東京工業大学リベラルアーツ研究教育院主催シンポジウム「AIとヒューマニティ」10/17東京工業大学大岡山キャンパス西9号館2階ディジタル多目的ホール

 東京工業大学のシンポジウム(無料)を拝聴しました。テーマは「AIとヒューマニティ」。池上彰さんが司会で、パネリストは國分功一郎教授、調麻佐志教授、俳人の大塚凱さんです。

 予約不要、全席自由で整理番号配布制。250席のホールは満席で補助席を出し、入れなかった約100人は他の部屋で中継映像をご覧になっていたとのこと。

川崎市アートセンター・しんゆりシアター『三人姉妹』10/13-10/21川崎市アートセンター・アルテリオ小劇場

 文学座の五戸真理枝さんがチェーホフ作『三人姉妹』を演出。翻訳は安達紀子さんのもの(群像社刊)です。上演時間は2時間50分、休憩10分込み。

 抽象美術にほぼ具象衣装の、原作に忠実な『三人姉妹』で、とても良かった!! 軽やかで真実味のある演技の応酬で、全ての登場人物に説得力があります。現実と接続する仕掛けも奏功。セリフ劇がお好きな方にオススメしたい正統派芝居です。豪華出演者でお値打ち価格!

SPAC・静岡県舞台芸術センター『授業』10/06-28静岡芸術劇場

 西悟志さんがSPAC・静岡県舞台芸術センターで、ルーマニアの劇作家ウジェーヌ・イヨネスコの1950年発表戯曲『授業』を演出されます。教授役の俳優が3人いる趣向でした。

 ※レビューは2018/10/31に公開。

日本大学芸術学部演劇学科・平成30年度 2年次 総合実習ⅠA (演劇) 『桜の園』10/11-13日大芸術学部(所沢校舎)写真・映画・演劇・放送棟内実習室1アートセンター・ブラックボックス

 今回の台本『桜の園』はモスクワ芸術座の初演版ではなく、チェーホフ自身のものだったそうで、ノーカットで2時間、休憩なしという短さでした。初演はスタニスラフスキーが加筆したり、予算の都合で橋のセットが作れなかったり、などの事情があり、チェーホフが望んだ台本ではなかったとか。

 今もモスクワ芸術座の力が強く、チェーホフ版はなかなか上演されないそうです。学生の発表会ですので演技も何もかも稚拙でしたが、とても貴重な機会でした。月の裏側かと思うぐらい遠かったですが、観に来て良かったです。