今月のメルマガのNo.1お薦め公演です。新国立劇場初のフルオーディション企画が前売り完売、連日満席で嬉しい限り!2020年の『反応工程』の次にもつながってほしいです。
公式によると上演時間は約2時間50分です(1~3幕 1時間50分 休憩15分 4幕 45分)。
オーディション情報:https://shinobutakano.com/2018/01/11/8343/
ギャラリー・プロジェクト「フルオーディションの可能性」非公式レポート:https://shinobutakano.com/2019/04/14/12088/
【かもめ 予定上演時間】
いよいよ本日、18:30開幕!
予定上演時間は、約2時間50分(1~3幕 1時間50分 休憩15分 4幕 45分)です。
大変美しい舞台です。
ご来場をこころよりお待ちしております。 pic.twitter.com/FKepLbRao3— 新国立劇場<演劇> (@nntt_engeki) 2019年4月11日
新国「かもめ」時間に余裕があれば一階の舞台に一番近い入口から会場入りすることをオススメしたい。湖畔の美しい光景が目の前に現れて、結構感動します。
— Kaoruut (@rinrinritaro) 2019年4月11日
稽古場ダイジェスト映像:
https://youtu.be/ZPknlwNH1eY
稽古場レポート:
https://okepi.net/kangeki/1504
https://spice.eplus.jp/articles/231872
鈴木裕美×小川絵梨子 対談・キャストインタビュー:
https://natalie.mu/stage/pp/shinkokuritsu1819_02
≪あらすじ≫ 公式サイト(https://www.nntt.jac.go.jp/play/theseagull/)より
ソーリン家の湖畔の領地。女優のアルカージナと愛人の小説家トリゴーリンが滞在している。アルカージナの息子コンスタンティンは恋人のニーナを主役にした芝居を上演するが、アルカージナは芝居の趣向を揶揄するばかり。コンスタンティンは憤慨しながら席を外すが、アルカージナは、ぜひとも女優になるべきだ、とニーナをトリゴーリンに引き合わせる。
ニーナは、トリゴーリンに名声への憧れを語り、徐々にトリゴーリンに惹かれていく。コンスタンティンは自殺未遂を引き起こし、さらにはトリゴーリンに決闘を申し込むが、取り合ってすらもらえない。モスクワへ戻ろうとするトリゴーリンに、ニーナは自分もモスクワに出て、女優になる決心をしたと告げ、二人は長いキスを交わすのだった。
2年後、コンスタンティンは気鋭の作家として注目を集めるようになっている一方で、ニーナはトリゴーリンと一緒になったものの、やがて捨てられ、女優としても芽が出ず、今は地方を巡業している。
コンスタンティンがひとり仕事しているところへ、ニーナが現れる。引き留めるコンスタンティンを振り切り、再び出て行くニーナ。
絶望のなか、部屋の外へと出て行くコンスタンティン。銃声が響く……。
≪ここまで≫
まず、開演に遅刻したことをお詫びします。開演時刻を30分間違えて慌てたせいで、ホームを間違えて電車を2本乗り過ごし、初台駅に到着したのは開演時刻でした…。引っ越ししてから、こういうことが多発しています(涙)。冒頭のマーシャとメドベジェンコの会話が観られていません。
『かもめ』は個人的に大好きな戯曲です。たとえば2004年のロシア・マールイ劇場版は、(映像で見ただけにもかかわらず)私の観客としての人生を変えたといっても過言ではありません。数えてみたら、これまでに18種類の『かもめ』を観ていました(漏れがあるかもしれませんが)。思い入れのある作品なので、どうしても色々比べる視点で観続けることになりました。
戯画的な方向性の演出で、会話には“ボケ突っ込み”のように笑いを誘うやりとりが多かったです。突然大きな声を出したり、敢えて型を見せるような動作をしたり、わかりやすいポーズを取ったり…。セリフの当てぶりをするような動作(ジェスチャー)も多く、説明過多でもあり、私の好みではありませんでした。他のお芝居でもよく見ますが、可笑しくないのに大勢でそろって声を出して笑う演技も苦手です。
コンスタンティン(=トレープレフ)の最後の決断に納得できたのは、その前のニーナ(岡本あずさ)とコンスタンティン(渡邊りょう)の場面のおかげだと思います。岡本さんと渡邊さんは前半と後半でガラリと変わり、時間の経過と人物の変化が一目でわかりました。経済的に自立した二人が生きることについて語る場面は、すっかり没頭して、私自身の人生を問う時間にもなりました。
