津田大介さん、小田嶋隆さん、岡田憲治さんが登壇するトークイベントを拝聴しました。私は「あいちトリエンナーレ」への補助金不交付に反対しています(関連エントリー⇒1、2、3)。芸術監督の津田さんのお話を直接うかがえて本当によかったです。
【本日開催】#津田大介 ×#小田嶋隆 ×#岡田憲治「表現の自由とデモクラシー」12/17(火)19時〜開催!@tsuda @tako_ashi @ganaha22
「#表現の自由」と「#民主主義」について考えます!大分お席埋まってきております。本日当日券もございます!ぜひお越しください!お早めに!https://t.co/FuuZynuJ7H— 隣町珈琲 (@tonarimachicafe) December 17, 2019
以下、私がメモした内容です。発言通りの記録ではなく、正確性も保証できません。
≪概要≫ https://peatix.com/event/1368736
2019年は「表現の自由」を考える一年でした。
あいちトリエンナーレ2019の企画展「表現の不自由展・その後」の中止と再開、補助金の不交付、それに続く「日本芸術文化振興会」 による「公益性」の観点から映画『宮本から君へ』の助成金の取り消し、そしてKAWASAKIしんゆり映画祭2019で出演者が訴訟を起こしていることを理由にした映画『主戦場』の上映中止騒動…今現在も「表現の自由」をめぐり行政や社会あり方が問われるような事態が起こり続けています。
今回はあいちトリエンナーレで芸術監督を務められたジャーナリスト津田大介さんと、コラムニスト小田嶋隆さん、また隣町珈琲でもシリーズで「デモクラシーの岩床」探る対談を重ねる、政治学者岡田憲治先生3人をお呼びして、ジャーナリスト、コラムニスト、政治学の立場から広く2019年を振り返りながら、今年問われた日本社会における「表現の自由」また「民主主義」について、そして今後の社会のあり方について考えます。ぜひお越しください。
≪ここまで≫
津田&小田嶋:自分たちは北区の都立高校出身。自由な校風で育った(だから危険だとわかっていても参加してしまう)。
津田:(「表現の不自由展・その後」実行委員会へのリスペクトを表した上で)同実行委員会が出した岩波書店「あいちトリエンナーレ「展示中止」事件」には(少なくとも)2つ嘘がある。自分は展示の再開を強く望んでいて、同実行委員会にメールや電話で何度も連絡した(連絡がなかったというのは嘘)。恫喝はしていない(弁護士同伴には先方も了解していた等)。電話の録音もある。検証すれば嘘だとわかるのに、なぜ嘘をつくのかわからない。
津田:自分がどうしたいか、どうすべきかだけでなく、誰もが「(周囲から)どう見られるか」を意識していた。たとえばアーティストは、この催事に出品していることを世界中からどう見られるかを気にした。
津田:言うまでもないが、一番大事なのは(観客や作家の)人命。脅迫があった時に「展示を続けるべき」と言っていた言論人は無責任。自分は防刃チョッキを着ていた。いつ刺されてもおかしくないと思っていた。
岡田:「表現の自由」を守るのは誰の役割か。まずは警察だ。
津田:警察は単に無能だった(裏で大きな力が働いていたわけではない)。色んな識者に聞いたところ、誰もが「地方の警察は本当に無能」と言っていたが、本当だった。捜査の初動で明らかになるらしい(今回もそうだった)。脅迫FAXの調査を自分でやった時、これは芸術監督の仕事じゃないよね…と思った。
津田:「表現の不自由展・その後」展の再開に際して、「同実行委員会VS大村県知事」という構図があったが(どちらも正しいし、妥協しないので)、文化庁が助成金を不交付にすると発表したことで、団結できた。本当に映画のよう(にドラマティック)。文化庁は下手を打ったと思う。「窮鼠猫を嚙む」でいうと文化庁が「嚙まれた」。
岡田:「アートに政治を持ち込むな」などと言う人がいるが、世界を切り取ることは政治と切り離せない。何を言っても政治的な意味は生じる。表現は政治のなかにある。ものを書く人もつくる人も、政治と関係がある。いやなら初めから書くな。
小田嶋:大村県知事は立派だった。彼の会見で憲法21条の存在を知った人も多いかも(憲法21条によれば公権力側こそが展示を守るべき)。
津田:「表現の不自由展・その後」展が再開できたことが何よりよかった。最も重要なこと。あいトリが再開したから、その後のKAWASAKIしんゆり映画祭での映画「主戦場」上映会も中止をまぬがれたと思う。※あいトリ事件のせいで上映会が禁止になりかけたという声はある。
津田:あいトリが再開した後、ネトウヨからの攻撃は明らかに弱まった。彼らもまさか再開するとは思っていなかったんだと思う。
津田:今回の催事は10年前なら普通にやれてたと思う。いや、5年前でも大丈夫だったのでは。2014年の安保法制のころから、政府による圧力が強まった。2014年にやっていたら、ここまでにはならなかったはず。今だと(普通に)できないわけだから、この5年間の悪化はすごい。
小田嶋:このトークイベントの情報をリツイートしようか迷って、やめた(広まりすぎると迷惑な客が来るかもしれないと思ったから)。今日になってリツイートした。(自分ごときが)そんな風に悩むぐらいだから。
津田:レガシーを残す必要がある。「あいちプロトコル」という憲章をつくっている(関連ページ⇒1、2)。愛知はアーツカウンシル(第三者委員会)もつくることになった。知事ではなく美術の専門家がリーダーになるので、知事が変わっても存続する。(政治に関係なく)芸術祭も続けられるだろう。東京にも大阪にもない、本物のアーツカウンシルが生まれる。
今回のことは「ひろしまトリエンナーレ」にすでに共有済み。芸術監督が全く妥協しないタイプなので、あいトリよりも過激(とんがった芸術祭)になると思う。電凸に対するノウハウ等も全ての公立施設にシェアしたい。
津田:あいトリはボランティアが支えてくれた。ディレクター(芸術監督)とボランティアの距離が近いのは、今までのあいトリにはなかったこと。開幕までに複数回、飲み会をした(たぶん4回?)。その都度「主体的に地域振興にかかわる催事なのだから、ボランティアこそ主役」と伝えた。事件が起きた時、ボランティアが自ら「この催事を守らなければ」と思い、行動してくれた。トリエンナーレを通じたシチズンシップができた。今もLINEグループでつながっていて、あいトリ参加アーティストの展示会に誘い合わせて行ったりしてくれている。こういうコミュニティーがとても大切。これからも関係を継続していきたい。今月も130人規模の忘年会をする。
岡田:それが私がいつも言っている“デモクラシーの岩床(がんしょう)”。
岡田:トークの最後を希望で締めくくりたい。
小田嶋:今日は津田さんを慰労しておだてる会。あいトリは矢面に立つ人として津田さんを選んだ。矢面に立つこととは、つまり責任を取ること。安倍晋三首相は全く責任を取らない。ちゃんと責任を取る人物がいることが希望。
