第1部に続いて第2部を拝見。第1部は4/6(金)~4/12(木)に吉祥寺オデオンで上映あり。
パンフレット(800円)が完売でした…。通販してくださいますように。
3/16(金)『エンジェルス・イン・アメリカ 第二部 ペレストロイカ』初日★5周年目を迎えるNTLiveは今回からプログラムのデザインを一新し、写真もたくさん。寄稿者は、東京とNYを拠点に活躍されているジャーナリストの北丸雄二さん( @quitamarco )。価格は800円(税込)、上映劇場にて販売です。 pic.twitter.com/TuY8DU2d9v
— ナショナル・シアター・ライヴ (@ntlivejapan) 2018年3月16日
第1部に続いて「エンジェルス・イン・アメリカ 第2部 ペレストロイカ」を拝見。何度も笑って泣いた。最高。エンドロールでも涙あふれ出る。KUNIO版でしか観たことなかった場面があったのも嬉しい。東京は3/22まで。第1部は4/6(金)~12(木)に吉祥寺オデオンで上映あり。https://t.co/eqOCWLM4WF
— 高野しのぶ(しのぶの演劇レビュー) (@shinorev) 2018年3月21日
「ナショナル・シアター・ライブ5周年記念シンポジウム」が開催されます!
7月21日(土)13:00~
≪作品紹介≫ 公式サイトより。
『エンジェルス・イン・アメリカ』2部作
ピュリツァー賞やトニー賞など数々の賞に輝く、トニー・クシュナーの傑作戯曲。1980年代のNYでエイズの恐怖にさらされた人々の姿を通し、アメリカ社会が抱える苦悩や葛藤を浮き彫りにした大作だ。『ウォー・ホース』のマリアン・エリオット演出のもと、アンドリュー・ガーフィールドやラッセル・トヴェイ、ネイサン・レインら豪華実力派キャストが熱演する。
≪ここまで≫
なぜこんなに笑えて、同時に熱い涙がこぼれてくるのか。矛盾を抱えた人間がそのまま舞台にいるからではないか、つまり、そんな演技を見せてくれる俳優が揃っているからではないか…。戯曲はもちろん、演出、美術、照明、音響、衣装、ヘアメイクなどのスタッフワークも素晴らしいのですが、やはり私にとっての一番の要因は俳優だろうと思いました。
ここからネタバレします。セリフは全く正確ではありません。
壁や家具をかたどった蛍光色の光の線が光ります。ピンク色に光るはしごを上ったりも。80年代っぽいな~と、少し懐かしくもなりました。第1部は3つの盆が回るのが目立ちましたが、第2部は(おそらく)“天使の影”役の方々が家具などを手動で移動させて場面転換するのが多かった気がします。カンパニーデラシネラみたい♪
The Broadway revival of "Angels in America" is "flat-out fabulous" https://t.co/W7nR1ZuMyJ
— NYT Theater (@nytimestheater) 2018年3月26日
プライアーは天使から無理やり渡され、体に入り込んだ“本”を、天上界(天国?)に返しに行きます。そこでは6人の(?)天使たちが、地上で起きたチェルノブイリ原子力発電所事故(1986年4月)の把握に追われていました。「冷戦下で原発の管理がおろそかになっていた云々」というニュースも聞こえます。天使たちは未来をおそれ、おびえていました。彼らの気持ちに寄り添いつつ、プライアーが「それでも僕を祝福して欲しい(僕は生きる、命を認めて欲しい)」と言い切ったことに少々驚き、ショックを受けながら(私も彼と同じ人間なので)、受け止めました。「それでも生きていく」ってことですよね。ただし、決して狂わずに。井上ひさし作『少年口伝隊一九四五』でも、哲学じいたんが「狂ってはいけない」と言います。
最後の幕は1990年。プライアーは「エイズとつきあって5年になる」と言い、ルイスたちはゴルバチョフ(ペレストロイカ(革命)を推進し、1989年のベルリンの壁崩壊のきっかけにもなった旧ソ連の政治家)の話をしています。ロイ・コーンは死んだし、冷戦も終わった。ここはクソいまいましい、ひどい世界だけれど、変わることがある、変えることができる、つまり“革命”は起こるのだということ。最後にはプライアーが観客全員を祝福してくれました。
The Messenger has spoken. #AngelsInAmerica pic.twitter.com/7ooRZdO9as
— Angels in America (@angelsbway) 2018年3月26日
NTL「エンジェルス・イン・アメリカ 第二部 ペレストロイカ」をやっと観れた!
「自由には届かないの!だからアメリカ国歌の自由ってフレーズだって高すぎて誰も歌えないのよ!」って面白すぎる。。毎瞬間の激論を大盤振る舞いに、ユーモアでもって軽く返すのすごい。やー泣、本当に、逞しい!!
