世田谷パブリックシアター『チック』08/13-27シアタートラム

 ドイツの児童文学書「Tschick(チック)」(作:ヴォルフガング・ヘルンドルフ)が、ロベルト・コアルさんにより戯曲化され、2011年にドイツで初演されました。小説の邦題は「14歳、ぼくらの疾走:チックとマイク」です。

14歳、ぼくらの疾走: マイクとチック (Y.A.Books)
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 『チック』は今でもドイツで上演が重ねられている人気の舞台だそうです。今回の日本初演はドイツ生まれの小山ゆうなさんが翻訳、演出されました。初日の上演時間はカーテンコール込みで約2時間35分(途中休憩15分を含む)。

 14歳の少年2人の夏休みのお話ですが、“単純明快な成長物語”や“青春の甘酸っぱい思い出”といったありがちな印象はあまりなく、現代社会の表と裏、光と影をきっちり描き、歴史を振り返りながら今を生きる人類に希望を持たせてくれるような、刺激的で面白いお芝居でした。公式サイトの作品解説などが充実していますので、どうぞ参考になさってください。

写真左から:篠山輝信、柄本時生 撮影:細野晋司
写真左から:篠山輝信、柄本時生 撮影:細野晋司

 なんと、映画版『50年後のボクたちは』の上映が9月から始まるそうです。幸運な機会だと思います。舞台を観てから映画館へGO! ※舞台を観るまでは、映画の予告編を見ないことをお勧めします。

FunIQ『FunIQ×今城文恵(浮世企画)「あいだヶ原のほおずき祭り」』08/07-13 Ito・M・Studio

 FunIQ(ファニック)は俳優の辻貴大さんと日比野線さんの2人ユニット。外部から脚本・演出家を招いて新作を連続上演していく企画の第二弾で、『あいだヶ原のほおずき祭り』の作・演出は今城文恵さん(浮世企画)。今城さんのお芝居を拝見するのは『ザ・ドリンカー』以来、二度目になります。上演時間は約1時間40分弱。

フジテレビジョン『ミュージカル「ヤングフランケンシュタイン」』08/11-09/03東京国際フォーラム・ホールC

 メル・ブルックス作詞・作曲の『ミュージカル「ヤングフランケンシュタイン」』は、彼の映画「ヤングフランケンシュタイン」(1974年)のブロードウェイ・ミュージカル版(2007年)で、今回が日本初上陸です。

 テレビ、映画でも大変ご活躍中の福田雄一さんが上演台本と演出を手掛けます。主演の小栗旬さんはミュージカル初出演で、コメディーの舞台も初めてだとか。開幕直前のゲネプロを拝見しました。


 
 とっても楽しかったです! 私、かなり偏屈な演劇オタクなんですが、いっぱい笑わせてもらった~~~♪ 上演時間は約3時間弱(休憩20分を含む)。おそらく本番はもう少し短いんじゃないかと思います。

●フジテレビジョン『ミュージカル「ヤングフランケンシュタイン」
 東京公演( 8/11~9/3 )東京国際フォーラム ホールC
  S席¥12,000 A席¥9,000 B席¥7,000
 大阪公演( 9/7~9/10 )オリックス劇場
  S席¥12,000 A席¥8,000 B席¥6,000


 

Bunkamura『プレイヤー』08/04-27 Bunkamuraシアターコクーン

 前川知大さんの戯曲を長塚圭史さんが演出する新作です。上演時間は約2時間50分弱(途中休憩15分を含む)。『プレイヤー』は前川さんの劇団イキウメで2006年に上演されており、今回はそのお芝居が稽古場で行われる「劇中劇」になっています。

 公演パンフレットの長塚さんと野田秀樹さんとの対談がとても面白かったです。蜷川幸雄さん亡き後、中劇場であるシアターコクーンで外国人演出家による公演が増えていることや、集客のために有名人が多くキャスティングされる現状についても率直に語られています。

範宙遊泳『その夜と友達』08/03-13 STスポット

 山本卓卓さんが作・演出される劇団、範宙遊泳の新作は男2人、女1人の三人芝居でした。上演時間は約2時間弱、途中休憩5分を含む。