【意見/地点10】劇団地点が「三浦基からのご挨拶」「2021年度の公演ラインナップ」「コンプラインアンス向上の取り組み」を公開

 劇団地点(以下、「地点」とする)が4月10日に「三浦基からのご挨拶」「2021年度の公演ラインナップ」「コンプラインアンス向上の取り組み」を公式サイトで公開しました。元劇団員A氏の記者会見は1月26日でしたので(⇒123)、約2か月半後に応答があったことになります。⇒前回の投稿

■空間現代が地点との創作プロセスについての記事をツイート(2021年4月8日)

 「三浦基からのご挨拶」には「地点と元劇団員との間での問題が、和解の成立により解決したことを、司法の場において明らかにすることを決意しました」とあります。地点は昨年12月1日に、A氏に対して2500万円の損害賠償訴訟の提起を予告していますので(⇒記者会見より)、それを実行されるのですね。A氏の代理人の弁護士が「三浦氏から訴訟が起こされた場合には徹底的に戦う」と発言しているので(⇒引用元)、地点が訴訟を起こせば係争になる可能性が高いです。

■ハラスメント問題が明るみに出て「係争中」になった時、“加害者”を起用をしていいのか

 A氏の記者会見での発言を以下に引用します(⇒引用元)。

私が地点への入団を検討していたとき、判断材料の一つとなったのが、地点が公共劇場と作品を発表していることでした。私がはじめて地点の作品を見たのも、公共の劇場です。公共劇場から仕事を任される、社会的信頼のある劇団は、創作に関する心理的安全も守られているのだろうと思っていました。
二〇二〇年度も三浦氏は公共劇場主催で作品の発表を行い、戯曲賞の審査員を務めています。
公共劇場のあり方として、ハラスメントに対して先進的なコンプライアンスを持ってほしいという願いがあります。

 地点の2021年度の公演ラインナップには、京都、東京、神奈川での上演予定があります。公立劇場は当然として、地点と一緒に仕事をする予定の劇場や団体には、地点とA氏との間のハラスメント事案を自分事として考えてもらいたいです。地点の舞台を拝見してきた一観客の私自身も当事者だと思っています。
 ⇒ハラスメントに関するツイートまとめ(5)※随時更新しています。

 以下は関連ツイートのまとめです。私が見つけた限りですので網羅はできていません。

 ↓長いやりとりになっています。

↓2021/05/06加筆

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