【提案/ハラスメント18】映画業界の性暴力報道つづく/作家18人が映画業界の性暴力撲滅を求める声明【映画界のmetoo運動(2)】

 【ハラスメント】カテゴリーの18番目です(⇒前回の投稿)。2021年末のまとめ投稿の下の方に、【ハラスメント】投稿の過去リンクを羅列してあります。

 映画業界の性暴力報道に関する情報の2つ目です(⇒1)。

 3月の某映画監督による性暴力報道の後、他の監督、俳優、プロデューサーに対する告発などが続いています。俳優を人間扱いしない非道な事例を目にする度にショックを受けるのですが、被害者への連帯を表明し、改善のために行動を起こす方々のおかげで、気を強く持つことができています。

■「制作者から鑑賞者まで “加害を許さない" 意識の共有へ」

 記録のために関連ツイートをまとめて転載します。ただし閲覧注意です。フラッシュバックが起こることもありますので、ご了承の上、お気をつけてご覧ください。
 ※網羅性はありません。基本的に私自身の備忘録として残しています(2022/04/16時点)。

■「映連(東宝・松竹・東映・角川)も、日本映画監督協会も、日本アカデミー賞も、この件に関してこれまで一切の態度表明をしていない」

■睡蓮みどり氏「映画界における性暴力被害の当事者のひとりとして」
http://www.toshoshimbun.com/books_newspaper/week_description.php?shinbunno=3537&syosekino=15836

■アクターズヴィジョン主催の2020年10月のS監督ワークショップについて
「園子温監督による俳優のための実践的ワークショップ2020」
2020年10月28日から4日間開催
http://actorsvision.jp/?page_id=992

■立場が弱い人は「断れない」

■古澤健氏「ひとの体に触るというのは非常にデリケートなこと」

■忘れてはいけない/『童貞。をプロデュース』について

■株式会社Ruby・sue(ルビー・スー)「2022年3月26日をもって弊社俳優・榊英雄とのマネジメント契約を解消」

■ヤン ヨンヒ氏が女性俳優の被害を説明/自身の体験談も

■早坂伸氏のもとに俳優の声が集まっている

■金子サトシ氏「全ての映画監督のワークショップで不祥事が起こらないように対策を示すべき」

■竹下郁子氏「業界だけの問題ではないと思います。法律は確かな抑止力になる。法整備を怠ってきた政治家も真剣に向き合うべき問題です」

■合同会社Ichigo Ichie Films LLC 代表社員ヒロ・マスダ氏
「弊社で無償法律相談また法務費用の支援を行おうと今弁護士に相談」

■松崎悠希氏「(オンライン)ワークショップの録画をセッション後にご本人にお渡しします」「俳優ワークショップって、本来はそれくらい健全なもの」

■石塚就一氏「「映画界」に「映画館スタッフ」や「現場の末端のスタッフ」も入っているはず」

■古澤健氏「セクハラやパワハラを「相手の受け止め方」と矮小化してはいけない」/「現場で不機嫌に黙り込む」のもパワハラのひとつ

■マジョリティは「緩やかな変化」を求めるが、マイノリティにその余裕はない

■「韓国には制作現場でのハラスメント対策のために匿名で通報出来る第三者機関があり、通報があるとその現場は止まり調査が入る」

■文化庁・省庁要請実施報告 3月24日(木)16:30~17:00
【私たちは映画監督の立場を利用したあらゆる暴力に反対します】(映画監督有志)
諏訪監督:実に様々な現場の声が届いています。事態は想像以上に深刻です。
西川監督:声明を出してから5日間で300件ものメッセージをいただき、中には痛ましい実情の告白も多数寄せられました

■「性暴力やハラスメントに関して、REBEL FILM及び代表こだかのステートメントを掲載」

■古澤健氏が映画の現場での具体策を提案

■木下ほうか氏が芸能活動の無期限休止を発表

■「木下さんは4月5日放送開始の「正直不動産」で、不動産会社に勤務する主人公・永瀬財地役を務める主演の山下智久さん(36)の上司役で出演を予定していた」

■木下ほうか氏降板/「NHKドラマ「正直不動産」の編集作業の経費が約2000万円に上る」「今回も同局が木下に賠償金を請求する可能性が高い」

■柳英里紗氏「「ハラスメント」が何かまずは全員が知るべき」

■竹下郁子氏「榊英雄監督の性被害を告発した女優らが語る、映画業界3つの「罠」」
罠1:フリーの俳優を守る法的根拠が希薄
罠2:被害が多発するワークショップ
罠3:「エントラップメント型」の性被害

■「週刊女性」著名俳優/映画監督による セクハラ/性被害/パワハラについて情報を集めています/被害者の方からお話しを伺う際は女性記者が担当

■2022/03/31:映画「ハザードランプ」劇場公開中止を発表

■内田慈さんがInstagramに投稿
「もし告白を受け、「どちらか一方のせいでそんなことが起きるはずがない。」と思ったら、一度この投稿を思い出してください。ハラスメントは気づかれないところで行われ、一方的に起こり得るのだと。
「そんなことされたんなら声を挙げるべきだよ!」と思ったら、一度この投稿を思い出してください。そんなに簡単なことではないのだと。
「過ぎたことじゃないか」と思ったら、一度この投稿を思い出してください。時間の問題ではないのだと。
そして、うっかりすると無意識に二次的三次的加害者になってしまう可能性があることに注意を向けていただけたら幸いです。」

