【ご報告】「2024年4月の気になる舞台」に代えて/近況報告など

 毎月の個人的まとめです(⇒先月分)。4月1日に公開できずすみません。3月は、2月の病状ぶり返しから回復する期間だったようです。

 毎度記事が長すぎてご不便をおかけしております。拙サイトに、ページ最上部に戻る「↑」ボタンが設置されました!下にスクロールすると画面右下に「↑」が表示されますので、クリックもしくはタッチしてください。

スクロールするとページ右下に「↑」が出ます!

 ↓目次から読みたいところをクリックしてください。

■HOT NEWS!(舞台関連)

 
・【国立劇場】現代美術作家・杉本博司氏の国立劇場問題建白書全文
 杉本博司氏「建て替え案では民間の資金を導入し、商業施設とホテルが入るビルを建て、その中に国立劇場が入ると言うのだ。私はその話を聞いて呆気(あっけ)に取られたと同時に言語道断だと思った」
・【国立劇場】ITI国際演劇協会日本センター「国立劇場の建て替え再開場に関する意見書」
・【国立劇場】日本芸術文化振興会:国立劇場再整備に関する有識者検討会を設置します
第68回岸田國士戯曲賞発表/池田亮『ハートランド』が受賞作
・【動画】アーカイブ映像 「第31回読売演劇大賞」贈賞式…笑顔と感動をもう一度、パーティー会場で収録したインタビューも
・【書籍】翔泳社「クリエイター六法」(宇根駿人・田島佑規)

・文化庁「令和6年度ハラスメント防止対策支援事業/経費の1/2又は上限20万円を支援」

・【3/18(月)14時受付開始、予算1,500万に達しだい終了】文化庁「令和6年度ハラスメント防止対策支援事業」。対象が20人以上から10人以上に。集合研修の会場借料も対象に。4/1~25年3/14に完結する取組に経費の1/2、上限20万円補助。3/12・14にオンライン説明会(要事前申込)。
・【3月12日公開】アーツカウンシル東京「スタートアップ助成」対象事業決定
 演劇分野:「ハラスメント防止や創作環境の改善は事業実施の前提になりつつあります」

・文化庁の【文化芸術活動に関する法律相談窓口】

■2024年3月の備忘録

 
 今月は10回に分けました(⇒12345678910)。私自身のための記録です。もしご興味あれば、クリックして目次を眺めて下さい。
 俳優指導者についての投稿に新たな反応をいただき、少し会話させていただきました。書いてみてハっとしました。私、もう20年も我慢してるんだ…。

■おすすめ記事

 
・【必読の鼎談】映画『怪物』クィアめぐる批判と是枝裕和監督の応答 3時間半の対話
・【必読の鼎談】杉咲花×ミヤタ廉×浅田智穂による『52ヘルツのクジラたち』鼎談/トランスジェンダーの表象と、日本映画界の課題
・【おすすめ記事】社会運動の視点から「スナフキン:ムーミン谷のメロディ」をレビュー/警察への抵抗から公共空間の模索,ジェントリフィケーションまで(4Gamer 編集部:町田)
・【記事】濡れ場撮影の仲介役「インティマシー・コーディネーター」の現実…「正直、食っていけない」
 「日本に数人しかいないこの仕事に就く西山ももこさん(@intimacy_Jp)」
・【表現者必読】おつむの良い子は長居しない 第12回/高嶋政伸

■近況報告

 
 先月よりは元気になっています。無理をしたら必ずぶり返すので、無理しないよう気を付ける日々。4月はもう少し外出を増やせるかなぁ。
 「生きてるうちに会おう!」と声をかけてくれたので、大学時代の友人とランチしました。それぞれに健康上の問題や家族・親戚の課題があり、「これがアラフィフなのね…!」としみじみ。日本で働く女性のうちフルタイム労働者の割合は8%らしく、目の前の女性たちはその8%に入る正社員でした(数値は正確ではないかも)。非正規雇用やパートタイマーが増加していることは知っていましたが…。

 外出しないのなら家で映像作品を見ればいいのですが、舞台配信よりも講座やトークを見る選択をしていました。NHK大河ドラマ「光る君へ」は面白くなるのを待つことに疲れちゃいました。

