【提案/ハラスメント9】女性への差別・暴力/男女不平等の事例(4)

 「女性への差別・暴力/男女不平等の事例(3)」の続きです(⇒前回の投稿)。
 よろしければ以下の署名にご協力をお願いいたします。

 主なニュースの見出しを箇条書きにして、その下にツイートを転載します。閲覧注意です。

・4人に1人の女性がDV被害体験あり(2021年3月内閣府調査)
・ナスターシャ・キンスキー「私は自尊心がとても低かった。親に守ってもらえなかった子どもは自分に価値なんてないと思うようになる。」
・遠見才希子氏「「懲罰的」な中絶法 心身傷つけぬため飲み薬の選択肢を」
・“戦後まもなくから変わらない”日本の中絶
・国連の(自由権規約に関する)人権委員会で人権は生まれた後に発生すると結論が出ている
・「経口中絶薬の高価格設定に反対します」
・田中兆子著「徴産制」

■4人に1人の女性がDV被害体験あり(2021年3月内閣府調査)/2021年4~9月のDV相談件数は324件(前年同期比で2倍以上)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/142552

■「男性の被害意識こそ女性蔑視の表出」「女性蔑視が当たり前の社会においては、女性が従順ではないことが男性の体験としては被害になりうる」

■パプリカ氏によるナスターシャ・キンスキーについての連続ツイート
父クラウス・キンスキーがナスターシャを芸能界へ/彼女は12歳から家計を支えるほど稼いでいた

■「今こそ、広い視点で性を捉えるとき エマ・ワトソンが切り拓く、フェミニズムの新境地」
エマ・ワトソン:ジェンダー平等は、男性のみならず、全ての性にとって取り組まなければならない問題である

■「米最高裁は女性の人工妊娠中絶を合憲とする1973年の「ロー対ウェード判決」を初めて、実質的に覆した」
「同法(妊娠6週目以降の中絶をレイプや近親相姦も例外なく禁止するテキサス州法)では、中絶を「幇助する」家族や病院スタッフなどあらゆる関係者に対して、当事者とは無関係の第三者が民事訴訟を起こし、最低1万ドルの損害賠償を請求できる」

■中絶禁止法(テキサス州法)を支持するツイートをした社長のJohn Gibson氏が退任

■「「なぜ中絶の権利を支持するのか」男性記者の質問に米報道官がピシャリと回答。「決めるのは女性」(アメリカ・ホワイトハウスのジェン・サキ報道官)」

■シンディ・ローパー氏「平等な賃金や自分たちの身体をコントロールする権利は基本的な権利」

■フランスで25歳以下の女性は避妊薬が無料に。診察代もカバー。中絶は全女性が無料で受けることができる。

■500人を超えるアスリートらが中絶規制に反対/妊娠を続けるかどうかは自分で決められるべき

■池端玲佳記者(科学文化部)「“戦後まもなくから変わらない”日本の中絶」
「妊娠・出産は女性だけが抱えることではありません。中絶に至る前の、避妊、性交後でも妊娠を防げる緊急避妊薬なども含めて、どうすれば女性が苦しむ状況を避けられるのか、男性も含めて考えてほしい」

■雨宮処凛氏「(新生児殺害・死体遺棄事件が報道されるろ)女性ばかりが責められ、実名と顔を晒され「犯罪者」として全国に知れ渡る。その一方で、妊娠させたほうは存在自体が最初から忘れ去られているようだ」
「もし、相手の男がDNA鑑定で特定されて名前や顔が出るという法律ができたら、と。そうなれば、報道の扱いも随分変わるだろう」

■「「胎児に対する罪」を法に書き込む運動」「胎児の利害を母体から独立させるという刑法の運用」

■遠見才希子氏「「懲罰的」な中絶法 心身傷つけぬため飲み薬の選択肢を」
遠見「女性のからだの自己決定権を尊重し、産む、産まない、どちらの選択でも安全な医療とケアを提供することが、医療者の役割です」

田中聡子記者(オピニオン編集部)「中絶は生まれてくる命を摘む行為でもあります。女性の自己決定権という側面だけで語っていいのでしょうか」
遠見「女性に対して中絶のスティグマを強めるような言動は避けるべきです。たしかに、一部の保健体育の教科書には『命を摘む行為』などと書かれていますが、命がいつから始まるかについては様々な考え方があります」

■「セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス・ライツ(SRHR)」/「女性の自己決定を尊重する」概念

■人工妊娠中絶のための飲み薬が国内で初めて承認申請された
・日本では手術しか選べない。胎児を包んだ胎囊(たいのう)などを子宮内から電動や手動で吸い出す「吸引法」、子宮内の胎囊などをスプーン状の器具で出す「掻爬(そうは)法」、この二つの併用が一般的だ

■北原みのり氏「中絶薬実用化で「胎児の定義を教えて」 女性らの声に官僚は六法全書をパラパラめくり始めた」
・法務省の役人は「堕胎罪の保護法益は胎児の生命、身体の保護」と言ったが「胎児の定義」は答えられず。
・ 絶対に妊娠しない側が決めた堕胎罪、中絶の方法、中絶の値段に“私たち”は振り回されてきた。そういう人たちほど簡単に「胎児の生命」×「女性」をてんびんにかけながら、胎児の定義すらできない。そのことは分かってはいたけれど、やはりショッキングではある。
・日本では年間約15万人が中絶をしている。その6割が掻爬での処置で、4割が吸引で行っている
・塚原久美氏「国連の(自由権規約に関する)人権委員会での議論はご存じですか? 人権は生まれた後に発生すると結論が出ています。胎児の権利を理由に女性の人権を侵害するのは間違いなのです」

■740円の経口中絶薬が「薬で簡単に中絶できてしまうという意識は絶対によくない」と10万になる/「経口中絶薬の高価格設定に反対します」

■重見大介医師「「経口中絶薬」、厚労省に製造販売の承認申請 どんな仕組みで中絶するの?」
・比較されるべきは「悪用が一件もない社会」ではなく、「この薬が承認薬として使えない社会」
・多くの女性に必要性のある薬は承認された上で、運用や提供体制によって悪用を可能な限り防ぐ仕組み作りが重要

■署名「「安全な中絶・流産」の選択肢を増やしてください!」

■この社会では男性が妊娠・育児にまつわる責任を負わなくても女性の時ほど糾弾されずに済む

■田中兆子著「徴産制」
・「日本のために」とよく言う人がいますが、それは実は「俺のために」という場合が多い。少子化で日本の国力が落ちることを、「俺の力が落ちる」と考えていて、そこに「産む側」の視点はありません。

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