津田:希望しかない。日本で芸術展がこんなに注目されたことはなかった。今はチャンス。前回と比較すると記事掲載は3倍(「表現の不自由展・その後」展を除いても)。ツイッター、インスタグラムの投稿も多い。「表現の不自由展・その後」展ばかりにマスコミが注目したから、観客が他の展示のことをすすんで投稿してくれたんだと思う。観客の勝利。
あいトリが黒字見込みというニュースが流れましたが実は過去4回で最高というだけでなく「今年日本で開催された全ての美術展」で最多来場者数なんです。フェルメール展、ムンク展、塩田千春展より多い。東京でも大阪でもない愛知でビッグネームに頼らずにこれ達成できたのは密かな誇りだったりします。 pic.twitter.com/13wXNB5Dxn
— 津田大介 (@tsuda) December 13, 2019
あいトリの67万人はかなり生データに近い速報値なので、恐らく最終報告ではもっと増えるかと。ちなみにチケット収入は前回の1.5倍。一日あたりの来場者数では、お台場のエプソンチームラボボーダレスにも勝ちました。美術展の来場者数は純粋な比較が難しいですがそれでもある程度の目安にはなるかと。
— 津田大介 (@tsuda) December 13, 2019
美術関係者の多くがあいちトリエンナーレの内容面での充実度や観客の満足度については言及してくれないので、この数字を見て自分を慰めています。
— 津田大介 (@tsuda) December 13, 2019
あれだけ政治的・社会的なアートを並べてもきちんと動員できることがある程度証明されたので萎縮せず尖った企画をどんどんやってもらいたいですね。ちなみに開催前の時点で前売りチケットは前回の2倍近く売れていましたし、不自由展騒動なくてもある程度これに近い結果は出たんじゃないかと思います。
— 津田大介 (@tsuda) December 13, 2019
「表現の自由とデモクラシー」開催しました!ご来場ありがとうございました!@tsuda @tako_ashi @ganaha22 #津田大介 #小田嶋隆 #岡田憲治 #表現の自由 #デモクラシー pic.twitter.com/f1uFQbUWla
— 隣町珈琲 (@tonarimachicafe) December 17, 2019
↓2019/12/27加筆
「あいち宣言(プロトコル)」の最終案が発表。「芸術の自由」や「アームズレングス」に言及https://t.co/ozJRHPISnb
— ウェブ版美術手帖 (@bijutsutecho_) December 25, 2019
⇒「あいち宣言・プロトコル」
⇒「『あいち宣言・プロトコル』起草の経緯について」
↓2019/12/31加筆
年の瀬にうれしいニュースが。ありがとうございます。あらためて、アーティストだけでなく、観客とボランティアに支えられた芸術祭だったと思います。https://t.co/Wq2OED57F3
— 津田大介 (@tsuda) December 31, 2019
↓2021/01/30加筆
愛知知事リコール、8割超の署名に不正疑いhttps://t.co/VC2Y4BD62A
「愛知県選管は、地方自治法違反容疑での刑事告発に向け調整を進める」リコールという直接請求制度への信用を棄損し、民主主義を愚弄する暴挙です。この運動に賛同した政治家や言論人は何らかの態度表明をしてしかるべきでしょう。
— 三春充希(はる)⭐Mitsuki MIHARU (@miraisyakai) January 29, 2021
あいトリ炎上問題で少なくない芸術関係者や批評家から「攻撃されるような(稚拙なキュレーションの)展示をした津田が悪い」と言われた。
その人達は今回の不正リコールも「不正リコールされるような展示をした方が悪い」と言うのかな?
リコール関係者と展示脅迫してた人はほぼ同じ勢力ですからね。 https://t.co/x78AcJpMKU
— 津田大介 (@tsuda) January 29, 2021
あのときにそのような言説で批判していた人たちのことを自分は一生忘れませんからね。墓まで持っていって火葬して焼き芋蒸して食べてやる。
— 津田大介 (@tsuda) January 29, 2021
それは脅迫も不正な署名集めも「正当」と認めることです。不正リコールとあいトリへの脅迫や暴力的抗議は、手段及び展示見ずに歪められた情報で攻撃するした点で内実は同じ。不正署名のニュースが先にあれば「世論」は変わったかもしれませんが本来その批判は開幕時に彼らに向けられるべきものでした。 https://t.co/dOOda3QFYE
— 津田大介 (@tsuda) January 30, 2021
でも開幕時にトリエンナーレのあり方を問題にした人は絶対に自分の非を認めることはないでしょうね。文化庁の不交付問題や、今回のような大量不正リコールがあっても。非を認めて意見を修正した人はその限りではありませんが、変えない言論人や批評家、美術関係者のことを僕は一生軽蔑します。
— 津田大介 (@tsuda) January 30, 2021
脅迫され、警察もろくに捜査に動いてくれない(観客や職員などが人質に取られた)状況下で、「覚悟が足りない」「もっと警備を強化すればできる」と展示中止を批判した左派の人たちも同様です。彼らも内実の深刻さに全く目を向けなかったという点で無責任な言論人と同じ。彼らのことも一生忘れません。
— 津田大介 (@tsuda) January 30, 2021
あいトリ騒動があった直後、様々な抗議声明が出されましたが問題の本質を一番きちんとつかみ、適切な部署に要望と抗議を行っていたのはアクティブ・ミュージアム「女たちの戦争と平和資料館」でした。勇ましいことしか言わない左派(たいてい男性)との対比という意味で非常に象徴的な話だと思います。 pic.twitter.com/iy9aQbGQFL
— 津田大介 (@tsuda) January 30, 2021
あいとり騒動は、核心的な議論とは別の部分に巨大な害悪を及ぼしたわけだが、個人的には関係者のメンタルにダメージを与えたことが最も罪深いことだったと思っている。津田さんご自身おそらく自分で思っているよりずっと深い傷を負っているはずだ。ゆっくりと回復することを心がけてほしい。
— 小田嶋隆 (@tako_ashi) January 30, 2021
ありがとうございます(本当に)。終わってから半年くらいは外に出るのもイヤな状況で重い気分が続きましたが、いまはほぼ回復した感じです。猫飼い始めたのも絶大な効果がありました。
人間不信は当分続くと思いますが、まあそれはそれで不必要な人間関係も切れてよかった面もありますねw
— 津田大介 (@tsuda) January 30, 2021