 私も一部協力したON-PAM「アニュアルレポート2020」が公開されました。

■先月のしのぶ/観た舞台など

 
観劇】シアターコモンズ「Q/市原佐都子『弱法師』」(作・演出:市原佐都子、出演:原サチコ、他)
観劇】CoRich舞台芸術!プロデュース【名作リメイク】『イノセント・ピープル〜原爆を作った男たちの65年〜』
【観劇】幻都『ポート・オーソリティ-港湾局-』(出演:大谷亮介、山中崇、橋本祥平)
映画】NTLive『ディア・イングランド』

 スパイラルホールで『弱法師』を拝見し、観劇は社交なのだと再確認。市原佐都子さんの舞台はやはり、私を激しく揺さぶってくれました。私が「エロい」「グロい」と決めつけてきた物事は、もともとエロくもグロくもなかったのだと、自分の認識を改めることができました。これこそ芸術の力だと思います。
 『イノセント・ピープル』はCoRich舞台芸術!による初のプロデュース公演で、「観てきた!」クチコミが充実しています(私も参加)。率直な観劇感想や劇評が公演情報に紐づいて公開され、クロスレビューとして蓄積されることは、私がずっと望んできたことでした。

 リーディング公演『ポート・オーソリティ-港湾局-』は登場人物3人が全員男性で、1人がクワトロキャスト、2人がダブルキャストになっています。手に台本を持って、基本的に定位置に座って読むスタイルです。山中崇さんの演技がめちゃくちゃ素晴らしくて、登場した時から目がくぎ付け!愚行の限りを尽くす飲んだくれのダメ男も、すぐ隣にいた“聖母”も見事に演じ分け、神々しさを示すような真っ白の照明に、存在が負けていませんでした。内にこもって自省的になることなく、常に意識が外(客席)に向けられており、読み間違いをされた時もただ言い直すのではなく、役人物でありながら山中さん自身でもある、開いた状態で、笑っていらっしゃいました。

 『弱法師』は一般5,000円、『イノセント・ピープル』は一般5,800円(CoRichシート3,800円、高校生以下1,000円)、『ポート・オーソリティ』は一般6,800円でした。リーディング公演が一番高かった…。戯曲に興味があったので観に行き、山中さんが素晴らしかったので後悔はないですが、個人的にはリーディング公演のチケット代の高さは受け入れるのが難しいです。

【舞台配信】waqu:iraz『ジゼル、またはわたしたちについて-Giselle or about us-
【TV】NHK映像の世紀バタフライエフェクト「イスラエル 孤高と執念の国家」
【TV】NHK事件の涙「声をあげたその先に ジャニーズ性加害問題」

トーク配信】セゾン・アーティスト・イン・レジデンスのトーク「空想上の生き物辞典」(登壇:キム・キド、藤田一樹)
ZOOM講座】一般社団法人ふぇみ・ゼミ&カフェ「人権と同意の上で成り立つ性表現とは?―インティマシー・コーディネーターの仕事(講師:西山ももこ)」
オンライン研修】全国劇場・音楽堂等職員アートマネジメント研修会「劇場・音楽堂等におけるハラスメント ~予防のための基礎知識とケーススタディ~」(講師:植松侑子)
ZOOM講座】知っておきたい芸術文化の担い手のためのハラスメント防止講座(防止のためのトレーニング1 アンガーマネジメント)(講師:佐藤恵子)
ZOOM講座】知っておきたい芸術文化の担い手のためのハラスメント防止講座(防止のためのトレーニング2 アサーティブコミュニケーション)(講師:森田汐生)
ZOOM講座】株式会社SmartHR「ハラスメントのない職場へ!組織を強くする傾聴力とフィードバック(講師:堤多可弘)」

 アンガーマネジメント編の講師の佐藤恵子さん(アンガーマネジメントジャパン)も、アサーティブコミュニケーション編の講師の森田汐生さん(アサーティブジャパン )も、率直に、情熱的に自己開示されていて…大好きになってしまった…!

