【ハラスメント】カテゴリーの34番目です(⇒前回の投稿)。2021年末のまとめ投稿の下の方に、【ハラスメント】投稿の過去リンクを羅列してあります。
映画業界の性暴力報道に関する情報の7つ目です(⇒1、2、3、4、5、6)。
記録のために関連ツイートをまとめて転載します。閲覧注意です。フラッシュバックが起こることもありますので、ご了承の上、お気をつけてご覧ください。
※網羅性はありません。基本的に私自身の備忘録として残しています(2022/12/22時点)。
トピックはこちら↓
■「アメリカにおいて性犯罪の通報のうち90〜98%が真実というデータ」
■日本も性被害のうち8割が届出されない
■ハリウッドでも、枕営業強要は深刻/枕営業を告発した女性を襲う被害者非難
■【告白】性加害・ハラスメントを引き起こす4つの特徴
■日本映画監督協会「制作現場の中心的立場である監督は、自身の地位が内包する権力を強く自覚し、同時に健全な環境作りのためのリーダーシップをとる必要がある」
■日本映画監督協会の声明文は理事長が変わってから出た
・日本版CNC設立を求める会が『ハラスメント防止措置ガイドライン草案』を公開
■韓国と日本で(映画創作の)労働環境は雲泥の差/映画「ベイビー・ブローカー」の現場は100〜120人のスタッフがいて日本の2倍、下手したら3倍以上
■映画界の性暴力・ハラスメント問題、大手映画会社4社はどう向き合うのか? 見解と対策を聞いた
■噂が広まり職を失う不安、「黙殺」されない制度を。性暴力やハラスメント撲滅のため映画界に求められる対策は?
■西原孝至氏「自分はフェミニズムに出会って生きるのが楽になりました」
■日本シナリオ作家協会による「脚本契約7原則」
■千尋氏「地雷原を生きるー加害者の名が呼ばれ続ける社会で(#MeTooJapan によせて 3)」
■プロデューサー氏のセクハラ、パワハラ、暴言で、進行中の現場が止まりました
■東映との闘いの一年間のまとめ(長時間労働・残業代不払・セクハラについて)
■アメリカの元子役が子供向けチャンネルにおける児童性虐待を訴えた
■俳優のナタリー・ポートマンは11歳の時から労働組合に所属していた
■アッバス・キアロスタミ監督作品『クローズ・アップ』日本公開延期
■文化庁の「令和5年度 概算要求」にハラスメント防止対策への支援が新たに盛り込まれました/あとは財務省が飲むかどうか
ここからツイートの転載です。
■「アメリカにおいて性犯罪の通報のうち90〜98%が真実というデータ」
・アメリカでは、性暴力事件はおよそ4件に3件が通報されないまま
・通報を阻む理由は、加害者からの報復への恐怖や、捜査でトラウマとなった経験を何度も何度も反復しなくてはいけないことへの恐怖
・通報しても加害者が適切に処罰されない(1000件中995人の容疑者が実刑判決を受けない)
・“信じてもらえないこと”も大きな理由
女性が性暴力を訴えたらまずは「信じる」こと。
米国では性犯罪の通報のうち90〜98%が真実というデータがあるにもかかわらず“ウソをついているかもしれない”という姿勢で被害が扱われてきた背景から、まずは訴えを真剣に受け止めて捜査すべきとされている。https://t.co/TEqPJfbUBb pic.twitter.com/mtOaN6zkp4
— フロントロウ編集部 (@frontrowjp) March 22, 2022
■日本も性被害のうち8割が届出されない
日本も性被害のうち8割が届出されない暗数。 https://t.co/V2BI8Exs85
— クリタヒラハラ (@hiraharakurita) March 23, 2022
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性被害の暗数80%。届ける人は14%。1件の認知件数に対し6倍の明かされない被害がある。「被害に遭った人に占める被害を届け出なかった人の割合は80.0%(第1回調査 87.1%,第2回調査77.8%,第3回調査76.0%,第4回調査74.1%」
「届出をした人の割合(14.3%)」https://t.co/nKjKnHpCB4
— クリタヒラハラ (@hiraharakurita) July 4, 2020
■ハリウッドでも、枕営業強要は深刻/枕営業を告発した女性を襲う被害者非難
