早稲田大学主催の「イベント」で60代の教授が学外関係者に暴力(後頭部を3回、素手で殴ったそうです)を振るい、停職2カ月の処分となりました。この4月19日のニュースについて演劇批評の山﨑健太さんが、暴行事件が起こったのは演劇の稽古場で、加害者は演出家、被害者は俳優であるとご自身のツイッターで明かしました。
【早大60代教授を停職2カ月 イベントでパワハラ】
早稲田大は、大学主催のイベントの際、構内で学外関係者に暴力を振るったとして、文学学術院の60代の男性教授を停職2カ月の懲戒処分にしたと発表しました。
詳しくは⇒https://t.co/y4LTNfjb4Y pic.twitter.com/fDFjqpNkl0
— 時事ドットコム(時事通信ニュース) (@jijicom) 2019年4月19日
まさか大学内で演出家が俳優を殴るなんて…すごくショックです……。ちょうど先日のトークイベントでも稽古場でのパワハラが話題にのぼり、ハラスメントは人権問題なんだよなぁ…と改めて考えていたんです。
世代間の認識のギャップも大きいですよね。私が幼いころ、「子供を叩くのはしつけだ」という信仰は広く共有されていて、私自身も公立の中学・高校の教室で先生に堂々と叩かれたり、理不尽に怒鳴られたりしていました。
舞台公演は初めましての人たちが集まることも多いですよね。座組の全員がそろうと思われる稽古初日に、専門家を招いて、パワハラ、セクハラ講座を開くようにしてはどうでしょうか? 一観客の思い付きにすぎませんし、そういう講座や専門家についても何も知らないのですが(すみません!汗)、情報共有のためにも書いておきます。
※このエントリーは2019/06/20に公開しました。
※「レクチャー受講よりも皆で話し合いをする」という案がすでに議論されていました。以下にツイートを転載しています。
■山﨑健太さんのツイートより
知らぬ間に処分が下されていた。大学の対応としては知りませんが(そして個人的には教育機関の対応としてもどうかと思いますが)、稽古場で俳優を殴った演出家の名前を公表しないのは演劇に関わる者としては不誠実な間違った対応だと思います。https://t.co/GXCDVHZF3B
— YAMAZAKI Kenta (@yamakenta) 2019年6月11日
考慮されるべきは常に「弱い立ち場」にある者のことであって、その中には未来のことも含まれる。俳優・スタッフの側にも一緒に仕事をする相手を選ぶ権利がある。「手を出した」ことが確定している場合でさえ内々の処分で済ませてしまうから繰り返しの被害が出るケースが生まれてくるのでは?
— YAMAZAKI Kenta (@yamakenta) 2019年6月11日
本人が事を公にすることに積極的でなかったとしても周囲の「良識ある大人」は何をやっていたのか。演劇界に対しても本人に対しても誠実であろうとするならばきちんとケジメをつけさせたうえで「再起」の際にサポートすればいいでしょう。
— YAMAZAKI Kenta (@yamakenta) 2019年6月11日
私自身はもうこの演出家の作品を観ることもこの演出家が関わるイベントに参加することもないですが、一方で演劇界から追放せよとは思わない(そうすべきではないと思う)。今後「付き合って」いくかどうかは個々人が判断すればいい。しかしその前提となる情報が伏せられているのはフェアじゃないです。
— YAMAZAKI Kenta (@yamakenta) 2019年6月11日
公演本番に向けて稽古中の俳優を「イベントの手伝いをしていた関係者」と呼ぶのも(当事者を特定されないための苦しまぎれだと思いますが結果として)俳優を馬鹿にしている。そもそも「後頭部を3回、素手で殴った」のを「パワハラ」と呼ぶのも事態の矮小化。普通に暴行でしょう。
— YAMAZAKI Kenta (@yamakenta) 2019年6月11日
最近、演劇界におけるハラスメントが色々な形で問題にされているのはいいことですが、この件について知りながら口をつぐんできた(そしてそれにも関わらずハラスメントについて発言している)当事者に近しい人たちを私は信頼できません。そのような態度自体、一種のハラスメントだとさえ思います。
— YAMAZAKI Kenta (@yamakenta) 2019年6月11日
名前を出さず、しかし特定できる形で書いたのは、できるだけ炎上しない形で、しかし少なくとも演劇関係者にはなるべく情報が届くように考えた末の苦肉の策です。隠蔽が頻繁に起きる背景の一つに炎上があるとも思っているので。
— YAMAZAKI Kenta (@yamakenta) 2019年6月11日
もともと「殴る」タイプの演出家であることは、業界の人間ならみんな知っていたことですから、そもそも早稲田大学が教授として迎えるにあたって、そこをどう判断していたかが気になります。
— 大岡淳 (@ooka_jun) 2019年6月11日
まず、「業界の人間ならみんな知っていた」という認識は間違っていると思います。少なくとも私の周囲では私を含め知らなかった人間が多かったです。また、「業界の人間ならみんな知っていた」のであればなぜ誰も諌めるなり諭すなりしなかったのでしょうか?
