永井愛さんが作・演出されるニ兎社の新作ツアー。2014年の『鴎外の怪談』でハヤカワ「悲劇喜劇」賞などを受賞されています。
【本日の記事振り返り】#二兎社 『#ザ・空気 』田中哲司らを迎え、永井愛が現代を取り巻く“空気”の正体に迫る!#田中哲司 #若村麻由美 #木場勝己 #江口のりこ #大窪人衛https://t.co/9qwbc8KigS #演劇 pic.twitter.com/SuidpTkLC2
— エンタステージ (@enterstage_jp) 2016年10月20日
『ザ・空気』は現代の大手テレビ局を舞台にした、出演者5人だけの会話劇です。上演時間は約1時間45分。パンフレット(800円)には、米国人ジャーナリストのマーティン・ファクラーさんと永井さんとの対談あり。ご一読をお勧めします。
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≪あらすじ≫ エンタステージより
舞台は、とある大手テレビ局の報道局の一角。局の看板ニュース番組では、ある特集が組まれていた。海外にも取材をするなど力を入れ、デリケートな内容ゆえに慎重に扱われてきたその特集だったが、放送の数時間前になって、局の上層部から内容変更を命じられ、現場は大混乱に陥る。
「いったい、なぜ今になって・・・」
様々な思惑が交錯し、現場の“空気”が徐々に変わっていく中で、対応を迫られるテレビクルーたち。果たして、無事に放送することができるのか?オンエア開始時間は、刻一刻と近づいてくる―!
≪ここまで≫
舞台は灰色の高い壁とドアに囲まれた社内。シャープなデザインで生活臭が全くなく、ちょっと息苦しさも感じます。登場人物はエレベーターや各部屋のドアを出入りして、オフィスの色んな部屋に移動します。ドアの上に表示される非常口のマークなどが、今、どこにいるのかのヒントになります。
現政権下で、日本の報道の自由は脅かされています。ただ、題名の通り、私たち自身がなんとなく周囲の空気を読もうとすることも原因ですので、政権だけのせいではないですよね。なぜ、空気を読むようになってしまうのか。このお芝居の登場人物の行動を見ていると、その理由がわかってきます。大切な人を守るために、社員を守るために、生きるために、よかれと思って、そうせざるを得ない状況に追い込まれていくのです。そういう状況を作らないために、何ができるのかを考えたいですね。
配役というのか、キャスティングが見事だと思いました。俳優さん個人の雰囲気が、各役人物に合っています。“かっこいいだけ”の薄っぺらい役がありませんでした。
ここからネタバレします。後日公開予定。
■「電波停止」発言をした高市早苗総務相について
放送法の無理解から大臣が強弁した結果、政府の統一見解になってしまったという壮大なコント。これに対して放送局やBPOはどう出るか。正念場だな。 / 「番組見て全体を判断」 電波停止発言で政府統一見解https://t.co/aZ29LPDMN0 #NewsPicks
— 津田大介 (@tsuda) 2016年2月12日
一般社団法人日本劇作家協会は2016年2月26日付で、“ 高市総務大臣の「電波停止」発言に際し 公権力のメディアへの介入・圧力に抗議する緊急アピール ” を発表しました。https://t.co/b8q2pJ0WJ4
— 日本劇作家協会 (@jpa_office) 2016年2月26日
白紙領収書「なんら問題ない」 稲田防衛相、追及に反論https://t.co/PbL0zk3J3w
6日の参院予算委員会で、菅義偉官房長官、稲田朋美防衛相、高市早苗総務相の3氏が、政治パーティに参加の際に白紙領収書を受け取り、金額を後書きした事実関係を次々に認めた。— もうれつ先生 (@discusao) 2016年10月6日
とうとう毎日新聞にも出てしまった、高市早苗総務相らの極右団体との写真問題。
少し前なら更迭の理由になるくらいの話だけれど、安倍政権では、この程度の事を理由に処分すると誰もいなくなっちゃうとか? pic.twitter.com/vBXd4WAKo0— reikatieg (@reikatieg) 2014年9月11日
■安倍政権とメディアの癒着
安倍首相 メディア幹部と会食https://t.co/3J1xyJUjcV