・被害を告発した女性を責めることは、ヴィクティム・ブレーミング(被害者非難)と呼ばれる
・性犯罪を受けたという告発が、加害者の逮捕に繋がることは稀
ハリウッドでも、枕営業強要は深刻。
国連代表になった元子役シャーリー・テンプルや、大英帝国勲章を受勲したヘレン・ミレンなども、過去に受けた性被害を告発。
そんな大御所ですらヴィクティム・ブレーミング/被害者非難に遭っている。#フェミニズムhttps://t.co/FxiIC5cvCy
— フロントロウ編集部 (@frontrowjp) April 14, 2021
■【告白】性加害・ハラスメントを引き起こす4つの特徴
「映像業界における性加害・性暴力をなくす会」の代表者/呉美保氏と加賀賢三氏
映像業界がよりよい環境になるにはどうしたらいいのだろう。自分たちなりの考えを話させていただきました。たくさんの方に読んでいただけますように。
こんな現場に、なりたいな。https://t.co/TWmFZwwkUQ
— 呉美保 (@omipo314) June 30, 2022
映像業界の性加害・ハラスメントについて、映画監督の呉美保さんとともに取材を受けさせていただいた記事です。
有料記事だったのですが、無料公開にしてくださいました。
読んでください。よろしくお願いします。 https://t.co/LA52uIjoR1— 賀々贒三(加賀賢三) (@catme05) June 30, 2022
「映像業界における性加害・性暴力をなくす会」です。
声明に賛同いただいた方々のお名前を追加掲載いたしました。ご賛同いただいたみなさま、ありがとうございます。(2022/7/4時点)https://t.co/hdTbSPE55j— 映像業界における性加害・性暴力をなくす会 (@end_abuseJP) July 4, 2022
■日本映画監督協会「制作現場の中心的立場である監督は、自身の地位が内包する権力を強く自覚し、同時に健全な環境作りのためのリーダーシップをとる必要がある」
【日本映画監督協会が声明】以下、記事より
——-
声明は「いかなるハラスメントについても反対します」と書き出し、「制作現場の中心的立場である監督は、自身の地位が内包する権力を強く自覚し、同時に健全な環境作りのためのリーダーシップをとる必要がある」と指摘。https://t.co/aS6PG2Rcai pic.twitter.com/FMP9ZEXuHp— Japanese Film Project (@JpFilm_Project) July 28, 2022
■日本映画監督協会の声明文は理事長が変わってから出た
日本映画監督協会から出たハラスメントに対する声明文。理事長が本木さんになってようやく出た。 pic.twitter.com/LTIEiPVHp7
— 佐々木浩久 (@hirobay1998) July 28, 2022
自ら価値観を否定することはとても困難だったと思う。
4カ月という時間が掛かったのも仕方ない。
日本映画監督協会の脱ハラスメント宣言には心から敬意を表します。
ただし、理事長の交代がなければこの宣言も存在しなかったことには改めて留意しなくてはなりません。
— 早坂 伸 Shin Hayasaka (@shin_hayasaka) July 29, 2022
・日本版CNC設立を求める会が『ハラスメント防止措置ガイドライン草案』を公開
映画・映像関係で働く方々へ
日本版CNC設立を求める会『ハラスメント防止措置ガイドライン草案』が発表されています。
各就業場所、稽古場やワークショップ、撮影準備、撮影中、衣装合わせのときに気をつけるべきことなどがとても細かく掲載されています。https://t.co/gNvA4wWD8S
— 表現の現場 調査団 (@HyogenG) June 15, 2022
「a4c / 日本版CNC設立を求める会」ではハラスメント防止措置ガイドラインの草案を発表しました。https://t.co/JxNo4ljWnl
各国の取り組みを参考に法律の専門家が下書きをしメンバー全員での議論を経て作成。撮影中のみならず衣小合わせなど準備段階や現場外における注意喚起にも言及してます。
— 深田晃司 (@fukada80) July 29, 2022
