劇団民藝『時を接ぐ(ときをつぐ)』09/26-10/07紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA

 中国の“満映”で映画のフィルム編集をしていた岸富美子さんの半生。ご本人の手記の舞台化です。上演時間は約2時間15分、途中休憩15分を含む。

満映とわたし
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 劇作家の黒川陽子さんが初めて民藝に書き下ろした新作目当てで観に行きました。黒川さんの第13回劇作家協会新人戯曲賞受賞作『ハルメリ』(⇒2007年のシアターガイドの記事)はすごく面白い戯曲です。たしか圧倒的な支持を得て受賞が決まったと記憶しています(⇒選評一部抜粋)。今回は方向性が全然違いましたね。

【稽古場レポート】こまつ座『母と暮せば』09/18すみだパークスタジオ

 2010年に亡くなった劇作家・井上ひさしさんの戯曲を上演するこまつ座が、井上さんの原案を映画化した山田洋次監督作『母と暮せば』を舞台化します。脚本を手掛けたのは青森の劇団・渡辺源四郎商店の畑澤聖悟さん。演出は栗山民也さんです。

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 こまつ座の代表作『父と暮せば』は、原爆投下後の広島に暮らす父と娘の二人芝居。それと対を成す『母と~』は、長崎に住む母と息子の物語です。母を富田靖子さん、息子を松下洸平さんが演じます。

●こまつ座『母と暮せば』
 2018年10月5日(金)~21日(日) 会場:紀伊國屋ホール(新宿)
 ≪東京、茨城、岩手、滋賀、千葉、愛知、埼玉、兵庫≫
 出演:富田靖子、松下洸平
 原案:井上ひさし 作:畑澤聖悟
 演出:栗山民也 協力・監修:山田洋次
 一般:6,000円 U-30:3,500円(観劇時30歳以下)
 ※上演時間は2時間以内のようです。

写真左から:富田靖子、松下洸平 撮影:宮川舞子
写真左から:富田靖子、松下洸平 撮影:宮川舞子

 初日まであと約2週間半という時期に、物語終盤の繰り返し稽古を拝見しました。“地獄”を知った平凡な親子が、夢を見て、理想を語ります。事実を語る血の通ったフィクション(=虚構)に落涙の連続でした…これは…傑作誕生の予感!!

文学座『 かのような私(わたくし)―或いは斎藤平の一生―』09/07-21文学座アトリエ

 文学座9月アトリエの会は、劇団チョコレートケーキの劇作家、古川健さんの書き下ろし戯曲を文学座の高橋正徳さんが演出されます。上演時間は約2時間25分(途中休憩10分を含む)。

【オーディション】「少年王者舘2019年5月・新国立劇場小劇場公演『1001』のコロス+群舞キャスト募集」11/22実施※11/11(日)23:59〆切(専用フォーム&メール)

 天野天街さん率いる名古屋の劇団・少年王者舘が、2019年5月・新国立劇場小劇場公演『1001』のコロス+群舞キャストを募集します。詳細は公式サイトでご確認ください。演劇部門新芸術監督の小川絵梨子さんのラインナップです。

日程:2018年11月22日(木)16:00~
会場:新国立劇場内リハーサル室
応募資格(抜粋):
 18歳以上※性別・国籍不問(日本語のわかる方)
 東京都内および近郊の方。
参加費:3,000円
応募〆切:2018年11月11日(日)23:59(専用フォーム&メール)

 以下は公式サイトより。

こまつ座『マンザナ、わが町』09/07-15紀伊國屋ホール

 井上ひさしさんの戯曲を鵜山仁さんが演出される『マンザナ、わが町』は、2015年の上演で読売演劇大賞の優秀作品賞、最優秀演出家賞(鵜山仁)を受賞。出演者の熊谷真実さんも、同賞優秀女優賞と紀伊國屋演劇賞個人賞を受賞されました。私はメルマガ号外を発行しました。

 出演者は笹本玲奈さんから北川理恵さんに変わった以外、前回と同じです。上演時間は約3時間、途中休憩15分を含む。

 土居裕子さん演じる記者・ソフィア岡崎が書いた手紙の内容が心に刺さります。伊勢佳世さんに元気をもらいました!