「CoRich舞台芸術まつり！2019春」の最終選考対象作品です。私は運営協力をさせていただいています（審査はしません）。上演時間は約1時間30分。
「CoRic舞台芸術まつり！2019春」最終選考対象作品。久しぶりだ！あと3作品ですね?。https://t.co/5FcB5lPjl4 #ヌトミック #お気に召すまま #舞台 #演劇
— 高野しのぶ（しのぶの演劇レビュー） (@shinorev) 2019年5月12日
※2020/01/09に公開しました。
≪あらすじ≫ http://nuthmique.com/post/183426902693/okinimesumama
兄から貴族にふさわしくない扱いを受けていたオーランドーは、公爵の御前て゛開催されるレスリングの試合に参加する。そして、たまたま試合を見物していたロザリンドと互いに恋に落ちてしまう。やがて、領地問題て゛宮廷からの追放を申し渡されたロザリンドは、男装してギャニミードと名乗り、公爵の娘シーリアと共にアーデンの森へと向かう。一方オーランドーも、兄から命を狙われていると知らせを受け、アーデンの森に逃げるのだが……。
≪あらすじ≫
額田大志さんの古典演出は昨年の『こまばアゴラ演出家コンクール2018・第一次審査』で『かもめ』を拝見していました。「『かもめ』でなくてもいい作品で、私にとっては審査対象外」だったんです。今回も同じ感想かも。シェイクスピア作『お気に召すまま』を“テキスト”として使用し、ヌトミックという集団にとっての新しい演劇表現に挑戦したという印象で、別に他の戯曲でもよかっただろうと思いました。
体操のような動きと敢えて記号化、戯画化した演技で、俳優は常に俯瞰した状態を保っているようでした。役人物の動機から生じる行動、感情を見せるようなスタイルではありません。ずっと段取りをこなしているよう見えて、興味が持続しなかったです。
私はシェイクスピアのファンではなく、詳しくもないのですが、『お気に召すまま』は上演頻度が高いので複数回、拝見しています。調べてみるとこんな感じ。
2018年：Kawai Project『お気に召すまま』
2017年：ナショナル・シアター・ライヴ2017「お気に召すまま As You Like It」
2017年：東宝『お気に召すまま』＠シアタークリエ
2016年：ワタナベエンターテインメント・Dステ19th『お気に召すまま』
2007年：TBS／ホリプロ『お気に召すまま』＠シアターコクーン
特にNTLive版はめちゃくちゃ面白かったので、トレイラーだけでもご覧いただければ！
東京芸術劇場『お気に召すまま』↓（演出：熊林弘高）は7月末から開幕します。
https://www.geigeki.jp/performance/theater207/
https://www.asyoulikeit.jp/
【公演レポート】ヌトミック「お気に召すまま」開幕、額田大志「ささやかで壮大な冒険のはじまり」（コメントあり）https://t.co/HxP5wK7LHo pic.twitter.com/pQ1eDFKQUm
— ステージナタリー (@stage_natalie) 2019年5月12日
ここからネタバレします。
当日パンフレットのドラマターグの朴建雄さんの文章「シェイクスピアっておもしろい！？」から、勝手ながら部分引用します。
「恥ずかしながら私はシェイクスピアがおもしろいと思えずにいる」
「読む分にはいいけれど、劇場でおもしろく上演するのは難しい（相手役向けと客向けのセリフをきっちり指定しないと言葉が聞きづらいから）」
「台詞自体は男女に関するステレオタイプが多く、今読むと困惑してしまう」
朴さんの文章を読み、上演を観て、この座組みの方々はシェイクスピアも『お気に召すまま』もお好きではないのだろうなぁと思いました。
『お気に召すまま』の詳しいあらすじ：http://univ.kanto-gakuin.ac.jp/content/files/topics/events/13092601/1.pdf
出演：深澤しほ、古屋隆太（青年団）、松田弘子（青年団）、矢野昌幸、原田つむぎ（東京デスロック）
作：ウィリアム・シェイクスピア
翻訳：松岡和子
構成・演出・音楽：額田大志
舞台監督：黒澤多生
舞台美術：渡邊織音（グループ・野原）
照明：松本永（eimatsumoto Co. Ltd.）、佐々木夕貴（eimatsumoto Co. Ltd.）
音響：額田大志
振付：Aokid
ドラマトゥルギー：朴建雄
宣伝美術：三ッ間菖子
制作：河野遥
芸術総監督：平田オリザ
技術協力：鈴木健介（アゴラ企画）
制作協力：木元太郎（アゴラ企画）
企画制作：ヌトミック／（有）アゴラ企画・こまばアゴラ劇場
主催：（有）アゴラ企画・こまばアゴラ劇場
同時開催公演【A】-【C】
【A】5月13日(月)16:00 ヌトミック『エネミー』
・・・フランツ・カフカをモチーフに描かれた短編作品。
【B】5月15日(水)19:30 Aokid presents シェイクスピア(?)
・・・今作の振付を担当するAokidによるパフォーマンス・イベント。
【C】5月16日(木)19:30 ヌトミックのコンサート
・・・演劇的音楽作品のライブ・パフォーマンス。
【発売日】2019/03/16 10:00
予約：一般 3,000円、U30 2,700円、高校生 1,000円、ミュージシャン割 2,000円
当日：各500円増し
同時開催公演【A】-【C】（予約・当日一律）：各 2,000円
※全席自由席。整理番号順でご入場いただきます。
［ご案内順］劇場支援会員→前売券購入・発券済み→当日精算→当日券
※U30／高校生以下：当日、受付にてご年齢が確認できる証明書をご提示ください。
※ミュージシャン割：当日、受付にてSpotify / Apple Music / Sound Cloud などのストリーミングサービス、あるい はYouTubeなどの動画サイトより、自作曲や参加楽曲の画面をご提示ください。
＊未就学児はご入場いただけません。
http://nuthmique.com/post/183426902693/okinimesumama
http://www.komaba-agora.com/play/7968
https://stage.corich.jp/stage/97823
※クレジットはわかる範囲で載せています（順不同）。間違っている可能性があります。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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