— YAMAZAKI Kenta (@yamakenta) 2019年6月12日
というのが意地の悪い言い方なのはわかっていますが、私の批判は広い意味ではそれを知りながら見過ごしてきた上の世代の方みなさんにも向けられたものであることはご理解いただきたいです。偉そうにすいません。
— YAMAZAKI Kenta (@yamakenta) 2019年6月12日
いやおっしゃる通りで、ここは世代間ギャップがありましたね。ただ「みんな」は間違いでも、少なくとも大学の先生方はごぞんじだったはずです(知らなかったとしたらそれはそれで問題)。誰も注意しなかったのは、昔のアングラ・小劇場演劇の名残だとしか言いようがないです。情けない話ですが。
— 大岡淳 (@ooka_jun) 2019年6月12日
物理的暴力の行使や、言葉による人格否定、さらにはセクハラ等々が、「追い詰めなければいいものはできない」という大義名分によって、放置されてきたんですよね。海外でもリヴィング・シアターのようなケース(観客に対する暴行)がありましたし。
— 大岡淳 (@ooka_jun) 2019年6月12日
私は49歳ですが、こういう業界の暴力体質が嫌で、22歳のときに「暴力の行使を方法論としない」と方針を立てて、現場を作ってきました。自分も演出家なので、よそのやりかたを批判するなら、まず実績がなきゃいかん、と感じてました。「俳優に甘すぎる」とか散々言われましたね。余談です。
— 大岡淳 (@ooka_jun) 2019年6月12日
殴る「タイプの」演出家ってヤバいな。それは演出家の分類ではない。ホントに、長年そんなメチャクチャをアリにしてきた上の世代は反省してほしい。
— 山田カイル (Kyle Yamada) (@yamada_allergen) June 12, 2019
私は、今リツイートした、山﨑健太氏の一連の発言について、山﨑氏が書くにあたっておこなった情報の取捨選択を支持します。届く範囲に届くように、と彼がした判断を、支持します。そして私には、届きました。
— 落 雅季子 (@maki_co) 2019年6月11日
誰か一発でわかりますねえ
60代教授を停職2カ月=イベントでパワハラ-早大:時事ドットコムsoc https://t.co/w3Drlp6tEU @jijicomさんから
— 柳生二千翔 Nichika Yagyu (@YagyuNichika) 2019年6月11日
昨年の当該事件より前から、くだんの人の暴力はじめ、物理的に、言葉の上でのハラスメントにあたる行為の常習について、聞く機会があった。事実認定されているのは報道でわかる、しかし業界の構造上被害公表がしにくいのもわかる。山崎さんの「苦肉の策」を支持します。https://t.co/HQjdCf8cGO
— 鈴木 みのり (@chang_minori) 2019年6月12日
と、わたしですら(さほど業界でのプレゼンスが高いと自覚してない)はっきり書くのをためらうほど「せまい世間」での出来事で、やっぱりいろいろビビってしまう。特に若い俳優が、キャリアに響く可能性や様々なしがらみを考慮して公表できない、と想像はできる。構造的な問題と考えます。
— 鈴木 みのり (@chang_minori) 2019年6月12日
60代教授を停職2カ月=イベントでパワハラ―早大 (2019年4月19日) – エキサイトニュース https://t.co/S4zDN4aZFq @ExciteJapan
早稲田大学文学学術院って。渡部直己に続いてまた別の人物なのか。
— 杉江松恋@例大祭な37a 新刊『博麗霊夢、お大事に』 (@from41tohomania) 2019年4月19日
■私のツイート
舞台芸術の稽古場でパワハラ、セクハラ講座を開いたらどうだろう。稽古初日に専門家を呼んで、何がハラスメントになるのかを座組全体で共有しておけば、問題や事件が起こりづらくなるのでは。40代の私は公立中学、高校で教師に叩かれても当たり前だと思ってた。世代間ギャップを小さくするためにも。
— 高野しのぶ(しのぶの演劇レビュー) (@shinorev) 2019年6月12日
私も先日、あるお芝居を見て、同じ感想を持ちました。「ガラスの仮面」の影響を侮っていました。小学校から人権についての教育が必要なのではないか、とも思いました。
— 高野しのぶ(しのぶの演劇レビュー) (@shinorev) 2019年6月12日
■TPAM2019「舞台芸術界のセクシュアル・ハラスメントや性暴力について一緒に考えませんか?」
TPAM2019のグループミーティング枠での「舞台芸術界のセクシュアル・ハラスメントや性暴力について一緒に考えませんか?」で、昨年のセクハラ(パワハラ)勉強会のなかで、人事院のセクハラチェックリストを試したうえで、設問の主体のジェンダーがシス・ヘテロ男性が(続)https://t.co/CMt0eSGegI https://t.co/FFeZ1sPtGT
— 鈴木 みのり (@chang_minori) 2019年6月12日
(承前)主体として想定されていると考えられたので、同性間のセクハラも想定しながら、かつ制作の場が流動的な舞台芸術業界特有のものを考える、例えば「稽古場でおもむろに着替える」とか、その座組の構成員で「何がセクハラに当たるか?」匿名で募り、各設問の是非について話し合う(続)
— 鈴木 みのり (@chang_minori) 2019年6月12日
(承前)ということを試した。作品ごとに構成員が変わりうる舞台芸術界の流動性から、統一の規定を持ち込むのが難しく、またチェックリストがガイドライン化して創作の刺激が減じられる可能性を想定して、まず「話し合う」というコミュニケーションを生むのが良いのでは、と考えたから。(続)
— 鈴木 みのり (@chang_minori) 2019年6月12日
(承前)もちろん「殴る」は論外だけど、演出家(制作者)→俳優という構造を全面的に否定できないから、「叱責」を「指導」「演出」と加害側が捉える可能性もあって、だからまず構成員各自が何が嫌か考えたり話し合う機会をその座組に作るというのが有効ではないかと考えたわけで。万全ではないけど。
— 鈴木 みのり (@chang_minori) 2019年6月12日
■2019/06/20加筆
— YAMAZAKI Kenta (@yamakenta) 2019年6月16日
高校生が停学になったら期間中は自宅待機だと思うんだが大人はそんなことないらしい。それってただの休暇では?
