ふじのくに⇄せかい演劇祭2016の、宮城聡聰さんの新作です。
本当の最後の最後に、音楽祝祭劇の意味がわかり、感動して涙しました。そして、やはり宮城さんもまた、こういう作品を作る、作らされる時代なのかと、悲しみました。
@playnote SPAC「イナバとナバホの白兎」はそれがテーマだったかも。聖書の「はじめに言葉ありき」の否定でもある全面的な音楽賛美。
— 高野しのぶ（しのぶの演劇レビュー） (@shinorev) 2016年5月7日
※レビューは2019/05/31に公開しました。
写真は大きな化け物（？）を（被って）演じた新国立劇場演劇研修所1期生の野口俊丞（のぐち・しゅんすけ）さんと、同研修所2期生で、3幕で美加理さんと兄弟役を演じた保可南（たもつ・かな）さん。
2010年のSPAC『わが町』、2013年SPAC『わが町』再演でも、記念写真を撮影させていただいています。
SPAC「イナバとナバホの白兎」と同様、渡辺源四郎商店「青森に落ちてきた男」からもある主張を受け取った（両作とも様々な意味が含まれてますが）。宮城さんが俳優についておっしゃった「私ごときが」という基本姿勢があれば、“外国人”の悪口を軽々しく口にすること、できないと思うんだけど…。
— 高野しのぶ（しのぶの演劇レビュー） (@shinorev) 2016年5月5日
同シンポジウムで、宮城聰さんの言葉。どんな俳優が好きかと聞かれて「私のようなものを許容してくれてありがとうございます、という意識が感じられる人。そういう人は滅多にいない」「大概の俳優は、自分は上手いだろう、いい声だろうという意識が見える」
— 徳永京子 (@k_tokunaga) 2016年5月3日
SPACが神話伝承を読み解く「イナバとナバホの白兎」フランス公演を生中継 https://t.co/rGq6e6Uy8l pic.twitter.com/KtAPnrvYpc
— ステージナタリー (@stage_natalie) 2016年6月10日
ここからネタバレします。※この感想は、パリ公演の後に書きました。
最後はボロ泣きしました。井上ひさし作『ムサシ』のような、不戦の誓いなんですよね。宮城さんは最初から音楽・歌を前面に押し出していらっしゃいました。パリではテロ反対のデモも起こっています。「武器を楽器に」というメッセージが待望されていたのかもしれません。
ただ、フランス国立ケ・ブランリー美術館開館のためのサイトスペシフィックな舞台であるはずなので、野外上演だと本領発揮はできていないだろうと予想します。
ふじのくに野外芸術フェスタ 2016
フランス国立ケ・ブランリー美術館開館
10周年記念委嘱作品
出演：赤松直美、阿部一徳、石井萠水、大内米治、大高浩一、加藤幸夫、榊原有美、桜内結う、佐藤ゆず、鈴木真理子、大道無門優也、武石守正、舘野百代、保可南、寺内亜矢子、野口俊丞、本多麻紀、牧山祐大、美加理、三島景太、森山冬子、山本実幸、横山央、吉植荘一郎、吉見亮、渡辺敬彦
出：宮城聰
台本：久保田梓美 ＆ 出演者一同による共同創作
音楽：棚川寛子
空間構成：木津潤平
照明デザイン：大迫浩二
衣裳デザイン：高橋佳代
音響デザイン：加藤久直
美術デザイン：深沢襟
舞台監督：山田貴大
演出部：横田宇雄
音響：合田加代、原田忍
照明操作：神谷怜奈
照明：加藤悦子
美術：佐藤洋輔、三輪香織、渡部宏規
衣裳：駒井友美子、大岡舞、清千草、高橋佳也子、川合玲子
ヘアメイク：梶田キョウコ、高橋慶光
字幕翻訳：スティーブ・コルベイユ
字幕操作：片岡佐知子
ナバホ族資料翻訳：佐藤聖
演出補：中野真希
技術監督：村松厚志
制作：大石多佳子、丹治陽、仲村悠希
シアタークルー（ボランティア）：麻生雄大、小野英津子、久保田雄介、黒石梨奈、西川小春、西川直宏、平塚敬子、松本孝則、渡邉芙美子
音響・電源：株式会社三光
照明：株式会社アス
会場設営：アートユニオン株式会社
舞台照明機材提供：丸茂電機株式会社
製作：SPAC-静岡県舞台芸術センター
共同制作：ケ・ブランリー美術館
主催：ふじのくに野外芸術フェスタ実行委員会
支援：平成28年度文化庁文化芸術による地域活性化・国際発信推進事
（全席自由）
一般 4,100円［大人1公演］
SPACの会会員割引 3,400円［一般 大人1公演］
ペア割引 2名様で１枚につき3,600円
グループ割引 3名様以上で1枚につき3,200円
ゆうゆう割引 1名様3,400円（満60歳以上の方） ※公演当日、年齢のわかる身分証をご提示ください。
学割 大学生・専門学校生2,000円 ／ 高校生以下1,000円
※公演当日、学生証をご提示ください。
障がい者割引 障害者手帳をお持ちの方2,800円
※付き添いの方（1名様）は無料となります。
※各種割引を組み合わせてのご利用はできません。
※割引をご利用の際は、必ずご予約時にお知らせください。
※全演目パスポート、障がい者割引、10名様以上でのご予約については、電話・窓口のみでのお取り扱いになります。
＜親子室＞
静岡芸術劇場には、乳幼児と一緒にご観劇いただける親子室がございます。（先着3名様）
＜託児サービス＞
［対象：2歳以上の未就学のお子様］
『火傷するほど独り』5/8（日）13:00開演の公演では、グランシップ託児サポーター（ボランティア）による無料託児サービスがあります。ご希望の方は、5/1（日）までにSPACチケットセンターへご連絡ください。
http://festival-shizuoka.jp/2016/program/inaba-to-nabaho-no-shirousagi/
フランス公演：http://spac.or.jp/2016/inaba-to-nabaho-no-shirousagi
※クレジットはわかる範囲で載せています（順不同）。間違っている可能性があります。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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