メンタルのダメージは、その後の仕事選びや交友関係や世界観を改変しますね。まあ、時間が解決するのでしょうが。「被害」ではなく「貴重な経験」として受け止めることができれば、多少は予後が良いかもしれません。酒をやめて25年たつと、そんなことを考えます。もちろん同じ話ではないのですが。
— 小田嶋隆 (@tako_ashi) January 30, 2021
↓2021/02/15加筆
「あいトリ」めぐる大村知事へのリコール署名不正、愛知県選管が刑事告発へ https://t.co/SX0NJkZIsV
— ウェブ版美術手帖 (@bijutsutecho_) February 15, 2021
↓2020/12/16加筆
名簿の束「書き写して」、会議室に数十人 リコール署名偽造、バイト男性証言:中日新聞Web
愛知から遠く離れた佐賀で…。バイトに参加した男性が現場の様子を生々しく語っています。16日朝刊に詳細掲載。#愛知県知事 #リコール #不正署名 #大村秀章 #高須克弥 #河村たかしhttps://t.co/4HSH7mI7ul
— 中日新聞 (@chunichi_denhen) February 15, 2021
CBCが愛知の不正リコール署名問題で、実際に不正を働いた元ボランティアの人見つけてきてインタビューしてる。インパクト大きいですねこれは。https://t.co/VF50RNWXFI
— 津田大介 (@tsuda) February 15, 2021
大村知事リコール運動にボランティアとして参加した方の告発、Facebook上で削除ないし非公開になったようです。
一般の閲覧が公益に資するものと考え、アーカイブを示します(私がアーカイブしようと思ったときには既にされていたので、他の方によるアーカイブです。)https://t.co/bryHpVO4ms— Masaki Oshikawa (押川 正毅) (@MasakiOshikawa) February 16, 2021
↓2020/02/26加筆
【ポリタスTV】今夜は
1⃣愛知県警が各選管を家宅捜索
2⃣愛知県知事リコール偽造署名問題で多くの情報が明らかに現時点で判明している情報と裏側の構図を解説します。 #ポリタスTV https://t.co/WgFwpb7Epz
— 津田大介 (@tsuda) February 24, 2021
※こちら無料放送は終了しました。番組は有料のアーカイブ(月額730円・全番組見放題)に登録いただければ全編ご覧いただけるようになります。
会員登録→https://t.co/0kbtk6KBzI
番組視聴↓https://t.co/BoN1PMJ3ao— 津田大介 (@tsuda) February 25, 2021
なんでこの期に及んでここに出てきてる人たち誰も問題の責任を取ろうともせず、むしろ「自分たちは被害者」だって主張してるんですかね……。 pic.twitter.com/tXHfv1Qhwv
— 津田大介 (@tsuda) February 25, 2021
↓2021/04/12加筆
東浩紀さんがあいトリ騒動で俺が多方面に迷惑をかけたと批判するのはいい(妥当だとも思う)けど年末のニコ生で「津田が知事に頼んで検証委員会作らせた」とか「騒動中マスコミへの根回しだけしてた」とか「参加作家に自分支持する署名を書かせた」とかは完全なデマなのでそれはやめてほしいなと…。
— 津田大介 (@tsuda) January 2, 2020
情報源がよろしくない可能性はあるけど、色々耳に入ってきた陰謀論のなかでも悪質だし、もしそうなのであればその人間関係は考え直してほしいと、友人としては思います。
— 津田大介 (@tsuda) January 2, 2020
事実関係は
①検証委員会は大村知事の意向で作られ自分はノータッチ(だから批判もされたし交渉からも外された)
②現場に毎日出てスタッフやボランティへの謝罪と再開に向けての調整をしてた(むしろマスコミからは不満の声も多い)
③署名も一切ノータッチ(だからこそ署名で批判もされた)です。
— 津田大介 (@tsuda) January 2, 2020
あいトリを取材してきた身としても、これらは全てデマであることがわかる。 https://t.co/MKuROiDBep
— 橋爪勇介|美術手帖 (@hashizume_y) January 2, 2020
↓2021/06/28加筆
■「表現の不自由展、会場を変更へ 中止求める街宣相次ぐ/新宿区のギャラリーが会場の提供をとりやめ」
「私費でやるなら問題ない。公金を使うから問題なのだ」と賢しげに不自由展とあいトリ攻撃していた右派は本当に多かったですけど、それが建前上のウソだったということがよくわかりますね。非常に深刻な問題ですし、表現の自由クラスタにもぜひ問題視していただきたいですね。 https://t.co/hFiQRMMhBe
— 津田大介 (@tsuda) June 10, 2021
■「法的措置も検討」表現の不自由展実行委 大阪会場許可取り消し
https://mainichi.jp/articles/20210626/k00/00m/040/227000c
2019年の作品への誤解曲解デマに基づく公権力からの検閲、弾圧から1ミリも進歩してない大阪府知事様 https://t.co/PGtCfA0Pvg pic.twitter.com/ei44CbTlcx
— 香山リカ (@rkayama) June 26, 2021
■2021/6/25「表現の不自由展」大阪府が会場の使用許可取り消しを容認
https://mainichi.jp/articles/20210625/k00/00m/040/253000c
植松健一教授➡️府は警備強化に努めるべき。クレームで表現を封殺できることになり問題。
木下智史教授➡️表現を抑圧しようとする抗議者の動きに府が間接的に手を貸したことになる。
曽我部真裕教授➡️かかる妨害行為は許されない卑劣な行為であるとのメッセージを府は出すべき。https://t.co/bubAU4GHH2— 南野 森(MINAMINO Shigeru) (@sspmi) June 26, 2021
こういう風に、憲法学の(まともな)専門家ばかり3人を並べて結果として同じような見解が並ぶことになったのは問題の重要性に鑑み良いことだと思う。専門家の間で大きく見解が二分されているわけではないような場合にまで無理して「両論併記」をしようとする風潮は読者・視聴者に誤った印象を与える。 https://t.co/PbzxW4Y6wo
— 南野 森(MINAMINO Shigeru) (@sspmi) June 27, 2021
それにしても大阪府知事がこれら3人の憲法学者の意見とは全く逆の方向を突っ走ろうとしているのは残念であり、とても危険。
