12月のお薦めベスト3としてご紹介していた公演です。プレビューを経た初日(12/7)に拝見しました。
面白かった♪何の不安もなく物語の中に入っていける喜び。流血表現がいくらあっても清涼感がある不思議。俳優2人ともに魅せられた。装置も凄かった!https://t.co/2KxTV3cLDr #新国立劇場 #タージマハルの衛兵 #舞台 #演劇
— 高野しのぶ(しのぶの演劇レビュー) (@shinorev) December 7, 2019
【公演レポート】「タージマハルの衛兵」開幕、小川絵梨子「更に進化していく舞台に」(コメントあり)https://t.co/HhtY6QQzih
#小川絵梨子 #成河 #亀田佳明 pic.twitter.com/RbSRhdOF6x
— ステージナタリー (@stage_natalie) December 7, 2019
新国立劇場にて上演中の「タージマハルの衛兵」。
成河と亀田佳明の熱い二人芝居で、かなりの評判の模様。
「悲劇喜劇」1月号には、戯曲を掲載しています。
「タージマハルの衛兵」ってなんぞ? という人は、なるほ道化に聞いてみてください。 pic.twitter.com/ypKXtX1RBs— 早川書房公式 (@Hayakawashobo) December 20, 2019
≪あらすじ≫ https://www.nntt.jac.go.jp/play/guards_at_the_taj/
1648年、ムガル帝国のアグラ。建設中のタージマハルの前。「建設期間中は誰もタージマハルを見てはならない」と、皇帝からのお達しがあった頃。
ついにタージマハルのお披露目の日の前日、夜通しで警備についている、フマーユーンとバーブル。二人は幼い頃からの親友であり、現在は軍に入隊をしている。警備中はタージマハルに背を向け、沈黙のまま直立不動でなくてはならない。だが、空想家のバーブルは黙っていられなくなり、律儀に立ち続けるフマーユーンに話しかけてしまう。
二人の会話はまるで『ゴドーを待ちながら』の二人のように、もしくは『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』の二人のように、とりとめのない言葉の応酬のようでありながら、二人の人間の差を描き出して行く。
やがて二人は、バーブルが不用意に発した一言を発端に、あまりにも理不尽で悲劇的な状況に追い込まれていく。その先にあるのは……。
≪ここまで≫
絶対的な支配者のもとで奴隷のような生き方を強いられる二人の若者が登場します。「個と全」というテーマにふさわしい普遍性のある物語です。アッと驚く仕掛けもある、娯楽作になっていました。
ここからネタバレします。
舞台から丸く切り取られるようにスライド式の床が舞台奥へと移動し、最初に見えていた床の一段下に、フマーユーン(成河)とバーブル(亀田佳明)が職人の手を切り落としていった部屋が現れる。血の海。丸みを帯びた床がタージマハルの形に見えて、巨大建造物は血にまみれていることを想起した(建築時に大勢の人間が死んでいる)。たとえば奈良の大仏もそう(参照:手塚治虫「火の鳥」)。
無数の手を切り落とし、部屋もきれいに片づけた2人には、ハーレムで王を直接警護する役職への出世が約束された。でも自由を希求するバーブルは、王の暗殺を口にしてしまう。フマーユーンはバーブルをかばうが、(上官の)父にばれてしまった。捕まったバーブルの手を切り落とすフマーユーン(手を落とす仕掛けはマジック!)。年月が経ち(台本によると10年)、王が変わってもフマーユーンは出世しておらず、同じ衛兵の仕事を続けているようだ。2人でジャングルに入り、木の上に小屋を建てた思い出(フマーユーンの空想?)がよみがえる。
■公式
【タージマハルの衛兵】
本公演も舞台写真をアップしました!📸ネタバレになりそうな所はまた後日アップしますが、それでも気になる…という方はご観劇後にぜひご覧ください。
(…やっぱり見ないのも気になる方は見ちゃってください!!)https://t.co/d94KvbE8cY
— 新国立劇場<演劇> (@nntt_engeki) December 18, 2019
【タージマハルの衛兵】
第五十四回 紀伊國屋演劇賞にてバーブル役の亀田佳明さんが個人賞を受賞されました!🎉
おめでとうございます&ありがとうございます公演は23日(月)まで続きますので、この機会にぜひ劇場までお越しくださいませ!
— 新国立劇場<演劇> (@nntt_engeki) December 17, 2019
観劇サポートについてとても詳しく書かれています。
わたしは今回は音声ガイドを担当しました。
たくさんの人に観劇サポートについて知っていただきたいと思っていますので、是非読んで見てください! https://t.co/IG0D6xJQiB— 菊池夏野 (@kikunatsuno) December 26, 2019
■チラシ
【お仕事】新国立劇場 演劇 シリーズ『ことぜん』三作目の『タージマハルの衛兵』のイラストを描かせて頂きました!
アートディレクションはコードデザインスタジオの鶴貝好弘(@chord87)さんです。
作品にまつわるカットをいろいろ描きました。
公演は12月7日から!https://t.co/K5chwOLF4Y pic.twitter.com/bxYRXT7sj3
— まいまい堂 (@maimaido_illust) October 28, 2019
今回はタージマハル建設中のムガル帝国が舞台ということで、ターバンを巻いた衛兵スタイルのアロットさんとアローンさんもいます。
チラシ裏はタージマハルとアロットさんとアローンさん。
タージマハルの後光がキラキラ光ります!
