オフィスマウンテン主宰の俳優、劇作家、演出家、振付家の山縣太一さんの声掛けで、「演劇におけるさまざまなことについて」語る会。休憩1回を含み約3時間強。
山縣さんが長年ともに活動されていたチェルフィッチュの劇作家、演出家である岡田利規さんや、制作者などが、小劇場公演における俳優の労働環境をメインに率直に話し合われました。客席からの質問や意見も多数でて、問題意識やこれからの希望、展望などを共有できる充実の回だったと思います。
明日6/4(火)三鷹SCOOLにてトークイベントがあります。
「演劇におけるさまざまなことについて vol.1」
発起人:山縣太一
主催:オフィスマウンテン
共催:株式会社precog、一般社団法人チェルフィッチュ当日券は僅かですがお出しします。よろしくお願いいたします。https://t.co/7KbYgL6KiW
— オフィスマウンテン (@office_mountain) 2019年6月3日
「ダメ出し」と「フィードバック」どちらの呼び方が好ましいですか?
演劇についてのさまざまなことについてvol.1— 和久田賴男 (@Bokutou_House) June 4, 2019
「(ある俳優養成所で演出家に)メンヘラ野郎と言われた」という若い男優さん。「(他のやり方はない、私が正しいという姿勢の年配者から)アドバイスされると怖い」という若い女優さん。お二方とも、震えるような声で、自分の言葉として発言してくださいました。勇気を出してくださってありがとうございました。
「稽古初日にパワハラ講座を開く」というのはすごくいい案だと思いました。何がパワハラに当たるのかを全くわからない、知らない人も少なくないと思います。寿命が延びて世代間格差が広がり、互いを知ることも、理解することも難しくなっていますので、実績のある劇団、制作会社、劇場でも実施してみるとよいのではないでしょうか。
オフィスマウンテン「演劇におけるさまざまなことについて」岡田利規さん曰く「創作に上下関係(上は演出、下は俳優)を作るのは演出家の技術不足」。岡田さんの「ワークショップ3時間」受けてもっと知りたかった。積極的に意見、質問あり。稽古場パワハラ体験は胸が苦して辛かった。やはり人権問題。
— 高野しのぶ(しのぶの演劇レビュー) (@shinorev) 2019年6月4日
??苦して
◯苦しくて
失礼しました。— 高野しのぶ(しのぶの演劇レビュー) (@shinorev) 2019年6月4日
「演劇におけるさまざまなことについて」中村茜さんの「上の世代と下の世代との差(生き方の違い)が更に開いている。間の40代はどちらの気持ちもわかる」的な発言は、昭和に育ち平成を生きてきた世代が橋渡し可能では…と、同世代ロスジェネの私の希望になったかも。若者への命令、助言はやめようね。
— 高野しのぶ(しのぶの演劇レビュー) (@shinorev) 2019年6月4日
「演劇におけるさまざまなことについて」岡田さんの話より。俳優が稽古場で演出家に、演出意図についてかなり突っ込んだ質問をした時、否応なしに上から抑え付けるのではなく、演出家自身が「わからない」と言えるかどうか。TPOに拠るだろうけど、ひとつの試金石。小川絵梨子さんはそれを言う演出家。
— 高野しのぶ(しのぶの演劇レビュー) (@shinorev) 2019年6月4日
「演劇におけるさまざまなことについて」プリコグの改善と実行には学びと感謝多い。作家、演出家だけでなく出演者とも契約締結し、報酬支払い額、時期と連絡のルールも改善。助成金が稽古期間の報酬をカバーしないなどの課題は銀行融資で補う。実績ゆえの融資だから、まさにローマは一日にして成らず。
— 高野しのぶ(しのぶの演劇レビュー) (@shinorev) 2019年6月4日
「演劇におけるさまざまなことについて」徳永京子さんも仰っていた通り、稽古場のことは観客にはわからない(一般客はなおさら)。クレジットでヒントがあってもいいけど、所詮ヒントだと思う。「観客は馬鹿じゃない」という飴屋法水さんと同意見かも。舞台芸術鑑賞は知り得ないことへの洞察とセット。
— 高野しのぶ(しのぶの演劇レビュー) (@shinorev) 2019年6月4日
のっぴきならないことなので、失礼します。本日あの場に居合わせた者です。
なにかしらでヒントのようになると、観劇が「答え合わせ」になるのではと危惧しました。そうなってしまったら、答えのようなものを当パンに全部書いてもらった方が、見られる俳優としてはまだマシだとも思っちゃいました。— 荒木秀智/舞台俳優 (@HideToron) 2019年6月4日
仰ることは当日パンフレットでも公式サイトでも可能なので、公演ごとに判断していいのではないでしょうか。当パンを読まない、読んでもその意図を重要視しない観客もいることを前提として。徳永さんは演劇ジャーナリストですので、そういう議題になったのだととらえました。主催者次第だと思います。
— 高野しのぶ(しのぶの演劇レビュー) (@shinorev) 2019年6月4日
■観客の感想
SCOOLで山縣太一さん呼びかけのトークイベントへ。会場も巻き込みかなりの時間が使われたのが、演劇の創作環境におけるハラスメントの問題。これは俳優の権利云々以前に、そもそも普通に人権問題なので、何故「議論」になり得るのかすら、僕には理解不能だった。
— 山田カイル (Kyle Yamada) (@yamada_allergen) 2019年6月4日
登壇者が多すぎたな、というのが振り返った印象。山縣太一さんと岡田利規さんだけで創作の話をするとか、中村茜さんと3人で制作環境と創作の実際の問題の話を深めるとか、もしvol.2以降があるなら、是非絞られたテーマでもっと聞きたいなという話がたくさんあった。
