【提案/ハラスメント41】芸術文化観光専門職大学の男性助教がセクハラ・アカハラ行為をして停職処分ののち自主退職【演劇界のmetoo運動(11)】

 【ハラスメント】カテゴリーの41番目です(⇒前回の投稿)。2022年末のまとめ投稿の下の方に、【ハラスメント】投稿の過去リンクを羅列してあります。

 【演劇界のmetoo運動】(1)(2)(3)(4)(5)(6)(7)(8)(9)(10)の11番目です。

 平田オリザ氏が学長をつとめる芸術文化観光専門職大学(兵庫県豊岡市)の男性助教が、女子学生にセクハラ・アカハラをして停職3カ月の懲戒処分を受けました。男性は事実関係を認めており、3月31日付で自主退職します。

 女子学生が被害に遭ったのは2022年9月末ごろから11月までの間で、本人が12月に相談員に被害を訴え、大学側が調査したことで発覚しました。

 2023年3月31日までの3ヵ月間が停職期間だったのであれば、大学側は昨年末には処分を決めていたことになります。比較的迅速な対応だったのではないでしょうか。まずはハラスメント行為者を大学に来させない、去らせることが重要だと思います。

 以下、関連報道などの記録です。

●大学の助教が女子学生にセクハラで懲戒処分 拒否すると「訓練だ」
https://www.ktv.jp/news/articles/?id=05420
 ・女子学生が相談員に被害を訴え、大学側が調査したことで事態が発覚」
 ・男性助教は事実関係を認め、「深く反省している」と話していて、31日付けで退職」

●女子学生にセクハラの助教を懲戒処分 兵庫・芸術文化観光専門職大
https://mainichi.jp/articles/20230331/k00/00m/040/028000c
 ・平田学長「学生、保護者の皆様に申し開きのできない行為であり県立大学として県民の信頼を損ね、心よりおわび申し上げる」
 ・平田学長「今回の行為は通常あり得ない場面での典型的なアカハラと思う。信頼されている、自分は許されるという教員側の認知のゆがみから起きる。学生は通常通りに過ごしているが、内面も含め慎重に対応する」

●男性助教が女子学生の身体触り、性的発言 豊岡の専門職大でセクハラ・アカハラ、停職3カ月に
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202303/0016195464.shtml
 ・平田学長「責任を痛感している。再発防止に全力で取り組み、信頼回復に努めたい」

●「親心のような気持ち」大学助教が女子学生にセクハラ 停職3ヵ月の懲戒処分 兵庫・豊岡
https://www.asahi.co.jp/webnews/pages/abc_19053.html

↓2023/04/03加筆

・こまばアゴラ劇場のサイトで「ハラスメント防止新ガイドライン」が公開されました。24ページあります。
http://www.komaba-agora.com/

・(有)アゴラ企画、こまばアゴラ劇場、劇団青年団、江原河畔劇場「ハラスメント防止新ガイドライン」20230301策定
http://www.komaba-agora.com/agora-wp/wp-content/uploads/2023/03/Harassment-Prevention-Guidelines.pdf

 「私たちは本ガイドラインについて著作権を放棄します。他団体は、引用も含めて自由にお使いください」「オリジナリティの強い部分については出典を明記していただくことを希望します」とのこと。