【提案/ハラスメント28】「大道芸W杯」プロデューサーが差別発言/SPACの迅速な対応【演劇界のmetoo運動(7)】

 【ハラスメント】カテゴリーの28番目です(⇒前回の投稿)。2021年末のまとめ投稿の下の方に、【ハラスメント】投稿の過去リンクを羅列してあります。

 【演劇界のmetoo運動】(1)(2)(3)(4)(5)(6)の7番目です。

 「大道芸ワールドカップin静岡2022」のプロデューサーに就任したSPAC関係者が同催事の講習会で差別発言をした件について、SPAC芸術総監督の宮城聰さんは、SNS上で批判意見が出て半日も経たないうちに個人アカウントを新設し、動画で「「排外的」と言える内容の発言は公的事業のプロデューサーとしては決して許容されない」と表明されました。

 差別発言をした関係者も同じタイミングで謝罪し、その翌日には記者会見が行われ、正式な謝罪とプロデューサーの解任、実行委員長の引責辞任などが発表されました。

【オーディション】日韓演劇交流センター「韓国現代戯曲ドラマリーディング2023年1月公演」10/27実施※10/13(木)18時必着(専用フォームまたはメール)

 日韓演劇交流センター韓国現代戯曲ドラマリーディング」は、韓国の日本未紹介戯曲をリーディング上演する隔年の企画です。2023年1月公演の出演者を募集しています。詳細は公式サイトでご確認ください(⇒前回)。ハラスメント防止対策あり。

【映画】ナショナル・シアター・ライヴ2022「ロミオとジュリエット」09/30-10/06シネ・リーブル池袋

 「ヘンリー五世」に続き、NTlive「ロミオとジュリエット」を再びシネ・リーブル池袋で見てきました。この作品は舞台の記録映像ではなく映画です。コロナ禍の劇場で40日間の稽古後、17日間で撮影したとのこと(パンフより)。サイモン・ゴドウィンさん(「人と超人」「アントニーとクレオパトラ」)はやっぱり凄いわ~…「十二夜」を見逃したのが悔やまれます(涙)!

 以下は記録のみ。

【観劇】パルコ・プロデュース『凍える FROZEN』10/02-10/24 PARCO劇場

 英国の女性劇作家であるブライオニー・レイヴァリーさんの三人芝居を栗山民也さんが演出されます。翻訳は平川大作さん。上演時間は約2時間25分(途中休憩20分を含む)。
 レイヴァリーさんが脚本を担当したNTliveの「宝島」と「ブック・オブ・ダスト」がすごく面白かったんです。NTliveの2本は原作がありましたが、『凍える FROZEN』はご自身のオリジナル戯曲ですね。全く印象が違いました。

【2022年10月の気になる舞台】

 2022年10月の気になる舞台などを上演順にまとめてみました(⇒先月)。基本的にCoRich舞台芸術!で公演検索しています。舞台芸術関係者の皆様、ぜひ公演情報のご登録を!(無料です)
 ネビュラエンタープライズの「おちらしさん」に登録すれば無料でちらしが届きますよ♪(⇒舞台、⇒美術

写真は製造終了するらしいミントンのハドンホール

 WOWOWで3種類の『パンドラの鐘』(1999年のNODA・MAP版、1999年の蜷川幸雄演出版、2022年の杉原邦生演出版)が観られるチャンス!