— 南野 森(MINAMINO Shigeru) (@sspmi) June 27, 2021
普通に憲法を学んでいれば、みんな同様のコメントになるよね。。。
「法的措置も検討」表現の不自由展実行委 大阪会場許可取り消し | 毎日新聞 https://t.co/qET8ltWX7T
— 木村草太 (@SotaKimura) June 27, 2021
「業務に支障」との理由なのだから、指定管理者は、抗議活動が威力業務妨害罪の水準に達していると認識しているはず。きちんと告訴すべきだ。
また警察や司法に、罪になるほどの妨害でないと認定されたなら、管理者側の許可取消理由が誤っていたことになる。その点も注目。
https://t.co/qET8ltWX7T— 木村草太 (@SotaKimura) June 27, 2021
普通に憲法違反だし、東京に続いてここでも「私費でやる展示」であっても特定の表現が抑圧されるわけで、これが日本の現状ということですね。https://t.co/WWWApwh5zS
— 津田大介 (@tsuda) June 26, 2021
大阪府の責任は重大。政治家も圧力をかけた疑いがあり、使用許可取り消しの過程を徹底的に明らかにしなければならない。
「表現の不自由展」大阪府が会場の使用許可取り消しを容認 | 毎日新聞 https://t.co/WbEA8ucCSo
— たつみコータロー 前参議院議員 日本共産党 (@kotarotatsumi) June 26, 2021
↓2021/07/06加筆
■名古屋市中区栄4丁目の市施設「市民ギャラリー栄」で来場者が避難/郵便物のなかの「爆竹のようなものが破裂」
愛知県警はこの件とにかく全力で捜査し、警備も増員して日曜まで無事守りきってほしい。許せないし、やり方が本当に卑劣。https://t.co/R8Nj50xt1t
— 津田大介 (@tsuda) July 8, 2021
東京が延期、大阪が中止という厳しい状況下でも名古屋の不自由展はボランティア20人以上の態勢でロジを回し名古屋市職員も展示を見られるように尽力していた。それでもこんな暴力的なやり方で強制的に中止される。政治家が特定の表現への攻撃を散々煽ってきた結果がこれです。https://t.co/NLjWM0SZwZ
— 津田大介 (@tsuda) July 8, 2021
↓2021/07/09加筆
メール公開したいなら公開でもなんでもすればいいと思いますが、それするなら同時に外山回の僕が出演した部分も無料で公開してくださいね。それで御社の「フォロー」が企業として適切だったのか、「ちゃんとした対応」だったのか外野に判断してもらえばいいんじゃないかと。 https://t.co/vtZJu2kjav
— 津田大介 (@tsuda) July 8, 2021
はい、まさにそういう話なので、皆さんに動画見てもらうのが一番早いのだろうと思ってます。 https://t.co/bLm80nrFCo
— 津田大介 (@tsuda) July 8, 2021
「イメージ操作」と言うならこの件の方がよほど酷いと思うのですがいまだ訂正も謝罪もないですね。数千人が見てるイベントで事実と違うこと流し、特に訂正もないままその半年後の深夜、あの外山回があるわけですから。そうしたもろもろで御社に不信感持っているという話です。https://t.co/vLZAOxagUA https://t.co/Me2Z7yA1vp
— 津田大介 (@tsuda) July 8, 2021
まず「数日御社のスタッフから何のフォローもなかった」というツイートについては事実と異なったので撤回します。当時自分がもし御社のスタッフだったら放送終了「直後」にまず非礼を詫びる連絡するよなと感じていたので、それが今回「数日」という記憶違いにつながったのでしょう。 https://t.co/B6IBRxtNT3
— 津田大介 (@tsuda) July 9, 2021
提案しつつもたぶんそうなるだろうなと思ってました。そこにわかりやすい分断線があるということですね。
余計なお世話ですがゲンロンもあずまんも外から見る限り業績は好調でもあまり状態がいいようには見えないので、適度に立ち止まって休みながらやるのがいいと思いますよ。お身体ご自愛ください。 https://t.co/kCnQk8bpTq
— 津田大介 (@tsuda) July 9, 2021
あいちトリエンナーレに参与しながら右翼が攻撃するとすぐに津田大介さんを見捨てて逃げた東浩紀先生が津田さんにこの言い方。 pic.twitter.com/lWJ81vLR4J
— 町山智浩 (@TomoMachi) July 9, 2021
素晴らしい。弁護団、関係者各位の迅速な対応に敬意を表します。そして、裁判所が真っ当な判断を下して安心した。 / 1件のコメント https://t.co/rC6IQAIzZC “「表現の不自由展」会場使用認める決定 大阪地裁:朝日新聞デジタル” https://t.co/Tzw4or4OGb
— 渡辺輝人 (@nabeteru1Q78) July 9, 2021
「大阪地方裁判所は展示会の実行委員会による申し立てを認め、施設を利用できるようにする決定を出しました」
よかった。
ちなみに吉村洋文府知事は予約取り消しを支持してた。https://t.co/nMcu8CWYJ8https://t.co/JVkXqGpiuX https://t.co/0A1RTYvC2O
— 高野しのぶ🌹(しのぶの演劇レビュー) (@shinorev) July 9, 2021
「表現の不自由展・その後」を開催していた名古屋市の施設に、爆竹とみられる物が入った郵便物が届いた事件で、この郵便物に関西地方の消印が押されていたことが、捜査関係者への取材で分かりました。名古屋・中署は威力業務妨害の疑いで捜査し、送り主の特定を進めています。https://t.co/FshzJv0hFD
— 東京新聞編集局 (@tokyonewsroom) July 9, 2021
↓2021/07/10加筆
元々このレスバ?の発端はポリタスTVの辻田インタビュー&辻田浜崎鼎談をあずまんが見ずに「政治的に硬直したもの」と決めつけて論評したことだよね。多分あずまんポリタスTVそんなに見てないよね?見てたら全体として「政治的に硬直してる番組」とは言えないはずでそういうところを心配してるんだよ。 https://t.co/yPnXr08dkD
— 津田大介 (@tsuda) July 9, 2021
東浩紀とゲンロンが同じではないように、津田大介とポリタスTVはイコールではないのです。
— 津田大介 (@tsuda) July 9, 2021
