【提案/ハラスメント24】「第三者機関による相談窓口を」「公正に調査し、検証してくれる仕組みが欲しい」【映画界のmetoo運動(5)】

 【ハラスメント】カテゴリーの24番目です(⇒前回の投稿)。2021年末のまとめ投稿の下の方に、【ハラスメント】投稿の過去リンクを羅列してあります。

 映画業界の性暴力報道に関する情報の5つ目です(⇒1234)。タイトルに【映画界のmetoo運動】とつけて記録を続けていくことにしました。主なトピックはこちら↓

・韓国の映画業界「1日12時間、週52時間労働の厳守」「情熱搾取、今は昔」
・ハリウッドは「悪口や陰口もNG」
・日本映画撮影監督協会(JSC)の反ハラスメント声明文
・「日本版CNC(セーエヌセー)設立を求める会」
・園子温監督、河瀬直美監督、キム・ギドク監督
・「(日本の)一般企業が欧米から20年遅れならメディア業界は40年遅れぐらい」

 記録のために関連ツイートをまとめて転載します。ただし閲覧注意です。フラッシュバックが起こることもありますので、ご了承の上、お気をつけてご覧ください。
 ※重複もありますが、記録と速報性重視のためそのままにしています。
 ※網羅性はありません。基本的に私自身の備忘録として残しています(2022/06/30時点)。

■「仮面ライダー」制作現場でセクハラ&超過勤務 「違反横行、正義と思えない」と社員訴え 東映に是正勧告
「女性は2019年に東映に入社。新シリーズ「仮面ライダーリバイス」のプロデューサー補佐として配属された。制作が本格化した21年4月からオーディション準備やロケ場所手配などで多忙になり、1日13時間以上働くことが常態化。時間外労働は6月、7月と連続で法定上限を上回る100時間を超えた。」
「この間、フリーランスの助監督の男性から「指導」を名目に2人きりの場に呼び出されたほか、別のフリーの男性スタッフから手を握られLINEで繰り返し誘われるなどした。上司にも相談したが、取り合ってもらえなかったという。」

■尾崎英二郎氏「大作であっても激しい戦闘シーンがある作品でも誰かが誰かを怒鳴らずとも制作進行はできる」

■今泉力哉氏「蹴られたら痛いし殴られたら痛いです」「「昔はもっとひどかった。今はまし」という人たちは昔の人たちと集まってつくり続けてください」

■部下がミスしても怒鳴る必要性は全くない

■怒鳴らなくても、追い込まなくても進む現場は存在する

■ふかわりょうさんに80万円賠償命令 岡本夏生さんへキス―東京高裁
「木納裁判長はキスが岡本さんの意思に反するもので、被った精神的苦痛は大きいとし、「慰謝するための金額は80万円を下らない」と判断した。一方、謝罪広告掲載などは一審に続き退けた」

■此花わか氏「レイプ文化とは「女性は弱者で性的に支配される者」「男性はレイプ被害者ではない」「性暴力や性自傷などをエンタメのためにセンセーショナルに描く」コンテンツを受容する文化のこと」

■人物を撮影する時は被写体と二人きりにならない

■「「悪口や陰口もNG」ハリウッドの「徹底的なハラスメント対策」を現地の日本人俳優が語る」

■「昔から嫌がられてたけど周りが我慢せざるを得ない環境だっただけ」

■西川美和監督が語る日本映画界の問題点「高いチケット代が作り手に1円も還元されない」

■契約期間途中で辞める時に事務所が請求する「違約金」は払う必要がない場合が多い/払う前に弁護士に相談を

■韓国の映画業界「1日12時間、週52時間労働の厳守」「情熱搾取、今は昔」
・疲れきった肉体状態で耐えるのが当たり前だった撮影現場が、今では人間らしい生活を維持しながら撮影を楽しめる環境に

