ミュージカル「メリー・ポピンズ」、平原綾香さんがポピンズを演じる回を拝見しました。上演時間は約3時間弱、途中休憩25分を含む。カーテンコールは撮影可能でした。パンフレットは2000円。
🎥プレスコール映像🎥
是非ご覧ください👀‼️#メリーポピンズhttps://t.co/udNPEQ0W3S— ミュージカル『メリー・ポピンズ』 (@marypoppinsJP) 2018年3月24日
≪作品紹介≫ 劇場公式サイトより
この度、ミュージカル『メリー・ポピンズ』の上演が決定いたしました。パメラ・トラバースの小説を基に、ウォルト・ディズニー・カンパニーによって1964年に製作され、アカデミー賞5部門を受賞した世界的大ヒット映画『メリー・ポピンズ』が、『美女と野獣』『ライオン・キング』といった作品を生み出したディズニーと、『レ・ミゼラブル』『ミス・サイゴン』などといったミュージカルの金字塔を製作した名プロデューサーのキャメロン・マッキントッシュの最強タッグによりミュージカル化!
ウェストエンド、ブロードウェイをはじめ、世界各国で上演を重ね、愛され続ける不朽の名作が、ついに日本初上陸です。そして、日本オリジナルキャストとなる、メリー・ポピンズやバートといった全ての登場人物には、海外演出家による全役オーディションを通過した国内最高のキャストが集結!
≪ここまで≫
≪あらすじ≫ 公式サイトより
1910年のロンドン、チェリー・ツリー・レーンに住むバンクス家。一向に子守が居つかないこの家に、メリー・ポピンズが舞い降りてくる。魔法で部屋を片付けたり、カバンから何でも取り出したり不思議な力をもつメリーと、煙突掃除屋のバートと過ごす素敵な毎日に、子供たちは大喜び。一方、父ジョージは銀行でのある融資をきっかけに、苦境に立たされてしまう。しかしこの出来事をきっかけに、バンクス家は家族の幸せを見つけ、それを見届けたメリーは、また空へ帰って行くのだった。
≪ここまで≫
P.L.トラバースが1934年に発表した人気小説をウォルト・ディズニーがミュージカル映画化したのが1964年。ジュリー・アンドリュース主演の特撮もので、とても有名ですよね。ミュージカル化は2004年とのこと。
売り上げランキング: 19,361
まずは絵本の中のような舞台装置と衣装が豪華!照明や映像とのコンビネーションも華やか!カラフルな空間での群舞が迫力!歌と踊り、そして大勢の人間が心を合わせるミュージカルの力が、ストレートに届いてきました。
シンプルでわかりやすい、ハートウォーミングな物語ですが、「決して説明はしない」という信念を持つ子守りのポピンズさんと、彼女の魔法が引き起こす微笑ましい奇跡から、学ぶことも多かったです。
📸舞台写真解禁📸#メリーポピンズ の素敵な世界に
是非お越しください🌸https://t.co/H5PdGB1n5U pic.twitter.com/9mw3SwAX5E— ミュージカル『メリー・ポピンズ』 (@marypoppinsJP) 2018年3月26日
ここからネタバレします。セリフなどは正確ではありません。
ポピンズさんが子供たちと初めて公園に散歩に行く場面で、公園がパっと華やかに変化するのですが、そのカラフルなこと!銅像が動き出し、増えるし踊るし!ここから一気に楽しくなりました。
子どもたちの父親であるジョージ・バンクス(山路和弘)はその名のとおり銀行で働く融資担当者です。「金で金を産むビジネス」ではなく、「人と、人が作る物が金になるビジネス」に融資し、最終的には成功します。私自身も「金で金を産むビジネス」は避けたい派です。
最後は「(地上から)星に手を伸ばすのではなく、空を飛べば、そこはもう星空の中」という意味の歌詞に合わせて、舞台が星空になり、その星が客席へと広がっていきます。私もポピンズさんたちと一緒に星空を飛んでいるよう。やがて彼女が舞台から客席へと飛んできてくれました(歌舞伎の宙乗りみたいに)。泣くよ、これは!