— YAMAZAKI Kenta (@yamakenta) 2019年6月16日
どらま館の芸術監督、いつの間に存在すら抹消されてねえか
— バトルオブブラジル (@houtoutoutou) 2019年6月13日
どらま館の芸術監督は確かに去年まで宮沢章夫だったのに、いつの間にか公式サイトから芸術監督の存在そのものが抹消され、ご挨拶はUnder Construction(迫真)になってる問題、学生を含めた利用者側に一切説明されていないような気がするのですが学内施設として、何より一劇場としてどうなのでしょうか… pic.twitter.com/a3PU6huGXE
— バトルオブブラジル (@houtoutoutou) 2019年6月13日
これはパワハラ問題と関係あるのかもしれないし、単に実態のなかった(?)名誉職的な形での芸術監督を抹消したのかもしれない。(それはそれで大問題ですが!)いずれにせよ一切公式側からの開示がなかったのは不誠実に思います。
— バトルオブブラジル (@houtoutoutou) 2019年6月13日
とりあえず新設された学生相談室に経緯を問うてみたけどどうなることやら
— バトルオブブラジル (@houtoutoutou) 2019年6月13日
大学側(どらま館学生相談室)に問い合わせたところ、「昨年度末で任期満了につき退任」とのことでした。後任の芸術監督の有無について、及び告示が無かった事については、現在問い合わせているところです。本当に?そもそも任期制だったの?という疑問については言及しないつもりです。 https://t.co/8anfLolqSZ
— バトルオブブラジル (@houtoutoutou) 2019年6月18日
大学側からの回答が来ました。「芸術監督退任についての周知は行わない」「現時点で後任の芸術監督を立てる予定もない」とのことでした。個人として、これ以上この話題について発言することはしないつもりです。 https://t.co/3qcMI9KTfD
— バトルオブブラジル (@houtoutoutou) 2019年6月19日
その人のために新設された役職なのに任期満了とかあるのか。そういうことになってるのか。
— YAMAZAKI Kenta (@yamakenta) 2019年6月18日
退任理由が俳優への暴行じゃなくて任期満了になってるのは大学の公式の処分が退任後に下されてるからか。
— YAMAZAKI Kenta (@yamakenta) 2019年6月18日
なんにせよクソだせぇな。
— YAMAZAKI Kenta (@yamakenta) 2019年6月18日
《文学学術院の教員1名が、大学主催のイベントに際して学外関係者の頭部を殴った事実について、本学のハラスメント防止ガイドラインに違反するとともに、「教員の表彰および懲戒に関する規程」に定める懲戒事由に該当することとして、4月19日付で同教員を停職2か月の懲戒処分》https://t.co/maJmg925YN
— Kentaro_SUZUKI (@suzuken2002) 2019年6月16日
イベントは昨年9月開催だそうで、処分までには半年間以上が空いている。2017年4月に事件が起き2018年6月に苦情申し立てがなされた渡部直己教授については、1ヶ月後の7月に解任されている。同年度に続けざまに2件のハラスメント処分事案を出したくないという「意向」は、果たして働かなかっただろうか。 https://t.co/BQM9LUdiru
— Kentaro_SUZUKI (@suzuken2002) 2019年6月16日
《大学はこれまでにも、「早稲田大学におけるハラスメント防止に関するガイドライン」を策定し、教職員への研修等を通して必要な対策を講じてきたはずでした。》「セクシュアル・ハラスメント報道に関する、早稲田大学で教育・研究に携わる有志の声明」(2018年7月23日月曜日)https://t.co/LFGXv626Pp
— Kentaro_SUZUKI (@suzuken2002) 2019年6月17日
宮沢章夫 (文学学術院 教授)
の
賛同あり— Kentaro_SUZUKI (@suzuken2002) 2019年6月17日
渡部問題に加え宮沢章夫問題も発覚してみれば(?氏がこちらを知らなかったとは考えにくいですが)、リベラル・フェミニズムの限界という論旨が尚更不十分ですね。今世紀初頭の排除後に?氏は早稲田の教壇に立たなかったのに対し、渡部氏宮沢氏はむしろ教壇へ祭り上げられた。https://t.co/FGYrlk2VBp
— Kentaro_SUZUKI (@suzuken2002) 2019年6月17日
《…と、思って新宿まで行ってみたところ!!!
衝撃の事件が発生!!!
新宿の飲み屋に到着した瞬間、なぜか宮沢氏大激怒でもりっしーをタコ殴り!!!!!!!
なんだかよくわからないが、殴る蹴る酒をかけるの大騒動!!》
『激闘! 宮沢章夫大暴動勃発!!』(松本哉)⇒ https://t.co/FW0KU8qzHr— Kentaro_SUZUKI (@suzuken2002) 2019年6月14日
※↑2010年10月25日のブログです。
(2019/06/24加筆)
これ。 pic.twitter.com/f0Fiy97ax8
— YAMAZAKI Kenta (@yamakenta) 2019年6月22日
また撮影現場の暴力の話を聞いた。制作部新人が些細なミスに激昂したベテランスタッフから殴られたとの事。
「でも最近は手を出すとかはないけどね」とは最近よく耳にするし自分の現場も幸いそうだけど結局それは身の回りにないだけなのでしつこく書きます。殴る人怒鳴る人とは仕事したくありません。— 深田晃司 Koji Fukada (@fukada80) 2019年6月23日
まあ手を出す人からすれば深田の現場になんて呼ばれなくても痛くも痒くもないのだろうけど。
ただそういう人がいる限り、映画業界は親が安心して子どもを送り出せる場にはならず、人材難に陥るのは当然だし自業自得。
映画業界を目指す若い人にはそんな現場ばかりではないよとも伝えたい。— 深田晃司 Koji Fukada (@fukada80) 2019年6月23日
追記。私自身、暴力への耐性がとても弱い。言葉で威圧されるだけで心が硬直してしまう。でも仕事上その相手と関係を継続しなくてはならない時、私は相手の機嫌を損ねる恐怖から過剰に笑顔を作り明るく振舞うようになる。加害の自覚が少しでもある人は笑顔で身を守っている人がいることを知って欲しい。 https://t.co/KPnVUjOtPS
— 深田晃司 Koji Fukada (@fukada80) 2019年6月23日