■港岳彦氏「「芸術家だから仕方ない」という考えを礼賛し、神格化し、下支えしてきたことが、無数の被害者を生み、その声を封じ込めることにつながってきた」

■日本映画撮影監督協会(JSC)が反ハラスメントの声明文を公開

■黒澤明『蜘蛛巣城』における実際に弓を放つ演出は批判されるべき

・蜘蛛巣城の撮影をめぐる証言・2

■コトブキツカサ氏(コトブキ映画同好会)と松崎悠希氏の動画抜粋/日本映画の台本の問題

■監督がやってはいけない演出方法/ジュディス・ウェストン・吉田俊太郎訳「演技のインターレッスン」

■「ハリウッドの映画学校の多くには、監督コースに「演技」のクラスがあり、監督も俳優と同じように演技法を学ぶ」

■「俳優指導者という職業がある」「演出家にその任を負わせるのは酷」

■松崎悠希氏の指摘、批判はよく読んでおく価値があると思います(しのぶの意見)。

■清水晶子氏「男性はパートナーである女性の性的な譲渡権を持つ」という発想/2011年はこれが問題にならなかった

■「元無名女優のつぶやき」氏が園子温監督についてツイート
・元々園子温監督の映画が好きだったこともあり、連絡先を交換できたり飲み会に誘ってもらえる未来が自分にあったなんて、と喜びました
・ある時飲み会に誘われて行くと、いつもの飲み会とは雰囲気が全然違い園子温監督の他には男性が1人、女性が2人いました
・LINEでの誘いを断り続けるうちに園子温監督の方からブロックされたのでそれきりという感じです
証拠写真:https://twitter.com/U8Hh7/status/1528871731053854721

■千葉美裸氏「話さなければ良かった私が悪いんだ迷惑をかけてしまったと思いました」

■ヤン ヨンヒ氏「権力側にいる加害者は、自分を守るために、あらゆる手段を使って告発者を潰しにかかる。そういうモノだと心構えも必要」

■2015年10月下旬、河瀬直美氏の事務所内で男性職員Aさんの顔面を殴りつけた/抵抗せずに一方的に殴られたAさんの顔は腫れ上がっていた

■“カンヌの申し子”河瀬直美監督の不徳…スタッフの顔面殴打報道、現場でパワハラ横行とも

■映画雑誌やメディアや映画賞は、積極的に河瀨や園を持ち上げてきた

■“暴行疑惑”が報じられた河瀬直美氏「(日本の映画界の「#MeToo」運動について)議論はとてもエモーショナルになってきています。ですが往々にして、現在は白・黒つけるもの、女性と男性の対立といった極端な状況にあります」

■スタッフに対する暴力で告発された日本人監督・河瀨直美

■Dark Knight氏「本作の描く内容は国威発揚とは程遠く、寧ろ逆で、民族や性別や世代間格差や価値観の相違に思慮深くありながらも、ネットやSNSやメディアで分断された現代社会の『最大公約数の取り方の困難さ』を様々な立ち位置で丁寧に描いている」

■河瀨直美監督『東京2020オリンピック SIDE:B』

■映画界に脱ハラスメントの機運…性暴力の相次ぐ告発

・俳優が暴力にさらされやすい背景には、制作現場における厳しい上下関係や、不安定な雇用形態がある
・芸能ジャーナリストの渡辺裕二さんは、今回の告発を「氷山の一角だろう」と指摘
・性暴力に加え、殴ったり、どなったりするパワーハラスメントが日常茶飯事で、「みんな気が立っているから何でもあり」との声も

■崔洋一監督は日本映画監督協会の理事長職から今年、身を引く

■佐々木浩久氏:日本映画監督協会にパワハラ委員会を作っては?

