ナショナル・シアター・ライヴ2017「ハングメン Hangmen」04/14-20 TOHOシネマズ日本橋

 マーティン・マクドナー作、マシュー・ダンスター演出の「ハングメン Hangmen」を拝見。ナショナル・シアター・ライヴは2017年も嬉しいラインナップです。開演前にNTLiveの宣伝とウィンズダム劇場の紹介映像がありました。休憩後の特典映像なし。上映時間は2時間45分、休憩こみ。

 全国の上映スケジュールはこちらでご確認ください。東京のTOHOシネマズでは本日4/20(木)まで。吉祥寺オデオンで4/22(土)~4/28(金)に上映があり、上映開始時刻は19:20。

 ≪作品紹介≫ 公式サイトより
イギリス北西部の街オールダム。死刑執行人でパブ経営者ハリーは、街の有名人。死刑執行制度が廃止になるというニュースが出たある日、ハリーの反応に関心がある記者たちがパブにやって来るが――。『ビューティ・クイーン・オブ・リーナン』(96年)などで知られる鬼才マーティン・マクドナーによる最新戯曲。彼の書き下ろしは2005年にブロードウェイで初演された『スポケーンの左手』以来、ロンドンでは2003年にナショナル・シアターで初演された『ピローマン』以来となり、待望の新作といえる。2016年ローレンス・オリヴィエ賞最優秀プレイ賞受賞作。
 ≪ここまで≫

 マクドナーさんが戯曲を書くのは2005年の『スポケーンの左手』以来。ロンドンでは2003年の『ピローマン』以来の上演だったそうです。映像分野でもご活躍とはいえ、スローペースで戯曲を発表できるのっていいですね。

 ここからネタバレします。

 一幕:死刑執行現場 二幕:ハリーの酒場 三幕:シドとムーニー 四幕:ハリーの酒場

 一幕で主人公ハリーが強引に絞首刑を行うのを見せつける。もしかしたら冤罪だったのかも…。
 二幕の終わりごろから突然、空気が重々しくなってホラー風に。楽し~。
 ハリーの娘シャーリーを誘拐した(?)若者ムーニーと、ハリーのかつての助手シドがグルだったことがわかる三幕。
 四幕では噂の的だった伝説の絞首刑執行人ピアポイントが登場。ムーニーの死は事故か自殺かわからずじまい。

【出演】
ハリーHarry (デイヴィッド・モリシー David Morrissey パブの店主で絞首刑執行人
シド Syd (アンディ・ナイマン Andy Nyman)絞首刑執行人ハリーの助手
ヘネシー Hennessey (ジョセフ・デイヴィス Josef Davies)冒頭で絞首刑になった男性(冤罪の可能性あり)
フライ警部補 Inspector Fry (クレイグ・パーキンソン Craig Parkinson) 警部
アリス Alice (サリー・ロジャース Sally Rogers)ハリーの妻
シャーリー Shirley (ブロヌィン・ジェイムズ Bronwyn James) ハリーの15歳の娘
ムーニー Mooney (ジョニー・フリン Johnny Flynn)金髪の不審な若者(殺人犯?)
ビル Bill (トニー・ハースト Tony Hirst)妻に逃げられたアル中
アーサー Arthur (サイモン・ルース Simon Rouse) 耳が遠い白髪の老人
チャーリー Charlie (Ryan Pope) 白髪の老人の通訳的存在
クレッグ Clegg (ジェイムズ・ドライデン James Dryden)新聞記者
ピアポイント Pierrepoint (ジョン・ホジキンソン John Hodgkinson)ハリーの天敵、10年前に絞首刑執行人をリタイア(実在の人物)
作:マーティン・マクドナー(Martin McDonagh)
演出:マシュー・ダンスター(Matthew Dunster)
舞台装置・衣裳:アンナ・フレイシュル(Anna Fleischle)
照明:ジョシュア・カー(Joshua Carr)
音響:イアン・ディキンソン(Ian Dickinson)
一般3000円 学生2.500円
http://www.ntlive.jp/hangmen.html
http://ntlive.nationaltheatre.org.uk/productions/ntlout15-hangmen
http://www.eigakan.org/theaterpage/schedule.php?t=649
http://cinemaodeon.jp/soon/post-64.html

※クレジットはわかる範囲で載せています(順不同)。間違っている可能性があります。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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