『かもめ』は1896年に初演され、1898年に真価を認められた戯曲です。約120年前…。今回は英国劇作家トム・ストッパードさんの1997年初演の英語台本を、小川絵梨子さんが新訳し、鈴木裕美さんが演出されていますので、私があまり引き込まれなかった原因が何なのかは、具体的には指摘できないです。
【公演レポート】新国立劇場のフルオーディション第1弾、鈴木裕美演出「かもめ」開幕https://t.co/irMdxbvWa7 pic.twitter.com/8tKfe8Z5Jf
— ステージナタリー (@stage_natalie) 2019年4月11日
ここからネタバレします。正確性は保証できません。細かいことを書き連ねていますが初日時点の感想ですので、今の上演はすっかり変わっているかもしれません。
トリゴーリンが、初めて会う人に挨拶もできないような、あからさまに人見知りをする気の弱そうな人物になっているのは初めて拝見したように思います。自分に憧れるニーナと二人きりになったトリゴーリンが、有名小説家の苦悩について吐露する場面では、彼は執筆業を突き詰める求道者というより、本当の自分と他人の評価の不一致にオタオタする、一般の若者のようでした。田舎娘を前にみっともない自分をさらす純な男性は可愛らしいです。
その後ニーナから「モスクワで女優になる」と告白された時も、トリゴーリンは相変わらず人付き合いが下手な若者という造形でした。モスクワでの再会を約束する場面では、身分違いの男女が恋を成就させ、それが祝福されたような幸せな時間が流れました。将来にも幸福が待っていると予感させるものでした。これが整合性を欠く原因のひとつになったのではないかと考えます。
ニーナに再び心を奪われたトリゴーリンは勇気を振り絞って(今作では純粋に、勢い余って)アルカージナに別れを告げますが、アルカージナに丸め込まれます。とてもスリリングな場面なので、コントのようにはして欲しくないんだよなぁと常々思っています。今作では男女のパワーゲームは明確に伝わりましたが、なぜかアルカージナがトリゴーリンを抱きながら客席に向かってセリフを言ったり(そのため緊張感が途切れる)、彼を落とした時に彼からは見えない右手を高く上げてガッツポーズをしたりして(ポーズで説明をしている)、興がそがれました。マキノノゾミさんが同劇場で演出した『かもめ』でも、三田和代さん演じるアルカージナの顔にスポットライトが当たってがっかりしたんですよね。
トリゴーリンの「僕には自分の意志というものがない」というセリフが変わっており、演出次第で可笑しいオチにできるのを防いでいて、良かったと思いました。
4幕は2年後です。ニーナを捨ててアルカージナと復縁し、湖畔に再訪したトリゴーリンが、新進小説家として有名になったコンスタンティンに気さくに話しかけます。それだけでもムカつく上に、「あなたのお芝居を上演した舞台装置、今も残っているなら見たいです」などとぬけぬけと言ってのけるのです。その一人芝居に主演していたニーナをモスクワに呼び寄せて一緒に暮らし、妊娠までさせたのに、彼女なんて存在しなかったかのような振る舞いです。なんたる無神経…てか健忘症かよ!(思わず声を荒げてしまう私) コンスタンティンの傷心に追い打ちをかけるのは原作どおりです。ただ、今作では3幕でトリゴーリンとニーナが純粋に相思相愛だったように見せていたため、トリゴーリンの人格が豹変したように見えて強い違和感がありました。
トリゴーリンは小説のモチーフを見つけるとメモをします。今作ではその回数が増えて、熱心さも増しているようでした。4場でシャムラーエフが持ってきた剥製のかもめに、彼は奇妙なほどおののきます(剥製にスポットライトが当たるのが嫌でした)。おそらくニーナのことを思い出したのでしょうけれど、すぐに彼はその剥製を見ながらノートに何かを書きとめ始めました。2年前と同様、一心不乱に。小説を書くことに夢中で、他のことは忘れてしまう男性だと印象づける演出なのかもしれません。もしかしたら彼は現代人の表象なのでしょうか。言ったこともやったことも平気でなかったことにして、それを隠そうともしない人、いますよね。
小説家になったコンスタンティンが自分の文章能力について批判的に語る場面は、原作ではコンスタンティンの独白になっています。今作では、医師のドールンだけが部屋にとどまってコンスタンティンの言葉を聞き、コンスタンティンもまたドールンに向かって話すという演出になっていました。公演パンフレット(広田敦郎さんの寄稿)によると、ストッパード版のト書きの指定のようです。コンスタンティンの芝居に理解を示すのはドールンだけですので、「ドールンこそがコンスタンティンの唯一の理解者である」という設定をわかりやすく伝える意図かなと想像しました。でも今作のドールンの造形はそうでもないような…。誰かが独り言のように語る場面は他にもあるので、私は原作のままでもよかったですね。
