながら、芸能従事者の働く場所で、継続的にハラスメントの事件が頻発しています。告発者の自殺、誹謗中傷、契約書の不備または不存在による混乱や訴訟が後を絶ちません」

↓2023/03/13加筆

・「生涯弁護士活動しないで」 セクハラ対策弁護士からセクハラ被害と提訴(週刊金曜日)
https://www.kinyobi.co.jp/kinyobinews/2023/03/11/antena-1222/
小川たまか氏の記事
https://twitter.com/ogawatam/status/1635085313566711808

 ↓2023/03/28加筆

■一般社団法人Japanese Film Project「馬奈木厳太郎氏による性加害について」のステートメント

↓2023/04/05加筆

 ↓2023/04/24加筆

■馬奈木厳太郎弁護士が、依頼人に対する「セクシャルハラスメント」を自ら公表・謝罪 公開文書全文
・8bitNewsでは「憲法いろはのい」というタイトルで憲法や民主主義をテーマに発信を行ってきた
・8bitNewsでの発信は上記内容も勘案し、公開を取りやめた