ロームシアター京都が2月14日にシンポジウム《劇場におけるハラスメントを考える 「個人が尊重され、豊かな対話が生まれるために」》を開催し、「ハラスメント防止ガイドライン~ロームシアター京都で過ごす全ての人のために~(案)」を発表しました(⇒前回の投稿)。
【ハラスメントガイドライン】2021年2月14日に実施したシンポジウム《劇場におけるハラスメントを考える 「個人が尊重され、豊かな対話が生まれるために」》において、「ハラスメント防止ガイドライン~ロームシアター京都で過ごす全ての人のために~(案)」を発表しました
👉https://t.co/hRtPmuds0D— ロームシアター京都 (@RT_Kyoto) February 15, 2021
【ご意見募集】https://t.co/hRtPmuds0D
この案に対して皆さまからご意見を募集し、それらを参考にさせていただいた上で、今年度中の策定を目指しています。皆さまからのご意見をお待ちしています。
募集期間:2021年2月14日(日)~3月7日(日)— ロームシアター京都 (@RT_Kyoto) February 15, 2021
2019年からの新館長任命問題を受け、ロームシアター京都は劇場の体質改善を着実に進めてくださっています(⇒関連投稿)。
●2020年1月16日
「ロームシアター京都 新館長就任のお知らせ(1/24追記)」
●2020年3月31日
「ロームシアター京都館長の交代について」
●2020年3月19日
「三浦基氏のロームシアター京都館長就任の延期について」
⇒京都市と(公財)京都市音楽芸術文化振興財団からの報告
●2020年5月7 日
「2020年度自主事業 地点 新作『君の庭』公演決定!(5月7日更新)」
●2020年7月31日
「ハラスメント防止指針(財団)の策定について」
以下を公開しています。
・ハラスメント防止に関する職員向け手引き
・公益財団法人 京都市音楽芸術文化振興財団 ハラスメント防止に関する指針
・公益財団法人 京都市音楽芸術文化振興財団 ハラスメント防止に関する指針の策定について
●2020年12月24日
「ロームシアター京都館長問題に係る信頼回復の取組について」
以下を公開しています。
・ロームシアター京都館長人事及び本件に係る信頼回復の取組について
●2021年2月14日開催
「シンポジウム 劇場におけるハラスメントを考える「個人が尊重され、豊かな対話が生まれるために」」
●2021年2月14日
「「ハラスメント防止ガイドライン~ロームシアター京都で過ごす全ての人のために~」案の公開について」
・「ハラスメント防止ガイドライン~ロームシアター京都で過ごす全ての人のために~」案(2021年2月14日付)」
ガイドラインはPDFで13ページあります。劇場職員、芸術家だけでなく観客も含めた「ロームシアター京都で過ごす全ての人」のために、劇場の目指すべき姿を定めた具体的な指針案です。
ハラスメントを「個人の尊厳と人格を傷つける行為」と定義し、「他の者を不快にさせる言動、他の者の安心・安全な環境を害する言動、また、言動への対応によって条件等で不利益を与える行為等の総称」「優位性をもとに、適正な範囲を超えて、身体的・精神的な苦痛を与えること・それに起因すること」と、より具体的に言葉にした上で、「ハラスメントを許さず、その防止に努め、万が一発生した場合においては、適切に対応します」と宣言してくださっています。他の劇場もこれに続いてもらいたいですし、舞台芸術関係者にこの基本認識が広まってほしいです。
昨日2月14日、ロームシアター京都では、シンポジウム「劇場におけるハラスメントを考える」を開催。私も第1部で「劇場運営の今」として少しお話いたしました。3月7日まで、ハラスメント防止ガイドライン案へのご意見を募集しています。皆さまからもぜひお力添え賜りたく! https://t.co/8RFFwqRFMF pic.twitter.com/cN4trpioHh
— Toshiki MIYAZAKI (@toshikimiyazaki) February 15, 2021
ロームシアター京都は上記ガイドラインの今年度中の策定に向け、意見公募(パブリックコメント募集)を行っています。ガイドラインにはハラスメントに「該当すると考えられる例」とともに「該当しないと考えられる例」も紹介されています。イメージしやすいのでぜひ読んでみてください。
⇒ハラスメント防止ガイドライン案・ご意見募集の入力フォーム(3月7日(日)〆切)