『かもめ』を二人の男性小説家と二人の女優という四人の男女の物語だととらえ、四人芝居にしたバージョンを観たことがあります。今作ではトリゴーリンの独特の造形もあって、「執筆」と「演技」には特に焦点を当てていないようでした。
ニーナの一人芝居をどのように上演するかは解釈のしどころだと思います。今作では1幕よりも4幕の方が説得力のある演技で、ニーナの成長が見てとれました。4幕の岡本あずささんは素晴らしいと思いました。コンスタンティンとして彼女をありのままに受け止めていた渡邊りょうさんも。
ストッパード版ではアルカージナがシェイクスピアのセリフをいくつも引用し、教養のある女優であるように示されます。ニーナの最初の一人芝居を現代に通じる高品質の前衛演劇上演にして、アルカージナを含む劇中の観客たちはそれを理解しない…という見せ方が私は好きですね。2004年に観たマールイ劇場版『かもめ』(映像)では最初の一人芝居に息を呑みました。
ストッパードさんの翻案なのか、小川絵梨子さんの新訳なのかはわかりませんが、ニーナの「私はかもめ…いいえそうじゃない」というセリフが、(私の記憶によると)3回とも違う言葉に変わっていてとても良かったです。岡本あずささんは言葉も演技もバリエーション豊かで、グラデーションも細やかでした。渡邊りょうさんは、コンスタンティンは自殺を選ぶしかないと納得させてくれました。
小説家になったもののコンスタンティンは充実を得られていません。自分をつかめていないんですね。対してニーナは都会で苦労して、子供を亡くし、男に捨てられ、演技がまともにできない地獄も経験し、それでも生き抜くのだという境地に至っています。社会的にはコンスタンティンの方が認められていますが、人間としてはニーナの方が成長しているし、自分の手で何かをつかんでいるんですね。そのニーナがはっきりと「今もトリゴーリンを愛している」と言う…。そして冒頭のコンスタンティンのセリフ(「ニーナがいないと生きていられない」等)のとおりの結末が訪れるわけです。2006年にチェルカスキーさんが「この戯曲は最初に登場人物の人生の目的(運命)が書かれている」とおっしゃったのを思い出しました。
日本演出者協会『チェルカスキイ 演出家育成ワークショップ』まとめ:http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2006/0818121726.html
ニーナとコンスタンティンのおかげでググっとお芝居に入りこめたのですが、その後の銃声が…。バキューーン!という大音量で劇場中に鳴り響いたんです…。衝撃を受けました…。ドールンが「私のかばんの薬瓶が破裂した」と言っても、誰も信じられないのでは……。
医師ドールンと老人ソーリンは、表面的な言い方をすれば人生の勝者と敗者とも受け取れる関係です(少なくともソーリンはそう思っている様子)。長年の知り合いである老人二人の会話が、痴話げんかみたいな言いっぱなしのやりとりになっていて残念でした。私は言葉を交わす間に、ふわりと浮かび上がる何かを感じ取りたいんですよね。
冒頭を見逃したことを含めても(すみません)、教師メドベジェンコのセリフが少なかったような気がします。勘違いかもしれませんが、とても好きな人物なので存在感が薄くて残念でした。伊勢佳代さん演じるマーシャは猪突猛進っぷりを信じられる太い存在感でとても好きでした。「恋を根こそぎ引っこ抜く」というセリフで、必ず胸から何かを引っこ抜く手振りをされるのは振付なのでしょうね。
舞台美術は床全体に緑色の草のシートが敷き詰められており、客席に向かって降りていく数段の階段も同じく緑で覆われています。室内の場面でも家具を入れ替えるだけで床は引き続き緑のままでした。ただ4幕ではその上から何枚もの赤色系の絨毯が被せられました。かつての居間がコンスタンティンの仕事場と一緒になったという設定で、コンスタンティンのそばにいたいソーリンは下手端の長椅子に寝ます。でも、上手端にあるデスクまで遠い…。絨毯のせいもあってか、部屋が広すぎるように感じました。
(評・舞台)新国立劇場「かもめ」 演出・配役…新たな試みだが:朝日新聞デジタル https://t.co/7jPdKfK7TR
— forester (@shakesforester) 2019年4月19日
朝海ひかるさまの『かもめ』が絶賛されている日経の劇評(4/19夕刊) pic.twitter.com/j1jtFWFK1t
— pata (@ib_pata) 2019年4月20日