■韓国と日本で(映画創作の)労働環境は雲泥の差/映画「ベイビー・ブローカー」の現場は100〜120人のスタッフがいて日本の2倍、下手したら3倍以上
めざまし8の是枝監督のインタビューめざましジャンケンだけだった本家と違って実があるものだった。ベイビー・ブローカーの現場は100〜120人のスタッフがいて日本の2倍、下手したら3倍以上。シーンごとに裏表で動けるので移動先でもう準備が済んでる。たとえば16時間かかるものが8時間で撮れる。
— ぴちょム🍑new! (@FQKliRrmVYXkiep) June 30, 2022
■映画界の性暴力・ハラスメント問題、大手映画会社4社はどう向き合うのか? 見解と対策を聞いた
映画界で性暴力の告発が相次ぎ、業界全体の問題なのに、なぜ大手からは自主的な発信がないのか。
そう思い、東宝・東映・松竹・KADOKAWAの4社を取材しました。
見解や対策など尋ねた4項目、すべてに回答したのは松竹のみです。#MeToo https://t.co/iMQ4IN5AXL
— 若田悠希 / ハフポスト (@yukiwkt) June 29, 2022
■噂が広まり職を失う不安、「黙殺」されない制度を。性暴力やハラスメント撲滅のため映画界に求められる対策は?
「フリーランスを守る仕組みが作られてこなかった。何もしてくれない、と落胆が広がっている」という訴えを、映画会社はどう受け止めるのか?
監督などの自主的な動きに頼るのではなく、業界を牽引する存在として、大手や業界団体には率先して動いてほしいと強く思います。https://t.co/m52NzlqwXE
— 若田悠希 / ハフポスト (@yukiwkt) June 29, 2022
■西原孝至氏「自分はフェミニズムに出会って生きるのが楽になりました」
#百年と希望 は私にとって政治映画であり、フェミニズム映画でもあります。撮影を通して、いかにこの国を家父長制&新自由主義が蝕んでいるかを発見しました。それが自分の中の一番の気付きでした。自分も変わりたいです
まだまだ届けたいし、一緒に変えていきたいです。映画館でお待ちしております!— 西原孝至 Takashi Nishihara (@tk_nishihara) June 25, 2022
自分はフェミニズムに出会って生きるのが楽になりました。男は常に語りすぎてきたし、まず聞くことから始め直したい。培ってきた男性中心主義を脱ぎ捨てるのは難しいのかもしれないけど、誰もが持つ尊厳や権利に思いを馳せてほしい。聞くこと、想像することからやり直しませんか、私含むおじさん!
— 西原孝至 Takashi Nishihara (@tk_nishihara) June 25, 2022
ちなみに「ではどうしたら良いのでしょう」という質問は無しな!本を読んで努力しよう!掃除と洗濯などケア労働を率先してやろう!自分の半生を省みよう!話はそれからだ!(自分含む) pic.twitter.com/NDcUKTDFkq
— 西原孝至 Takashi Nishihara (@tk_nishihara) June 25, 2022
■日本シナリオ作家協会による「脚本契約7原則」
日本シナリオ作家協会は「脚本契約7原則」を宣言します。https://t.co/7xMgyFYIVb pic.twitter.com/zLBfdtgzXQ
— 協同組合日本シナリオ作家協会 (@jwritersguild) July 4, 2022
■千尋氏「地雷原を生きるー加害者の名が呼ばれ続ける社会で(#MeTooJapan によせて 3)」
・まるで地雷原を歩くような生活
・キャンセルされてきたのは被害者/彼らの仕事場からキャンセルされたのはわたしだ。
・わたしが欲しいのは、慰めじゃなくて、公正な社会だけだ。
【#拡散希望】
【地雷原を生きるー加害者の名が呼ばれ続ける社会で(#MeTooJapan によせて 3)】7/10まで、フォロー限定記事を一般公開します。#MeToo #性被害者のその後https://t.co/MQMjCd2bfl
— Chihiro 千尋 (@chihirofig) July 7, 2022
■プロデューサー氏のセクハラ、パワハラ、暴言で、進行中の現場が止まりました
・本来の撮影所システムの復権と、健全な制作体制を目指したい
