早川書房の雑誌「悲劇喜劇」にて、東京大学大学院教授で翻訳家、演出家でもいらっしゃる河合祥一郎さんと「演劇時評」を担当させていただきます(2017年5月号、7月号、9月号の計3回を予定)。
【宣伝】雑誌「悲劇喜劇」2017年5月号にて河合祥一郎さんと「演劇時評」を担当させていただきます(全三回の第一回)。
おととい発売でした。よろしければ是非!https://t.co/Zy472HmI65 pic.twitter.com/WnwIkk5G0N— 高野しのぶ (@shinorev) 2017年4月9日
河合先生は長年、多岐にわたってご活躍されている研究者、演劇人で、著作の多さにも常々驚かされております。読売演劇大賞の選考委員でもあり、とても積極的に多数の観劇をされています。まさか自分が“合評”という形でご一緒させていただくなんて、全く、想像していませんでした…(合評初日はうろたえて、何度も電車の乗り降りを間違えてしまいました…)。
仕事で追いつける可能性はゼロですが、大人の人間として少しでも近づけるよう精進します。あ、もちろん、合評をまず、頑張ります。七転八倒中でございます…。
今回の合評について。特にNODA・MAP『足跡姫』は、河合先生が歌舞伎にお詳しいこともあり、内容の濃いものになっていると思います。編集部の皆さんの細やかなお仕事に触れ、言葉を形(書籍)にする行為の尊さ、ありがたみを嚙みしめました。
「悲劇喜劇2017年5月号」は4/7発売、1,445 円(税込)です。よろしければお買い求めください。
■演劇時評(2017年5月号)
河合祥一郎 (東京大学大学院教授)×高野しのぶ (現代演劇ウォッチャー・「しのぶの演劇レビュー」主宰)第一回
【合評】
『足跡姫~時代錯誤冬幽霊~』(NODA・MAP)
『陥没』(Bunkamura /キューブ)
『お勢登場』(世田谷パブリックシアター)
『ザ・空気』(二兎社)
『ミュージカル「わたしは真悟」』(ホリプロ)
『ビッグ・フィッシュ』(東宝)
『隅田川/娘道成寺』(木ノ下歌舞伎)
『豚小屋~ある私的な寓話~』(地人会新社)⇒稽古場レポート
『なむはむだはむ』(東京芸術劇場/ quinada)
『ユー・アー・ミー?』(ラッパ屋)
『ダークマスター』(庭劇団ペニノ)
『たくらみと恋』(世田谷パブリックシアター)
『MOTHER──君わらひたまふことなかれ』(新国立劇場演劇研修所第10期生修了公演)
『リリオム』(ユマクトプロデュース)
【高野単独評】
『世界』(Bunkamura)
『peeeeep~踊る小説2~』(CHAiroiPLIN)
『シェイクスピアの「冬物語」』(SPAC・静岡県舞台芸術センター)
【河合単独評】
『華岡青洲の妻』(松竹)
『病いは気から』(俳優座)
『どうか闇を、きみに』(空想組曲)
『食いしん坊万歳!~正岡子規青春狂詩曲~』(文学座)
『生きてる時間』(カタルシツ演芸会)
【4/7発売】「悲劇喜劇」5月号は特集=第四回ハヤカワ「悲劇喜劇」賞。受賞作の「キネマと恋人」を大特集!
キネマと恋人って何?という方はなるほ道化に聞いてみてください。https://t.co/lCQvNdtzsi pic.twitter.com/WVWgP9e4Lx— 早川書房 (@Hayakawashobo) 2017年3月24日
オンラインHPで初めて特集号の全貌を知った。これはすごい。執筆陣も今知った。関係者はともかく、いとうせいこうさん、谷賢一くん、詩森ろばさん、白神もも子さん、大森さわ子さん、豊崎由美社長、面識無い方もありますが「キネマと恋人」のために有難う御座いました。本当に嬉しい。早く読みたい。 https://t.co/UNxbuXPXbL
— ケラリーノ・サンドロヴィッチ (@kerasand) 2017年3月24日
この号に載ってる、河合祥一郎さんと高野しのぶさんの足跡姫の劇評も面白い
— なつ (@Natsu_6186) 2017年4月9日
以下は記録として、公式サイトの商品詳細のテキストを貼り付けました。
【商品詳細】
特集=第4回ハヤカワ『悲劇喜劇』賞
『悲劇喜劇』5月号は……
「原案のウディ・アレン作品を凌ぐ強度と輝き」「作者が発明した架空の方言は劇言葉の夢」「21世紀的な創作態度」と選考委員の絶賛を受け、
第4回ハヤカワ『悲劇喜劇』賞を受賞した『キネマと恋人』(作・演出=ケラリーノ・サンドロヴィッチ)を大特集!!