■しのぶの『かもめ』観劇記録(18本)
2016年:東京芸術劇場『かもめ』10/29-11/13東京芸術劇場プレイハウス
2014年:劇団東京乾電池『かもめ』01/07-12ザ・スズナリ
2013年:Doosan Art Center Produce・東京デスロック+第12言語演劇スタジオ『가모메 カルメギ』10/01-26Doosan Art Center Space111(韓国・ソウル)
2013年:シス・カンパニー『かもめ』09/04-28 Bunkamuraシアターコクーン
2011年:第七劇場『かもめ』09/08-11シアタートラム
2010年:新国立劇場演劇研修所第4期生試演会②『かもめ』12/03-05新国立劇場小劇場
2010年:あうるすぽっと『長短調(または眺(なが)め身近(みぢか)め)』09/30-10/03あうるすぽっと
2008年:TBS/ホリプロ『かもめ』06/20-07/12赤坂ACTシアター
2008年:エンリケ・ディアス演出『かもめ・・・プレイ』06/07-08舞台芸術公園 野外劇場「有度」
2007年:東京ノーヴイ・レパートリーシアター『かもめ』06/01東京ノーヴイ・レパートリーシアター
2006年:ウラジオストク青年劇場『かもめ』05/12-14シアターX
2004年:NHK芸術劇場「ロシア国立アカデミー・マールイ劇場『かもめ』」11/21放送(22:00~01:00)
2004年:チェーホフ東京国際フェスティバル・ジンジャントロプスボイセイ『かもめ』09/15-20スフィアメックス
2004年:tpt『アントン・チェーホフ四幕喜劇 かもめ』03/25-4/11ベニサン・ピット
2004年:ク・ナウカ プロデュース『かもめ・第二章』01/14-18スフィアメックス
2004年:新国立劇場演劇『かもめ』新国立劇場01/11-29
1999年:Bumkamura『かもめ』翻訳・演出:岩松了
1999年:劇団俳優座No.248『かもめ』 翻訳:演出:安井武
■感想、その他
⇒内田健介さんの感想(2019/05/26加筆)
新国『かもめ』ストッパードの台本も鈴木裕美の演出もコミカルで分り易い。戯画化した演技の消化具合に差があったが、アンサンブルの良さはフルオーディションでのプロダクションならでは。マーシャ、ドールン、アルカージナ、ソーリンに目が行った。トリゴーリンが伊達男でなくオタクっぽいのも新鮮。
— 高橋彩子 (@pluiedete) 2019年4月11日
『かもめ』面白かった?! これまで観てきた「かもめ」とは違うスッキリ自己放出感満載なのはトム・ストッパード脚色だから? こじらせコースチャが3人くらいいる舞台だったわ。2幕のコースチャとトリゴーリンの逆転のシビアさよ。ってもトリゴーリン最初から不安定すぎて新鮮。
— UENO NORIKO (@chindoken) 2019年4月12日
新国立劇場『かもめ』@小劇場
全キャストをオーディションのためか、どんどん登場人物の造形に絞り込んでいったのではないか。
その結果、今まで観たことがないようなぐらいに、各キャラクターがくっきりしていた。
そして各キャラクターに光があたるシーンが用意されていたような感覚。続く> pic.twitter.com/vjgygekcP2
— AKIRA/アキラ (@akira_0630) 2019年4月12日
新国立劇場『かもめ』@新国立劇場小劇場
>続き
芸術との関係のこと、恋愛模様のことなども、やけにはっきりと見えてくる。あの母娘がともに恋愛運がないことなども。
英語からの翻訳のせいか、台詞のすっきりと耳に入ってきた。
とても面白かった。
— AKIRA/アキラ (@akira_0630) 2019年4月12日
新国『かもめ』
『かもめ』を観るのは3度目。演出家や俳優によって、色々違うが、今回の演出と俳優が、今まで観た中では、1番しっくり来た。あ、この感情、わかる、って思う瞬間があった。これまで、チェーホフなかなか難しいなーわからないなーと思うことばかりだったので。。セットもきれい。— あやせ (@ssc_ayase) 2019年4月12日
『かもめ』@新国立劇場。気づかずに観ていて「あれ?『かもめ』にこんなシェイクスピアネタの台詞あったっけ」と思ってたら本作はトム・ストッパード版なのですね。プログラムを読んで、他にも独白が会話になるなど細かな改変があると知り納得。今までで一番分かりやすい『かもめ』新クッションも快適 pic.twitter.com/XFdjA2BYgd
— Yukiko.W (@kywatana) 2019年4月13日
