木ノ下歌舞伎『勧進帳』10/22-23穂の国とよはし芸術劇場PLAT・アートスペース

勧進帳
勧進帳

 木ノ下歌舞伎『勧進帳』は2010年初演ですが、舞台美術も作り直されたそうで、6年ぶりの再演というより新作だそうです。主要キャストも変わっています。上演時間は約1時間25分(カーテンコール3回込み)。

 長野公演からツアーが始まり、東京公演はありません。京都公演は完売間近だそうで、北九州公演はまだ大丈夫みたい。お時間の都合がつく方はぜひ。お勧めです。

 穂の国とよはし芸術劇場PLATに初めて伺いました。煉瓦の壁とガラスの窓の組み合わせは懐かしさと新しさが同居していて、レトロな雰囲気もありつつ清潔感があって素敵。アートスペース(小劇場)はちょっとだけKAATに似てるような気も。

 ホワイエにはあいちトリエンナーレの展示で、大きなつぼ型のオブジェがありました。中の照明が上下に動いて、天井に移る影が変容するんですね。きれいでした。

 ⇒CoRich舞台芸術!『勧進帳

【稽古場レポート】こまつ座『木の上の軍隊(再演)』10/26都内某所

 2013年4月に初演された三人芝居『木の上の軍隊』(⇒レビュー)が約3年振りに再演されます。演出は栗山民也さん井上ひさしさんが遺した構想をもとに、蓬莱竜太さんが書き上げた話題作で、その年の私のNo.1戯曲でした(⇒2013年しのぶの観劇ベストテン)。↓「すばる 2013年5月号」に掲載されています。

すばる 2013年 05月号 [雑誌]
集英社 (2013-04-06)
木の上の軍隊
木の上の軍隊

 舞台は戦争中のある島。大きな木の上に逃げ込んだ2人の兵士と、木の精霊である「語る女」が登場します。上官役は山西惇さんが続投し、新兵役は藤原竜也さんから松下洸平さんにバトンタッチ。「語る女」役は片平なぎささんから歌手の普天間かおりさんになりました。

 稽古は13時から16時半までだったのですが、私は最初の1時間で既にボロ泣き…。顔を拭おうにも、今度は吹き出し笑いが抑えられず、涙が流れっぱなしに。アイメイクは全部取れちゃいましたね(苦笑)。以下、稽古場写真とレポートです。

●こまつ座『木の上の軍隊(再演)』 ⇒公式サイト
 期間:11月10日(木)~27日(日)
 会場:紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA
 出演:山西惇 松下洸平 普天間かおり ヴィオラ演奏:有働皆美
 原案:井上ひさし 作:蓬莱竜太 演出:栗山民也
 一般:6,500円 夜チケット:6,200円 U-30:4,500円(観劇時30歳以下)
 ⇒CoRich舞台芸術!『木の上の軍隊

写真(左から敬称略):山西惇、松下洸平
写真(左から敬称略):松下洸平、山西惇