アイルランドの演劇集団マウス・オン・ファイアによる「ベケット自身の演出プランに基づく公演」とのことで、伺いました。上演時間は約2時間20分、途中休憩15分込み。シアターX(カイ)との共同製作で、下宮真周さんが出演されています。
翻訳者である堀真理子さんの書籍が劇場ロビーで先行発売中でした。
≪作品紹介≫ 公式サイトより
2017年日本・アイルランド外交関係樹立60 周年/シアターX創立25周年記念念
ベケットの「演出ノート」によるラジカルな『ゴドー』に立合ってください
東京・両国の劇場シアターXカイとアイルランドの演劇集団マウス・オン・ファイアは2013年以来毎年アイルランドのベテラン演劇人たちによる、“アイルランド出身”のサミュエル・ベケット作品の上演を続けてきた。
2017年は 日本アイルランド外交関係樹立60周年とシアターX創立25周年との「記念年」でもあり、いよいよサミュエル・ベケット代表作の『ゴドーを待ちながら』をベケット自身の演出プランに基づく公演を満を持し、シアターXと共同創造することとなった。
≪ここまで≫
「エストラゴンが靴を触るところから笑える」上演もあるらしい、『ゴドーを待ちながら』。いつかそういう舞台に出会えるかな~。今回は残念ながら寝てしまいました…。体調が万全じゃなかったせいなのですが、“演技をしています感”も少々苦手でした。
チケット代1000円(整理番号順入場、自由席)はありがたいですね~!
ここからネタバレします。
字幕は舞台奥のホリ幕の上部に大きく表示されます。少年役は日本語を話す下宮真周さん。英語上演、日本語字幕だけれど、彼のセリフだけは日本語上演、英語字幕になりました。
一幕の終盤で少年が登場した時、舞台奥のホリ幕は赤色に染まっていました。少年が退場した後、白い月が同じ幕の上手上部に映し出されます。二幕で少年が登場した時は、上手上部の月が赤色になっていました。一幕はある赤い星での出来事で、二幕はその星を見上げる違う星でのお話…という風に想像できました。
≪東京、京都≫
2017年日本・アイルランド外交関係樹立60周年/シアターX創立25周年記記念
出演:ドンチャ・クロウリー、デイビッド・オマーラ、マイケル・ジャッド、シャダーン・フェルフェリ、下宮真周
脚本:サミュエル・ベケット
演出:カハル・クイン
制作:メリッサ・ノラン
翻訳:堀真理子
1,000円(整理番号付自由席)
※英語上演・日本語字幕。
※ロビー開場は開演の30分前。入場は10分前。
http://www.theaterx.jp/17/170901-170905p.php
※クレジットはわかる範囲で載せています(順不同)。間違っている可能性があります。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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