逆に伺いますが「津田が知事に頼んで検証委員会作らせた」とか「参加作家に自分支持する署名を書かせた」って、論評ではなく事実摘示の問題で、しかも関係者に話聞いたらすぐ否定されるようなエビデンスのある話だと思うんですがこれを「訂正」できない理由はなんですか?(謝罪はこの際もういいです) https://t.co/23BqdQ9PZQ
— 津田大介 (@tsuda) July 9, 2021
僕は本当にこの件については蒸し返したくなくて、僕が謝罪・訂正をずっと求めていたのは、
①津田が知事に頼んで検証委員会作らせた
②参加作家に自分を支持する署名を書かせたなどの事実が「ない」点です。あいトリが失敗だったというのは批評なので問題視していません。
— 津田大介 (@tsuda) July 9, 2021
あと、皮肉に読めたかもしれないけど、僕は東さんのメンタルや環境を人やネットを通じてしかもう知れないので、直接伝える術がないので書き加えました。余計なお世話失礼しました。
— 津田大介 (@tsuda) July 9, 2021
①そもそもの発端は東さんがポリタスTVの番組を「見ずに」雑な論評したことがきっかけで
②外山回記憶違いといっても放送の翌朝連絡は来ず実質2日待たされていてそこまで大きな齟齬でもなく
③訂正お願いしてる2つの事実誤認については根拠も示さず事実と言い続けているこれって誠実な対応ですか? https://t.co/yPCga6MUbO
— 津田大介 (@tsuda) July 10, 2021
会社に対する不当な攻撃だというなら、①③こそが僕にとっては不当な攻撃であったということはご理解ください。
— 津田大介 (@tsuda) July 10, 2021
事実摘示が名誉毀損を構成するかどうかを判断するのは司法であって、後世ではないんだけどな……。
— 津田大介 (@tsuda) July 10, 2021
↓2021/07/19加筆
企画展「表現の不自由展かんさい」の会場に予定されていた大阪府立施設の利用を認める決定を大阪地裁が出したことについて、吉村知事は「施設内には保育施設もあり、子供たちをリスクにさらすのはおかしい」とし、指定管理者は大阪高裁に即時抗告すべきとの考えを示しました。https://t.co/9xgJh5XfyI
— 毎日新聞 (@mainichi) July 9, 2021
「毎日新聞の会議室使えば」と吉村知事 「不自由展」開催決定に不服 https://t.co/NaimclZdg7
— 産経ニュースWEST (@SankeiNews_WEST) July 9, 2021
「表現の不自由展かんさい」は予定通り16日から開催。
大阪高裁は、実行委員会に会場の利用を認めた大阪地裁決定を支持し、施設側の即時抗告を棄却しました。https://t.co/isrE4sZLoP— 毎日新聞 (@mainichi) July 15, 2021
当然の話なんだけど、まずはよかった。あとは安全に最後までできるよう大阪府警は全力で警備にあたってほしい。 https://t.co/KdpyihyBhg
— 津田大介 (@tsuda) July 15, 2021
最高裁のあまりにも素早い対応。検討するまでもなく、施設使用許可取り消しは違法で違憲と言うことであろう。なぜ大阪府はこのような無茶な抗告をしたのか、検証と報告が必要だ。
/大阪「表現の不自由展」 施設利用認めた判断確定 最高裁|NHK 関西のニュース https://t.co/g5n5624SDB
— 野々上 愛 (@nonoueai) July 16, 2021
最高裁も秒で大阪の特別抗告を棄却。大阪府知事はいかに無理筋な主張をしたのか海よりも深く反省していただきたいですね。
※収録時間の関係で今日のポリタスTVでこの件には触れられてないですが、内容は特に変わりません。https://t.co/PNOgwuDVEc
— 津田大介 (@tsuda) July 16, 2021
【ポリタスTV】今夜は
1⃣不自由展騒動が新たな展開に
2⃣「表現の不自由展かんさい」の会場利用取消をめぐり大阪地裁・高裁が会場利用を認める判断
3⃣表現の自由と施設側の法的責任の関係について志田陽子さん @YyYySinger に伺います。 #ポリタスTV https://t.co/SzElHxai0i
— 津田大介 (@tsuda) July 16, 2021
↓2021/07/20加筆
大阪の不自由展会場に液体入り袋 サリンと記載も https://t.co/DCkbTRtILp
— 47NEWS (@47news) July 15, 2021
不自由展を脅迫したネトウヨどもは、自分の順番を震えて待て。
不自由展に「ガソリン持って行く」 強要未遂容疑で男性を書類送検 | 毎日新聞 https://t.co/94LkhR0Um7
— YELLOW_TAIL (@RedGolgo) July 20, 2021
↓2021/08/05加筆
この記事で一番ヤバいのは「日本大使館に対してはメールの送信をやめるよう何度も要請したが、大使館側が送ったものではないとの返答が繰り返されるだけだった。博物館側がドイツ外務省を介して日本大使館側に同様の要請をしたところ、送信がやんだという」という部分ですね。https://t.co/BWLhC3W7XR
— 津田大介 (@tsuda) August 4, 2021
ドイツで起きたことを考えれば、あいちトリエンナーレ2019で起きたこと、この夏東名阪で予定されていた不自由展がなぜあそこまで「組織的に」妨害されたのか、その背景も見えてくるように思います。
— 津田大介 (@tsuda) August 4, 2021
↓2021/09/09加筆
■中京テレビ「知事リコール署名めぐりジャーナリスト津田氏、香山氏ら4人書類送検 愛知県警」
・「高須クリニック」の高須克弥院長が、去年、刑事告発をしていて、愛知県警が受理していた
・中京テレビの記事は、津田氏らの犯罪の嫌疑を印象づけようとした疑いがある
・書類送付された告発事件が起訴される可能性は極めて低いと言える
コメント前段の「書類送致、一般的には書類送検と言われますが、これは警察から検察に捜査が移ったというだけの意味ですので」がカットされてますね。まだスポンサーでしたっけ……?
@CHUKYOTV_NEWS https://t.co/YdfH6fZRtj— 津田大介 (@tsuda) September 8, 2021
改めて表明すると
「書類送致(一般的には書類送検)とは、警察が必要な捜査を終え、検察に関係書類を送ったという意味でしかないので、特にコメントはありませんが、被疑者として捜査の対象になった場合たとえ不起訴になっても『前歴(前科ではない)』が付くので、理不尽だなと思います」
です!
— 津田大介 (@tsuda) September 8, 2021
こういう用語って難しいですよね。絶対に悪ぅく書かれたり前科ざまぁみたいに騒がれるってわかってました(とてもつらい)。忘れないぞ!
