庭劇団ペニノ×セゾン文化財団・演劇体験拡張講座「 『蛸入道 忘却ノ儀』を10倍楽しむ会」06/21-25森下スタジオCスタジオ

 スタジオ内に建立されたリアルなお寺のセットで本格的な儀式を体験。タニノクロウさんのプレトーク、上演、宮城聰さんとタニノさんの講座も含めて超充実!全席自由。桟敷席とベンチ席あり。会場へはお早めに!

 私はプレトーク、上演、講座がセットになった前半↓を拝見しました。

 6/28からの公演情報はこちら↓

20180625_penino_tako

 ここからネタバレします。

 お経、賛美歌、ケチャを想起させる音楽演奏などからトランス状態へ? 楽器は和太鼓、三味線、ギター、ディジュリドゥ(?)など多数。

 開演前に書いたお札は、名前のみ読み上げられ、最終的にはタコの足の飾りに。自分が主体的に儀式に参加した感、大。

 ≪講座≫ ※メモはしておらず、うっすらと記憶していたことを下記に。
 ゲスト講師:宮城聰(SPAC芸術総監督)+ タニノクロウ

 上演は戯曲通りの緻密な虚構で、講座は2人の演出家によるガチのハプニングだった。宮城さん、本当に、喋らない(笑)。サイコー。

 宮城さんは今作を「宗教と演劇の境目を狙う極めて冷静な作品」と分析し、「演劇は宗教になればいい」とさえ思う自身との差異を指摘。対してタニノさんは「偽物の中で無我に至る俳優たちこそ本物だと示そうとした」と。「それが真実なら…驚いた」と宮城さん。

 自我から解放されていた釈迦に興味を持ったタニノさんは、舞台上の山田マメさん(何も考えない)と演出家(全て知っている)の両方に目がいくことから、無と有は等価ではないか…と考えたとのこと。

出演:飯田一期、木下出、島田桃依、永濱佑子、西田夏奈子、日高ボブ美、森準人、山田伊久磨
脚本・演出:タニノクロウ
構成:玉置潤一郎、山口有紀子、吉野万里雄
美術:稲田美智子/照明:阿部将之(LICHT-ER)/音楽:奥田 祐/音響:佐藤こうじ(Sugar Sound) 中村嘉宏/舞台監督:足立充章/
演出助手:松本ゆい ドラマトゥルク:マックス・フィリップ・アッシェンブレナー
宣伝美術:山下浩介/制作助手:柿木初美/制作:小野塚央
協力:ゲーテ・インスティトゥート 東京ドイツ文化センター
主催:合同会社アルシュ
企画・制作:庭劇団ペニノ
共催:公益財団法人セゾン文化財団
助成:芸術文化振興基金 公益財団法人アサヒグループ芸術文化財団 アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)
21日(木) 19時 ゲスト講師:萩原健(明治大学国際日本学部教授)+ タニノクロウ
22日(金) 19時 ゲスト講師:山口宏子(朝日新聞記者)+ タニノクロウ
23日(土) 15時 ゲスト講師:奥田祐(作曲家・ピアニスト)+ タニノクロウ
24日(日) 15時 ゲスト講師:長塚圭史(劇作家・演出家・俳優)+ タニノクロウ
25日(月) 19時 ゲスト講師:宮城聰(SPAC芸術総監督)+ タニノクロウ
お申し込み開始日:2018年4月21日(土)
受講料:前売り4,500円・当日5,000円・学生3,800円(要学生証提示・枚数限定)
※全席自由/入場整理番号付き。未就学児入場不可。
受付・開場は開講の30分前より開始。
http://niwagekidan.org/performance_jp/650
http://niwagekidan.org/performance_jp/636
http://stage.corich.jp/stage_main/75100
http://stage.corich.jp/stage/91350

※クレジットはわかる範囲で載せています(順不同)。間違っている可能性があります。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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