ラドゥ・スタンカ劇場「オイディプス」約1時間半。ソフォクレスの「コロノスのオイディプス」も合体してて後半は驚きの連続。ぐぬぬぬ…わかってたけど「ガリバー旅行記」も観たかった…どうしても無理だったけど本当に悔しい…全然作風違うって!https://t.co/82yRqQ3fwH …
— 高野しのぶ (@shinorev) 2015, 10月 21
ラドゥ・スタンカ劇場「オイディプス」続2。「オイディプス王」は父を殺し母と交わった不幸な男性。本人は父と母であると知らなかったのに、民衆から忌み嫌われ追放される。「理不尽!神託(預言)って何なのサ!」っていつも思う。今回も原作に忠実なので、いつもどおり「何なのサ!」状態(笑)。
— 高野しのぶ (@shinorev) 2015, 10月 21
ラドゥ・スタンカ劇場「オイディプス」続3。衣装は現代服で、妻(母)や羊飼い等が民衆(コロス)の中から登場。演出がシャープで面白い。追放後の物語で一気に舞台が現代化し、唐突で刺激的な表現も多く、頭ギュルギュル。俳優が心身を制御した演技をするから、繰り出される画に集中する時間だった。
— 高野しのぶ (@shinorev) 2015, 10月 21
≪作品解説≫ 劇場公式サイトより。
古代ギリシャ悲劇を代表する作家ソポクレスが75歳で書いた「オイディプス王」、それから15年後の90歳の時に書いた「コロノスのオイディプス」。プルカレーテは、ほぼ同じ主題ながら違うフォルムで書かれたこの2作を、大胆に翻案して一つの舞台作品としてまとめ上げました。悲劇的な宿命を負った人物オイディプスの伝説が、プルカレーテの強烈な創造性によって鮮やかに再構築され、現代にも通じる悲痛な物語として甦ります。
オイディプス役を演じるのは、ラドゥ・スタンカ劇場の芸術監督も務めるコンスタンティン・キリアック。オイディプスの妻であり実の母イヨカステと長女アンティゴネの2役を演じるのは、前回の来日公演「ルル」で主役を演じ憑依的な演技で観る者を圧倒した女優オフェリア・ポピ。
かつて王だった時代の妻とともに過ごす享楽の日々、自身の罪を知り盲目となったのちの転落の日々が鮮やかに対比され、プルカレーテ演出が冴えわたるドラマティックな作品です。
≪ここまで≫
<ルーマニア語上演・日本語・英語字幕付>
出演:コンスタンティン・キリアック オフェリア・ポピ ほか
作・演出:シルヴィウ・プルカレーテ
主催:東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団) 東京都/アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)
後援:在日ルーマニア大使館
フェスティバル/トーキョー15 連携プログラム
http://www.geigeki.jp/performance/theater101/
※クレジットはわかる範囲で載せています(順不同)。間違っている可能性があります。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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