チェーホフ作品からはいつも、作家が登場人物を突き放してる印象を受けるけど鈴木裕美さん演出の『かもめ』はとても人間的で、まさに「10人の残念な人々」(笑)。天宮良さん演じるドールン医師が良かった。須賀くんのトリゴーリンの釣り姿がなぜか「イケメン化したカールおじさん」だった。
— Yukiko.W (@kywatana) 2019年4月13日
フルキャストオーディションについては、成功したのかどうかよく分からず。ただ須賀くんのトリゴーリンも含め、伊勢佳世さんがマーシャ、渡邊りょうさんがトレープレフ、伊東沙保さんがポリーナなんて私得なキャスティングはHプロやSカンでは実現しないと思うから是非これからもお願いしたい。
— Yukiko.W (@kywatana) 2019年4月13日
宣伝美術をやらせていただいた『かもめ』を観に新国立劇場へ。3時間近い大作。オドオドしたトリゴーリンや、ハキハキした感じのマーシャなど、意外性があってとても興味深く拝見しました!セットも衣装も美しかった。29日まで。バナーのちょっとしたいたずらに気づいてくれる人がいると嬉しいです! pic.twitter.com/pX3iJbVQ7T
— コードデザインスタジオ (@chord87) 2019年4月12日
新国立劇場『かもめ』プログラム編集チームで参加させていただきました。お世話になった皆様ありがとうございました。沼野充義先生の『かもめ』論、広田敦郎さんによる「ストッパードの『かもめ』」で、作品世界がより広がります。フィギュアスケーター、鈴木明子さんの「演劇とわたし」もぜひ! pic.twitter.com/3ueZZva8XJ
— 今村麻子 (@asako_imamura) 2019年4月23日
■鈴木裕美さん
【かもめ】オーディションのお知らせ
次の2018/2019シーズン「かもめ」は、新国立劇場初のフルオーディション企画になります。
演出の鈴木裕美が中心となってオーディションを行います。小川絵梨子の新訳など、来シーズンの目玉の一つになる公演です。ぜひ、ご検討ください。https://t.co/oObNQzuSbj— 新国立劇場<演劇> (@nntt_engeki) 2018年1月11日
2019年4月、新国立劇場公演の「かもめ」全キャストをオーディションで決定します!エントリーは2月2日まで。
こんな言い方なんですが、なるべく楽しいオーディションにするつもりです。 鈴木と「かもめ」を一緒に作りたい方、有名無名、戸籍の性別、その役に見えれば、年齢も問いません。
乞うご参加! https://t.co/shLNgizYYk— 鈴木裕美 (@yumis1230) 2018年1月13日
来年4月の新国立劇場公演「かもめ」全出演者募集の締め切りは今週末です。
今日昨日でいろいろ芝居を観に行って、ご存じない俳優さんも多いことを知り、ここでもう一度告知しておきます。
オーデションに抵抗のある方もいらっしゃるとは思いますが、お互いを知り合う機会と捉えて頂ければ! https://t.co/gLzGlhcIUS— 鈴木裕美 (@yumis1230) 2018年1月28日
新国立劇場「かもめ」
100通りもの素敵な「かもめ」ができそうなエントリーがありました。本当にありがたいですが、同時に「なんてこと始めちゃったんだ!」と思っています。とにかく誠実に、心を込めて、一つ一つの過程を行います!と演劇の神に誓ったところです。— 鈴木裕美 (@yumis1230) 2018年2月5日
「かもめ」オーディションの日々。
1次は、明日初日でも大丈夫なのでは?な完成度の方から、「かもめは読んだことありません」と仰る方まで様々でしたが、2次に突入し、皆様凄いエネルギーで、朝から晩までそれを受け止めていると、本当に有難いと思いつつ、知恵熱が出そう。#新国立劇場「かもめ」— 鈴木裕美 (@yumis1230) 2018年3月2日
先週末、6週間のオーディションが終わって体調を崩し、今日やっと復活。そのことを、私より大変だった残業200時間のプロデューサーにメールしたら、彼女はもはや短期入院してました…
怒涛のオーディションを経て、ともかく「かもめ」全役決定しました。公表は間もなく!今しばらくお待ち下さい!— 鈴木裕美 (@yumis1230) 2018年3月22日
■オーディション参加者(の噂)
うちの2番目の姉も全キャスト13名の一員として選んでいただきました;;壮絶で、とても豊かで、もう次元超えたオーディションだったと聞きました。 https://t.co/P0C6LdsJMM
— 福間未紗(Misa Fukuma) (@maam3333) 2018年4月4日
■追加(2019/05/09)
新国立劇場フルキャストオーディション「かもめ」明日とよはし芸術劇場PLATで大千秋楽!
