【提案/ハラスメント43】劇団献身が解散(主宰:奥村徹也氏)【演劇界のmetoo運動(12)】

 【ハラスメント】カテゴリーの43番目です(⇒前回の投稿)。2022年末のまとめ投稿の下の方に、【ハラスメント】投稿の過去リンクを羅列してあります。

 【演劇界のmetoo運動】(1)(2)(3)(4)(5)(6)(7)(8)(9)(10)(11)の12番目です。

 奥村徹也氏が主宰する劇団献身が解散を発表しました。劇団献身の劇団員だった松尾太稀氏は昨年9月に自死されています。

■劇団献身解散のお知らせ
 「奥村個人といたしましては、これまでの劇団活動において多くの方々からいただいたご指摘を胸に刻み、日々これらに向き合いつつ、今後も自身を見つめ直していく所存です。」

■ステージナタリー「奥村徹也率いる劇団献身、本日をもって解散

 「劇団献身が本日3月31日をもって解散したことが、同劇団の公式サイトで発表された。
劇団献身は、早稲田大学演劇倶楽部出身の奥村徹也が、卒業後1年間のサラリーマン生活を経て2014年に旗揚げした劇団。昨年7月に上演された「最悪な大人」を最後に劇団での活動を休止していたが、劇団員による話し合いが重ねられた結果、解散することが決定した。劇団員は今後、それぞれ個別に活動していくという。」

・大内彩加氏:私が自分の劇団の主宰を告発、提訴に至ったのは松尾さんの死があったからです

 ↓2023/04/25加筆

・2023年04月23日「ゴジゲンの今後」(ゴジゲン主宰 松居大悟)
http://blog.livedoor.jp/gojiblog/archives/2563856.html
 「誰かが深く傷ついた状態で、興行してはいけない。気づけなかった僕らも、想像力が足りませんでした。」
 「奥村をゴジゲンから脱退させることも考えましたが、それは自分たちが今回の出来事から逃げている気がしました。」
 「僕らができることは、彼が今回の出来事から逃げないように、見つめ続けることです。
今年予定しておりました劇団ゴジゲンの15周年公演は、中止にしました。」
 「一生を懸けて向き合うものだと思っています。何をもって完治というかは難しいですが、少なくとも再び演劇に関わってもいいという専門家の判断が下るまで、彼の演劇活動は停止させます。そして僕たち劇団員も今度、ハラスメント講習を受けます。」