ぜひお手に取ってご覧下さい! pic.twitter.com/ZLRpsFZJDu— まいまい堂 (@maimaido_illust) October 28, 2019
[観劇]宣伝美術をやらせていただいた『タージマハルの衛兵』を観に新国立劇場へ。“シリーズ ことぜん”最後の作品です。フマーユーン役の成河さんとバーブル役の亀田佳明さんが序盤から本当の幼馴染の様に見えていたのでラストは目頭が熱くなりました!舞台のセットが大変フォトジェニックでした! pic.twitter.com/bDhFi13wrL
— コードデザインスタジオ (@chord87) December 7, 2019
【ことぜん】見納めになっちゃうかも!と思わず写真を撮っちゃった。アロットさんとアローンさんとサヨナラするのは寂しいなぁ…#ことぜん #どん底 #あの出来事 #タージマハルの衛兵 pic.twitter.com/1qswQaDu4x
— 新国立劇場<演劇> (@nntt_engeki) December 26, 2019
■その他
演劇人には「プレビュー公演ってなにか」「演劇ってなにか」「観客ってなにか」をそれぞれ今一度考えるきっかけになるかな、という文章でした(もちろん観客も)
当日パンフでもないし、SNSにあげていいかなと思うけど……
《ことぜん『タージマハルの衛兵』プレビュー公演》 pic.twitter.com/Xdpw6Nofki
— Momoko Kawano * 河野 桃子 (@momo_com) December 2, 2019
本日、シアタートークでした。
満員のご来場ありがとうございました。成河と亀田さん、このスタイルで登壇しました。
今回の公演は終演後すぐにシャワーが必須なので風邪をひかないように小川絵梨子さんから色違いのタオルキャップ、モフモフのスリッパなどをプレゼントしていただきました。 pic.twitter.com/TQRD3RA4Y2
— 成河スタッフ オフィシャル (@tw_de_songha_sc) December 17, 2019
昨日は「タージマハルの衛兵」のガイドツアーに参加しました。色んなことをたくさん話してくれました!
ありがたいことに今回は3回全部のイベントに参加できました。
以下、初めてお聞きしたことを中心に。ネタバレ有り。 pic.twitter.com/ey0niIXTk0— ちくわぶ。 (@ume_omusubiman) December 22, 2019
タージマハルの衛兵 公演ガイドツアー覚書
先程のガイドツアーのごくごく一部だけですが…ネタバレはないはず#タージマハルの衛兵https://t.co/2JLgFPybE8— ナツメ (@ntm_3131) December 21, 2019
■感想
新国で12月7日開幕の『タージマハルの衛兵』、2年前のブッシュでのプロ(ジェイミー・ロイド演出)の感想貼っときますね https://t.co/M6CgS68mEm
— picolin (@picolin1) December 4, 2019
『タージマハルの衛兵』@新国立劇場①:二人して沈黙の衛兵、一人は長官の息子でもう一人は平民ってそれ何て《魔笛》?大いなる権威に対して従順に生きる「駒」をつくるためのレッスン。でも《魔笛》ではタミーノはパミーナと協力して教団全体に別の扉を開くけれど、ここには二人しかいない。
— Miho Morioka 森岡実穂 (@MoriokaM) December 16, 2019
『タージマハル』②ビッグ・ブラザー的「父」は、内心を締め付けるだけでなく人間性そのものをマヒさせるような「仕事」を命じる。任務遂行後、バーブル(亀田佳明)は自分の心のために「異議申立て」をし、フマーユーン(成河)は逆に内面化した「力」の奴隷となり、より厳しい孤独に閉じ込められる。
— Miho Morioka 森岡実穂 (@MoriokaM) December 16, 2019
『タージマハル』③フマーユーン(成河)が最後に決定的に孤独の深淵に突き落とされるプロセスが、とても残酷だけれど美しかった。社会の中で個がより分断されて、誰かにとって都合のいい「全体」のため生かされる現代社会のうすら寒さは、「二人芝居」だったからこそ生きたように思う。
— Miho Morioka 森岡実穂 (@MoriokaM) December 16, 2019
もう限界の女になったから『タージマハルの衛兵』ってどんな話って訊かれたら○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○って答える https://t.co/G9Uccok66s
— 瀬尾はやみ (@hayamiseo) December 18, 2019
「舞台『タージマハルの衛兵』感想まとめ(非公式)」https://t.co/X7nfgFAhUp
が伸びてるみたい。私も読みに行かないと! 作成者:@ChirO_oy5656— トゥギャッター公式 (@togetter_jp) December 24, 2019
出演:成河、亀田佳明
脚本:ラジヴ・ジョセフ
演出:小川絵梨子
美術:二村周作 照明:松本大介 音響:加藤温 衣裳:原まさみ 演出助手:西祐子 舞台監督:福本伸生
【発売日】2019/09/14
(プレビュー公演)
A席:4,950円
B席:2,200円
(本公演)
A席:6,600円
B席:3,300円
Z席 1,650円(10%税込)
※就学前のお子様のご同伴・ご入場はご遠慮ください。
https://www.nntt.jac.go.jp/play/guards_at_the_taj/
https://stage.corich.jp/stage/103743
※クレジットはわかる範囲で載せています(順不同)。間違っている可能性があります。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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