拡散して頂いるようでやっぱり皆危機感を感じていたことなのだと実感。こういうときには自分の宣伝をするらしく新作『よこがお』を宣伝したいところですが、ぐっとこらえて、昔書いた映画の労働環境についての記事を。https://t.co/f8ZsgtOqc8
10年前なので認識の変化は多少あるけど参考までに。— 深田晃司 Koji Fukada (@fukada80) 2019年6月24日
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ハリウッドですごいビックリしたことは、めっちゃすごい剣幕で怒鳴りまくられた翌日、あたしじゃなくてその先輩がクビになってたこと。理由は現場の空気が悪くなるから。すげーなとおもった。日本はそれどころか暴力もフツーにある。コレ、大人同士だからさらにしんどい。考えなきゃあかんです https://t.co/C16P1iMCSV
— 森田まほ⭐️映画ガイド@ 何気なく観た一本の映画があなたの人生変えちゃうかも (@mahomorita) 2019年6月23日
(2019/07/11加筆)
↓この記事にある“問題の教授”は早稲田大学スポーツ科学学術院の所属です。
「首都圏大学非常勤講師組合にも、問題の教授によるパワハラについて情報が寄せられている。組合は「大学の中でこれほど深刻なパワーハラスメントが起きているのは異例のこと。早稲田大学はこの問題を放置すべきではない」と警鐘を鳴らしている」 https://t.co/8QOrrfrj2e
— 高野しのぶ(しのぶの演劇レビュー) (@shinorev) July 10, 2019
(2019/08/06加筆)
先日、たまたま知人から尊敬する演出家が稽古中に俳優を殴ったのに主催者の早稲田からたった二カ月停職処分だったと今更ながら聞いた。ちょうど、表現の不自由展の決定があった日だったので二重にショック。宮沢章夫さんはとても好きな作家だっただけに1日も早くご本人の説明コメントを読みたい。
— 近藤強 (@yoshi4697) August 5, 2019
(2019/11/05加筆)
昨年のどらま館での演劇公演の最中に俳優を殴打した宮沢章夫氏が(大学からは氏名を公表されない状態での停職2ヶ月という「オフィシャルな」処分は下されましたが)そのことについて自らは一言も発することなく岸田國士戯曲賞の選考委員に留任するとのこと。 https://t.co/dOcIRrsVCa
— YAMAZAKI Kenta (@yamakenta) November 4, 2019
宮沢氏と白水社に強く抗議します。
— YAMAZAKI Kenta (@yamakenta) November 4, 2019
うれしい! https://t.co/Tp1wuh7LEb
— 柳美里 (@yu_miri_0622) November 1, 2019
一般的に作者と作品とは切り離して考えるべき(と言い切れないのが演劇の難しいところですが)であるのと同様、ある人物の行為と戯曲を読みそれを評価する能力とは切り離して考えるべきだとは思います。しかし、自らの暴力行為が招いた停職期間中に大学外のイベントに平気で出演したり、→
— YAMAZAKI Kenta (@yamakenta) November 4, 2019
自らの行為はなかったかのようにだんまりを決め込んだまま「差別発言」をしてしまった芸人に苦言を呈し(しかもそれをtwitterで喧伝し)たり、「いろいろあって演劇の創作に興味がなくなっていた」などとあたかも自らのには非がないかのような言い方をしている人物に関して言えば、→
— YAMAZAKI Kenta (@yamakenta) November 4, 2019
まず自らの暴力行為についてまともな思考ができているとは思えません。暴力、加害行為、ハラスメントは現在の日本において非常に重要な問題であり、戯曲賞の審査員にはそれらが戯曲の中でどのように扱われているか(あるいは扱われていないか)について適切に検討し評価する能力が求められるのでは?
— YAMAZAKI Kenta (@yamakenta) November 4, 2019
この件の事実関係を私はよく知りません。抗議に正当性があることも理解します。けれどもう少しなにかゆるしがありうるような解決の方向は模索し得ないのでしょうか。やまけんさんが知りうる事情を私は知りません。しかしTwitterは具体的な細部を全て均して一般化する。憎しみを増幅してしまう。 https://t.co/jiLfeZsgft
— 渋革まろん (@z_z__z) November 4, 2019
その解決は相手方にかかっているのだと言われるかもしれません。そうかもしれません。だがTwitterでは、その事情はわからない。なのに拡散はされてしまう。もちろん許せないことはある。権力/支持者に守られ変わらず権力の座に居座れる構造は打破すべきだと思います。
— 渋革まろん (@z_z__z) November 4, 2019
またTwitterが隠れた権力関係の実態を公にする政治性を持つことは道徳的に良いことです。現場につきまとうパワハラの抑圧や暴力を放置すべきとも思いません。この発言が個人的な告発の回路を抑圧するパフォーマンスとして機能する可能性もあります。しかし宮沢さんの事情があるのかもしれない。
— 渋革まろん (@z_z__z) November 4, 2019
むしろだから告発ではなく対話の可能性がありうるなら、ギリギリまでそこに踏みとどまれないものでしょうか。ゆるしの可能性がまったく閉ざされ、ただ敵対関係が再生産されていく状態は何か良くないと感じられます。
— 渋革まろん (@z_z__z) November 4, 2019
すいません、公開のやりとりでは言えないことがあまりに多すぎるので、ここでは端的に私の能力(そこには私の器の小ささも含まれるでしょう)の範囲内では無理だったとだけお答えしておきます。
— YAMAZAKI Kenta (@yamakenta) November 4, 2019
基本的にまろんくんの言っていることは正しい。
— YAMAZAKI Kenta (@yamakenta) November 4, 2019
が、それでも、ということ。
— YAMAZAKI Kenta (@yamakenta) November 4, 2019
そもそも処分の時点で大学が名前を出し、宮沢さんもふつうに一言謝れば良かっただけでしょう。 https://t.co/3ddDrOqDh1
— 山田カイル (Kyle Yamada) (@yamada_allergen) November 4, 2019
生徒に暴行した事を全く総括しないでよくもまあいけしゃあしゃあと、としか言いようが無いな。