第68回読売文学賞も受賞した傑作戯曲『キネマと恋人』を全文掲載します!
また、出演者の妻夫木聡、緒川たまき、ともさかりえが、今作へ抱く深い愛情を明かします。
さらに、2016年の演劇賞を総なめにし、今演劇界で最も注目集める劇作家・演出家、ケラリーノ・サンドロヴィッチのロングインタビューも掲載!
随筆は演出家の鵜山仁と女優の伊勢佳世。
劇評(河合祥一郎、高野しのぶ)は『足跡姫』(作・演出=野田秀樹)、『陥没』(作・演出=ケラリーノ・サンドロヴィッチ)、『お勢登場』(作・演出=倉持裕)ほか。
<目次>
第四回ハヤカワ『悲劇喜劇』賞選考会/今村忠純 鹿島 茂 小藤田千栄子 高橋 豊 辻原 登
■選評
アレンジメントのオリジナリティ/鹿島 茂
『悲劇喜劇』賞選評/辻原 登
演劇の夢と映画の夢/今村忠純
『キネマと恋人』ウディ・アレン映画の日本的な演劇化/小藤田千栄子
『キネマと恋人』は、「幸福を約束された作品」/高橋 豊
●ロングインタビュー
創作と現実を行き交いながら/ケラリーノ・サンドロヴィッチ(聞き手=濱田元子)
●『キネマと恋人』の出演者たち
喜劇は人を幸せにする/妻夫木 聡
ハルコさんとウクレレ/緒川たまき
ミチルの幸福/ともさかりえ
●『キネマと恋人』の作り手たち
『キネマと恋人』の映像/上田大樹
芝居とも踊りとも違う、動きの可能性/小野寺修二
『キネマと恋人』と音楽/鈴木光介
●『キネマと恋人』を観た人たち
KERAと同時代に生きている者の喜び/いとうせいこう
『キネマと恋人』、異常なまでの完成度と新しい手触り/谷 賢一
創作の”蜜月”/詩森ろば
客席で味わった幸せな時間/白神ももこ
アレンの世界が広がる心地よい衝撃/大森さわこ
ハルコに投影したKERA氏の映画愛/豊崎由美
■『きみはいい人、チャーリー・ブラウン』
歌って魅せるスヌーピーの世界/村井良大 中川晃教
■随筆
OFF-OFF悲劇喜劇/鵜山 仁
わたしの衣・食・遊・住/伊勢佳世
●戯曲
『キネマと恋人』/ケラリーノ・サンドロヴィッチ
■演劇時評
河合祥一郎 (東京大学大学院教授)×高野しのぶ (現代演劇ウォッチャー・「しのぶの演劇レビュー」主宰)第一回
『足跡姫~時代錯誤冬幽霊~』(NODA・MAP)
『陥没』(Bunkamura /キューブ)
『お勢登場』(世田谷パブリックシアター)
『ザ・空気』(二兎社)
『ミュージカル「わたしは真悟」』(ホリプロ)
『ビッグ・フィッシュ』(東宝)
『隅田川/娘道成寺』(木ノ下歌舞伎)
『豚小屋~ある私的な寓話~』(地人会新社)
『なむはむだはむ』(東京芸術劇場/ quinada)
『ユー・アー・ミー?』(ラッパ屋)
『ダークマスター』(庭劇団ペニノ)
『たくらみと恋』(世田谷パブリックシアター)
『MOTHER──君わらひたまふことなかれ』(新国立劇場演劇研修所第十期生修了公演)
『リリオム』(ユマクトプロデュース)
『世界』(Bunkamura)
『peeeeep~踊る小説2~』(CHAiroiPLIN)
『シェイクスピアの「冬物語」』(SPAC・静岡県舞台芸術センター)
『華岡青洲の妻』(松竹)
『病いは気から』(俳優座)
『どうか闇を、きみに』(空想組曲)
『食いしん坊万歳!~正岡子規青春狂詩曲~』(文学座)
『生きてる時間』(カタルシツ演芸会)
時評
第十九回千田是也賞贈呈式、第六十八回読売文学賞贈賞式、第二十四回読売演劇大賞贈賞式、
ミュージカル『アルジャーノンに花束を』の囲み取材など演劇ニュース
表紙写真:世田谷パブリックシアター+KERA・MAP#007『キネマと恋人』(二〇一六年) 宣伝美術:榎本太郎 宣伝写真:江森康之
表紙:早川書房デザイン室
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