【稽古場レポート】新国立劇場演劇研修所10期生試演会『ロミオとジュリエット』10/24新国立劇場地下2階・合唱リハーサル室

ロミオとジュリエット
ロミオとジュリエット

 新国立劇場演劇研修所(⇒facebookページ)の第10期生試演会『ロミオとジュリエット』の稽古場に伺いました。演出は同研修所コーチの田中麻衣子さんです。田中さんは9期生試演会①『血の婚礼』も演出されています。

 シェイクスピア作『ロミオとジュリエット』は超~有名な英国古典戯曲。十代の男女の生死をかけた恋を描きます。20代前半の研修生たちが汗だくになって、涙を流しながら稽古する様子を見つめ、あらためて「血と肉(血縁、流血、生死、肉欲…)」の物語なのだと思いました。

大道具、小道具も揃いつつあり、装置が建て込まれた贅沢な環境!
大道具、小道具も揃いつつあり、装置が建て込まれた贅沢な環境!

●新国立劇場演劇研修所10期生試演会『ロミオとジュリエット』 ⇒公式サイト
 11/09-13新国立劇場小劇場 THE PIT
 A席3240円 B席2700円 Z席1,620円 学生券1000円(予約なくても1000円)。
 ※現段階では、上演時間は約2時間、休憩なしを予定(あくまでも予定です)。
 ⇒「2016年・秋のオープンスクール」11/26-27実施※11/15〆切
 ⇒「13期生募集(2017年4月入所)」願書受付期間は12/05-20(郵送のみ)
 ⇒修了生の活躍状況(2016年8月)
 ⇒CoRich舞台芸術!『ロミオとジュリエット

【俳優養成】新国立劇場演劇研修所「13期生(平成29年度入所)募集」選考試験の日程発表※願書受付期間は12/05-20(郵送のみ)

 新国立劇場演劇研修所の第13期生(2017年4月入所)の選考試験の日程が発表されました(⇒昨年の告知記事)。旧サイトを「新国立劇場演劇研修所」で過去ログ検索していただければ、関連エントリーは多数あります。詳細は公式サイトでご確認ください。

 受験を考えている方は以下をぜひ観劇、体験してください。
 ・10期生試演会『ロミオとジュリエット』11/09-13新国立劇場小劇場 THE PIT ⇒稽古場レポート
 ・「2016年・秋のオープンスクール」11/26-27実施※11/15〆切(郵送のみ・返信用封筒同封) ⇒公式facebookページの記録()※2016/11/28加筆。
 ・「研修所説明会」12/03芸能花伝舎内・新国立劇場演劇研修所※12/01〆切(メール、FAX) ⇒レポート

■願書受付期間
 2016年12月5日(月)~20日(火)*20日郵送必着

■選考試験日程
・1次選考:2017年1月17日(火)、18日(水)のいずれか1日
・2次選考:2017年1月20日(金)
・3次選考:2017年1月21日(土)

★応募要項・願書は11月中旬の発表予定とのこと。
 ↓公開されました(2016/11/08加筆)。

 ⇒今年4月から演劇研修所長に就任された宮田慶子さんからのメッセージ
 ⇒演劇研修所説明会のレポート(2015年12月)
 ⇒修了生の出演情報(公式)
 ⇒修了生の活躍状況(2016年8月)
 ⇒新国立劇場演劇研修所の過去公演はCoRich舞台芸術!でも確認できます。
 ⇒公式facebookページは更新頻度が高いです。

 来年6月の新国立劇場公演『君が人生の時』↓に新国立劇場演劇研修所の修了生が7人出演されます。

 修了生にフィーチャーしたシリーズ(2013年『長い墓標の列』、2014年『マニラ瑞穂記』、2015年『ウィンズロウ・ボーイ』)が終わって以降、新国立劇場演劇部門のミュージカルを除く新作公演には、必ず1人以上の修了生がキャスティングされています(2016/11/22加筆)。

 10月は劇作家、演出家、翻訳家の谷賢一さん↓が講師をされていました。

以下、公式サイトより転載。

しんゆりシアター『夏の夜の夢』10/15-23アルテリオ小劇場

まつもと市民芸術館・TCアルププロジェクト『人間ども集まれ!』10/20-22まつもと市民芸術館・小ホール

 ⇒CoRich舞台芸術!『人間ども集まれ!
 ※レビューを公開したのは2016/11/16。
 

【転載】マーティン・スコセッシ監督が高松宮殿下記念世界文化賞(第28回・2016年)の演劇・映像部門を受賞

 高松宮殿下記念世界文化賞(第28回・2016年)の演劇・映像部門をマーティン・スコセッシ監督が受賞されました。私は10代の頃に彼の映画を拝見し、ロバート・デ・ニーロ、ジョディー・フォスター出演の「タクシードライバー」には非常に大きな影響を受けました。

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 産経新聞のニュースに掲載されたロングインタビューから転載します。次代の若者へのメッセージとしておっしゃっていることに感銘受けました。

 「創造性を語る上で大切なのは、過去にどんな名匠がいてどんな名作を残しているかを把握し、その言語を理解すること、そしてそれらの名匠に敬意を払うことだと思う。若い人たちが映像で自己表現をする場合、技術の進歩で何でも作れるようになっているが、そこには心の声がこもっていなくてはいけない。その声が出てくるまで、もだえ苦しまなくてはいけない。そしてその声が何かということに気付いたら、燃えるような情熱を持って伝えなくてはいけない。その声を発しなくては寝られない、生きられないという燃える思いがなくてはいけない。」

 ※京都賞2007受賞者であるピナ・バウシュさんの動画&テキストもよかったらどうぞ。
 以下、記録しておきたいので、勝手ながら全文転載します。