具体的な事は係争に至るので申し上げられませんが、一ヶ月前、プロデューサー氏のセクハラ、パワハラ、暴言で、進行中の現場が止まりました。今時あり得ない事が続いた現場でした。映画人としては作品は完成させたいのですが、先方から何の回答もないので、繋がりの美術要素全ての引き揚げました。
— sasakitty (Meets) (@sasakitty5) July 19, 2022
本来の撮影所システムの復権と、健全な制作体制を目指したいので、決断しました。
我々ベテランが黙ってたら、これからを拓いてゆく若い人達が続きません。
話し合いの場と空気を作り、良い方向に向かえればと切に思います。— sasakitty (Meets) (@sasakitty5) July 19, 2022
極々、一部の人達なのですが・・。
業界の創成期からある、様々な要因が複雑に絡んだ結果と思っていますので、微力ながらも是正出来るよう努めて居る所です。— sasakitty (Meets) (@sasakitty5) July 20, 2022
■東映との闘いの一年間のまとめ(長時間労働・残業代不払・セクハラについて)
東映APの告発です。
【東映との闘いの一年間のまとめ(長時間労働・残業代不払・セクハラ)】
1) "本団体交渉でも、弁護士から「どうして今更、過去のセクハラを訴えたいと思ったのか?」と質問をされるなど、セカンドハラスメントと思しき発言がありました。"(続
https://t.co/ur1NIt8hX7— Japanese Film Project (@JpFilm_Project) August 22, 2022
■アメリカの元子役が子供向けチャンネルにおける児童性虐待を訴えた。
こういう告発がついに出てきたか…。🇺🇸米子ども向けケーブルチャンネル『ニコロデオン』のドラマ番組「ゾーイ101」の元出演者アレクサ・ニコラス(※出演当時12歳)が同チャンネルにおける #性的虐待 のまん延を訴え、ニコロデオン幹部による #児童性虐待 を訴えたという。子役の #MeToo #childactors https://t.co/psyMTvNVOE
— 💫T.Katsumi📢 (@tkatsumi06j) August 28, 2022
■俳優のナタリー・ポートマンは11歳の時から労働組合に所属していた
「私は11歳のときから働いており、映画俳優組合は私の面倒を見てくれ、長時間働きすぎないように気を配り、働きながら教育を受けられるようにしてくれました。とても感謝しています。労働組合が毎日私を守ってくれています。」
ナタリーポートマンは組合に所属することの重要性を知っています。@UAW pic.twitter.com/yrR96ZTFdK
— 神部 紅 (@akaill) September 3, 2022
■アッバス・キアロスタミ監督作品『クローズ・アップ』日本公開延期
・マニア・アクバリ氏(Mania Akbari)がアッバス・キアロスタミ監督に自分の作品を盗まれ、性的暴行を受けたと自身のSNSに投稿した。
マニア・アクバリ氏:
https://www.theguardian.com/film/2013/jul/15/iranian-filmmaker-mania-akbari
【アッバス・キアロスタミ監督作品
『クローズ・アップ』(HDリマスター版)日本公開延期のお知らせ】(2022年8月26日) pic.twitter.com/2H33jb6POF— 映画配給会社・東風 (@tofoo_films) August 26, 2022
■文化庁の「令和5年度 概算要求」にハラスメント防止対策への支援が新たに盛り込まれました/あとは財務省が飲むかどうか
文化庁の「令和5年度 概算要求」にハラスメント防止対策への支援が新たに盛り込まれました! https://t.co/360pmHGsP1
ハラスメント防⽌対策への⽀援として「【作品・公演単位】75件×上限20万円(予定)」が明記されています。この対策を支持します。あとは財務省が飲むかどうか。#がんばれ文化庁— 深田晃司 (@fukada80) September 1, 2022
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