で、白水社的にはパワハラ暴行はOKという事か。 https://t.co/c6bwyJNntr— Hiroshi Nakata (@hiroshinakata) November 5, 2019
RT)早稲田大学教授が学生殴打しといておとぼけ決め込むとかありえないだろう。内部での処分はあったようだけど、半ばそれを隠蔽する早大の対応も教育の府としてありえず。https://t.co/vd8YXQDVfi
— Taisuke Shimanuki (@nukisuke) November 5, 2019
【訂正】宮沢章夫氏の件、被害者は学生ではなく学外者とのことです。失礼しました。 https://t.co/WqWwvFKyyI
— Taisuke Shimanuki (@nukisuke) November 5, 2019
↓2019/11/28加筆
ポスト・パフォーマンス・トーク「岡田利規×宮沢章夫」
日時:2月8日(土)17:15~18:15(開場17:00)
会場:金沢21世紀美術館 レクチャーホール
参加費:無料
定員:先着 70名 ※事前申込み不要マジで宮沢章夫がトークするのか……。
俳優はモノだ(から殴ってもいい)とかそういう論倫理? https://t.co/NG0QXbcboI— YAMAZAKI Kenta (@yamakenta) November 27, 2019
ところで、書いている最中は全然知らなかったのですが、この劇評が掲載される号の『悲劇喜劇』には宮沢章夫&柳美里の対談も掲載されているとのことです。さすが『悲劇喜劇』。 https://t.co/pLZTFT2yA2
— YAMAZAKI Kenta (@yamakenta) November 27, 2019
ハラスメント防止のためのガイドライン作りを目指し、劇作家の石原燃さんをゲストに迎えた対談記事の前編を公開中です。
【劇作家女子会。のQuest①対談 石原燃さん(前編)】意識も、世界も、変わってきている。今を生きている私達で変えられる
https://t.co/ffFwX5nOMf
※後編は11/27日更新予定— 劇作家女子会。 (@gekisakujoshi) November 21, 2019
■note更新
【劇作家女子会。のQuest①対談 石原燃さん(後編)】意識も、世界も、変わってきている。今を生きている私達で変えられる後編を公開しました→https://t.co/lLPLwOwS9F
前編はこちら(11/13公開済)→https://t.co/ffFwX5nOMf#劇作家女子会#劇作家女子会のQuest
— 劇作家女子会。 (@gekisakujoshi) November 27, 2019
私達劇作家女子会。は、ハラスメント防止のためのガイドライン作りを目指すにあたり、演劇の現場で活動している様々な方々からお話を伺い、その軌跡を対談記事として公開していきます。
劇作家の石原燃さんをゲストに迎えた第1弾記事、後編を公開しました。
記事の第2弾は12月公開予定です。— 劇作家女子会。 (@gekisakujoshi) November 27, 2019
↓2019/11/30加筆
シンポジウム「映画の“働き方改革” 」、記事になりました。色々貴重な話が聞けたけどまずお伝えしたいのはパク・ジョンボム監督の証言。
韓国では必ず映画撮影前にセクハラについての4時間の講習を受けないといけない。その講師の人件費や経費は政府から出る。
超進んでる。拡散希望。 https://t.co/4SzOnRbJFo
— 深田晃司 @映画「よこがお」公開中 (@fukada80) November 30, 2019
↓2019/12/18加筆
■note更新
【劇作家女子会。のQuest①
対談 綾門優季さん(前編)】演劇界に溝を作らず、ルールを作っていく大変お待たせしました。
綾門優季さんをゲストにお迎えした対談記事の前編を公開しました→https://t.co/v8zAZ49AS6#劇作家女子会#劇作家女子会のQuest— 劇作家女子会。 (@gekisakujoshi) December 18, 2019
↓2020/01/22加筆
ハラスメント防止のためのガイドライン作りを目指し、綾門優季さんをゲストに迎えた対談記事の後編を公開中です。
【劇作家女子会。のQuest①対談 綾門優季さん(後編)】演劇界に溝を作らず、ルールを作っていく|劇作家女子会。|note https://t.co/VLlGvjg3A2
— 劇作家女子会。 (@gekisakujoshi) December 31, 2019
劇団地点の三浦基さんのロームシアター京都館長督就任についてはこちら↓にまとめています。
【意見】映演労連フリーユニオンの記事「劇団“地点”解雇事件」について、地点に見解を発表してもらいたい(2019/10/16)
もう慮って発言するのもいい加減しんどいです。率直に言って、岸田戯曲賞の件も、ロームシアター京都の件も気持ち悪いです。現時点で既にどちらもボイコットを表明する作家が存在します。若手を積極的に世間に紹介する障害にしかなり得ていません。今後の動向次第では私も考慮することになるでしょう。
— 綾門優季 (@ayatoyuuki) January 20, 2020
この状況がこれ以上、深刻化するのであれば、実力があるにも関わらず評価されてない理由が「政治による判断なのではないか?」という客観的な疑念を払拭出来ません。そうじゃないのならステートメントを出して疑念を取り払っていただきたいですし、そうであるのならば早急な謝罪が求められるでしょう。
— 綾門優季 (@ayatoyuuki) January 20, 2020
私は岸田戯曲賞選定委員会から複数回ノミネートの打診を頂いており、地点の制作助手は二度経験しています。只の野次馬的な物言いではなく、自身の未来のリスクを天秤にかけての発言です。私はここでモヤモヤを無かったことにして進んだら一生悔いることになると以前から知人と話し合い、結論しました。
— 綾門優季 (@ayatoyuuki) January 20, 2020
ボイコットが起きてしまう時点で、これは当事者のみでの議論には収まりません。本来、岸田戯曲賞を受賞しているであろう才能、ロームシアター京都で公演をしているであろう才能の芽を、あらかじめ摘んでしまうことにもなりかねないのではないでしょうか。疑わしきは罰せずですが、無視はやめて下さい。
— 綾門優季 (@ayatoyuuki) January 20, 2020
岸田戯曲賞はノミネート発表前に、ロームシアター京都は就任前に、なぜそのような判断に至ったのかについての言及が欲しいです。ノミネート前の作家もこれから公演が控えている作家も、そこがあやふやなままでは、余計な詮索が入ることを防ぐことも出来ないでしょう。海外と比べても対応がぬるいです。
— 綾門優季 (@ayatoyuuki) January 20, 2020