— 津田大介 (@tsuda) September 8, 2021
書類送付(送検)は、検察に書類を送るって意味で、捜査機関が捜査した案件は全部書類を検察に送るんですよ。つまり、書類送検されない事件ってないんです。
警察が告発状を受理した時点で捜査はすることになるんで、書類送検までは決まるんです。うっ。
警察の人はとても丁寧でした。
— 津田大介 (@tsuda) September 8, 2021
これ報じた中京テレビも共同通信の記者も、報じたことでどんな誤解と報道被害が生じてるのか考えてほしいですね。ヤフコメと記事へのリンク全部読んで、自分たちが何に加担してるのか考えてもらいたいです。ホントに。
— 津田大介 (@tsuda) September 8, 2021
事実として請求代表者の公表もあったし、署名の縦覧があることも選管が認めていて、署名偽造事件がなく署名数達成していれば縦覧は行われた
事実なのに「うその情報」とは…
サーバ攻撃や車のボルト、盗聴器などの虚偽告訴の疑いもある告訴を連発した人物の言い分をそのまま載せるのはいただけません— TISM! ティーアイエスエム! (@TISM06235734) September 8, 2021
ちなみに
👉サーバ攻撃
わかっている情報から、スパム扱いにされて管理者側から止められたんじゃないかと言われています。👉車のボルト
高須院長の新車の送迎車ではなく田中事務局長の中古のレクサスでした。ボルトの形状も訴えているものと違います。👉盗聴器
事務教員が嘘告発だったと証言。— TISM! ティーアイエスエム! (@TISM06235734) September 8, 2021
郷原さんが今回の件についての解説記事を書いてくださいました。多くの方に読んでいただきたいですね。https://t.co/smQfKv11cH
— 津田大介 (@tsuda) September 9, 2021
↓2021/11/16加筆
愛知県の大村秀章知事のリコール運動を巡る署名偽造事件で、美容外科「高須クリニック」グループの事務や経理を担う関連会社「高須ホールディングス」の一部の役員や社員が同社所在のビル内で署名の偽造をしていた疑いがあることが、複数の関係者への取材で分かりました。https://t.co/PrQOAaaXAl
— 東京新聞編集局 (@tokyonewsroom) November 15, 2021
↓2021/11/22加筆
■「表現の不自由展かんさい」会場使用許可の取り消しに向けた吉村洋文知事や府の積極的関与/取材や情報公開請求で舞台裏が明らかに
今日の毎日新聞大阪朝刊に今年7月(一度認められていた施設許可が取り消され使用許可を求めて提訴→勝訴して)開催された大阪不自由展の舞台裏取材記事が。情報公開請求したところ吉村知事と府が相当主体的に中止させるべく動いていたと。完全に表現の自由の敵じゃないですか。https://t.co/vzIE7CMxml
— 津田大介 (@tsuda) November 22, 2021
ある意味これは自明な話で、吉村知事は元々ジャーナリストへの言論封じ目的の高額訴訟を仕掛けた武富士の代理人の一人(武富士はその後倒産)。元々表現の自由に関心ないばかりか、裁判で攻撃をしかけて敗訴した過去があり、大阪不自由展騒動はそれの焼き直しでもあるのです。https://t.co/g6XksKa9Xl
— 津田大介 (@tsuda) November 22, 2021
こういう政治家を持ち上げる記事書く物書きの人もいるらしいんですが、そういう人が考える表現の自由って一体なんなんだろうなとは思いますね。トカゲが自分の尻尾食べてるようなものじゃないですかね。
— 津田大介 (@tsuda) November 22, 2021
↓2022/04/25加筆
■香山リカ氏ら不起訴 愛知知事リコール妨害容疑
https://www.sankei.com/article/20220317-N5364AW6TJO5ZLWSMTEWTDQL5A/
この無理筋な刑事告発受けて一日中事情聴取されたけど、現場の刑事から「いやホントにこんなのに付き合わせてしまってすんません……。こんなこと言える立場じゃないんだけどなんでこれ(高須氏の告発)受理しちゃったのかなぁ…」なんてボヤキ聞かされながら時間無駄にする気持ち想像してみろやボケ!
— 津田大介 (@tsuda) March 17, 2022
高須氏からの刑事告発、書類送検が報道されてから、大学へのクレーム電話(悪質な男性を民事訴訟して勝訴)、それを理由としたテレビ出演や講演会などのキャンセルが複数ありました。このたび嫌疑不十分で不起訴になりましたが、一度失った信頼は回復しません。告発される被害の甚大さがわかりました。
— 香山リカ (@rkayama) March 17, 2022
「香山氏がうその投稿をしたと指摘」と下記ツイートにありますが、高須先生にそうだと決めつけられて告発されたけど、結局不起訴で終わりましたということです。このツイートだと誤解招きませんか? https://t.co/sRItVHbiNC
— 香山リカ (@rkayama) March 17, 2022
事情聴取の裏話ひとつだけ。調書にサインした後、担当の刑事さんが「これですべて終わりました。お疲れさまでした」と言ってから、急に姿勢を正したのです。そして言いました。「私は、こういった聴取のときの被疑者の心理なども勉強したいのです。何か良い本あれば教えていただけないですか。」(続)
— 香山リカ (@rkayama) March 18, 2022
私は「虚偽自白」の問題について授業をしていたこともあったので、すぐに浜田寿美男先生の古典『虚偽自白を読み解く』(岩波新書)など何冊かを、どんな内容かの簡単な説明つきでお伝えしました。刑事さんは熱心にメモを取ってました。(続)
— 香山リカ (@rkayama) March 18, 2022
2日間の聴取を通じて刑事さんがまじめな人柄だということはわかってましたので、本当に勉強したいんだなと感じました。警察にはこういう中堅の刑事さんの「学び直し」の機会はないのでしょうか。法律の知識はもちろん、社会のこと、心理のこと、最前線の刑事さんほどぜひ勉強してほしいです。(続)
— 香山リカ (@rkayama) March 18, 2022
事情聴取ははじめての経験で、警察署で「被疑者」として扱われますし、とても緊張した2日間でしたが、このごくごく短時間の“レクチャー”だけはなぜか良い記憶として残っています。あの刑事さんが私が紹介した本を読んで、いまはさらに学びを広げていることを心から望んでます。(終)
— 香山リカ (@rkayama) March 18, 2022
おまけ)この刑事さんとは被疑者としてではなく、社会人向け心理学講座などの講師としてお会いしたかったです(笑)。
— 香山リカ (@rkayama) March 19, 2022
■表現の不自由展を巡る経緯まとめ
企画されるたびに抗議や脅しを受け、延期や中止を強いられた「表現の不自由展」。東京展は今月上旬、主催者と会場を貸した東京都国立市が半年間話し合い、実現にこぎ着けました。奔走した主催者や昨年7月の大阪展を実現に導いた弁護士らの思いは。東京新聞 TOKYO Web https://t.co/LKdjddsMeg
— 東京新聞編集局 (@tokyonewsroom) April 24, 2022