東京公演、いや〜賛否両論でした。私もそうだからよくわかるんですが、それぞれの方の脳内劇場に、自分の理想の絶対的「かもめ」があるんだなぁと実感。シェイクスピアやイプセンでは、感じたことのない熱。— 鈴木裕美 (@yumis1230) 2019年5月8日
■追加(2019/05/11)
新国立劇場『かもめ』、豊橋公演を無事に終えて、全日程無事に終了しました。たくさんのご来場ありがとうございました。
平等で朗らかなほんとうに素敵な座組でした。
貴重な機会に立ち会わせていただいて、ひたすら不思議な気持ちです。感謝。
フルオーディション、いつか当たり前のことになったら。 pic.twitter.com/8Gc8HhAf8x— 伊東沙保 (@sahoito) May 11, 2019
2018年の感想の前にひとつだけ最近観た舞台の感想として、新国立劇場の『かもめ』の話。徳永さん「鈴木裕美さんの『(登場人物)全員が残念な人たち』という意思表明を聞き等身大性を求めるような感覚だったのかなと思った。今の私たちと同じ中途半端さ、等身大と捉えることが本当にいいのか、どうか」
— Yukiko.W (@kywatana) May 10, 2019
「等身大と考えちゃうことで低いところに降ろしちゃうんじゃないか。複雑で謎だらけで、謎こそが魅力の人たちを。笑えることが共感に変換しちゃうのは危険なこと」「ドールン医師を演じた天宮良さんが良かった。ドールンが女性にもてるということが初めて腑に落ちた」とも。ドールン、私も好みでした!
— Yukiko.W (@kywatana) 2019年5月10日
「かもめ」先日千穐楽を迎えました。企画がスタートして2年。とても得難い経験をさせて頂きました。支えて下さった皆様、ご観劇下さった皆様に感謝します。ご観劇頂けなかった皆様、申し訳ありませんでした。また是非オーデションで芝居を作りたいです!
廃棄するのが忍び難く、我家にやってきたカモメ pic.twitter.com/gRueSDNXjB— 鈴木裕美 (@yumis1230) May 11, 2019
≪東京、兵庫、愛知≫
出演:
アルカージナ:朝海ひかる トレープレフ:渡邊りょう ソーリン:佐藤正宏
ニーナ:岡本あずさ シャムラーエフ:俵木藤汰 ポリーナ:伊東沙保 ※降板した福麻むつ美の代役
マーシャ:伊勢佳世 トリゴーリン:須賀貴匡 ドールン:天宮良
メドヴェジェンコ:松井ショウキ ヤーコフ:山﨑秀樹 料理人:高田賢一 小間使い:中島愛子
出演者変更のお知らせ:https://www.nntt.jac.go.jp/play/news/detail/13_013801.html
作:アントン・チェーホフ 英語台本:トム・ストッパード 翻訳:小川絵梨子 演出:鈴木裕美
美術:乘峯雅寛 照明:沢田祐二 音響:長野朋美 衣裳:黒須はな子 ヘアメイク:宮内宏明 演出助手:伊達紀行 舞台監督:村田明 制作:中柄毅志
プロデューサー:茂木令子 芸術監督:小川絵梨子
観劇サポート:株式会社イヤホンガイド 窪田壮史
A席6,480円 B席3,240円 Z席(当日券)1,620円
https://www.nntt.jac.go.jp/play/theseagull/
参考:
http://www.ilaboyou.jp/text/text_seagull01.html
http://www.ilaboyou.jp/text/text_seagull02.html
http://www.ilaboyou.jp/text/text_seagull03.html
http://www.ilaboyou.jp/text/text_seagull04.html
※クレジットはわかる範囲で載せています(順不同)。間違っている可能性があります。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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