— 山田カイル (Kyle Yamada) (@yamada_allergen) 2019年6月4日
演劇におけるさまざまなことについて vol.1、聞いてきました。とても面白かった。俳優と演出家の話が聞けて良かった。岡田さん視点の話も、山縣さん視点の話も、制作さん視点の話も、徳永さん視点の話も面白かった。参加者はそれぞれ集団の問題と個の問題を持ち込んでいる感じがしてそれも面白かった。
— 岩崎雅高 (@I_was_Aki_) 2019年6月4日
演劇におけるさまざまなことについて vol.1@SCOOL – 中西理の下北沢通信 https://t.co/HnFFqR1Bp1
— 中西理 (@simokitazawa) 2019年6月5日
『演劇におけるさまざまなことについてvol.1』行ってきたあ。1月に久々に観た山縣太一が凄過ぎて。7月のも予約した。今回はブッキングが驚異。岡田利規もあれだが、徳永京子。山縣のTL追っていたら、身震い。そして、司会は和久田頼男。行くしかない。始まる。#演劇におけるさまざまなことについて https://t.co/fpGaOATNgr
— ヤバイ芝居 (@YabaiSibai) 2019年6月4日
三鷹で、「演劇におけるさまざまなことについて vol.1」。俳優でなくても、これは絶対に見逃せないので有給休暇をとって参加。山縣さんの想い、メリット少ないのに登壇した岡田さん&プリコグのチェルフィッチュチームの誠実さ、どちらも素晴らしかったが、一番感動したのは休憩明けの飴屋さんの発言。
— mori uz(kitsch guy) (@m_furachi) 2019年6月4日
今日は三鷹SCOOLでトークイベント「演劇におけるさまざまなことについて vol.1」を聴いて来ました。俳優、演出家、批評家、制作者それぞれの視点から上下関係、権力関係の問題やらあれやこれや。
↓山縣太一さんから本にサインしてもらった。 pic.twitter.com/lM5ObfhOnQ
— 琴松蘭児 (@ranko1990) 2019年6月4日
「演劇におけるさまざまなことについて vol.1」出演 山縣太一、岡田利規、中村茜、黄木多美子、田中美希恵、徳永京子、和久田賴男
山縣さんは、既にある「ダメ出し」という言葉や宣伝クレジットのあり方自体が俳優を軽視する制度を温存していると考えていて、呼称やクレジットの方法を変えてゆくことで— n u (@mnukt) 2019年6月4日
昨日は「演劇におけるさまざまなことについて」@ SCOOL
山縣太一さんが演劇のクリエイションにおける俳優の役割・貢献を認めてもらいたいという思い(作・演出のみが作っているのではない)は日本の現状ではもっともの部分があるし、開かれた場所でそれを話し合うのは意義あることだと思った🤔— 斉同動詞 (@seidodousi) 2019年6月5日
■主催の山縣さん
岡田さんがドイツでいいなと思って取り入れた俳優とのコミュニケーションのためのロッチャロ。わからない人はググッてね。今チェルフィッチュはロッチャロしてるみたい。みんなもロッチャロやろう。知りたい人は昨日トーク聞いた人に聞いてみよう。僕も今日稽古でロッチャロやろ
— 山縣太一 (@LjRvhvBXih6lt2k) 2019年6月5日
机をロの字にして演出家と俳優が話をしたりする事を僕が勝手にロッチャロって言ってるだけー。ちょっと流行らせたい。
— 山縣太一 (@LjRvhvBXih6lt2k) 2019年6月5日
稽古場で演出家、スタッフ、俳優の座席をカタカナの「ロ」の形にすると、互いの顔が見える状態になるので、話し合いやすいとのことでした。岡田利規さんの『三月の5日間』若者バージョンの稽古場で採用されて、良い効果があったそうです。
■その他
mizhenではない現場で、理解できない演出があったので演出家に「何故そうするのですか?」と純粋な疑問として聞いたら、なんかうまくいかないことがあった。その方は、自分の領域に入ってくるなと思ったみたいで。演劇のこの、どこまでが誰の領域、みたいな話、嫌い。面白くしたいだけなのに。
— 佐藤蕗子(mizhen) (@fukikosato) June 6, 2019
この前のトークでちょうどそういう話が出て、そういうときに、演出家がそれに返答する言語を持ってない場合、「わからない」ときちんと言えるかが分水嶺だ、ということを岡田さんが言っていた。
— 藤原佳奈(mizhen) (@mizhen_f) 2019年6月6日
6月4日(火)14:00スタート
出演:山縣太一(オフィスマウンテン)、岡田利規(チェルフィッチュ)、中村茜(プリコグ)、黄木多美子(プリコグ)
ゲスト出演:田中美希恵、徳永京子
司会進行:和久田賴男
発起人:山縣太一
主催:オフィスマウンテン
共催:株式会社precog、一般社団法人チェルフィッチュ
協力:SCOOL
予約 500円 当日 800円(+1ドリンクオーダー)
◎俳優予約 1ドリンクオーダーのみ(予約限定)
※当日受付時に出演作品のチラシ、あるいは出演情報が記載されたウェブページをご提示ください。
http://scool.jp/event/20190604/
※クレジットはわかる範囲で載せています(順不同)。間違っている可能性があります。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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