 株式会社SmartHRによる会社員向けの無料ZOOM講座では、ハラスメント防止および業績向上のための心理的安全性、傾聴力にフォーカスしていました。受講者数はおそらく数百~千単位だっただろうと予想します。パワハラ防止法が2022年4月に施行され、全企業にとってパワハラ防止は「義務」なんですよね。なんでも相談できる窓口をアウトソーシングしていたり…当然ですがインディペンデントの小劇場演劇界とは別世界でした。

■先月のしのぶ/読んだ本

 
 読了できていないのもありますが、買ったのはこちら。

・吉田裕著「昭和天皇の終戦史」★昼寝猫さんの推薦
・古田徹也著「謝罪論 謝るとは何をすることなのか」★植松侑子さんの推薦
・森永卓郎著「書いてはいけない――日本経済墜落の真相」★“遺言”を拝読
・青山透子著「日航123便 墜落の新事実 目撃証言から真相に迫る」

 先日、日航機墜落事故の再現ドラマを見たばかりですが、あれも隠ぺい目的だったかもしれないと思うと、詮無いですね。
2023年11月14日】日テレ「ザ!世界仰天ニュース」

3冊の本

■今月のしのぶ

 
 1月も2月もできなかった昨年のまとめは、3月も手を付けられず…今月やれ私!がんばれ私!
 今のところ観劇予定はなく、映像もBBCによる旧ジャニーズ事務所関連のドキュメンタリーを見ることしか決めていません。
・BBC「捕食者の影 ジャニーズ解体のその後」再放送
 4月5日(金)11:30~12:00(日本語字幕付き)

 東宝ミュージカル『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』の配信は見ようかな~。

 以下は、CoRich舞台芸術!で検索して観たいなぁと思った舞台です。家からの距離と車椅子観劇の利便性を考えると、行けるのは新国立劇場だけかもしれません…。

・こまつ座『夢の泪』04/06-04/29紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA
・梅田芸術劇場ミュージカル『VIOLET』04/07-04/21東京芸術劇場プレイハウス
・東のボルゾイ・新作ミュージカル『ガタピシ』04/13-04/21すみだパークシアター倉
・新国立劇場『デカローグ1~4』04/13-05/06新国立劇場小劇場THE PIT
・本多劇場グループ『Ulster American』04/17-04/21「劇」小劇場
・義庵『ちいさき神の、作りし子ら』04/24-04/28ザ・ポケット

【オオイリ!】プレイガイド【2024/4】
↓動画の概要欄に紹介公演のリンクがあります。

■舞台関係者は性暴力・ハラスメント対応を最優先にしてください

 
 宝塚歌劇団の劇団員転落死について、劇団側は遺族が主張するパワハラ加害をおおむね認め、謝罪しました。文春の報道内容のほとんどを事実と認めたと言っていい会見内容だったと思います。小池修一郎氏についても文春は報道しています。

 SMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)の東山紀之社長がBBCのインタビューに答える映像が、無料公開されています。

■イスラエルによるパレスチナ人に対するジェノサイド

 
 X(旧Twitter)で「#EverydayActionForCeasefire」の投稿を継続しています(⇒先月のまとめ)。

■コロナ感染予防に高性能マスクと空気清浄機

 
 外食に疎い私でさえ名前を知っていたカレーの名店が、店主のコロナ後遺症のため廃業されました。

・curry 草枕:お知らせ 閉店・廃業します。
 「私店主がコロナの後遺症で匂いが以前のようにとれなくなってしまいました。嗅覚障害です。倦怠感や味覚障害、ブレインフォグはぼちぼち回復したのですが、鼻の方はお医者さんから今の医学では元通りに治るかどうかなんとも言えない、と言われています」

 コロナは感染してはいけない病気です(⇒先月のまとめ)。甘く見ないで各自で感染対策をして、遠慮せずに周囲にも協力を呼び掛けましょう。3月1日の投稿にも書いてますが、クレアウィンフィルターという中性能フィルターがおすすめです。「全員がマスク着用した環境」を作れます。我が家のリビングではクレアウィンボックスがフル稼働中。ひどい花粉症の母も助かりました。

 Angamaさんの新レポートが割引販売中です。こちらも毎回くどいですが、おすすめです。
・「直感強化」4/11まで85%割引(45ユーロは約7,400円でした)
「直感強化」レポート使用例