劇団俳優座『先生のオリザニン』06/01江東区文化センター

先生のオリザニン
先生のオリザニン

 眞鍋卓嗣さんの演出目当てで、加藤剛さんが主演される俳優座の『先生のオリザニン』再演を拝見。上演時間は約2時間15分(途中休憩15分を含む)。

 2014年6月初演は「鈴木梅太郎生誕140周年・日本農芸化学会創立90周年・劇団俳優座創立70周年記念第3弾」でした。

 ⇒CoRich舞台芸術!『先生のオリザニン

 ≪作品紹介≫ 公式サイトより一部抜粋。
 加藤剛・加藤頼の親子共演が再び!
ノーベル賞も夢ではなかったとされる農芸化学者・鈴木梅太郎。明治・大正・昭和の時代を日本人のために生き抜いた半生を、加藤剛・加藤頼が熱演いたします。
他にも俳優座が誇る実力派がそろい踏みでお届けいたします。
 ≪ここまで≫

 木製の引き出しと棚が組まれた壁が4枚、そして同じく木製のデスク、イスを移動させて場面転換します。舞台奥からの照明でシルエットになるのが美しかったです。

 鈴木梅太郎さんが所属していた研究室は、足尾銅山の鉱毒事件の土の調査を依頼されていたんですね。『明治の柩』と重なりました。

 ここからネタバレします。

 梅太郎の妻(有馬理恵)が語り部となって、梅太郎が17歳のころから晩年までを描きます。有馬さんは客席に向かって心を開いてくださっていて、清らかな光を放ってらっしゃるように見えました。

 戦争とともにあった梅太郎の人生…。加藤剛さんが杖をついて歩く最後の場面に重みがありました。

2016年6月1日(水) 14:00開演
出演:加藤剛、中吉卓郎、河野正明、齋藤隆介、千賀功嗣、加藤頼、宮川崇、野々山貴之、矢幡晃一、森尻斗南、芦田崇、斉藤深雪、有馬理恵、笠井幽夏子、佐藤礼菜
作:堀江安夫
演出:眞鍋卓嗣
美術:松岡泉
照明:榊美香
効果:木内拓
衣裳:石川君子
舞台監督:葛西百合子
制作:山崎菊雄 / 水野陽子
前売:3月10日(木)
料金:4,500円(税込・全席指定)
http://www.haiyuza.net/%E7%89%B9%E5%88%A5%E5%85%AC%E6%BC%94-%E5%85%88%E7%94%9F%E3%81%AE%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%B6%E3%83%8B%E3%83%B3/

※クレジットはわかる範囲で載せています(順不同)。間違っている可能性があります。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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