↓2020/05/25加筆
注目の判決が出ました。間違いなく名古屋市が負けるだろうと思っていたので驚きはないですが、他方でここに至るまでに失ったものの大きさに思いを馳せざるを得ません。朝日新聞のコメントプラスにコメントマックス上限(2000字)のコメント寄せてますので皆様お読みください。https://t.co/mkXrCWz2LB
— 津田大介 (@tsuda) May 25, 2022
不払いを決めた名古屋市の検証委員会の最終回を取材した際のツイートはこちらでまとめて読めます。いやーいかに酷い委員会だったのか、この判決と併せてみるとよくわかりますね……(反対の意見を述べた2人の委員はまともでした)。https://t.co/wEl9psogun
— 津田大介 (@tsuda) May 25, 2022
昭和天皇の肖像燃やすシーン「憎悪や侮辱の表明ではない」 名古屋地裁 愛知のトリエンナーレ https://t.co/OD0yd2mFkl
名古屋地裁は昭和天皇の肖像を燃やすシーンがある映像作品について「天皇に対する憎悪や侮辱を表明することのみを目的とした作品と解されるとは言い難い」と述べた。
— 産経ニュース (@Sankei_news) May 25, 2022
①本日(5月25日)、名古屋地方裁判所において、あいちトリエンナーレ実行委員会の名古屋市負担金請求訴訟についての当方勝訴の判決の言渡しがありました。
今回の判決は、私どもの主張が認められた妥当な判決だと受けとめております。— 大村秀章 (@ohmura_hideaki) May 25, 2022
②名古屋市には、判決で認められた負担金の支払いを速やかに行って頂きたいと考えております。
引き続き、法令等に基づいて適切に対応して参りたいと存じます。 pic.twitter.com/l5ccOQN7NC— 大村秀章 (@ohmura_hideaki) May 25, 2022
■維新の岬麻紀議員はリコール署名偽造で逮捕起訴された田中孝博維新候補者の後釜
・保守団体愛国倶楽部の伊藤国彦代表、あいトリ2019のときは「伊東富士夫」という別名を名乗ってました
維新衆院議員の経歴詐称。事実だけ端的に述べても
①岬議員は元々リコール署名偽造で逮捕起訴された田中孝博維新候補者の後釜(愛知5区で当選)
②岬議員の後援会幹部はあいトリ時に電凸や抗議を煽っていた地元の保守団体愛国倶楽部の伊藤国彦代表→https://t.co/YGPhFpFmCAhttps://t.co/DXnk3baV02— 津田大介 (@tsuda) May 6, 2022
愛国倶楽部は日常的に名古屋でヘイト街宣をしているその筋では有名な団体。伊藤代表は不自由展再開決定時河村市長が座り込みパフォーマンスをした際も横に並んで写真に写ってた。そういう札付きの人物であることをよくよくわかった上で維新は選挙に関わらせ身体検査もろくにせず公認してるということ。
— 津田大介 (@tsuda) May 6, 2022
ちなみにこの愛国倶楽部の伊藤国彦代表、あいトリ2019のときは「伊東富士夫」という別名を名乗ってました。あいトリの会場だった商店街に押しかけて商店会の会長に抗議とかされてましたね。 pic.twitter.com/5S1jMQ83uN
— 津田大介 (@tsuda) May 6, 2022
↓2022/05/31加筆
■信濃毎日新聞「〈社説〉芸術祭の負担金 表現の自由重んじた判決」
・公権力の不当な行使を排した妥当な判断である
・企画展「表現の不自由展・その後」に、河村たかし市長が激しく反発したことに端を発する
・表現の自由を顧みない、あからさまな公権力の介入と言うほかない
・行政による芸術文化の支援は、表現活動を広く下支えするためであって、政治性を基準に選別することがあってはならない
https://t.co/KkXQOdvQUZ⑴「芸術文化活動への支援にあたって行政は、表現の内容に立ち入った干渉を避け、自由で多様な表現の場を確保する責務がある」「「あいちトリエンナーレ」への名古屋市の負担金をめぐる裁判」名古屋地裁は「未払い分全額を支払うよう市側に命じた。公権力の不当な行使を…」続
— kikuchiE (@chiemma44) May 31, 2022
頑なに憲法の趣旨を理解しようとせず、「天皇陛下を侮辱するなー」と言えばこの時代でも検閲がまかり通ると思い込んでいる化石のような脳の持ち主。大村知事リコール運動の旗を振って不正署名を集めたり、金メダルをかじって大炎上したりするぐらいしか能がないんだから、本当に早く辞職して欲しい。 https://t.co/wJrVg8dQh0
— きづのぶお (@jucnag) May 29, 2022
↓2023/03/28加筆
高須クリニックの高須克弥院長らの請求を棄却 愛知の芸術祭混乱巡り 名古屋地裁https://t.co/RmXI83lgPl
原告は高須氏のほかに、政治団体「減税日本」(代表・河村たかし名古屋市長)の同市議ら。芸術監督らに損害賠償を請求するよう求めた訴訟の判決で、名古屋地裁は請求を棄却しました。
— 毎日新聞 (@mainichi) March 27, 2023
膨大な時間をかけて毎回この裁判に臨まれた県職員の皆様、ありがとうございました。これで終わりだといいけど………無理かな……。https://t.co/4s95ib876b
— 津田大介 (@tsuda) March 28, 2023
↓2023/04/12加筆
■百田尚樹氏に30万円賠償命令、ツイッターで津田大介氏侮辱 東京地裁
https://mainichi.jp/articles/20230412/k00/00m/040/227000c
「津田大介氏が、小説家の百田尚樹氏からツイッターで侮辱されたとして、400万円の慰謝料を求めた訴訟の判決で、東京地裁(大竹敬人裁判長)は12日、一部の投稿の違法性を認めて百田氏に30万円の賠償を命じた」
↓2023/10/25加筆
・【2023/10/18】有本香氏に30万円賠償命令 津田大介氏巡る記事
https://www.sankei.com/article/20231018-NALDL3D73JLWBMXCEHJEXPULNM/
「国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展を巡り、記事やツイッター(現在のX)の投稿で名誉を傷つけられたとして、芸術監督を務めたジャーナリストの津田大介氏が、ジャーナリストの有本香氏に300万円の損害賠償を求めた訴訟の判決」
「沢田裁判長は、有本氏が「何ら調査せず、客観的な根拠や裏付けがないのに補助金詐欺の疑いと断じた。真実と認められない」と指摘した」
↓2023/12/21加筆
・ネトウヨまた負けた。今日の中日新聞より
https://twitter.com/yaoyuki/status/1737680301961470016
津田大介さんが高須克弥を訴えていた裁判で、東京地裁は高須に250万円の損害賠償の支払いを命令。 https://t.co/B3UREnhx9f
— 3羽の雀 (@three_sparrows) December 21, 2023
・日本で「平和の少女像」初めて展示した監督、右翼医師相手取った損害賠償訴訟で勝訴
https://s.japanese.joins.com/jarticle/312954
