パソナグループ『フェードル』04/08-30 Bunkamuraシアターコクーン

 『フェードル』はフランスの劇作家ラシーヌの1677年の戯曲で、エウリピデスのギリシャ悲劇『ヒッポリュトス』から想を得た作品とのこと。主演は大竹しのぶさん、演出は栗山民也さんです。上演時間は約2時間10分、休憩なし。東京公演の後、新潟、愛知、兵庫公演あり。

 ゴゴ、ゴゴゴゴゴ…ドッカーーーーーン……という感じでした…。ギラギラ、ごつごつした、重たいものが、次々に、これでもか、これでもかと飛んでくるみたいっ!
 今の私の周囲では見かけないタイプの人間(神々)がいました。激しい恋に身を焦がし、嫉妬に悶え、王座を巡って策略をめぐらし、プライドを守るために命を懸ける…。自分勝手にジタバタする姿はみっともないはずなのですが、潔さが徹底されていて、むしろかっこいい!

東映ビデオ『野良女』04/05-09新宿シアターサンモール

※レビューは2018/06/29に公開しました。

【写真レポート】SPAC「「ふじのくに⇄せかい演劇祭2017」「ふじのくに野外芸術フェスタ2017」」東京プレス発表会」03/28アンスティチュ・フランセ東京

 演出家の宮城聰さんが芸術総監督をつとめる、SPAC-静岡県舞台芸術センターの東京プレス発表会に伺いました(過去エントリー⇒2009年2010年2011年2012年2013年、2014年[]、2015年、2016年[])。

 第一部は「ふじのくに⇄せかい演劇祭2017」と「ふじのくに野外芸術フェスタ2017」の紹介、第二部は「アヴィニョン演劇祭2017」のオープニングに公式招待されたSPAC『アンティゴネ ~時を超える送り火~』についての報告です。

ⒸSPAC Photo by NAKAO Eiji
ⒸSPAC Photo by NAKAO Eiji

●「ふじのくに⇄せかい演劇祭2017」公式サイト
 日程:2017年4月28日(金)~5月7日(日)
 会場:静岡芸術劇場/舞台芸術公園/駿府城公園/ほか
 ⇒残席状況はINFORMATIONページで更新されます。
 ⇒タイムテーブル(PDF)

 司会はSPAC所属俳優の横山央さんと木内琴子さんでした。プレス発表会全体の長文レポートです。気になる演目を選んでお読みいただければと思います。第二部は後日公開予定です。

【ワークショップ】シアター風姿花伝「HAGUKUMU・俳優ワークショップ(講師:山中結莉[俳優・演技教師、ロンドン在住])」05/22-26シアター風姿花伝※05/01深夜〆切(専用フォームあり)

 那須佐代子さんが支配人をつとめる「シアター風姿花伝」が、山中結莉(やまなか・ゆうり)さんの俳優向けワークショップを開催します。対象は俳優としての活動歴が5年以上ある男女。詳細は公式サイトでご確認ください。

 結莉さんは新国立劇場演劇研修所の講師でもあります。過去のワークショップのレポート⇒
 シアター風姿花伝は上質の海外戯曲上演で読売演劇大賞を連続受賞されている、民間の小劇場です(関連エントリー⇒)。

●シアター風姿花伝「HAGUKUMU・俳優ワークショップ
講師:山中結莉[俳優・演技教師、ロンドン在住]

日程/時間:2017年5月22日(月)~26日(金)
22(月)13:00~18:30
23(火)13:00~18:30
24(水)13:00~18:30
25(木)14:30~20:00
26(金)11:00~18:30
※各日途中休憩あり

応募資格:
・俳優として活動歴が5年以上の男女 (年齢不問)
・基本的に5日間すべてに参加が可能な方

会場:シアター風姿花伝
参加費:30,000円(税込)
応募締切:2016年5月1日(月)23:59

 以下、公式サイトより転載します。

キューブ/ニッポン放送『エジソン最後の発明』04/02-23シアタートラム

 青木豪さんが7年ぶりに新作戯曲を書き下ろし、ご自身で演出されます。上演時間は約1時間50分弱かと。出演者と食事会を開くなどして交流し、脚本を書かれたとのこと。つまり宛て書きなんですね(どこかの記事で読みました)。

 俳優が、演じる人物それぞれの欲望や立場を、常に(腹のうちに)持った状態で舞台に居てくださいます。だからセリフを発していようがいまいが、舞台上の人物全員が粒だっていて、生き生きしているんですね。こういうセリフ劇、群像劇が当たり前になって欲しいと思いました。


 

 レビューは記録程度です。2017/04/29に公開。