■深田晃司氏「第三者機関による相談窓口を」
https://blog.goo.ne.jp/uo4/e/3215beb9efcdf3f968dbb0490cc1c8ec

■是枝裕和監督「若いスタッフが安心して働ける環境をなるべく早く整備しないと」「何年かこのままいくと手遅れ」
・是枝監督の初の韓国映画「ベイビー・ブローカー」で、主演のソン・ガンホ氏がカンヌ映画祭男優賞を受賞

■善知鳥いお氏「「成人だから自己責任?大人は若い世代を守って」〝憧れの世界〟で性暴力を受けた俳優がフラッシュバックを乗り越え、伝えたいこと」
・立場の差や力関係を利用し、相手の抵抗を抑圧する手法は「エントラップメント」」
・「怖いって思っていた業界に、素晴らしい人たちがいることを目の当たりにして、人を信じる最後の『一押し』になった。出会った人たちのおかげで、トンネルを抜けられたなと思う」
・「肌の露出は心身への影響が大きい。露出は『覚悟』や『役者魂』で片付けられてきたが、慎重に扱うべきだ」
・善知鳥さんが望むのは、被害者が安心して相談できる第三者機関の設置

■映画界の性暴力告発『週刊文春』連載の発端をめぐる、ある意味衝撃の舞台裏事情
石川優実氏:私が出演した作品の撮影カメラマンだった早坂伸さんが、私のブログに辿り着いたらしくて問い合せがきた
篠田博之氏:大学などではセクハラの訴えがあった時に調査する委員会がありますよね。でも今回問題になった映画界も演劇界も、そういう機関が存在しない。(略)調査する第三者機関を作るというのも必要なことかもしれませんね。

■映画界で多発する“ハラスメント” 現状と対策
森崎めぐみ(日本芸能従事者協会代表理事)
白河桃子(相模女子大学大学院特任教授)

・映画界でセクハラ・性被害訴えが続出・・・問題点と改善策を検証する!
・ハリウッドも導入”リスペクトトレーニング”とは?パワハラも横行か被害者たちの訴え
「一般企業が欧米から20年遅れならメディア業界は40年遅れぐらい」
「日本の(映像)作品はもし何かあったら公開できなくなる 危ないから(海外企業が)買えない」

■被害者の方々は生き地獄の中を生きて来られた

■インティマシー・コーディネーターは今、日本に2人
浅田智穂氏「トレーニングで一番強調されていたのは、きちんと同意を得るということです。ノーと言わないことが同意ではない。はっきりとイエスではないと、同意とは言えません」

■有志の映画監督らが「日本版CNC(セーエヌセー)設立を求める会」(action4cinema)を設立
会見したのは是枝裕和、諏訪敦彦、内山拓也、岨手(そで)由貴子、西川美和、深田晃司、舩橋淳

■港岳彦氏「どんな業界であれ、被害者の声のあげ損にならない仕組み作りってあるんじゃなかろうか」

■ヤン・ヨンヒ氏「力の強い人間が弱い立場の人に迫っておいて、性的同意の有無を問うのは、性犯罪に寛容で野蛮な発想」

■園子温監督が松崎悠希氏に「通知書」を送付

■睡蓮みどり氏

■キム・ギドク監督は何をしたのか/韓国のTVテレビ番組「PD手帳」に日本語字幕

■【世界の新常識】性的なシーンの撮影に立ち会う専門家
・日本人インティマシー・コーディネーターの1人、西山ももこさん

■【告白】性加害・ハラスメントを引き起こす4つの特徴

・よく「昔はOKだったけど、今はNGになっちゃったよ」と悔しそうに言う方がいますが、昔もダメだったことが今、気付かれ始めている
・誰もがハラスメントの加害者もしくは被害者になりうる可能性を自覚することが、大切
・被害者は女性に限りません。男性から女性もあるし、女性から男性も、男性から男性、女性から女性など、全てあります
・性暴力を受けた人は、その時の体験が一生ついて離れず、苦しみ続けるそうです。「心を殺された」状態だそうです

■石川優実氏/現に今ある告発の声について、公正に調査し、検証してくれる仕組みが映画界に作られてほしい

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