「2019年に旧日本軍慰安婦被害者を象徴する「平和の少女像」を日本の公共施設で初めて展示した津田大介監督が有名右翼系医師の高須克弥氏を相手取り起こした損害賠償請求訴訟で勝訴した」
韓国メディアによる正確な報道。そう、「日本の右翼勢力による激しい抗議で展示が中止に追い込まれた」というのがこの事件の真相。日本のメディアはそこを正しく報じていない。
日本で「平和の少女像」初めて展示した監督、右翼医師相手取った損害賠償訴訟で勝訴|中央日報 https://t.co/Xchugo7Lyq
— goro (@goro62853759) December 21, 2023
↓2024/03/07加筆
・あいちトリエンナーレ訴訟、名古屋市の敗訴確定 最高裁が上告棄却
https://digital.asahi.com/articles/ASS3756V2S37UTIL01H.html
「国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」をめぐり、大村秀章・愛知県知事が会長を務める実行委員会が、名古屋市に未払いの負担金の支払いを求めた訴訟の上告審で、最高裁第三小法廷(林道晴裁判長)は市側の上告を退けた。6日付の決定。支払い拒否は違法として、市に未払い分全額の約3380万円の支払いを命じた一、二審判決が確定した」
「昭和天皇の写真を含む肖像群が燃える映像作品などを扱った企画展「表現の不自由展・その後」について、河村たかし市長が開催後に「日本人の心を踏みにじる」などと問題視。市は交付金の減額を決め、残額の支払いを拒んだ」
「訴訟で市側は、こうした作品を「公金で援助するのは許されない」などと主張したが、一審・名古屋地裁は「芸術は鑑賞者に不快感や嫌悪感を生じさせる場合があるのもやむを得ない」と述べ、作品の違法性を否定。市は負担金の支払いを拒めないと判断した。二審・名古屋高裁も支持した」
「第三小法廷は今回の決定で、上告ができる理由にあたる憲法違反などがないとだけ判断した」
あいちトリエンナーレ訴訟、名古屋市の敗訴確定 最高裁が上告棄却 https://t.co/9cAOAsC05G
— 朝日新聞(asahi shimbun) (@asahi) March 7, 2024
・あいちトリエンナーレ負担金拒否した名古屋市の敗訴確定 最高裁が上告棄却決定 「従軍慰安婦像のレプリカ」や昭和天皇の肖像焼却シーン出品「表現の不自由展・その後」
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1041054
「名古屋市の河村たかし市長も「公共の場所にふさわしくない」「日本国民・社会公衆の多くに著しい侮辱感・嫌悪感を与える」などと抗議していました」
「1審の名古屋地裁は、「芸術活動は多様な解釈が可能である上、ときには斬新な手法を用いることから、鑑賞者に不快感や嫌悪感を生じさせる場合があるのもある程度やむを得ない」「いわゆるハラスメントなどとしてその芸術活動を違法であると軽々しく断言できるものでもない」と指摘」
多くの行政法関係者から無理筋と言われ、何なら負担金拒否を決めた名古屋市の有識者委員会の中にいた行政法専門家からも「無理だと思います」と言われてたにも関わらず、政治的目的を達成することを優先させ多数決で強行した結果がこの惨敗。税金(公金)をムダに使ってるのは一体誰なんでしょうね🤮 https://t.co/yNgrwNNo50
— 津田大介 (@tsuda) March 7, 2024
・名古屋市民はこういう市長の公金の無駄遣いに怒った方がいいですよ。マジで。
https://twitter.com/tsuda/status/1765649759187111957
・在名メディアはあの負担金決めた有識者委員会のメンバーが適当に放言してたこととかも批判的に検証してほしいですね。しないだろうけど!
https://twitter.com/tsuda/status/1765651566726623416
本日、あいちトリエンナーレ実行委員会の名古屋市負担金請求訴訟について、最高裁判所より名古屋市の上告を棄却する旨の決定を受領し、当方の勝訴が確定しました。
第一審、控訴審に続き、私どもの主張が認められた妥当な決定と受けとめております。
今後も、法令等に基づき適正に対応して参ります。 pic.twitter.com/1AvWsF4bvx
— 大村秀章 (@ohmura_hideaki) March 7, 2024
↓2024/03/08加筆
・名古屋市敗訴確定、河村市長が憤り表明 トリエンナーレ訴訟
https://mainichi.jp/articles/20240307/k00/00m/040/235000c
「名古屋市の敗訴が確定したのを受け、会長代行の河村たかし市長は7日の臨時記者会見で「市長の税の使い方の裁量権について何も判断していない。強い政治性を帯びた展示内容でも市長は何も言えないのか」と憤った」
河村氏「強い政治性を帯びた展示内容でも市長は何も言えないのか」
そうです。
公権力が表現内容に口を出すこと自体が許されないのです。ぜひ、黙っていてください。https://t.co/fbbo67TaNZ— 岡崎 敬 (@0kazakikei) March 7, 2024
↓2024/04/23加筆
・愛知リコール署名偽造 事務局長に有罪判決 名古屋地裁
https://mainichi.jp/articles/20240419/k00/00m/040/152000c
「大村秀章・愛知県知事の解職請求(リコール)運動を巡る署名偽造事件で、地方自治法違反(署名偽造)に問われた署名活動団体「愛知100万人リコールの会」事務局長の田中孝博被告(62)に対し、名古屋地裁は19日、懲役2年、執行猶予4年(求刑・懲役2年)の有罪判決を言い渡した」
リコール署名偽造判決巡り大村知事「河村市長らの説明責任消えず」https://t.co/DJHHPJHFoQ
愛知県の大村秀章知事は、名古屋市の河村たかし市長らの名を挙げ「民主主義への挑戦のような悪質な事案がなぜ起きたかを説明する責任が引き続きある」と強調しました。
— 毎日新聞 (@mainichi) April 19, 2024
・「全責任は私が取る」とか言ってた責任者はどこに行ったんだ
「ガンが再発したのでこれ以上リコール活動はできない」と言って運動から身を引くのではなくなぜかリコール運動そのものを中止して集めた署名をすべて焼却しようとした(そしてそれを阻止されて署名偽造がバレた)高須院長のことだが
https://twitter.com/simon_sin/status/1781227721655550293
隣町珈琲スペシャルトークイベントVol.3
「表現の自由とデモクラシー~2019年を振り返る~」
■出演者 :
津田大介(ジャーナリスト・ポリタス編集長)
小田嶋隆(コラムニスト)
岡田憲治(専修大学法学部教授・政治学者)
■開催日時 :
2019年12月17日(火) 19:00~21:00(開場:18:20)
3000円
https://peatix.com/event/1368736
※クレジットはわかる範囲で載せています(順不同)。間違っている可能性があります。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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