オフィスコットーネ『US/THEM わたしたちと彼ら』『踊るよ鳥ト少し短く』09/20-27小劇場B1

 英国ナショナル・シアターで上演された戯曲『US/THEM わたしたちと彼ら』の本邦初演で、尾身美詞さんと野坂弘さんの共演、スズキ拓朗さんの演出と知った時から、すごく期待していた公演です。

 『踊るよ鳥ト少し短く』との2本立て上演で、上演時間は約2時間20分、途中にセットの入れ替え時間あり、休憩なし。

 戯曲作者であるカーリー・ヴェイスさんの「US/THEM」序文(日本語訳)が、公式ブログで公開されています。実際に起きたテロ事件を当事者の子供たちの視点で描いたのはなぜなのか。「観劇前に」とありますが、観劇後もぜひ。
 ⇒「US/THEM わたしたちと彼ら」観劇前に

【1】「踊るよ鳥ト少し短く」
出演:占部房子 政岡泰志(動物電気) 
作:ノゾエ征爾(はえぎわ)
演出:山田佳奈(□字ック)

≪作品概要≫ 公式サイトより
ひょんなことから地上2メートル50センチほどの所にある扇風機に、髪の毛を絡みとられ身動きのとれなくなった女性と、ひょんなことから偶然通りがかった男性とが織りなす、滑稽かつ不気味に展開する物語です。

2012年に「◯◯トアル風景」で岸田國士戯曲賞を受賞したノゾエ征爾さんの本戯曲は、人間のデリケートな内面をシュールな笑いと絶妙なリアルさを交えて描く秀作です。
2011年アゴラ劇場で上演した「鳥ト踊る」をショートバージョンに改訂。
≪ここまで≫

★休憩時間は特に設けず、舞台美術の設営変更あり。

【2】「US/THEM わたしたちと彼ら」日本初演
出演:尾身美詞(青年座) 野坂弘(地平線)
作:カーリー・ヴェイス
翻訳:小田島恒志・小田島則子 
演出:スズキ拓朗(チャイロイプリン)

≪作品概要≫ 公式サイトより
2004年9月1日にベスラン第一学校で起きた占拠事件をモチーフにした作品。

2004年9月1日から3日にかけてロシアの北オセチア共和国ベスラン市のベスラン第一学校でチェチェン共和国独立派を中心とする多国籍の武装集団による占拠事件。

7歳から18歳の少年少女とその保護者1181人が人質となり、3日間の膠着状態ののち、9月3日に犯人グループと治安部隊との間で突然銃撃戦になり、386人以上が死亡、負傷者700人以上という大惨事となった。

「US/THEM」は2017年2月にイギリスのナショナルシアターで上演された作品です。

少女と少年。二人はチョークで描き始める。学校の形や彼らが住む町のことを語りながら。
そしてある日のことを振り返る。2004年9月1日。その日、テロリストがやって来て、彼らの町の学校を襲撃したのだ。
やがて少女と少年は、その瞬間のこと、人質となった3日間の極限状態を走り回ったり飛び回ったりして再現していく。
≪ここまで≫

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美術:袴田長武+鴉屋 照明:阿部康子 音響:泉田雄太 映像:青山健一 演出助手:城田美樹 映像:青山健一 衣裳:竹内陽子 舞台監督:中西隆雄 宣伝美術:宇野奈津子 Web制作:木村友彦 制作デスク:津吹由美子 制作:三國谷花
ライセンス・コーディネート:株式会社シアターライツ
主催:(有)オフィスコットーネ プロデューサー:綿貫凜
チケット料金【全席指定】
◎お得チケット 前売・当日4000円(9/21と25の14時の回のみ)
一般 前売・当日4500円
シードチケット(25歳以下)前売・当日共3000円
(枚数限定有りコットーネのみ取扱 受付にて年齢確認有り)
未就学児童のご入場はご遠慮ください。
http://www5d.biglobe.ne.jp/~cottone/us_them/

※クレジットはわかる範囲で載せています(順不同)。間違っている可能性があります。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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