ナショナル・シアター・ライヴ2017「ハングメン Hangmen」04/14-20 TOHOシネマズ日本橋

 マーティン・マクドナー作、マシュー・ダンスター演出の「ハングメン Hangmen」を拝見。ナショナル・シアター・ライヴは2017年も嬉しいラインナップです。開演前にNTLiveの宣伝とウィンズダム劇場の紹介映像がありました。休憩後の特典映像なし。上映時間は2時間45分、休憩こみ。

 全国の上映スケジュールはこちらでご確認ください。東京のTOHOシネマズでは本日4/20(木)まで。吉祥寺オデオンで4/22(土)~4/28(金)に上映があり、上映開始時刻は19:20。

新国立劇場演劇『城塞』04/13-30新国立劇場小劇場

 新国立劇場演劇部門のシリーズ「かさなる視点―日本戯曲の力―」の第1弾『白蟻の巣』(演出:谷賢一)に続く第2弾は、安部公房作『城塞』(演出:上村聡史)です。上演時間は約2時間25分(休憩15分を含む。1幕55分・休憩15分・2幕75分)。第3弾は5月の『マリアの首』(演出:小川絵梨子)です。

 いや~…すごく刺激的でした。昨年、俳優座の『城塞』(演出:眞鍋卓嗣)を観たので比較する楽しみもありました。全然違う!!

 終演後のシアタートークで司会の中井美穂さんがおっしゃっていた通り、「禁治産者(きんちさんしゃ)」の意味は事前に知っておいた方がいいと思います。
*禁治産者:自分の財産を管理することや処分することを禁じられている人のこと。現在の成年被後見人。

 シアタートークのメモがレビュー下方にあります。よかったらお読みください。

りゅーとぴあプロデュース『エレクトラ』04/14-23世田谷パブリックシアター

 ギリシャ悲劇(原作:アイスキュロス、ソポクレス、エウリピデス)をもとに構成した笹部博司さんの上演台本を、鵜山仁さんが演出されます。初日の上演時間はカーテンコールを含めて約2時間55分(途中休憩15分込み)。

 昨年、劇団昴『グリークス』を観たので、登場人物だけでなく言及される人物(神)のこともうっすら覚えていて、ストーリーの理解の助けになりました。

兵庫県立ピッコロ劇団オフシアター『長い墓標の列』04/13-16ピッコロシアター中ホール

 新国立劇場で上演された『長い墓標の列』がとても良かったので、母を連れて兵庫県立ピッコロシアターまで観に行きました。上演時間は約2時間10分。

 チケット一般2000円、全席自由。これは安すぎるでしょう。土曜日の夜18時の回は終演後に著者の福田善之さん(劇作家、演出家、桐朋学園芸術短期大学・特別招聘教授、紫綬褒章受賞者)のトークがあり、さらに贅沢! 親孝行できました。

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