オフィスコットーネ『US/THEM わたしたちと彼ら』『踊るよ鳥ト少し短く』09/20-27小劇場B1

 英国ナショナル・シアターで上演された戯曲『US/THEM わたしたちと彼ら』の本邦初演で、尾身美詞さんと野坂弘さんの共演、スズキ拓朗さんの演出と知った時から、すごく期待していた公演です。

 『踊るよ鳥ト少し短く』との2本立て上演で、上演時間は約2時間20分、途中にセットの入れ替え時間あり、休憩なし。

 戯曲作者であるカーリー・ヴェイスさんの「US/THEM」序文(日本語訳)が、公式ブログで公開されています。実際に起きたテロ事件を当事者の子供たちの視点で描いたのはなぜなのか。「観劇前に」とありますが、観劇後もぜひ。
 ⇒「US/THEM わたしたちと彼ら」観劇前に

アン・ラト(unrato)『受取人不明 ADDRESS UNKNOWN』09/13-17赤坂RED/THEATER

 小田島創志さんの舞台翻訳家デビュー作ということで、観に行きました。
 東京大学大学院教授の大橋洋一さんのブログの詳しい作品解説をどうぞ。理解が深まりました。
 ⇒大橋洋一『受取人不明

劇団民藝『時を接ぐ(ときをつぐ)』09/26-10/07紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA

 中国の“満映”で映画のフィルム編集をしていた岸富美子さんの半生。ご本人の手記の舞台化です。上演時間は約2時間15分、途中休憩15分を含む。

満映とわたし
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 劇作家の黒川陽子さんが初めて民藝に書き下ろした新作目当てで観に行きました。黒川さんの第13回劇作家協会新人戯曲賞受賞作『ハルメリ』(⇒2007年のシアターガイドの記事)はすごく面白い戯曲です。たしか圧倒的な支持を得て受賞が決まったと記憶しています(⇒選評一部抜粋)。今回は方向性が全然違いましたね。

【稽古場レポート】こまつ座『母と暮せば』09/18すみだパークスタジオ

 2010年に亡くなった劇作家・井上ひさしさんの戯曲を上演するこまつ座が、井上さんの原案を映画化した山田洋次監督作『母と暮せば』を舞台化します。脚本を手掛けたのは青森の劇団・渡辺源四郎商店の畑澤聖悟さん。演出は栗山民也さんです。

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 こまつ座の代表作『父と暮せば』は、原爆投下後の広島に暮らす父と娘の二人芝居。それと対を成す『母と~』は、長崎に住む母と息子の物語です。母を富田靖子さん、息子を松下洸平さんが演じます。

●こまつ座『母と暮せば』
 2018年10月5日(金)~21日(日) 会場:紀伊國屋ホール(新宿)
 ≪東京、茨城、岩手、滋賀、千葉、愛知、埼玉、兵庫≫
 出演:富田靖子、松下洸平
 原案:井上ひさし 作:畑澤聖悟
 演出:栗山民也 協力・監修:山田洋次
 一般:6,000円 U-30:3,500円(観劇時30歳以下)
 ※上演時間は2時間以内のようです。

写真左から:富田靖子、松下洸平 撮影:宮川舞子
写真左から:富田靖子、松下洸平 撮影:宮川舞子

 初日まであと約2週間半という時期に、物語終盤の繰り返し稽古を拝見しました。“地獄”を知った平凡な親子が、夢を見て、理想を語ります。事実を語る血の通ったフィクション(=虚構)に落涙の連続でした…これは…傑作誕生の予感!!

【オーディション】KUNIO「2019年3月東京公演『水の駅』出演者二次募集(男性のみ)」10/13、10/14実施※10/05(金)23:00〆切(メールのみ)

 杉原邦生さんが彼の恩師である故・太田省吾さんの『水の駅』を演出されます。出演者の二次募集情報です(⇒前回の告知エントリー)。詳細は公式サイトでご確認ください。

●KUNIO14『水の駅』
 作:太田省吾
 演出・美術:杉原邦生
 公演日程:2019年3月27日(水)~ 31日(日)*予定
 会場:森下スタジオ

・オーディション日程
 ①2018年10月13日(土)12:00~14:30
 ②2018年10月14日(日)17:30~20:00
 会場:東京都江東区
 対象:18才~40才のダンサー、俳優。男性のみ。
 締切:2018年10月5日(金)23:00到着分まで

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