■監督に性加害報道の映画『蜜月』スタッフが製作委員会に抱く不信感「まだ公開中止の連絡もない」
「3月29日時点で、榊氏からの被害を訴えた女性は9人にのぼる」
https://jisin.jp/entertainment/entertainment-news/2081113/

■映画監督有志より「ご賛同人のお名前掲載についてと、省庁要請についてのご報告」

■2022/4/4週刊女性「園子温の性加害を出演女優らが告発!「主演にはだいたい手を出した」と豪語する大物監督の“卑劣な要求”」
https://www.jprime.jp/articles/-/23641

■「「シオンプロダクション」は、ホームページのトップ画面に謝罪文を掲載」/アクターズ・ヴィジョンは園監督主宰のワークショップを一旦中止

■園子温監督 性加害疑惑 制作プロ公式サイトでは「心よりお詫び」謝罪 今後は「事実関係を整理し発表」
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2022/04/05/kiji/20220405s00041000179000c.html

■「スタジオブルーのH氏をタレ込みしました」

■Kawakami Takuya氏「第三者機関のようなものを設置する為には外圧しかない」

■長久允氏「映画制作現場の外に監視機関を」「映画会社にホットラインを必ず設けなければならない、という規定にできないか」

■佐々木浩久氏「放置して撮らせていたのが一番悪い」「放置して、こうした悪行を容認してきた」

■佐々木浩久氏「監督協会ほか撮影監督協会、録音協会、編集協会、美術協会5団体は声明を出すべき」

■佐々木浩久氏「日本映画大学にはハラスメント委員会がある」

■宇野維正氏「「それを看過してきた業界」の問題だと思います」

■園子温監督による加害例

■2014年以前にも

■海外メディアも報道

■20220405:坂口拓氏が謝罪動画を公開

■坂口拓、園子温監督性加害報道で飲み会開いた俳優Tは「私です」 動画で認め謝罪

■2022年4月6日「園子温監督 性加害報道受け「配慮のなさ自覚」謝罪、「事実と異なる点多く」しかるべき措置も」
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2022/04/06/kiji/20220406s00041000218000c.html

■今駒ちひろ氏「ハラスメントしないと協賛してくれる人達のリストを作る」

■園子温監督、女優への性加害一部報道で混乱を謝罪も「事実と異なる」法的措置を取ると表明
https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202204060000056.html

■ヒナタカ氏「園子温のあの文は謝罪ではなく「宣戦布告」ですよね」

■松崎悠希氏の主張と現状まとめ

■早坂伸氏「週刊女性で報じられたケースは強制性行等罪の未遂」

■「ヒミズ」「蛇にピアス」プロデューサーが女優に強要した「局部写真」《芸能界の性加害》梅川治男氏(61)

■2022.04.06 「園子温監督に性加害報道、映画カメラマンが明かす現場の実態「手を出しやすい環境」」
https://www.news-postseven.com/archives/20220406_1742238.html?DETAIL

■宇野維正氏「改革が急務」「日本には若い優れた監督やプロデューサーが他にちゃんといます」

■朝鮮日報日本語版「日本でも火がついた「MeToo」…先月から暴露相次ぐ」

■島貫泰介氏「破天荒演出する男性をちやほやする環境が今回問題になっている暴力を助長してる」

■吉高由里子氏「被害者の方は名前を見るだけで深く長く強く苦しむ」「真摯に熱意をもって作ってる方達に失礼」

■上田慎一郎氏「今日は会社のみんなで集まってハラスメントについてじっくり話し合った」

■「韓国映画はシステムを公正に整え、業界全体の環境を向上させることに取り組んでいる。」

■「日本映画界の大御所・原田眞人監督、パワハラ告発に反論「事実無根の誹謗中傷」」
原田氏「暴力をふるったことなどなく、暴言もありません。現場を離脱するスタッフが出ることはありますが、大抵が本人の事情です。私に怒鳴られたからやめた、というスタッフがいたという記憶はありません。スタッフの大多数は、原田組の現場は愉しい、と言ってくれます」
原田氏「松崎氏のTwitterの投稿に関して(略)このままTwitterの投稿が削除されないようであれば、法的手段をとらなければいけない」