〈権力者とメディア幹部の会食は、「権力の監視」というジャーナリズムの根幹をゆるがす問題として批判をあびてきたが、改まる気配はない〉 pic.twitter.com/bdpiqN5R09— 赤旗政治記者 (@akahataseiji) 2017年1月5日
https://t.co/xTtbr8Hgzv ”「政治との距離は、ある程度癒着ではないが、その辺の1つ2つはあるわけです。そういったことを考えながら、NHKのためになるものであれば、聞くことはやぶさかではないと言える」”
日刊スポーツでは掲載後消えた文言。こちらは残っている。— 田川滋 (@kakitama) 2017年1月19日
安倍内閣の大臣が政治資金を使って、高級寿司店や懐石料理、高級クラブなどで飲み食いしていたことが、政治資金収支報告書で明らかになった。昨年の1年間だけで麻生大臣の支出は1672万円。1000万円を超える大臣・元大臣が4人もいる。これでは庶民の苦しみなどわかるはずはない。添付は赤旗。 pic.twitter.com/xouqy2rG97
— 丸山慎一 (@maruyama_sin1) 2016年11月28日
18年度の赤字幅11兆円超えて、国の財政収支が火の車なのに、安倍首相は国内外でこれだけ気前良く国のお金をバラ撒いているのです。それでも支持率が下がらないのは、連日メディア幹部と会食して、メディア対策をぬかりなく講じているからなのでしょうか? pic.twitter.com/jkHIdFZUQ0
— 川原茂雄 (@skawahara1217) 2017年1月19日
■共謀罪
共謀罪の解説,これは短くて分かりやすいと思う。「月刊学習」1月号から。 pic.twitter.com/pDVdXEtvCm
— Y.WADA (@WadaJP) 2017年1月10日
安倍首相「共謀罪 成立なしで五輪開けない」(東京新聞)。
五輪招致スピーチでは、東京は安全と話したはず。
五輪のために共謀罪が必要だと言うならば、五輪はいらない。 pic.twitter.com/HEgDGFi74y— 衆議院議員 逢坂誠二 (@seiji_ohsaka) 2017年1月11日
思想、内心の自由を侵すとの指摘が強い「共謀罪」。所管する法務省が今の安倍政権で初めて、その趣旨を盛り込んだ法案提出へ着々と準備していることが分かりました。東京新聞:法務省提出予定法案リストに「共謀罪」掲載:政治(TOKYO Web) https://t.co/yR1ZAfJALb
— 東京新聞政治部 (@tokyoseijibu) 2017年1月11日
共謀罪に識者提言 テロの未然防止は現行法で十分に可能だ https://t.co/IIDAbnlnY3 #日刊ゲンダイDIGITAL
— 松井計 (@matsuikei) 2017年1月11日
2017 都民芸術フェスティバル参加公演
≪埼玉、東京、三重、愛知、長野、山形2か所、宮城、岩手、兵庫、滋賀≫
出演:田中哲司、若村麻由美、江口のりこ、大窪人衛、木場勝己
脚本・演出:永井愛
美術 ┈ 大田創
照明 ┈ 中川隆一
音響 ┈ 市来邦比古
衣裳 ┈ 竹原典子
ヘアメイク ┈ 清水美穂
演出助手 ┈ 鈴木修
舞台監督 ┈ 澁谷壽久
宣伝美術 ┈ 永瀬祐一
宣伝写真 ┈ 西村淳
票券 ┈ 熊谷由子
制作協力 ┈ 飯野千恵子
制作 ┈ 安藤ゆか・山田茜音
主催 ┈ 二兎社
共同制作 ┈ 富士見市民文化会館キラリふじみ/穂の国とよはし芸術劇場PLAT
助成 ┈ 芸術文化振興基金/都民芸術フェスティバル
一般5,600円 25歳以下割引3,000円
高校生以下1,000円 ※未就学児童の入場不可。
http://www.nitosha.net/kuuki/
https://www.facebook.com/nitosha1981/
http://www.kirari-fujimi.com/program/view/489
http://enterstage.jp/news/2016/10/005837.html
※クレジットはわかる範囲で載せています(順不同)。間違っている可能性があります。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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