欠かさず見るようにしているナショナル・シアター・ライヴ(⇒前回)。「リア王」主演のイアン・マッケランさんは「誰もいない国」が記憶に新しいです。実際のご年齢が79歳で、リアとほぼ同じなんですね。NTLiveでは2014年にも「リア王」の上映がありました。
演出のジョナサン・マンビィさんはBunkamura『るつぼ』『民衆の敵』を演出された方。ワークショップ取材もさせていただいたので感慨深いです。
NTLive「リア王」。初っ端からリアが弱くて三姉妹は仲違いしてて、関係性の変化が乏しい。絵図、衣装、旗などの視覚的要素で対立を単純化、音響、音楽、照明などでエンタメ化した印象。小劇場だからか花道を横からも上からも見られず(撮影していない?)残念。そんなに好きな戯曲じゃないからかな…。
— 高野しのぶ(しのぶの演劇レビュー) (@shinorev) 2019年4月24日
【お知らせ】4/19より公開になる『リア王』をご鑑賞いただいた方が無料参加できる「語る会」は、4月28日(日)13:30開始で東京大学駒場キャンパスにて行います。河合祥一郎先生、松岡和子先生、演劇ライター兵藤あおみさん、字幕翻訳家柏木しょうこさんが参加。予約不要です。 pic.twitter.com/cJm9kYbqui
— Kawai Project (@KawaiProject) 2019年4月16日
以下はほぼ記録のみ。
そうでしたか。私は何よりコーデリアの造形が飲み込めませんでした。あそこまで逞しい人があっさり殺されるかなと。エドガー役のルーク・トンプソンという役者さんが良かった。
— 徳永京子 (@k_tokunaga) 2019年4月24日
私もです!三女、あれは変ですよねー。黒人キャストなのはいいなと思ったのですが。エドガー素敵ですよね!エドモンド役のジェームズ・コリガンさんも好きでしたが、藤井慎太郎先生に見えて仕方なかったです(笑)。
— 高野しのぶ(しのぶの演劇レビュー) (@shinorev) 2019年4月24日
NTLive リア王のエドガー役はルーク・トンプソンさん。
映画ダンケルクのイングリッシュオンリーお兄さんです。NTL ナショナル・シアター・ライブ pic.twitter.com/2mRN14ar3u
— レモンバーム (@lemonbalmmint) April 19, 2019
NTL、リア王を拝見しました。勇気をもって言いますが、わたしは好きではありませんでした。演出がちゃんと地図を描けていない。現代への置き換えもまったくうまくいっていない。また、せっかくの小空間で、あの演技スタイルが採用されたのは何故なんでしょうか。あらゆる意味で残念でした。
— 詩森ろば (@shimorix) April 21, 2019
サー・イアンが2007年になさったRSC、トレヴァー・ナン演出のリア王は幸いなことにDVDになっていて、久しぶりにまず特典インタビューを見る(本編は週末に)。忘れていたけど、この時もサー・イアン、「『ボタンを外してくれないか』と言うと、観客にはボタンが見えている」ことを重視なさっていた pic.twitter.com/TdGjPul8Uq
— Yuko Kato (@yukokato1701) April 24, 2019
『リア王』の、実際の雰囲気がよく判るガーディアンの記事。写真だけでもどうぞ。
King Lear review – Ian McKellen’s dazzling swan song weighted with poignancy https://t.co/su0wU7QzJR
— 津原泰水 (@tsuharayasumi) April 27, 2019
日本のNTLiveの「リア王」に関するツイートを色々と読んでいると、やはりWEの映像も観てみたかったと思う。残念。もちろん、演出が大幅に変わっていることはないだろうが、エドガーやエドマンド、コーディリアなどの役者は皆、チチェスターでの上演時と変わっているので。
— katsuki (@katsuki_london) April 28, 2019
(チチェスターではオリヴィエ賞でミュージカル部門助演男優賞受賞のジョナサン・ベイリーがエドガーを、日本のNTLiveでも上映された「誰もいない国」でマッケランと共演したデイミアン・モロニーがエドマンドを、そしてNTの「十二夜」でヴァイオラを務めたタマラ・ローランスがコーディリアを演じた)
