【記録】「ふじのくに⇄せかい演劇祭2016」と「ふじのくに野外芸術フェスタ2016」

 ゴールデンウィークは例年通りの静岡行脚でございました。「ふじのくに⇄せかい演劇祭2016」の招聘演目すべてと、同時開催されていた「ふじのくに野外芸術フェスタ2016」でSPAC新作『イナバとナバホの白兎』と野外大道芸のフェスティバル「ストレンジシード」の数作を拝見。幸せだった…♪

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 ⇒【写真レポート】SPAC「「ふじのくに⇔せかい演劇祭2016」ラインナップ発表会」03/22日仏会館

舞台芸術公園BOXシアター前
舞台芸術公園BOXシアター前

 観た作品を記録しておきます。短編も合わせて合計14作品でしょうか。

 4/29:ティム・ワッツ『It’s Dark Outside おうちにかえろう』、開幕式@静岡芸術劇場、国際共同製作『三代目、りちゃあど』
 5/3:東京ELECTROCK STAIRS、劇団壱劇屋、CHAiroiPLIN、サクノキ、FUKAIPRODUCE羽衣、シンポジウム(登壇者:平田オリザ、オン・ケンセン、宮城聰 司会:中井美穂)、SPAC新作『イナバとナバホの白兎』
 5/4:ウィリアム・ケントリッジ『ユビュ王、アパルトヘイトの証言台に立つ』、toRmansion、カンパニーデラシネラ
 5/7:サウサン・ブーハーレド『アリス、ナイトメア』、ワジディ・ムアワッド『火傷するほど独り』、オリヴィエ・ピィ『オリヴィエ・ピィのグリム童話「少女と悪魔と風車小屋」』

 ※「ストレンジシード」では東京から参加していたスイッチ総研と冨士山アネットを観られなかったのが残念。

駿府城公園のフェスティバルガーデン
駿府城公園のフェスティバルガーデン

・「ふじのくに⇄せかい演劇祭2016」メッセージ
ミョーに分かりやすいものは、すべて疑おう。
いま、世界はどういうことになっちゃってるのか。
日本はどうなっていて、アジアはどうなっているのか。
たしかにとても知りたい。
でも、今も昔も人間の能力は大差がなく、知ることができる量も大差ない。
大差ないのに、昔より知ることが「できそう」に思えるから、そのぶん、人間は焦る。
で、「分かりやすい」ものがすごく求められる。
でも、多数の人びとが分かりやすいことに飛びつくとロクなことはなかったようだ。
だから「さっさと知りたい」という焦りをおさえないといけない。その代わり、地道に身体感覚と想像力を磨く。たぶんそれがいい。
世界の演出家たちはそのための方法をふたつ見つけ出した。古典を読み直すこと、と、自分を描いてみること。
彼らは世界を説明はしないが、でも、世界を感じさせてくれる。
宮城聰(SPAC芸術総監督)
http://festival-shizuoka.jp/

・「ふじのくに野外芸術フェスタ2016」ストレンジシード
 ≪キャッチコピー≫
「まちは劇場」プロジェクト ストレンジシード
奇妙な種たちが繰り広げるマジカルワールド。
この日、まちは劇場になる!
ありそうでなかった!ストリートアーツフェスティバルが
GW、静岡市内に出現!
 ≪ここまで≫
プランニングディレクター:甲賀雅章
プログラムディレクター:ウォーリー木下
事務局・ディレクター:渡辺亮史
主催:静岡市
共催:ふじのくに野外芸術フェスタ実行委員会
http://festival-shizuoka.jp/event/strangeseed/

※クレジットはわかる範囲で載せています(順不同)。間違っている可能性があります。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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