ナショナル・シアター・ライヴ2017「誰もいない国 No Man’s Land」09/22-28 TOHOシネマズ日本橋

 ナショナル・シアター・ライヴ(NTLive)2017の4本目(⇒)は、ハロルド・ピンターの男性四人芝居『誰もいない国 No Man’s Land』です。上演時間は約2時間30分。休憩は20分。※映画館公式サイトでは159分(2時間39分)になっていました。

 どんな動きにも納得できる演技と、機知に富んだ会話で、私のささやかな知的好奇心をビシビシと刺激してくれる至福の時間でした。自分がどんなお芝居を観たいのかを、NTLiveを観る度に確かめます。NTLiveのおかげでブレないというか、迷いが消えるというか。

新国立劇場「演劇部門マンスリー・プロジェクト9月トークセッション『会場20周年特別企画・20年間の全175作品を振り返る』」09/24新国立劇場オペラ劇場ホワイエ

 開場20周年を迎えた新国立劇場の演劇公演全175作品を振り返るイベントです。演劇部門マンスリー・プロジェクトで入場無料、要予約。

 芸術監督の宮田慶子さんと中島豊さん(元チーフプロデューサー)、そして同劇場演劇公演のパンフレットを編集されている佐藤優さんがお話してくださいました。

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望ノ社 with ヤノミ『カバと結婚』09/22-24阿佐ヶ谷アートスペース・プロット

 望ノ社(モチノシャ)による影絵劇『宇宙カバ~Space Hippo』日本語バージョンと、スタンダップコメディアン(コメディエンヌ)のヤノミさんによる『新郎新婦の入場です!』の2本立て公演です。四日市、香川、広島、米子、姫路、京都公演あり。

 『宇宙カバ』は今年2月のTPAMにも参加されていたんですね。チラシのビジュアルから受け取った第一印象と、実際の内容がかなり違っていました。影絵をチラシのメインビジュアルにした方がいいんじゃないかなぁと思いました。

ティーファクトリー『エフェメラル・エレメンツ』09/22-10/03吉祥寺シアター

 川村毅さんが作・演出される新作を拝見。上演時間は2時間45分(休憩10分を含む)の予定でしたが、前半の途中にトラブルがあり、5~10分ほど延長されました。私的には全く問題なかったです。ライブ・パフォーマンスならではですよね。

 会場ロビーで戯曲が販売されています。終演後は川村さんが購入者のためにサインをされていました。

テレビ朝日『謎の変奏曲』09/14-24世田谷パブリックシアター

 1996年にフランスで初演されたエリック=エマニュエル・シュミットさんの男性二人芝居です。上演時間は約2時間30分(途中休憩15分を含む)。

 朝日新聞によると日本では1986年(仲代達也&風間杜夫、題名は『愛は謎の変奏曲』)と、2004年(杉浦直樹&沢田研二)に上演されています。今回は橋爪功さんと井上芳雄さんのペアで、演出は森新太郎さん、翻訳は岩切正一郎さんです。

 期待していたよりも面白かった~~~♪ あぁ、いい戯曲って本当にいいですね、そしてそれをちゃんと上演してくれる座組みもありがたい!