職場におけるパワハラ対策は2020年6月1日から大企業の義務になりました。そして2022年4月1日からは中小企業の義務にもなります。厚生労働省の公式サイトに「職場におけるハラスメントの防止」関連の資料が多数ありますので、ご参照ください(⇒指針(文章) ⇒指針(図))。
劇団やカンパニー、コレクティブ等と称する任意団体には「事業主」と「労働者」という雇用関係はないかもしれませんが、だからといってハラスメントを放置していいわけはありません。日本劇作家協会は2020年に「セクシュアル・ハラスメント事案への対応に関する基本要綱」を公開しており、協会内にはハラスメント勉強会もあります(石原燃さんのツイート⇒1、2)
演劇関係者6名が3月1日(月)20時から「ロームシアター京都のハラスメント防止ガイドライン案を読んでパブコメを考える会!!」をZOOMで実施します。
ディスカッション参加者(敬称略):山田由梨、西口想、端田新菜、秋本ふせん、高羽彩、長島確
【お知らせ📚✨】
2021年3月1日(月)20時~
『ロームシアター京都のハラスメント防止ガイドライン案を読んでパブコメを考える会!!』をやります!
参加者6名で、zoomで話し合っているところをyoutubeで配信する予定で、興味のある方どなたでも視聴可能です。
【視聴URL】https://t.co/AgFX6LAT28 pic.twitter.com/GkrgFq9GFZ— 山田由梨/贅沢貧乏 (@YYUUUUYYam) February 26, 2021
↓関連ツイートを転載します
ロームシアター京都でシンポジウム「劇場におけるハラスメント」を考えるに参加してきました。
そのなかで同劇場が制作中の防止ガイドライン案の発表がありましたが、この内容について広く意見を募るパブコメが始まっています。公共劇場がここまでオープンに議論の場を作ることは稀と思うので、ぜひ! https://t.co/vy11ByHYYy— nukisuke (@nukisuke) February 15, 2021
ガイドライン案ざっと見る限りよい感じと思いますが、例えばハラスメントに該当する例の「マタニティ・ハラスメント」なんかは「代表例がこれだけってことないでしょー」と思ったりしてます。公共はみんなで議論してもんでいくものと思うので、ご興味ある方はぜひとも。https://t.co/kCQlwmWwqy
— nukisuke (@nukisuke) February 15, 2021
ガイドライン案では「ロームシアター京都がプロデュースし、創作過程を含む全般に責任を持つ事業」は確認書を交わし、他の自主事業も「状況に応じて公演の停止や契約変更を行う」場合があるとした。「ハラスメントに該当すると考えられる例と該当しないと考えられる例」も具体的。3/14まで意見募集中。
— fringe (@fringejp) February 15, 2021
明日、こちらのシンポジウムの第2部に京都舞台芸術協会の理事として登壇します。協会で行っているハラスメント防止に関わると思われる事業についてお話ししたのち、開催テーマに関するディスカッションを行います。ご興味があればぜひお越しください。 https://t.co/IBX9UxWuSX
— 筒井加寿子|ルドルフ (@rudolf1207) February 13, 2021
これ、どうにかしていかねば、、、!
シンポジウム 劇場におけるハラスメントを考える 「個人が尊重され、豊かな対話が生まれるために」参加者募集 https://t.co/eBiNK3yJ6K
— akiko kamimoto (@kamimote) January 26, 2021
昨日は、ロームシアターの「劇場でのハラスメントを考えるシンポジウム」に参加した。私も、いかにハラスメントに該当する言動をしていたか思い知る。私のように「人への共感性」が皆無で衝動性が高い人間は、勉強しても絶対にするんだから、指摘された時にいかにごねないかどうかだな
— たかま響 (@hibiki_takama) February 15, 2021
ロームシアター京都が劇場における「ハラスメントガイドライン」(案)を発表。今年度中の策定に向けて意見公募。3/7まで。https://t.co/8BgxTtCvS2 https://t.co/gp17yW3Ckp
— びわ湖芸術文化財団 地域創造部 (@biwako_chiiki) February 15, 2021
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