えうれか「楽屋」。日本で最も上演回数が多いと言われる清水邦夫戯曲。何度か観てる中で今回が一番楽しめました。演技で立ち上げるオーソドックスな会話劇。出演の土井真波さん目当てで拝見。演出は花村雅子さん。本日19:00、明日14:00。https://t.co/srLwVBtcS5
— 高野しのぶ (@shinorev) 2017年3月19日
News! えうれか便 (from theatre unit Eureka) : 楽屋 ~流れ去るものはやがてなつかしき https://t.co/IALt5pXJRb pic.twitter.com/Kb2uIqpEMC
— 花村雅子 (えうれか) (@gohiramego) 2017年3月19日
三方を客席が囲む小さな空間で壁は白色、床は黒(リノリウム)。木製の机、椅子、絨毯、そして楽屋の鏡前の化粧道具などが具象で揃えられてます。衣装も時代を反映していて、細やかなこだわりを感じました。開演前、上演中もバイオリンの生演奏(山田直敬)あり。
ここからネタバレします。
チェーホフ作『かもめ』、シェイクスピア作『マクベス』、三好十郎作『斬られの仙太』、最後に再びチェーホフ作『三人姉妹』。名作の名ゼリフが連続するのが嬉しいです。
戦前の女優A(のねもとのりか)と戦後の女優B(土井真波)のやりとりに、クスリと笑えてとても良かったです。新国立劇場演劇研修所4期生の土井さんは期待通りの演技を見せてくださいました。
亡くなった人々の思念(未練、執着、恨み、愛情など)は消えずに、今もここにあるのだと思いました。作者(清水邦夫)の、戦死者の思いを忘れないという決意が込められているようにも思いました。
第三回公演
出演者
女優A(戦前の女優・空襲で死亡): のねもとのりか(BESPOKE JAM)
女優B(戦後の女優・恋愛原因で首を斬り自殺): 土井真波
女優C(現在ニーナを演じている女優): 円谷奈々子
女優D(女優Cのプロンプター・枕を持って登場): 舘田悠悠(劇団昴)
作/清水邦夫
演出/花村雅子
演奏(バイオリン):山田直敬
舞台監督:HiRoE
照明:松本永
音響:瀬野豪志
当日運営:間宮知子
宣伝美術:森慶太
写真撮影:ノザワトシアキ
チラシメイク:横内舞
動画撮影:伊藤克則
演出アドバイザー:シブサワホタル(CASSETTE)
予約開始 1/6(金) 20:00 2,200円
http://eureka.vision/info/?p=153
http://eureka.blog.jp/archives/70026871.html
※クレジットはわかる範囲で載せています(順不同)。間違っている可能性があります。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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