Bunkamura『世界』01/14-28 Bunkamuraシアターコクーン

 赤堀雅秋さんが作・演出、そして出演されるBunkamuraシアターコクーンでの新作。上演時間は約2時間15分、カーテンコール3回込み。

 ※1/11夜、12昼、13昼、14昼は出演者がインフルエンザを発症したため公演中止。

ラッパ屋『ユー・アー・ミー?』01/14-22紀伊國屋ホール

 鈴木聡さんが作・演出される劇団ラッパ屋の新作は、ある会社を舞台にしたサラリーマンの群像喜劇です。初日の上演時間は約1時間55分。

 2006年の『あしたのニュース』でメルマガ号外を発行(鈴木聡さんが紀伊國屋演劇賞個人受賞を受賞)。2015年に久しぶりに『ポンコツ大学探険部』を観て魅力にハマってしまい、昨年の『筋書ナシコ』もすごく面白かったんです。40代になってようやくラッパ屋をしみじみ楽しめるようになった気がします。

 ヨーロッパ企画の公演を観に行く時の気持ちに、よく似てるかもしれません。同時代を生きるおなじみの俳優がとことん道化を演じ、楽しませてくれて、そして考える時間をくれます。今回も大笑いしながら、今の日本について、自分について、考えました。

木ノ下歌舞伎『隅田川/娘道成寺』01/13-22こまばアゴラ劇場

 木ノ下裕一さんが主宰される木ノ下歌舞伎の、女性舞踊家によるソロ舞踊2本立て公演。木ノ下“大”歌舞伎第三弾です。前売りは完売。

 モモンガ・コンプレックスの白神ももこさんが出演される新作『隅田川』は、白神さんが振付を担当され、白神さんと杉原邦生さん、木ノ下裕一さんの共同演出です。

 きたまりさんは2008年初演の『娘道成寺』を演出・振付・出演。4度目の上演で、30分から60分バージョンへと再創作。きたまりさんは平成28年度文化庁芸術祭賞の舞踊部門(関西)で新人賞を受賞されたばかりです。

 すみませんが上演時間を失念。『隅田川』、『娘道成寺』の順で休憩は20分でした。公式サイトだと全体で約2時間です。
 原作をご存じない方には、当日パンフレットのあらすじを読んでから観ることをお薦めします。
 『隅田川』あらすじなど→ 『娘道成寺』あらすじなど→

ネルケプランニング『トリスタンとイゾルデ』01/12-15 DDD AOYAMA CROSS THEATER

 メルマガに書いたコメント⇒ 英国の女性演出家アレクサンドラ・ルターさんが、有名オペラもある古典『トリスタンとイゾルデ』を翻案・演出。ルターさんはジブリアニメ「もののけ姫」の舞台化が話題になりました。あるワークショップでお見かけした俳優が複数人出演で、期待。

 このレビューは2017/01/29に公開。

東宝『お気に召すまま』01/04-02/04シアタークリエ

 柚希礼音さん主演のシェイクスピア喜劇です。演出は米国の演出家マイケル・メイヤーさん。上演時間はカーテンコール込みで約2時間半、休憩20分込みでした。

 『お気に召すまま』は昨年10月に上演されたDステ版を拝見していたので(⇒稽古場レポート)、配役や解釈、演出の違いを楽しみました。