「どんなことだってできる」「他人に頼らず自分でやりなさい」「夢は叶う」というアメリカの良心を受け取ったような気持ちです。個人的には「決して説明はしない」という生き方も大切にしていきたいと思いました。
セリフと動きが合っていなかったり、思ってもいない言葉を発していたり、段取りの演技が見えることもありましたが、あまり気にならなかったです。
ジョージ役の山路さんに笑わせてもらいました。怖い子守のミス・アンドリュー役は島田歌穂さん。バードウーマン役と2役なんですね。変身っぷりがさすがでした。
※舞台写真は主催者よりご提供いただきました(2018/03/28)。
≪東京、大阪≫ ※プレビュー公演 2018/3/18(日)~3/24(土)
メリー・ポピンズ … 濱田めぐみ / 平原綾香
バート … 大貫勇輔 / 柿澤勇人
ジョージ・バンクス … 駒田一 / 山路和弘
ウィニフレッド・バンクス … 木村花代 / 三森千愛
バードウーマン/ミス・アンドリュー … 島田歌穂 / 鈴木ほのか
ブーム提督/頭取 … コング桑田 / パパイヤ鈴木
ミセス・ブリル … 浦嶋りんこ / 久保田磨希
ロバートソン・アイ … 小野田龍之介 / もう中学生
私が観た回のメインキャスト:平原綾香、大貫勇輔、山路和弘、三森千愛、島田歌穂、パパイヤ鈴木、浦嶋りんこ、もう中学生、岡奈々子、竹内彰良、エリアンナ、丹宗立峰、般若愛実、石川剛、小島亜莉沙、長澤風海
アンサンブル:青山郁代、五十嵐耕司、石井亜早実、岡本華奈、風間無限、工藤広夢、熊澤沙穂、斎藤准一郎、高瀬育海、髙田実那、照井裕隆、華花、樋口祥久、藤岡義樹、三井聡
【原作】P.L.トラバース
【オリジナル・プロデューサー&共同創作者】サー・キャメロン・マッキントッシュ
【プレジデント&プロデューサー】トーマス・シューマーカー
【オリジナル音楽&作詞】リチャード・M・シャーマン&ロバート・B・シャーマン
【脚本】ジュリアン・フェロウズ
【追加歌詞&音楽、ダンス&ヴォーカル・アレンジ】ジョージ・スタイルズ
【追加歌詞&音楽】アンソニー・ドリュー
【翻訳】常田景子
【訳詞】高橋亜子
【演出】リチャード・エア
【共同演出・振付】サー・マシュー・ボーン
【共同振付】スティーブン・ミア
【舞台美術・衣裳デザイナー】ボブ・クロウリー
【照明デザイナー】ナターシャ・カッツ
【音響デザイナー】ポール・ゲートハウス
【編曲】ウィリアム・デヴィッド・ブローン(1933-2017)
【日本プロダクション演出】ジェームス・パウエル
【オリジナル振付翻案】ジェフリー・ガラット
【グローバル・ミュージカル・スーパーバイザー】スティーブン・ブルッカー
[主催・企画製作]ホリプロ/東宝/TBS/梅田芸術劇場
※4歳以上入場可
<全席指定>
S席:13,500円
A席:9,500円
B席:4,000円
プレビュー公演
S席:12,000円
A席:8,500円
B席:3,500円
http://www.marypoppins2018.jp/
http://theatre-orb.com/lineup/18_marypoppins/
http://stage.corich.jp/stage/90084
※クレジットはわかる範囲で載せています(順不同)。間違っている可能性があります。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
~・~・~・~・~・~・~・~
★“しのぶの演劇レビュー”TOPページはこちらです。
便利な無料メルマガ↓も発行しております♪