栗山民也さん演出による米国劇作家ユージン・オニールの戯曲の上演は、新国立劇場の『夜への長い旅路』『喪服の似合うエレクトラ』『氷屋来たる』に続いて4作目だそうです。
『アンナ・クリスティ』はオニールの初期作品で、1921年のピューリッツァー賞受賞作です。いや~さすがの面白さで、後半は目が離せなかったです。初日の上演時間は約2時間40分(途中休憩20分を含む)。
1930年にグレタ・ガルボが主演した米国映画↓があるんですね。
売り上げランキング: 7,568
栗山民也さん演出による米国劇作家ユージン・オニールの戯曲の上演は、新国立劇場の『夜への長い旅路』『喪服の似合うエレクトラ』『氷屋来たる』に続いて4作目だそうです。
『アンナ・クリスティ』はオニールの初期作品で、1921年のピューリッツァー賞受賞作です。いや~さすがの面白さで、後半は目が離せなかったです。初日の上演時間は約2時間40分(途中休憩20分を含む)。
1930年にグレタ・ガルボが主演した米国映画↓があるんですね。
稽古場レポートを書かせていただいた公演に伺いました。上演時間は約1時間35分。
深刻にしようと思えばいくらでも深刻に作れる、出演者2人だけのほぼ密室の会話劇を、コミカルに、明るく、躍動的に組み立てた演出が素晴らしいと思いました。
初日の俳優は少々硬い目でしたが、意図がはっきりとした感情豊かな演技で、セリフの一つひとつを的確に粒立たせ、戯曲に描かれた人間の愚かさ、愛らしさを届けてくれたと思います。
↓出演者2人だけでなく、トークに登壇したスタッフの4人全員が新国立劇場演劇研修所の修了生です。
【ご来場御礼】
華金の昨日も、たくさんのお運びをありがとうございました!
アフタートークも盛り上がりました♫
左から、野坂、岩男海史氏(衣装)、荒巻まりの氏(宣伝美術)、中西良介氏(翻訳)。 pic.twitter.com/Iq6z8JlR1o— 地平線 〈野坂弘の演劇ユニット〉 (@ChiheisenTaro) 2018年7月13日
俳優指導者の鍬田かおるさんのワークショップ情報です(⇒前回の紹介文)。8月は初心者参加可能の「①エクササイズ」「②ラバン入門(ルドルフ・ラバンのエフォート入門)」と経験者向けの「③シーンクラス」が開講されます。10名程度の少人数クラスです。
鍬田さんは先日まで、オーストラリアのメルボルンで研修をされていました。「世界中飛び回って勉強、研鑽に(笑)余念がない」という言葉に嘘はありません。
■鍬田かおるワークショップ「2018年夏クラス」
日程:2018年8月3日(金)~12日(日)に3クラス開講
会場:スタジオ アルバ(文京区関口1-37-5)
定員:10名前後の少人数クラス
参加費:
①エクササイズ:15000円(計3日分)
②ラバン入門:15000円(計3日分)
③シーンクラス:39800円(計6日分)
※③は経験者のみ申し込み可能
※開始日2日前までは万が一の場合のキャンセル可能。次回クラスへの振替もOK。
タイムテーブル:
8月03日(金)③シーンクラス:10:00~17:30、 ①エクササイズ:18:30~21:00
8月04日(土)③シーンクラス:10:00~17:30、 ①エクササイズ:18:30~21:00
8月05日(日)③シーンクラス:10:00~17:30、 ①エクササイズ:18:30~21:00
8月10日(金)②ラバン入門:10:00~12:30、 ③シーンクラス:13:30~21:00
8月11日(土)②ラバン入門:10:00~12:30、 ③シーンクラス:13:30~21:00
8月12日(日)②ラバン入門:10:00~12:30、 ③シーンクラス:13:30~21:00
〆切:開講日の前日まで。満員になり次第〆切、その後はキャンセル待ち。
(シーンクラスはテキストの準備があるため数日前に〆切)
先日、継続参加している方々の非公開ワークショップを拝見し、俳優が挑戦するワークとコミュニケーションの質の高さに唸りました。やはり「継続は力なり」です。鍬田さんは厳しいですが、ホンモノです。相性もありますので、①か②、もしくは①と②の両方から入門してみてください。
前回のラバン入門参加者のご感想はこちらです。
東京都(女性20代):あれから舞台稽古の合間を見て、稽古場の隅で練習しています。家だとなかなかスペースがなくて練習が難しいですね…自分の動きのくせが、演技のくせにつながっているという事実、やればやるほど実感としてわかってきました。
東京都(男性30代):以前よりも、稽古で演出家に言われることへの捉え方が変わり、俳優たちがどういうエフォートを使っているのかを見るようになりました。
↓「8月の各種クラス、個人レッスンでお待ちしています」とのこと。
毎月ツイッターで推薦している鍬田さんのブログ「Kaoruの演劇スタジオ」は、いつもどおり切れ味抜群です(⇒「数字にしてみませんか?-気分と実際」)。俳優だけでなく、演出家、スタッフ等の演劇人、そして私のような一般観客にもお勧めです。とにかく背筋が伸びます…。
以下、主催者からいただいた情報です。
英文学者の河合祥一郎さんがご自身の新作を演出されます。上演時間は約1時間45分。
題名から察するにウィリアム・シェイクスピアについてのお芝居で、ベケット作『ゴドーを待ちながら』が下地になっていそうですよね。河合さんは2016年に同劇場で『ゴドー~』を演出されています。
戯曲は雑誌「悲劇喜劇」2018年7月号に掲載されています。劇場ロビーでも発売中。
ケラリーノ・サンドロヴィッチさんが作・演出されるナイロン100℃の46th SESSION『睾丸』は、今から数十年前の日本が舞台のストレートプレイ。上演時間はカーテンコール込みで約3時間5分、途中休憩15分を含む。当日パンフレットは巨大サイズで1800円。
舞台となる1993年といえば私はほぼ20代で、時代の空気は覚えていました。そこに、さらに25年前の1968年のものものしい風が吹き込みます。不穏さを常にかもしながら、カラっとした笑いもふんだんでした。