— 薄平広樹 Usudaira Hiroki (@USD_hiroki) 2018年3月21日
性別、差別、宗教、思想、政治的見解とかで私たちは分離されているし対立もするけど、そういったものを超えて、人は生きることができる(「LOVE」と多くの芸術家や音楽家がいったりするのはこれか)ということを8時間かけて目の当たりにした気がする。
エンジェルスインアメリカ。
— 薄平広樹 Usudaira Hiroki (@USD_hiroki) 2018年3月21日
ナショナル・シアター・ライヴ「エンジェルス・イン・アメリカ 第2部 ペレストロイカ」のラストシーン。NTL版の映像では少し分かりにくかったかもしれないので書いておくと○○○○○○○○○○○○○語る間、○○が変わって○○○ https://t.co/ENSWc2yjNQ
— hato (@hatoincident) 2018年3月16日
補足しておくと、これを知らないと伝わらないとかいう意味ではなくて、さらにこういう演出があってそれが本当に素晴らしかったんだよというお話ですよ。生で観た自慢かよ!ってことでもなく(そう思う人もいるかもしれないけど)称えておきたいので。
— hato (@hatoincident) 2018年3月16日
「エンジェルス・イン・アメリカ」を観て、いつか現地に行ってみたいな?と思った人、この本おすすめです!
ロンドンにお芝居を観に行く人向けに、チケットの買い方からトイレの水が流れないときの英会話までゆるーく楽しく教えてくれる旅の本。
旅行ガイドには絶対載らない劇場の紹介ページもあり?? https://t.co/Si3wKqcbxP
— hato (@hatoincident) 2018年3月17日
在処ari-ca https://t.co/vtAbAvMG5m #booth_pm
2/25新刊舞台本入荷しました?
現時点で在庫のあるものは全て揃っております。よろしくどうぞ?— ハル (@haru_halll) 2018年3月9日
ニューヨークとロンドンのアーカイヴ(演劇やミュージカルの記録映像を視聴できる施設)の利用方法も参考になるかも?
みんなが「推し」を観るために海をこえたときのエピソードも載っていて、役立つだけじゃなく〈旅に出たくなる〉熱いエネルギーの詰まった1冊です。
私も参加させて頂きました??
— hato (@hatoincident) 2018年3月17日
自分は旅慣れてるからそんな情報はもう知ってるわ! という方は、こちらが楽しいかもしれません。
さまざまな旅のトラブルを集めた、通称・パニック本…
飛行機には絶対に乗り遅れないようにしようと思うこと間違いなし。https://t.co/ybzcl9C9ok
— hato (@hatoincident) 2018年3月17日
日曜日に見て以来、ほんのりと考えていたことをブログポストにしました。今回はかなり個人的な話です。「NTLエンジェルス・イン・アメリカのロイ・コーンと、トランプの影 – 海外観劇日記」 https://t.co/6PGQFrkHvz
— annna (@tip_top_toe) 2018年3月20日
原題:Angels in America Part 1 : Millennium Approaches / 尺:3時間58分(休憩15分が二回)
上演劇場:ナショナル・シアター リトルトン劇場
作:トニー・クシュナー
演出:マリアン・エリオット
出演:アンドリュー・ガーフィールド、ネイサン・レイン、デニース・ゴフ、スーザン・ブラウン
※本作はインターバルが2回入る長丁場です。
濃密な約4時間28分をお楽しみください。
上映尺 4時間28分
冒頭~2分33秒まで) プレゼンタートーク&前回のあらすじ
~1時間41分33秒) 第一幕
~1時間56分32秒) インターバル
~3時間15分21秒) 第二幕
~3時間31分21秒) インターバル
~4時間23分31秒) 第三幕
~4時間24分56秒) カーテンコール
~4時間28分6秒) エンドクレジット& NT Liveクレジット
一般3000円 学生2500円
https://www.ntlive.jp/angelsinamerica2
Cast:
Stuart Angell (Angel Shadow), Mark Arnold (Understudy Roy Cohn), Arun Blair-Mangat (Understudy Belize), Susan Brown (Hannah Pitt), Laura Caldow (Angel Shadow), Andrew Garfield (Prior Walter), Denise Gough (Harper Pitt), Kate Harper (Understudy Hannah Pitt), John Hastings (Understudy Joseph Pitt / Louis Ironson), Claire Lambert (Angel Shadow), Nathan Lane (Roy Cohn), Amanda Lawrence (The Angel), James McArdle (Louis Ironson), Becky Namgauds (Angel Shadow), Mateo Oxley (Understudy Prior Walter), Nathan Stewart-Jarrett (Belize), Joseph Pitt (Russell Tovey), Paksie Vernon (Understudy Harper Pitt), Stan West (Angel Shadow), Lewis Wilkins (Angel Shadow).
Production team:
Director: Marianne Elliott; Set Designer: Ian MacNeil; Costume Designer: Nicky Gillibrand; Lighting Designer: Paule Constable; Choreographer and Movement: Robby Graham; Music: Adrian Sutton; Sound Designer: Ian Dickinson; Puppetry Director and Movement: Finn Caldwell; Puppet Designers: Finn Caldwell and Nick Barnes; Illusions: Chris Fisher; Aerial Director: Gwen Hales; Associate Director: Harry Mackrill; Staff Director: Miranda Cromwell; Fight Director: Kate Waters; Dialect Coach: Hazel Holder; Company Voice Work: Jeanette Nelson and Charmian Hoare; Associate Set Designer: Jim Gaffney
http://ntlive.nationaltheatre.org.uk/productions/61491-angels-in-america-part-two-perestroika
※クレジットはわかる範囲で載せています(順不同)。間違っている可能性があります。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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