岸田戯曲賞界隈は、一体どうなっているのか。いろいろ耳を疑うような話を聴いています。岸田戯曲賞を主催する白水社は、正式なコメントを出して説明責任を果たしたほうがいい。 https://t.co/T175vpmSd9
— 豊崎由美≒とんちゃん (@toyozakishatyou) January 21, 2020
しかし、宮沢章夫さん(今回のこととは別に尊敬しているので、どうしても「さん」づけになってしまう)と岸田戯曲賞関係の話は酷い。演劇界と比べれば、メッタ斬り!みたいなことができる文学界隈はまだましと思ってしまう。隠蔽体質、権威主義(長いもの、強いものには巻かれる)、よくない。
— 豊崎由美≒とんちゃん (@toyozakishatyou) January 21, 2020
今回の宮沢さんと岸田戯曲賞関係のことでは、若手が騒然となっているとのこと。をい、ベテラン劇評家や批評家、演出家もがんばれ。隠すな。巻かれるな。ここ、演劇界の正念場。
— 豊崎由美≒とんちゃん (@toyozakishatyou) January 21, 2020
宮沢さんと岸田戯曲賞のことを原稿にした若手や戯曲賞を辞退した作家に、遠回しにでも圧力をかけるようなことがあってはならない。わたしは部外者だけど、そんなことがあれば媒体名や個人名を挙げてでも糾弾したい。
— 豊崎由美≒とんちゃん (@toyozakishatyou) January 21, 2020
うーん、夕方つぶやいた岸田戯曲賞界隈の話、ある決断(まだ言っちゃいけないらしい)で決着がつきそうだけど、それはそれとして、岸田戯曲賞主催サイドはどういうことがあって、どういう問題が起きて、どんな対処をしたかという経緯を公にしないといけないと思うな。賞を運営している側の義務でしょ。
— 豊崎由美≒とんちゃん (@toyozakishatyou) January 21, 2020
ところでこのニュースには驚きました。三浦基さんの作家としての力量は評価していますが、ただの冤罪だったとしても、パワハラの嫌疑がかかっている事実はうやむやにして、「権力」をさらにふるえる地位に任命していいのでしょうか。https://t.co/wjjaZ9hAyG
— Kyoko Iwaki 岩城京子 (@KIIWAKII) January 19, 2020
最近、小劇場演劇の世界では相次いでパワハラ事件が起きているが、加害者はだんまりを決め込み、地位が揺らぐこともない。演出家で著書も多い宮沢章夫氏はけいこ場で俳優に暴力を振るい、教授を務める早稲田大学の大学院から停職2か月の処分を受けた。しかし大学からの発表は匿名の形であり、
— 友田健太郎/Tomoda Kentaro (@Buffalo1999) January 21, 2020
その後も宮沢氏は事件について一切説明することなく、演劇界の芥川賞と言われる岸田戯曲賞の選考委員を続けている。
また、京都の劇団「地点」の演出家である三浦基氏にパワハラと不当解雇があったと俳優が被害を訴えており、話し合いが続けられている。— 友田健太郎/Tomoda Kentaro (@Buffalo1999) January 21, 2020
そのさなか、今月、三浦氏は公共劇場・ロームシアター京都の館長に就任した。パワハラと不当解雇とされる件について、三浦氏は一切釈明していない。
このように、疑惑を持たれた「大物」が口をつぐんだまま、力を維持し、より高い地位に就いてさえいるのを見ると、暗い気持ちに襲われる。— 友田健太郎/Tomoda Kentaro (@Buffalo1999) January 21, 2020
小劇場演劇界は文字通り小さな世界なのだが、その中で古株たちが相互に助け合い、もたれあい、問題があっても批判せず、批判されず、ぬくぬくと小さなパイを分け合っている。うんざりさせられる。
こうした状況に対し、ツイッターなどで反対の声を挙げるのは若手を中心とした一部の俳優や演出家だけで— 友田健太郎/Tomoda Kentaro (@Buffalo1999) January 21, 2020
ほとんどの関係者は口をつぐんでいる。演劇の世界は人間関係が濃密であるだけに、難を恐れる気持ちが強いものと思われる。
私はもう何年も演劇は見ておらず、以前は演劇評論家を名乗っていたこともあったが、今ではもう遠い記憶となっている(観劇を止めたこととパワハラ等は一切関係がない)。— 友田健太郎/Tomoda Kentaro (@Buffalo1999) January 21, 2020
ただ、かつて少しは関わった世界だから、古い体質を変えようとしている若い人たちを応援したい気持ちもあって、ツイートしてみた。
— 友田健太郎/Tomoda Kentaro (@Buffalo1999) January 21, 2020
↓2020/01/23加筆
先日ツイートした、宮沢章夫さんと岸田戯曲賞の件。調べた結果、どうして経緯の報告や謝罪文の公表などがされていないのか、個人的には理解できました。その理由が書けないのはもどかしいのですが、いつかきっとご本人から説明される時が来ることを、わたしは信じます。
— 豊崎由美≒とんちゃん (@toyozakishatyou) January 23, 2020
おそらくですが、わたしたちが「大物」と目している小劇場界の演劇人や批評家の皆さんが口をつぐんでいるのも、「その理由」自体を明らかにできないからだと思います。今しばらく静観するしかないと、わたしも考えるに至りました。
— 豊崎由美≒とんちゃん (@toyozakishatyou) January 23, 2020
第64回岸田國士戯曲賞最終候補作品決定 – 白水社 https://t.co/BJSVuAMI7d
— 和久田賴男 (@Bokutou_House) January 23, 2020
数日前から、岸田國士戯曲賞の委員会に、宮沢章夫氏が審査員に入っているのか問い合わせていました。
そして、入っていないという返答の後は、
・何故入らないのかの説明は公式になされるのか。
・入らないと決定したのはいつか
に関して問い合わせをしてきました。— 山田由梨/贅沢貧乏 (@YYUUUUYYam) January 23, 2020
結果としては今のところ公式に説明はなされないらしく、説明がなされない理由についても今問い合わせています。まだ納得のいく返答をいただけていないので、もうすこしやりとりが進んだら私個人及び劇団の思うところを文章にしようと思います。
— 山田由梨/贅沢貧乏 (@YYUUUUYYam) January 23, 2020
ひとまず、ノミネートおめでとうと思いたいと思います!!ひたすらに苦しい思いをしながら、色んな人に支えられて描けた作品なので一定の評価をいただけたことは本当にうれしいです!
