【映画鑑賞】ナショナル・シアター・ライヴ2021「ジェーン・エア」12/03~TOHOシネマズ日本橋、他

≪作品紹介≫ https://www.ntlive.jp/janeeyre
今も人気を誇るシャーロット・ブロンテの古典を大胆でダイナミックに自由と充実感を求めて戦う一人の女性を描いた舞台にしている。「ジェーン・エア」の気鋭のヒロインは、人生の障害に真正面から立ち向かい、貧困、不正、苦い裏切りを生き抜き、自分の心に従うという究極の決断を下すまでに至る。
≪ここまで≫

 ここからネタバレします。

 めちゃくちゃ面白かった。

 大柄の黒人女性の歌がうまくて涙が出そうになった。彼女がロチェスターの妻だと分かった時は驚いたし恐ろしかった。あの、閉じ込められた“狂女”は、幕開けからずっと舞台にいて、全てを見ていたのだ。マッチに火を点けるのも彼女だった。

 物おじせず率直に意見するジェーンは、あの時代にはとても珍しい若い女性。彼女を家庭教師として雇っているロチェスター氏もまた、ひねくれもので奇妙。2人が惹かれ合う…という展開になる前に、すでにジェーン役の俳優はロチェスターに恋をしていた。

邦題:『ジェーン・エア』
原題:Jane eyre
製作年:2015年
上映時間: 3時間30分(休憩込み)

出演(ABC順):
ミュージシャン:ベンジー・バウワー
ミュージシャン:ウィル・バウワー
ブロックルハースト氏、パイロット(犬)、メイソン(ロチェスターの妻の兄):クレイグ・エドワーズ
ヘレン・バーンズ(寄宿学校で病死したジェーンの友達)、アデル(ロチェスターの娘)、セントジョン、グレイス・プール(ロチェスターの妻の面倒を見る召使)、アボット:ローラ・エルフィンストーン
ロチェスター:フィリックス・ヘイズ
ミュージシャン:フィル・キング
バーサ・メイソン(ロチェスターの妻/精神を病んで屋根裏に閉じ込められている):メラニー・マーシャル(大柄の黒人女性/歌手)
ベッシー(ジェーンに親身だった乳母)、ブランシュ・イングラム(ロチェスターが心奪われた高貴な女性)、ダイアナ・リヴァース:シモーネ・ソンダース
リード夫人(幼いジェーンをいじめた伯母)、フェアファックス夫人(ロチェスターの邸宅の家政婦):マギー・タグニー
ジェーン・エア:マデリン・ウォーラル
※その他の役も本キャストによって演じられる

原作:シャーロット・ブロンテ
演出:サリー・コックソン(NTLive「ピーターパン」)
舞台装置:マイケル・ヴェール
衣装:ケイティ・サイクス
照明:エーディン・マローン
音楽、音楽監督:ベンジー・バウワー
音響:マイク・ビア&ドミニク・ビルキー
ムーヴメント:ダン・キャナム
アクション:レニー・クルピンスキー
ドラマターグ:マイク・エイカーズ
カンパニー・ヴォイス・ワーク:リチャード・ライダー
スタッフ・ディレクター:エレン・ハヴァー
一般3500円 学生2500円
https://www.ntlive.jp/janeeyre

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