■原田眞人監督のパワハラ事例

■崔洋一監督のパワハラ事例

■森下康之氏「怒鳴り散らすことで生産性が下がる科学的根拠もたくさん出ている」「演出する立場の方々はいい加減アップデートしていって欲しい」

■佐々木浩久氏「愛情があろうが、育成だろうが助監督や制作部を監督が怒鳴るのはいけない」

■栖来ひかり氏「日本の映画業界は日本の多くのあらゆる製作現場の縮図」

■深作欣二、松坂慶子、荻野目慶子、有馬稲子

■園子温、性加害報道で監督・脚本を務めたWOWOWドラマがお蔵入りか、賠償金は数千万円の可能性

「(サブキャストの)募集要項には、役によってはキスシーンもあることや、男性は下着姿、女性はタンクトップ姿くらいまでの露出もあることなどが記載されていました」

■「愛のむきだし」の時の満島ひかりインタビュー/読み返すと園子温による完全なパワハラ

■谷原章介 園子温監督の疑惑など相次ぐ性加害報道に「エンタメの業界全体的な問題…膿は出し切るべき」

■狗飼恭子氏「(映画界における)性加害について」
https://www.gentosha.jp/article/20740/

■Sachiko Miyase氏「過去の経験を反省&活かし、現在の問題を考え言語化し知恵を絞って、差別暴力ハラスメントのない制作環境にしていきたい」

■北村味加氏「被害をうけた当事者からしたらずーっと今現在までもつきまとってくること」

■木下ほうか氏は強姦で刑事告訴されていた/「“魂の殺人”という言葉通りで、今もまだその苦しみは続いています」

■「原作者として、映画業界の性暴力・性加害の撲滅を求めます」
https://statementfromtheoriginalauthors.hp.peraichi.com/
「私たちは物語を安心して委ねられる映画業界を望みます」
「また、このことについての理解と協力を、出版業界にも求めます」
文責:山内マリコ 柚木麻子

■榊英雄監督の妻・和氏「今わたしがすべき事は、娘たちを全力で守る事と、わたし自身の心を守る事」

■前信介氏(グラスゴー15)「今後の弊社製作作品においては契約レベルから見直しをしていきます」

■合同会社Ichigo Ichie Films LLC 代表社員ヒロ・マスダ氏「性暴力、性加害撲滅条項は広く一般化すべき契約条項」

■園子温氏は民事の損害賠償請求と刑事告訴を準備/梅川治男氏はインティマシー・コーディネーターの浅田智穂氏に『出しゃばらないでください』、『撮影をかき乱さないでください』などと夜中に何度もメールを送りつけていた(Netflix「彼女」にて)

■賀来賢人氏「感情的に怒鳴ったり、殴ったりする人に、冷静な判断力が最も必要なプロデューサー、監督、という仕事がつとまるんだろうか」

■橋本愛氏「性被害は、一生、何があっても取り返せない」「言葉を発送とすると、たとえば口に汚物を塗りたくられたような感覚に」

■鈴木砂羽氏「本当の変わるキッカケがやってきたのだと思う。長年業界に染み付いた因習みたいなもんがなくなっていけばいい」「こうして自分のような立場の俳優が発信することで、被害に遭ってる方の勇気や励ましに少しでもなれればと思う」

■吉田光雄氏「『実話BUNKAタブー』最新号で白石和彌監督が園子温問題についてかなり踏み込んだことを書いてました
白石和彌氏「気が重くなることばかり。何がって、もちろん園子温のことですよ。枕営業にセクハラって、いつの時代を生きてるんだよ。映画業界から追放されて当たり前。これから二度と映画は撮れなくなるでしょうね」
「作家生命が終わったことを甘んじて受け入れるしかありませんよ」
「前々から「園さんの現場が酷いんです」と、さまざまなスタッフから惨状を聞かされていましたよ。撮影しながらお酒を飲んで…」

■毎日新聞社説「芸能界のハラスメント 声上げられる制度が必要」
https://mainichi.jp/articles/20220412/ddm/005/070/108000c

■「監督・榊英雄、園子温、俳優・木下ほうか、プロデューサー・梅川治男……日本映画界で名を馳せてきた男性たちの性加害報道が相次いでいる」
かなた狼監督/成田凌氏は監督に会いたくなさすぎて車中でおしっこをもらした
中島哲也監督/中谷美紀氏に『あんたの感情なんてどうでもいいから』『顔が気持ち悪い』と罵声を浴びせた
李相日監督/広瀬すず氏に「すごく冷静なトーンで『この映画壊す気?』」
李相日監督/柳楽優弥氏が出演する1カットに100テイクを重ねた
映画ライター「最近では、Netflixが、現場でのハラスメント行為を防止するため、全ての関係者に『リスペクト・トレーニング』という研修を課すようになっています」

■山本清史氏「中島哲也監督の「告白」では過重労働の結果、制作進行の若手が車の事故で亡くなってる」

■是枝裕和氏「違和感があったらお互いに、子供でも!嫌だ、違うと、言える撮影現場を目指し、日々反省しながら自分もスタッフもアップデイトすべく頑張っています」

■松崎悠希氏「「組合」とは「圧力団体」」/「観客/視聴者による圧力」を(連投ツイート抜粋)

■アライソウジ氏「「芸能事務所」も「ハラスメント撲滅宣言」を」

■松崎悠希氏「業界全体が「端役をオーディションしない」ことで、若者達から「自分の力で上れるキャリアの階段」を奪い、結果的に「性の搾取」に追い込んだ」/「ハリウッドでは「有料オーディション」が「違法」」

■松崎悠希氏「ハリウッドではキャスティングに関わるWSを開催する際に参加費を取る事は「違法」」

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