— 山田由梨/贅沢貧乏 (@YYUUUUYYam) January 23, 2020
うれしいことのはずなんだけど、なんだから煮え切らなくて嫌ですね。
— 山田由梨/贅沢貧乏 (@YYUUUUYYam) January 23, 2020
何故宮沢氏が審査員に入っているのか問い合わせたかというと、わたしも最近までよく知らなかったのですが、パワハラの問題で早稲田大学から2ヶ月の停職処分を受けていたことがあるからです。高野さんがまとめてくださったページが、経緯を知るにはわかりやすかったです。https://t.co/NPsWDyo8tb
— 山田由梨/贅沢貧乏 (@YYUUUUYYam) January 23, 2020
■東谷英人さんと和田華子さんが「話す会」を実施(2020/03/01加筆)
『話す会』vol.1無事終了しました。
場を供にした皆様、ありがとうございました。
そして本当に本当にお疲れ様でした。・こういう場が常に存在している事。
・安全な場所で、文章ではなく身体を伴った声で話すこと、身体を伴った声を聴くこと。は何より大切な事だと思った次第。
またやります。 pic.twitter.com/35WOjYZcO6— 和田華子 (@tsubaki_tsubomi) February 26, 2020
『話す会』vol.1を終えて。 ー アメブロを更新しました#俳優https://t.co/hzPsRtMEdv
— 東谷英人 (@azumaya8) February 28, 2020
今日は小劇場まわりのパワハラなどについて『話す会』というのにいってきました。恵比寿まで。これが20年前にあったらなあと思ったり、今こういう会があるのはとてもよいことだな、と感じたり。自分のときにうっかり飲み込んでしまったことを、下の世代の人たちは飲み込まなくてよくなりますように!
— 山脇唯 (@YUIWAKI) February 26, 2020
恵比寿のカフェで行われた『話す会』に参加した。演劇の場で発生するパワハラについてディスカッション形式で色々な方の経験を聞かせて頂き、自分の経験も話せたり。過去を直視して未來に活かさなければ。もっと変われるはず、良い報告に。
東谷さん、和田さん、ありがとうございました。
— 大西弘記 (@HiroKick629) February 26, 2020
↓2020/03/19加筆
私が読んでも、少しわかりにくいと感じますが、とりあえず白水社から岸田戯曲賞の審査員選定に関する声明が出ました。https://t.co/E9sl5qTSd7
— 平田オリザ@クラウドファンディング実施中! (@ORIZA_ERST_CF) March 18, 2020
ようやく白水社から声明文が出ました。とてもはっきりしない曖昧な文章だと思いました。「賞の透明性と公正を期してきた」と書いているけど、それができてなかったから今回の事態になったわけで「期せてなかったから、期すために今後どういう改善策を取るか」を示すべきです。https://t.co/Zd77zwpIr2
— 山田由梨/贅沢貧乏 (@YYUUUUYYam) March 19, 2020
そして、ここでも「被害者の二次被害を防ぐ」が白水社の自己防衛のために使われていると感じます。
先月、白水社の役員が被害者の方から聞き取りをする場に、同席しました。そのとき被害者の方の意向を直接聞いたにも拘らず、なにも反映されていません。徒労感を覚えます。— 山田由梨/贅沢貧乏 (@YYUUUUYYam) March 19, 2020
声明では「第一次審査の段階で審査員が公表されなかったことが問題」のように問題が矮小化されています。本当の問題は、暴行事件を起こした人が審査員に入るのが、適正なことなのかその基準の明示です。それについて白水社はどう考え、どの立場をとるのかを明らかにすべきです。今後のためにも。
— 山田由梨/贅沢貧乏 (@YYUUUUYYam) March 19, 2020
そのような誠実さを示してから、
「演劇文化を担うべき次世代の創造者にとって、岸田國士戯曲賞が一つの目標であり続けることがなによりも大事である」と、言えるのではないかと思います。
一次審査で審査員が公表されること自体は良いことだ思ってます。— 山田由梨/贅沢貧乏 (@YYUUUUYYam) March 19, 2020
岸田戯曲賞から声明が出ました。様々なことを考えてます。現段階では「候補作品選定に関する誤った情報などがネット上で錯綜した件」と、私のツイートに端を発する件については明瞭に書かれていないので、以下、訂正とお詫び、そして事実の補足をさせて頂きたいと思います。https://t.co/ApWpnMuDCb
— 綾門優季 (@ayatoyuuki) March 19, 2020
該当のものは、下記の一連です。私の発言からは最終ノミネートに何かあったのかとも推測してしまいますが(私も不正確な情報しかこの時点で知りませんでしたが)第一次選考対象作品選定の段階で、審査員が誰になるかの不透明さを理由に辞退者が出たというのが正確でしょう。https://t.co/oasET37aP3
— 綾門優季 (@ayatoyuuki) March 19, 2020
雑誌での連載や脚本の執筆などを生業とする物書きとして、あくまでも悪い噂を耳にした段階で、不正確な情報を軽率に書き込むべきではなかった、と現在は考えています。関係者へのヒアリングから辞退者が出たことは後日、事実だと確認されましたが、そうではない可能性もありました。申し訳ありません。
— 綾門優季 (@ayatoyuuki) March 19, 2020
しかし「候補作品選定に関する誤った情報などがネット上で錯綜した件」と記述してしまうことには懸念があります。第一次選考の段階でボイコットがあったのは事実ですし、山田由梨氏の発表した文章を「誤った情報」だと私は考えていません。声明文を読まれた方がそれをデマだと思わないよう、補足です。
— 綾門優季 (@ayatoyuuki) March 19, 2020
「賞の透明性」について、声明には説明がなく気になっていることがあります。「暴行の被害者の意向として、審査員や一部の劇作家に知らされていたことが間違っていた」という点です。被害者の方のヒアリングに私も立ち会いました。ニュアンスの差ではなく、異なる意向が白水社から説明されていました。
— 綾門優季 (@ayatoyuuki) March 19, 2020
百歩譲って暴行事件が「関係機関によって解決済み」だとして、この点についてはそうではありません。声明でここが明瞭になるか、せめて事態を解明する途中経過までは伝えられるかと期待しましたが、私が間違っていました。個人も組織も平等に、再発防止のために、持ち得る情報は公に開示すべきです。
— 綾門優季 (@ayatoyuuki) March 19, 2020
