ミュージカル『100万回生きたねこ』のインバル・ピントさんとアブシャロム・ポラックさんが、芥川龍之介作品を舞台化。上演時間は約2時間10分強(一幕55分、休憩15分、二幕60分)。
「百鬼オペラ 羅生門」はオペラというよりダンス付きの音楽劇で絵本のようなキモかわ&ホラーな世界観。衣装と装置かわい~!振付かっこい~!いちいち絵になる!写真は物販の大判ハンカチ(1600円)。マスキングテープ、タイツ等もおしゃれ!https://t.co/3UGx2p4nOS pic.twitter.com/8KG8FvXpWb
— 高野しのぶ(しのぶの演劇レビュー) (@shinorev) 2017年9月13日
レビューは記録程度です。
ゾッとするほど美しい、百鬼オペラ「羅生門」本日開幕 #柄本佑 #満島ひかり #吉沢亮 https://t.co/LjEFx4O74k pic.twitter.com/mjvEGFzjsL
— ステージナタリー (@stage_natalie) 2017年9月8日
ややホラー風味の童話のような空間だなぁと思っていて、パっと頭に浮かんだのは絵本の「かいじゅうたちのいるところ(Where the Wild Things Are)」でした。
ここからネタバレします。
開帳場のステージに次々と四角い穴が空いて、出演者が出ハケします。意表を突いた登場や引きずり込まれる退場など、色んな意味が受け取れます。
か細い満島ひかりさんをガタイのいい柄本佑さんが抱きかかえたり、引っ張ったりすると、暴力的かつエロティックな印象になってとても良かったです。
銀粉蝶さんがやっぱり光っていました。赤い竜(?)の頭が3つぐらい、銀さんにくっついて、キングギドラみたいになる場面がありました。銀さんはそのような衣装(?)、演出にも迫力負けしない俳優さんですよね。
舞台額縁にイラストが描かれていて、開演前は「あの絵は何だろうな~」ぐらいでしたが、終わってから各イラストに照明が当てられると、次々に観てきた場面が思い出されます。過去の儚い記憶をたどるような体験でした。
≪東京、兵庫、静岡、愛知≫
出演:柄本佑、満島ひかり、吉沢亮、田口浩正、小松和重、銀粉蝶、江戸川萬時、川合ロン、木原浩太、大宮大奨、皆川まゆむ、鈴木美奈子、西山友貴、引間文佳
ミュージシャン:青葉市子 中村大史 権頭真由 木村仁哉 BUN Imai 角銅真実
演出・振付・美術・衣裳:インバル・ピント&アブシャロム・ポラック
原作:芥川龍之介(「羅生門」「藪の中」「鼻」「蜘蛛の糸」)
脚本:長田育恵
作曲・音楽監督:阿部海太郎
作詞・作曲:青葉市子
作曲:中村大史
照明:ヨアン・ティボリ
音響:井上正弘
ヘアメイク:宮内宏明
稽古ピアノ:大塚茜
演出家翻訳:角田美知代
振付助手:皆川まゆむ
美術助手:大島広子
演出助手:西祐子
舞台監督:山口英峰
企画・制作:ホリプロ 後援:イスラエル大使館
S席=¥10,800
A席=¥8,500
コクーンシート=¥6,500
(全席指定・税込)
http://hpot.jp/stage/rashomon
http://operashomon.com/
※クレジットはわかる範囲で載せています(順不同)。間違っている可能性があります。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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