【映画】「SHE SAID/シー・セッド その名を暴け」

 映画「SHE SAID/シー・セッド その名を暴け」を見ました。とても励まされました。「エンパワーメントされた」と言っていいんでしょうね。私は間違っていないと確認できました。

●書籍:その名を暴け―#MeTooに火をつけたジャーナリストたちの闘い―
ジョディ・カンター、ミーガン・トゥーイー/著
古屋美登里/訳
新潮文庫刊

 圧倒的優位性を持つ年長男性によるおびただしい数の暴力やレイプを、誰も口にできない(声を奪われている)という異様な状況が数十年も続いていた米国映画界。八方ふさがりのなかで取材を続ける記者たちと被害を語る女性たちは、道徳的勇気を持って行動していました。道徳的勇気は昨年からの私のテーマです。

 主軸の女性記者2人の妊娠・出産・子育て、それぞれのパートナー男性の主体的かつ積極的な子育て参加が描かれていました。#metoo運動は被害の告発だけではないんですよね。脚本、演技、編集は被害者側の視点を貫いていたように思います。被害を受けた側が多くを失うのはおかしいという主張もしてくれていました。

 NTLive「プライマ・フェイシィ」でも感じたのですが、被害を訴える側の負担が大きすぎます…。司法を変えなきゃいけないんでしょうね。「告発」という手段を選ばずとも問題解決が望める仕組みが欲しいと思いました。

 ワインスタイン氏と被害者女性の会話では、女性が何度も「No」と言っているのにワインスタイン氏が全く聞こうとせず、自分のやりたいことを押し付けていました。「NoはNo」という非常にシンプルな意思表示を、誰もが言えて、誰もが受け入れる世の中にしていきたいですね。

■書籍「子どもを守る言葉「同意」って何? YES、NOは自分が決める!」

↓公式サイトより転載。
https://shesaid-sononawoabake.jp/

●INTRODUCTION
2017年、ニューヨーク・タイムズ紙が報じた1つの記事が世界中で社会現象を巻き起こした。『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』『恋におちたシェイクスピア』『ロード・オブ・ザ・リング』『英国王のスピーチ』など数々の名作を手掛けた映画プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインのセクハラ・性的暴行事件を告発したその記事は、映画業界のみならず国を超えて性犯罪の被害の声を促し、#MeToo運動を爆発させた。
ピューリッツアー賞を受賞した調査報道を基に制作された本作には、『それでも夜は明ける』『ムーンライト』の製作陣が集結。巨大権力に挑んだ2人の女性記者を、2度のアカデミー®主演女優賞ノミネートの『プロミシング・ヤング・ウーマン』のキャリー・マリガンと『ビッグ・シックぼくたちの大いなる目ざめ』のゾーイ・カザンが演じる。

STORY
取材を進める中で、ワインスタインは過去に何度も記事をもみ消してきたことが判明する。さらに、被害にあった女性たちは示談に応じており、証言すれば訴えられるため、声をあげられないままでいた。問題の本質は業界の隠蔽構造だと知った記者たちは、調査を妨害されながらも信念を曲げず、証言を決意した勇気ある女性たちと共に突き進む。そして、遂に数十年にわたる沈黙が破られ、真実が明らかになっていくー。

一般1900円 シニア1200円
https://shesaid-sononawoabake.jp/

↓公式ブログより転載。
https://shesaid-sononawoabake.jp/news/2022/12/13/info04/

【第80回ゴールデングローブ賞 映画部門 ノミネート】
 助演女優賞(キャリー・マリガン)

【第27回サテライト賞 映画部門 ノミネート】
 脚色賞(レベッカ・レンキェヴィチ)

【アメリカ映画協会賞】
 作品賞(マリア・シュラーダー監督)

【ラスベガス映画批評家協会賞 ノミネート】
 脚色賞(レベッカ・レンキェヴィチ)

【ワシントンDC 映画批評家協会賞 ノミネート】
 脚色賞(レベッカ・レンキェヴィチ)

【セントルイス映画批評家協会賞 ノミネート】
 作品賞
 脚色賞(レベッカ・レンキェヴィチ)
 助演女優賞(キャリー・マリガン)
 助演男優賞(アンドレ・ブラウアー)

【ニューヨーク・オンライン批評家協会賞】
 作品トップ10選出

↓映画.comより転載。
https://eiga.com/movie/98090/

2022年製作/129分/G/アメリカ
原題:She Said
配給:東宝東和

ミーガン・トゥーイー(記者):キャリー・マリガン
ゾーイ・カザン(記者):ジョディ・カンター
レベッカ・コーベット:パトリシア・クラークソン
ディーン・バケット:アンドレ・ブラウアー
ローラ・マッデン:ジェニファー・イーリー
ゼルダ・パーキンス:サマンサ・モートン
ロウィーナ・チウ:アンジェラ・ヨー
アシュレイ・ジャッド(本人役):アシュレイ・ジャッド

監督:マリア・シュラーダー
製作:デデ・ガードナー ジェレミー・クライナー
製作総指揮:ブラッド・ピット リラ・ヤコブ ミーガン・エリソン スー・ネイグル
原作:ジョディ・カンター ミーガン・トゥーイー
脚本:レベッカ・レンキェビチ
撮影:ナターシャ・ブライエ
美術:メレディス・リッピンコット
衣装:ブリタニー・ロア
編集:ハンスヨルク・バイスブリッヒ
音楽:ニコラス・ブリテル

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