直接白水社の方にも言いました。メールでも言いました。Twitterでも言いました。同じことを繰り返し言い続けて、あれから2ヶ月が経とうとしています。そんなに難しくない質問です。知らされていた意向は誰が言い、なぜそう伝えたのでしょうか。ここが明瞭にならないかぎり「賞の透明性」はありません。
— 綾門優季 (@ayatoyuuki) March 19, 2020
白水社の方から綾門君に「ノミネート者辞退というツイートに関しては誤りであったため訂正と謝罪をしてほしい」という要求が何度もきていると聞きました。そのような誤解を生む状況を生み放置していたのは白水社の側であり、組織的な力をもつ人が綾門くん個人に謝罪を求めるのは間違っていると思います
— 山田由梨/贅沢貧乏 (@YYUUUUYYam) March 19, 2020
あのときは、誰が審査員なのかも分からず、誰かが辞退したようだ、と憶測が巻き起こり正しい判断ができない状況だったのだから。個人に訂正させようとする圧力をかける前に、公明正大で明瞭な説明を組織として出して、信頼を回復してほしいと思います。
— 山田由梨/贅沢貧乏 (@YYUUUUYYam) March 19, 2020
この点に関して山田さんと考え方が少し違っていて、個人であれ組織であれ、間違いが判明したら平等に訂正したほうがいいと捉えてます。だからこそ岸田國士戯曲賞側から、声明も出ないままに、私からの訂正とお詫びを求められた際には強く抗議し、その理由をお伝えしました。https://t.co/rtVwX0Pm4g
— 綾門優季 (@ayatoyuuki) March 19, 2020
劇団内のセクハラ・パワハラを撲滅するために20年運営してきたルール/平田オリザさんインタビュー https://t.co/mEAw4x6SsZ
— wezzy編集部 (@wezzy_com) March 18, 2020
青年団の具体的なルールを紹介。「先輩が後輩を飲みに誘うのは禁止です。特に個別は絶対に禁止です。これは異性であろうと同性であろうとダメ」「居残り稽古に、先輩が後輩を強制的に誘うのも禁止」「(劇団内恋愛は)年上から誘うのはダメだから、そういうときはまず第三者に相談して仲介してもらう」 https://t.co/H0PvTQHBkN
— fringe (@fringejp) March 19, 2020
■早稲田大学演劇研究会(劇研)「暴力行為があったため3月公演中止」(2020/03/20加筆)
【大切なお知らせ】 pic.twitter.com/KzOw81t7uL
— 早稲田大学演劇研究会 (@sodaigekiken) March 19, 2020
この件に関するお問い合わせは、下記メールアドレスにて承ります。
また、5月の公演を含む今後のサークル活動は、ハラスメント防止のガイドラインが完成し次第再開いたします。
— 早稲田大学演劇研究会 (@sodaigekiken) March 19, 2020
先程RTした早稲田演劇研究会の件が気にかかる。20代後半以降、全く交流がないし、この件も内容が曖昧なので、あれこれ発言できないが………私が在籍した頃は、口は悪かったが、およそ暴力とはほど遠いサークルだった事は言っておく。自立したサークルでいたいなら学生が自浄せねばならないと思う。
— イケダナルし (@narupinsky48) March 20, 2020
どう応援していいか、わからないが、期待しております。
— イケダナルし (@narupinsky48) March 20, 2020
↓2020/03/21加筆
「選考委員の実名による謝罪声明発表が必要であると考え、その実現を前提として当該選考委員を慰留して参りました」。「謝罪声明発表の実現には至りませんでした。そこで、当該選考委員の選考不参加という措置をとった次第です」。辞任ではなく不参加。復帰させる気満々宣言?https://t.co/AVYuFVze3o
— やまけん (@yamakenta) March 18, 2020
ハラスメントに関する一件は「岸田賞選考委員の適性とは直接の関係はなく(選考委員という権能に関わるものではなく)、関係機関によって解決済みと判断しております」。関係機関によって「解決済み」の部分は正しいが適性と関係がないという認識ならハラスメントの勉強し直した方がいいのでは?
— やまけん (@yamakenta) March 18, 2020
「権能」のうち能力とは関係ないかもしれないが「権」と結びつくのがハラスメントというもので、岸田賞を「新人劇作家の登竜門」と言うのであればそれは大いに「選考委員という権能に関わるもの」でしょう。
— やまけん (@yamakenta) March 18, 2020
わたしは「宮沢さんは辞退した」と白水社の方から説明を受けていましたが、さらにその上司の方からは「いまはお休み中で、状況によって復帰の可能性がある」と伺いました。
公式に謝ればいいということではなくて、審査員に入るかをどういう基準で判断してるのか言ってもらいたかった… https://t.co/q75NCKhfiH— 山田由梨/贅沢貧乏 (@YYUUUUYYam) March 19, 2020
でもこれでこの件は終わりという感じなのだろうな。それこそ権威と歴史のある憧れの賞だと思ってここまできたけど、直接いろいろなやりとりをして、それがゆらいでしまったのはたしかで、それは結構、一番残念、なんでこうなってしまうのだろうと、何度も考えてる。
— 山田由梨/贅沢貧乏 (@YYUUUUYYam) March 19, 2020
そのおもいがゆらぐのがいやだったので、納得のいかないことはこだわって追求してきたのだし
— 山田由梨/贅沢貧乏 (@YYUUUUYYam) March 19, 2020
不思議なことに、ハラスメントについて議論が起こるたびに「Twitterの向こう側にも傷ついている人間がいるという想像力を持て」と、どちらかといえば加害者保護の観点から口にされるケースに度々遭遇するのだが、そんなことは被害者だってそうなのだ。Twitter上で争う前に解決したほうがいいのは同意。
— 綾門優季 (@ayatoyuuki) March 20, 2020
なぜTwitter上で争うことになるかというと、Twitter上で争わないことにはどうにもならないところまで被害者側が追い詰められる、あるいは事態があまりにも長期化して解決の目処が立たなくなって、やむを得ず行われるのである。Twitter上で争う前に何があったかという想像力を持て、と言っておきたい。
— 綾門優季 (@ayatoyuuki) March 20, 2020
白水社、京都市、早稲田大学演劇研究会と、ハラスメントに起因した発表が続いているが、最も真摯に問題に取り組もうとしているのが学生の劇研に思えてならない。特に白水社は、選考委員の公表時期に問題を矮小化しているのではないか。社会に向き合う存在であるべき出版社のステイトメントとして残念。
— fringe (@fringejp) March 20, 2020
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