新国立劇場演劇『1984』04/12-05/13新国立劇場小劇場

 ジョージ・オーウェルのSF小説「1984」を翻案した英国戯曲(2014年)の本邦初演です。演出は小川絵梨子さん、主演は井上芳雄さん。メルマガで今月のお薦めベスト3としてご紹介していました。初日の上演時間は約2時間弱。

 安倍政権下での公文書改ざんと破棄、国会での虚偽答弁などの悪事が毎日明らかになっている今、この時にぴったりの作品でした。1948年執筆、1949年発行の原作に忠実でありながら、現前性のある上演になっています。終盤は体験型と言っていいぐらいの臨場感!いや~…ドキドキでヒリヒリでした……。

 戯曲掲載の「悲劇喜劇」↓がロビーで購入できます。

悲劇喜劇 2018年 05 月号
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 私には珍しく、原作小説↓を読んでから伺いました。すごく面白いですよ!

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【ワークショップ】鍬田かおる「5月:アレクサンダー・テクニーク入門/モノローグ/シーンをつかって」04/29-05/06スタジオアルバ(文京区)※開講日前日〆切・満員になり次第〆切(メールのみ)

 俳優指導者の鍬田かおるさんのワークショップ情報です(⇒前回の紹介文)。5月は3種類のクラス(①~③)が開講します。申込〆切は3クラスとも開講日前日です。ただし満員になり次第〆切られ、その後はキャンセル待ちになります。全クラスが10名以下の少人数クラスです。
 「アレクサンダー・テクニーク入門(①)」は初心者歓迎ですので、本気で取り組みたい方は飛び込んでみてください。⇒「3月クラス参加者の感想

 ↓英国アレクサンダー・テクニーク教師協会(STAT)認定教師である鍬田さんが、日本で初翻訳して出版したF.Mアレクサンダー自身の著作はこちら。

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●5月の鍬田かおるワークショップ【①~③の計3クラス】
 ①「アレクサンダー・テクニーク入門」:15000円(計3日分)⇒解説 ⇒Facebookイベントページ
  ※初心者OK
 ②「モノローグ」:19800円(計3日分)⇒解説 ⇒Facebookイベントページ
  ※ラバンクラスへ参加済みでエフォートに問題のない方
 ③「シーンをつかって」:39800円(計6日分) ⇒Facebookイベントページ
  ※②でOKが出ている方 

■2018年5月クラスのタイムテーブル(*:休講日)
・4月29日(日)③10:00~17:00 ①18:00~20:50
・4月30日(月祝)③10:00~17:00 ①18:00~20:50
・5月1日(火)③10:00~17:00 ①18:00~20:50
*5月2日(水)休講
・5月3日(木祝)②10:00~13:00 ③14:00~20:50
・5月4日(金祝)②10:00~13:00 ③14:00~20:50
*5月5日 (土祝)休講
・5月6日(日)②10:00~13:00 ③14:00~20:50

■会場:スタジオ アルバ(文京区関口1-37-5 メイク2ビル B1F)

 昨日、鍬田さんがクローズドで実施されている「アクターズラボ」の「アニマル・スタディー+シーンスタディーの定期クラス」(18時~22時)を見学させていただきました。いきなり本質に入るレベルの高い内容でした。その夜、ツイートしたのがこちら↓ 鍬田さんのブログにも「感情はシーンを動かさない」「感情は状況から来ない」と書かれています。

 以下、主催者よりいただいた情報です。

【公募】あいちトリエンナーレ2019「舞台芸術公募プログラム出演団体等の募集」※募集期間4/9~7/6(郵送または持参)

 あいちトリエンナーレ2019の「舞台芸術公募プログラム」について、出演団体等の募集が開始されました。詳細は公式サイトでご確認ください。4、5月に名古屋で説明会があり、応募希望者はなるべく参加とのこと。

 テーマは「情の時代」、芸術監督さんは津田大介さん、パフォーミングアーツのキュレーターは相馬千秋さんです。

 公演期間:2019年9月23日(月・祝)から10月6日(日)までの間の12日間
 会場:愛知県芸術劇場コンサートホール、同小ホール、名古屋市芸術創造センターホール
 対象者:愛知県内を中心に活動する団体、愛知県内在住者、愛知県出身者など
 募集期間:2018年4月9日(月)から7月6日(金)まで

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ナイロン100℃『百年の秘密(再演)』04/07-30本多劇場

 ケラリーノ・サンドロヴィッチさんが作・演出される劇団ナイロン100℃(ヒャクドシー)の25周年記念公演第1弾は、6年振りの再演です。上演時間は約3時間25分(途中休憩15分を含む)。
 今月のメルマガでもご紹介しましたとおり、2012年の初演は勝手ながらその年の「心に残る作品」に選ばせていただきました。

 3時間半を全く長く感じさせない大河ドラマであり、絵本のようなおとぎ話であり…♪ パンフレットの水谷八也さんの寄稿冒頭の「これ、ブロードウェイでやったら、絶対面白いのに!」という一文に共感しました。ご家族、友人、恋人を誘ってご覧いただきたい娯楽作です。

フォトグラフ51制作実行委員会『フォトグラフ51』04/06-22東京芸術劇場シアターウエスト

 2015年9月に英国でニコール・キッドマン主演で初演されたと知り、戯曲に興味があって拝見しました。上演時間は約1時間45分。休憩時間はありません。

 “「DNAの二重らせん構造」を発見したユダヤ人の女性科学者ロザリンド・フランクリン”のお話です。ロザリンドを演じる板谷由夏さんは初舞台。演出はサラナ・ラパインさんというアメリカ人女性なんですね(⇒SPICEの記事)。