【提案/ハラスメント6】女性への差別・暴力/男女不平等の事例(1)

 2021年夏ごろから年末にかけて、差別や暴力、ハラスメントに関係する事例を集めてきました。公開するタイミングを逸し続けて年の瀬になってしまいましたので、ごっそりまとめて公開します(⇒前回投稿)。

 この投稿【提案/ハラスメント6~9】には、女性に対する差別・暴力に関するツイートをまとめて転載します。私個人のための備忘録ですが、ざっと眺めるだけでもご覧いただけると嬉しいです。

■「私の足を踏んでいるので退けてください」とお願いしても「踏んでいるとは思わない」と拒否/踏まれている側の痛みは続く

■スガナミユウ「誰が踏みつけられているか。」
「警備にあたり、“女性を守る”的なメンタリティは不要」「女性は守るべき対象、という認識が、結局は構図を作ってしまっている」
「おじさん(大人のシスジェンダー男性)は、自分達がこの社会で特権的な立場にいることを自覚して、まずその立場から飛び降りなければいけません」「私と同じ、おじさんたち、一緒に変わりませんか」

■岡崎体育さんの新曲「おっさん」Music Video

■女性と人権全国ネットワーク主催「女性のためのオンライン居場所」
 毎月第一土曜日と日曜日開催/匿名で画像オフで相談もできます

■11月12日から25日までは「女性に対する性暴力をなくす運動」期間
 川崎市男女共同参画センター:https://www.scrum21.or.jp/project/pribbon
 内閣府「女性に対する暴力の根絶」:https://www.gender.go.jp/policy/no_violence/index.html

■スコットランド警察の性暴力防止キャンペーンの動画

■ホワイトリボンキャンペーンは暴力撲滅を目指す国際的キャンペーン/男性向けの相談窓口も

■ベネディクト・カンバーバッチ氏「男性たちの振る舞いを正していく必要がある」

●アルテイシア氏「ノットオールメンはもう聞き飽きた」
「性犯罪の加害者の95%以上が男性、被害者の90%以上が女性である」
「これは被害者じゃなく加害者の問題なのだ」「気にせずにいられること、鈍感でいられることが特権なのだ」
「男性が「NotAllMen」と女性に言うんじゃなく、「DontBeThatGuy」と男性に言うようになれば、世界は変わる」

■動画「Active-Bystander=行動する傍観者」

■長田杏奈「スコットランドの性暴力防止キャンペーン #DontBeThatGuy 「あんなやつになるな」」
「「守ってあげる」というパターナリズムは支配の感覚に近く、期待された「守ってあげたくなるような像」を逸脱した瞬間に憎悪に転換することがある。だから、「女性は守るべき対象」という感覚には警戒心がある」

■女性差別 わたしの視点③ 社会心理学の立場から~東洋大学教授・北村英哉さんに聞く~
「女性が意見を言ったときに、男性がそれを「大したことがない」「大げさだ」というふうに押しとどめるのは、男性が有利なままの今の社会のシステムをそのまま維持したい、そのまま享受していたいという防衛のあらわれ」
「現在では政策を決定するのに、社会調査でデータをとってデータに基づいて政策を進めるのが先進国では主流」

■関口メンディー氏(GENERATIONS、EXILEのメンバー)がフェミニズム関連の書籍を推薦

■武田砂鉄氏「セクハラも女性活躍も「男性が解決すべき問題」」

■濱口竜介監督「男性を描いていても社会的な問題にたどり着かない。当人の内面の問題に終始しがちです。それは、男性が社会構造に保護されているからです」
「これからの時代、男女平等が進んでいくとすれば、男性は生まれた時から無自覚に得てきた特権をどんどん奪われていくことになります。それは個人の視点からすると単に抑圧され、奪われるようなつらい体験なのかもしれないけれど、自分にその特権が与えられた歴史を学びつつ、それはむしろ起こるべきこととして、その痛みを受容しなくてはいけない」

■竹下郁子氏「コムアイ×辻愛沙子がNHKドラマでタッグ、「生理をトイレの個室の問題にしない」ために」/ドラマ「雨の日」が11月3日放送

 ここからは、2021年夏ごろから年末にかけて、私が個人的に収集してきた女性差別等の事例を貼り付けます。数の多さにゾっとしますし、見出しを読んだだけで胸が痛くなるほどひどい事件もあります。主なニュースの見出しを箇条書きにして、その下にツイートを転載します。閲覧注意です。

・岡崎明子氏「性交同意年齢 いまだ13歳というホラー」
・立憲民主党の本多平直議員が辞職/14歳と性交”発言 本多議員が辞職表明
・伊藤詩織さんに性的暴行を加えた山口敬之氏の逮捕中止を命じた中村格氏が警察庁長官に昇進
・伊藤詩織さんが中傷ツイート訴訟で勝訴
・北海道新聞の女性記者(22)が取材の際、国立大学法人旭川医科大(北海道旭川市)の建物内に無断で侵入したとして建造物侵入容疑で現行犯逮捕された事件

■性交同意年齢「15歳まであげるべき」

■(多事奏論)岡崎明子氏「性交同意年齢 いまだ13歳というホラー」
・刑法が制定された1907年(明治40年)。義務教育が尋常小学校4年から6年に伸びた年だ。この時代、多くの子供が13歳で社会に出ていた。時代がまったく違うのに、性交同意年齢だけは13歳のままゾンビのように生き残っているとは。

■立憲民主党の本多平直衆院議員/立憲は13日、次期衆院選での本多氏の公認内定を取り消す方針

「刑法で性行為が一律禁止される年齢(性交同意年齢)を現行の「13歳未満」から引き上げることを議論する党の「性犯罪刑法改正に関するワーキングチーム(WT)」に出席。外部から招いた有識者に対し、「例えば50歳近くの自分が14歳の子と性交したら、たとえ同意があっても捕まることになる。それはおかしい」と発言」

■立憲民主党の本多平直議員が辞職

■「伊藤詩織さんを「偽名」とツイート、元東大特任准教授・大澤昇平さんに賠償命令」

↓慰謝料などの支払いと該当ツイートの削除を命じられた大澤昇平氏が「勝訴しました」とツイート。しかしこの裁判で重要なのは金額ではありません。SNS上での虚偽発言が名誉棄損と認められました。

■伊藤詩織さんに性的暴行を加えた山口敬之氏の逮捕中止を命じた中村格氏が警察庁長官に昇進

■伊藤詩織さん中傷ツイート訴訟 勝訴判決に寄せて

・「人権」というものはすべて、それがなくて苦しんだ人々の歴史があったおかげでできあがってきた結晶
・伊藤さんは、SNSの言論環境問題についてそれに匹敵する作業の門戸を開いた人の一人
・傷つく経験をした女性は、低く見られること(価値低落)を恐れて、自分の被害を言葉にすることができない
・「表現の自由」を守る、という言葉は、誹謗中傷に苦しんで発言不能になっている人々のためにも使われる言葉
・「表現の自由」を確保するために適切な限界ルールの見定めが必要

■「北海道新聞の女性記者(22)が取材の際、国立大学法人旭川医科大(北海道旭川市)の建物内に無断で侵入したとして建造物侵入容疑で現行犯逮捕された事件」

■高田昌幸・東京都市大教授(調査報道論)「調査報告の体をなしていない。市民の支持を得る気がない」「一種のパワハラだ」「教育が必要なのは幹部」

■北海道新聞のウェブ記事は会員限定で検索も避ける仕様

⇒(2)に続く。

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