— katsuki (@katsuki_london) 2019年4月28日
①NTLive語る会vol. 3『リア王』の回@東大駒場キャンパス。河合祥一郎先生、松岡和子先生、演劇ライター兵藤あおみさん、字幕翻訳家柏木しょうこさん。トップバッターで振られた松岡先生「今日は4時まで一人で喋るかもしれないw いつも素晴らしいところと残念なところを話すけど、大まかに言うと」
— Yukiko.W (@kywatana) April 28, 2019
#リア王 ナショナルシアターライヴの道化の台詞、台詞の意味ではなく何となく”音”として憶えていたのは、これがあったからかな。私の初めてのリア王は原語上演でした。無謀すぎた(笑)。イヤホンは気をそがれて途中ではずした気がする。真田さんの声は艶っぽくていいよね。https://t.co/9u1GcvvyA4
— なずな (@_1129_) April 27, 2019
#リア王 #KingLear この時のチラシ。こんなことしながらだから整理なんて進むわけがないのだった(いつものこと(^^;;)。断捨離は諦めたけど(捨てられねーゼ)この連休中に整理くらいはしなければ。 pic.twitter.com/bvnCtxUFhc
— なずな (@_1129_) 2019年4月27日
今日はNTLive『リア王』へ。2014年のサム・メンデス版とは随分と違う感触。前回は、リア王が認知症という解釈を前面に出していたが、こちらは、冒頭のインタビューでも述べられている通り、その可能性も含めつつも断定せず、「人としての狂気」を描いている、とのこと。
— うすべに (@usubeni1024) April 21, 2019
NTLive King Lear
言語化するのは本当に野暮です、が、思考の整理のために言語化します
とてつもない作品でした
主演のイアン・マッケランの凄さはもう色々無理だから置いといて
本当に、ここまでくっきりと焦点の合う、しかもスケールの大きなリア王を僕は初めて見ました— おーしお どーしよー (@sosio_dousiyou) April 21, 2019
収録日:2018年9月27日
シアター:デューク・オブ・ヨークス劇場(ロンドン)
上演時間:3時間30分(休憩20分を含む) ※上映時間は最初のインタビューなど込みで約3時間50分。
【出演】
リーガン:カースティ・ブッシェル
紳士、老人:リチャード・クルーズ
エドモンド:ジェームズ・コリガン
ケント伯爵:シニード・キューザック
カラン、侍医:ジョン・ヘイスティングス
アルバニー公爵:アンソニー・ハウエル
道化:ロイド・ハッチソン
バーガンディー公爵、リア王の騎士、フランス軍兵士:ジェイク・マン
オズワルド:マイケル・マタス
リア王:イアン・マッケラン
ゴネリル:クレア・プライス
コーンウォール公爵:ダニエル・ラビン
フランス王、イギリス軍隊長:ケイレブ・ロバーツ
アルバニー侯爵の家来:スコット・スパロー
エドガー:ルーク・トンプソン
コーディリア:アニータ・ジョイ・ウワジェ
グロスター伯爵:ダニー・ウェッブ
アンサンブルジェームズ・ミラード、ジョアンヌ・マードック、ジェシカ・ムレイン・ジョン・ヴァーノン
エキストラ:チャーリー・ベントレー、レオン・フィナン、ジャマル・フランクリン、ソニー・ブーン・ティップ、サム・パーカス
演出:ジョナサン・マンビィ
美術:ポール・ウィリス
照明:オリヴァー・フェンウィック
作曲・音響:ベン&マックス・リンガム
ムーヴメント:ルーシー・カリングフォード
キャスティング:アン・マクナルティ CDG
アクション:ケイト・ウォーターズ
一般3000円 学生2500円
https://www.ntlive.jp/kinglear
※クレジットはわかる範囲で載せています(順不同)。間違っている可能性があります。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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